こんにちはtettoです!
今回は昨年10月から今年1月までに描いたイラストのメイキング動画とその解説をしていきたいなと思います!
・動画はYouTubeの限定公開機能を使っているので、リンクを別のところに貼らないでください。
・tetto自身は美術系の学校の経験が無いため、解説している内容は独学に基づいたものになります。予めご了承ください。
それでは解説の方に参ります!
まず初めは雨の日でも楽しそうに笑う幼馴染ちゃんのイラストです。
この絵は、『残念なことがあっても切り替えて楽しんでいこう!』というようなテーマで描きました。
だいぶ抽象的で深いテーマなのでぱっとシチュエーションが思い浮かばず、この絵の作画に入る前に3日ぐらいは調べ物をしていた気がします。
私の描くTwitter絵は基本的にこの下調べ段階にめちゃくちゃ重きを置いておりまして、ここをしっかりやればやるほど絵の完成度や評価が増すと考えています。
具体的に何をどう調べていたかという話をするとめちゃくちゃ長くなるので割愛しますが、この記事に出てくるほぼ全てのイラストは何だかんだ1日以上は調べ物をしていたりします。
そしていよいよ作画の話になるのですが、作画はおよそ15時間ぐらいかかりました。調べ物もさることながら作画もだいぶ時間をかけています。
特に背景の描写にはかなりこだわってまして、作画時間の多くを背景に使っています。
実は美少女イラストにおいて一番差別化できるポイントって背景なんじゃないかと個人的には思ってまして、というのもTwitter等で活躍されている美少女絵師さんの多くはキャラ単体のデザイン性や性的描写、恋愛シチュ等で伸びている場合が多く、実は背景をゴリゴリに描いた一枚絵をメインに据えてる人はあんまりいません。
私はキャラ単体で戦えるほどデザインセンスが優れているわけではないので、作画にかなり時間がかかってしまうデメリットはあれど、背景を描くようにしています。
特に今回のシチュのように『現実にありそうだけど現実では再現が不可能な場面』を描く場合はどうしても描かないといけなくなるので、描けるに越したことはないんじゃないかと思います。
こちらの絵はスーパーで一緒に買い物している絵です。
この絵を描いていた頃というのはだいぶスランプになってまして、あまり素晴らしいテーマとシチュが思い浮かんできませんでした。
ただ、スランプだからと言ってTwitterに新規絵を投稿するのを辞めるとみんな離れていってしまう(という不安がある)ので、過去に描いたスーパーで買い物するテーマを最新の画力で描き直すことにしました。
この絵のこだわりポイントはもう、とにかく背景です。物凄い時間を描けてリアルなスーパーを描き上げていました。
野菜コーナーを描くと位置的に加工食品か生鮮コーナーが映ってしまうので労力を考えて正直悩みましたが、結局加工食品の一個一個を全て描いています。過去に描いた幼馴染のスーパー絵はどれも店内模様が雑で、正直見返しててキツかったので今度こそ胸を張って見返せる背景を描こうと躍起になってました。
完成絵を見てみるとライティング的にはかなり上手くいったのですが、意外にもキャラがあんまし可愛くなくてびっくりしました。
描いている最中は気づかなかったのですが、引きで見た時の印象ってやっぱ違うなと思います。
色々改善ポイントは見つかりますが、この当時の絵はこの当時のものとして今後描いていく絵では気を付けていきたいなと思いました。
前回に引き続き大きなテーマやシチュが思い浮かばなかったので突如思いついた「メンヘラ女に見えてただ玉ねぎ切って涙が出てる」シチュを描きました。
冷静に考えて玉ねぎ押さえている手で目をこするってありえないんですが、
メンヘラ感を出すにはけがした指や包帯などを見せる必要があったのでこの構図にしました。
やっぱり今までウケてきたイラストと若干方向性が異なったことも有り、評価はあまり気にしていませんでしたが、意外にも好評でよかったです。
恐らく、分かりやすい可愛さを演出できたからじゃないかと思っています。
この絵は「親切な行い」をテーマとして描きました。
もう既に親切な行いをテーマとした絵は描きつくした感があったのですが、道案内シチュはまだだったので、頑張って描いてみました。
前々回の反省として『キャラがまず可愛くないと何やってもダメ』だということを感じていたのでこの絵ではキャラの描写にかなりの時間を割いてとにかく可愛い造形を目指すようにしました。最初描いた棒立ちポージングだとお年寄りの方に寄り添っている感があんまなかったので、途中から重心を左足に乗せるように少し変更しています。
背景に関しては、若干奥のパースが狂っているようにも見えなくもないですが、目立ちにくい位置なのでぱっと見そこまで気になりません。
個人評価としてはかなり上手く描けた絵なのでTwitterの反応もそれなりによかったです。
久々に10万いいねを達成したイラストのメイキングです。
テーマは「感謝」です。
過去に幼馴染が開ボタンを押している絵を描いたことがあるのですが、今回はその逆で開ボタンを押してもらっているイメージを描きました。
実はこの絵はtetto史上初の試みをいくつも行っています。
まずは幼馴染の服装です。今まではピンクと黒を基調とした服装になるように心がけていましたが、もうほとんど地雷ではないようなガーリーな服装にしました。
髪の巻き方も内巻きから外巻きに変え各装飾品についても細かいとこまで描写しています。
次に最初のパース定規作成の段階からアイレベルを斜めに配置していることです。実は今までの絵はアイレベルは水平に固定して描いているものが多く、斜めになっているものは仕上げの段階で絵を傾けたものになってます。しかし、今回の作画ではパース定規を設定する最初期の段階でアイレベルを斜めに置き、斜めでも正面から見て違和感が無いようにキャラ作画をしたおかげで意図せず躍動感が生まれています。この躍動感がちょうどエレベータの扉が開いて歩き出した感じを表現できていてラッキーでした。
最後にモブの表情です。実は今まで描いてきた絵は敢えてモブがの顔が見えない構図で描いてきました。これは、モブの表情が見えてしまうと場合によっては幼馴染に感情移入できなくなってしまうと思ったからです。ただ、今回敢えてモブの表情を描いてみたところ、意外にもしっくりきました。
直近のイラストの中では最高傑作といっても過言ではありません。
絵の躍動感というのがまさかアイレベルの斜め置きで実現可能というのは凄く勉強になりました。
幼馴染ちゃんは何というか保育士が似合ってそうな感じがするのですが、実際の職業は保育士ではないため、保育士っぽい場面を再現できそうなシチュとして猫カフェを採用しました。
前回の絵が高評価だったのも相まって、この絵はかなり力を入れて描いております。
特にこだわったポイントは幼馴染の塗りで、服のシワや影等は結構丁寧に描いたと思います。
絵の評価も良好で、やっぱりほっこりするようなシチュエーションが私には求められているような気がしました。
パースに関しては若干怪しさがありますが、ただ幼馴染を中心に囲うような構図なので、これはこれで絵画的でいいなとも思います。そこら辺のパース崩しを意図的にできるといいなと思いました。
こちら同人誌2冊目の表紙絵になります。
1冊目の表紙絵では幼馴染がスーパーでキャベツを持って笑みを浮かべているイラストでしたが、今回は洗濯物を畳む幼馴染を描写してみました。
1冊目の反省点として、キャラの可愛さをもっと前面に出せていたら良かったなと思っていたので、カメラアングルやポージング、その他小物類で幼馴染ちゃんの可愛さが引き立つように描いてみました。
普段描いている絵はバズを狙っていることが多いのですが、この絵に関しては表紙としての機能を優先させたこともあり、そこまで伸びませんでした。やはり、何かしら共感性のあるものでないと私の場合Twitterではあまり良い結果は得られないのかもしれません。
ただ、この絵自体は割とお気に入りで可愛いので描いてよかったなと個人的には思っています。
配送業者に差し入れを渡すシチュエーションは親切でいいのではないかと思い描いてみました。
事前のネット調査によれば、配送業者がもらって一番嬉しいものはエナジードリンクとあったので、地雷系のイメージであるピンク色のエナジードリンクを渡す絵を描いてみました。
が、実際描き上げて投稿してみるとあんまし評価が良くなくコメントや引用RTを見てみると、エナジードリンクは利尿作用があるからあまり差し入れには好ましくないというような意見がいくつか見受けられました。
「確かに……」
私は主にネットの記事を読み漁ったり動画を見漁って調べるのですが、必ずしも正しい内容が書かれているとは限らないんだなと学びました。
まあただ、反応が悪かったのは単にあまり可愛く描けていなかった可能性の方が高く、実際見返してみるとそこまで可愛くなかったかもしれません。
絵を描くときは必ずサブビュー機能を使って引き構図でも可愛いか確かめながら描く必要があるなと思ったため、この後のイラストではサブビューを画面横にずっと表示しながら描くようになりました。
ネット界隈では結構昔からお会計時の割り勘について議論がされてきました。
たまたま2019年ぐらいの議論を見てしまい、ふと幼馴染とご飯いったらどうなんだろうと思って描きました。
やはり今までの傾向から、キャラがあんまり可愛く見えない絵はそこまで伸びない傾向があったので今回の絵はとにかく可愛く描写できるようにかなり丁寧に描いています。
今回はライティングにこだわりたかったので、最初に描いた色塗り工程を色ラフにしてさらに上から線画を描く手法を取りました。
色ラフを挟むのは結構面倒くさいのですが、ライティングで魅せる場合はこの手法を使わないと最終的な着彩段階でかなり迷いが生じて収集がつかなくなります。なのでたまにこの方式で描いたりもします。
お家でレシート整理をする幼馴染の絵です。
「お金の管理が上手な女性っていいよね」と思い描いてます。
お金の管理と言えば家計簿で、それに関連するイラスト画像を調べるとどれもノートに記帳しているものばかりで少し古めかしいような気がしました。
最近はほとんどのことがスマホ1つで片付いてしまい、実際家計簿もスマホでやるのが主流になってきているみたいなので、ありとあらゆる描写がだいぶ難しくなってきてます。
こういう一発で何をしているのか分からないシチュを描く場合は、画面のあちこちに何をしているか分かるヒントになるようなオブジェクトをいくつも配置します。
今回であれば、財布、スマホとレシートを見比べる幼馴染、捨てられたレシート、捨てられる前のレシート等です。
正直現実世界だとこのように几帳面に家計簿つける場面ってあんまりないと思うのですが、1枚絵で表現する都合を考えれば多少非現実的なこともリアリティ表現に繋がると考えています。
そして、実は今回服のシワに関しては少し特殊でグリザイユ画法を使っています。
グリザイユ画法は凹凸が激しいもののディティールにこだわりたい時に使うと便利な技法です。今回のTシャツはカラープリントがされているので、この手法を使えばナチュラルに見えるだろうと思っていたのですが、やってみた感じ別に普通に塗るのとそこまでディティールに差が無かったです。
グリザイユを使うのであれば、造形が分かりづらくてカラーで直接描きこむのが難しいもので試すのがいいんじゃないかと思いました。
この絵はクリスマスに上げた絵です。
クリスマスということで普段の優しさや親切心溢れるようなイラストとうって変わってちょっとサービス多めのイラストになっています。
もう少し際どい絵にするか迷いましたが、今の路線から急にエッチすぎるのを描くと流石に多くの人が離れていくだろうと思い、ナチュラルな感じにしました。
個人的にはメイキング動画の最初の方に描いていた鋭い顔つきの方が好きなんですが、以前その顔つきで描いた絵が全く伸びなかった苦い思い出があったので修正して柔らかい感じに変更しました。
幼馴染が実家に帰省して家族と談笑しているイラストです。
ちょうど裏で描いていたTWINTALEというマンガに幼馴染の両親が登場するので先見せする形で描きました。何気にこの間宅配員から受け取ったみかんは実家から送られてきたものだと分かるような伏線を貼っていたりします。
私は結構イラスト同士に関連性を持たせることが好きなので、是非細かい描写から世界観を想像してみるのも楽しいかもしれません。
年が明けたので、心機一転本気のイラストを描いてみることにしました。
テーマは普段描いている家庭的な幼馴染です。
特にこだわったポイントはキャラの塗りと背景です。
この絵を見ただけで幼馴染というキャラの人となりがある程度分かるように、小物類を置いてみました。
この1年背景に関してめちゃくちゃこだわってきたので、その成果もあり、背景のディティールがだいぶ綺麗になってきています。昔の絵と比較しても画面内のチープ感がだいぶ薄らいでいるのが分かるんじゃないでしょうか。
背景をいい感じに描くコツは、目の行く場所を細かく描くということです。
画面を見渡して目につく箇所さえしっかり描けていれば絵に対する印象もだいぶ良くなります。むしろ逆に目に着いて欲しくない場所は徹底的に隠したり、もっと目に着いて欲しい場所を強調するなどして視線を逸らしても似たように印象がよくなったりもします。
視線誘導は理論だけで言えばネットにいくらでも説明が載っていますが、正直この視線の流れというのは慣れによるものが大きいと思われます。描き上げた後に振り返ってみてどこに視線が集まっているのかを確かめていき、地道にセンスを磨いていく必要があるように思えます。
久しぶりの同僚絵です。
少し前までの同僚と異なり、髪型を綾波レイっぽく変更しました。
理由としては流石に今までの髪型ではこのキャラをヒロインとして好きになるのは難しいだろうと思ったからです。
サイドの髪を少し過剰気味に内側に曲げて輪郭を隠し、後ろのヘアもウルフカットが目立つように調整しました。過去絵と比較してもかなり可愛くなった気がします。
この絵は背景があまり視線誘導の機能を果たせていなかったのでぼかしてポートレート風にしてみましたが、ちょっと合成感が強くなってしまった印象があります。この表現をもっと確実にやるならカメラの原理についてもっと調べる必要があるなと感じました。
先ほどのイラストの続きのイラストです。
何気に同僚ちゃんのにっこり顔の破壊力はすさまじいなと思います。
カラオケで遊んでいる描写をしたかったのですが、正面顔を見せながらカラオケを楽しんでいるように見せるのは割と難しかったです。というのも、この角度だと100%カラオケルームだと思わせるオブジェクトを配置できる場所が無かったからです。
昔描いた幼馴染のカラオケ絵みたいにデンモクや扉を画面内に置けたら良かったのですが、位置的に厳しかったので今回はマイクとタンバリンとメロンソーダ、そしてミラーボールの反射光等、カラオケっぽいオブジェクトを大量に置くことでカラオケ感を出してみました。
そんな感じで今回は昨年10月から今年1月にかけて描いたイラストのメイキングと簡単な解説をしてみました!
この1年間ずっと1枚絵と向き合ってきた甲斐もあって日を追うごとに作画のクオリティが上がってきているんじゃないかと思われます。
もちろんまだまだ改善点はいっぱいるし、会得していない技法もいっぱいあるので
この調子でさらに凄いものを皆さんにお届けできたらいいなと思います!
それではまたノシ