※この記事は『ヤンデレシリーズ社会人~序盤戦~』記事の続きにあたります。
まだ見てない方は先にそちらの記事から見てください。
fanbox post: creator/11837757/post/1965321
ヤンデレな女の子になぜか好かれてしまう主人公の一生を描いた物語で、かつてTwitterを中心に連載していました。
通常の漫画作品と異なり、断片的な1枚絵によって抽象的に物語が構成されているため、物語の全貌を考察しながら1つ1つの絵を楽しむ形式となっています。
1つ1つの絵は主人公が小・中・高・大・社会人時代の一部を切り抜いたものを表しており、ほぼ全ての過去絵は1つの物語として繋がっています。時代に合わせて主人公やヒロインが成長し、変化していくところも見所です。
序盤戦の時のように本来なら冊子にする予定だったのですが、中盤戦は序盤戦より40枚ほど絵が多く、費用の都合上まだ作っておりません。次コミケに参加する時には少部数でも冊子版を作りたいですね……!
主人公が小学生の頃の同級生目線の話。
転校してきた桃色髪の女の子の態度が気に食わなかった少年ショータはよく桃色髪の女の子によく意地悪をしていた。
しかし、その桃色髪の女の子のそばにはクラスで人気の茶髪男(主人公)がついており、ショータは度々追い払われていた。
逃走するショータはとある女性に激突してしまう。
ショータが激突した女性は、後に主人公の勤める会社の上司にあたる人物(富崎)だった。
この頃の富崎はショタ好きのお姉さんで、ショタが自ら自分の胸に飛び込んできたことに興奮している。
ショータはお姉さん(富崎)に公園へと連れていかれる。
公園に行く際に通る歩道橋で先頭のお姉さんのパンツが見えそうになり、むっつりショータはバレないように覗こうとしていた。
しかし、彼がパンチラに期待していることをお姉さんは既に察しており、バレないように覗こうとするショタの可愛い行動を見てほほ笑んでいたのだった。
肌寒くなってきたある日、公園で遊んでいたショータの背後からお姉さん(富崎)の手が優しく伸びてくる。
どうやらお姉さんが新しいゲームを買ったらしく、暇だったショータはお姉さんについていくことにした。
お姉さん(富崎)が買ったゲームは身体を動かすエクササイズ系のゲームであり、家に家族がいる状態ではスペースが取りづらく遊びづらいものだった。
そのため、お姉さんは周りに迷惑が掛からないようにお家に誰もいないタイミングを狙ってショータを家に連れてきたのである。
決してやましい意味はない、多分。
筋トレをしないとゲームが前に進まないという過酷な状況下でお姉さん(富崎)とショータは何とか区切りのいいところまでゲームを進められた。
筋トレゲーが趣味のお姉さんはまだまだ続きをプレイしたかったが、ショータは疲れ果てていたためこの日はシャワーを浴びずにそのままショータを家に帰したのだった。
筋トレゲーをクリアしてからさらに月日が経った後、お姉さん(富崎)は新作ゲームを購入した。
また以前のようにショータを誘うお姉さんだったが、不審に思った彼に聞いてほしくない質問をされてしまう。
可愛いお姉さんが学校でぼっちなのは信じがたいが、ショタ好きという時点で少しズレているのは否めない。
ハロウィンの日の話。
お姉さん(富崎)とショータは一緒に居ることがとても多かったので、この頃になると二人の仲はかなり深まっていた。
ショータはいつしかお姉さん(富崎)に恋心を抱いてしまう。
そんな彼はある日公園でお姉さんに告白するのだった。
お姉さんもショータのことが好きだったので、ショータの気持ちが変わらないよう、その場で将来の結婚の約束を取り付けるのだった。
重い。
「ねえ、戻ってきてよ…いつもみたいに笑って見せてよ……。なんで、なんでもう会えないの、、、!? 君のせいで私の人生は滅茶苦茶だよ。ほんと最ッ低!! …ねえ、なんか言ってよ……。なんでもいいから、君を感じさせてよ……」
ある日、ショータは交通事故で死んでしまった。
お姉さん(富崎)にとってショータは結婚の約束をするほど大切な人だったので、彼の死はお姉さんに強烈なトラウマを植え付けるのだった。
”この先の人生が楽しいものになるとは到底思えなかった。
だけど命を絶つなんて無責任なことはできないから私は受験勉強を続けた。”
孤独になったお姉さん(富崎)はひたすら受験勉強に明け暮れた。
何か別のことに集中している時は辛い現実を直視しないで済んだのだ。
日本の一流大学に合格し、その後就活も順調に進んだお姉さん(富崎)は株式会社サニーに勤めることになった。
この時既に彼女は仕事人間と化しており、何のために生きているのかも分からないままただひたすらに仕事に明け暮れた。
そんなある日の帰り道のワンシーン。
月日が経ち、富崎は20代後半にして大企業サニーの部長クラスにまで上り詰めていた。
彼女にとって仕事は唯一の救いであり、従業員から仕事を奪っては1人でロボットのように業務を遂行していった。
ショータの死はお姉さん(富崎)のせいではないにしても、彼を守れなかったことをお姉さんは悔やみ続けた。
ショータの死によって、富崎は一生独身でも耐えられるぐらいの強い女になろうと日々努力を続ける。
死んでしまったショータに安心してもらえるように、富崎はさらにさらに孤独の道を歩んでいくのだった。
事故現場にお参りに来る富崎に、ショータは申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
自分のせいでお姉さんの人生を変えてしまったことを悔やみ、彼は呪縛霊として、お姉さんが幸せな人生を歩むことを祈り続けた。
虚ろな目をしながら街を歩く富崎はスーツ姿の青年とぶつかってしまう。
その青年とは主人公だった。
彼の顔を見るなり、富崎はあることに気が付き主人公を自身の会社へと招待する。
主人公を初めて見た時、富崎は彼が自分と同じ表情をしていたことに驚いた。
誰かを亡くしたことによる痛みと苦悩。
愛する人に取り残された者の苦しみを分かち合いたいと思った富崎は主人公を気にかけるようになる。
そうしていつしか富崎は主人公のことが好きになっていった。
そして物語はヤンデレシリーズ社会人編~序盤戦~へと続く。
fanbox post: creator/11837757/post/1965321
主人公が小学生の頃に話は遡る。
5年生時に転校してきた桃色髪の少女(ヒナミ)は学校に馴染めずにいた。
黒髪の男の子(ショータ)や他にもあらゆるクラスメイトから邪険にされていた彼女だったが、唯一主人公だけはヒナミの味方だった。
困ったときに優しく助けてくれる彼にヒナミは初めて恋心を抱いた。
主人公と幼馴染(ヒナミ)は近くにあった山のような場所で秘密基地を作ってよく遊んでいた。
この頃の幼馴染はとても幸せそうだった。
コンビニのイートインでキャラメルを食べようとした主人公は近くに現れた見知らぬ年上女性に脱税だと脅される。
このお姉さんは上司富崎の若かりしJKの頃の姿で、既にこの時二人は一度出会っていたのだった。
年上女性(富崎)に難癖をつけられる主人公の前に幼馴染(ヒナミ)が割って入る。
この頃から問題解決能力が飛びぬけて高かった彼女は対話によって何とかその場を収めることに成功する。
コンビニを後にした二人は秘密基地に向かった。
いつの間にか二人の間には深い絆のようなものができはじめていた。
6年生になった4月のワンシーン。
一緒に登校する幼馴染(ヒナミ)はとてもきれいに見えた。
幼馴染(ヒナミ)の家庭は昔から転勤族だった。
転勤を繰り返す度に彼女は友人関係をリセットしてきたのである。
主人公と出会い、仲良くなったのも束の間、彼女は主人公とお別れしなくてはならなくなった。
引っ越しの前日まで幼馴染(ヒナミ)は主人公にそのことを伝えられなかった。
いなくなると言ったらきっと怒られて、今までの仲のいい関係は崩壊すると思ったからだ。
引っ越しの前日、幼馴染(ヒナミ)は主人公に引っ越すことを告げる。
きっと怒られるだろうと彼女はそう思っていたが、返ってきた反応は違った。
自分がどれだけ主人公にとって大切な存在であるか再認識した幼馴染(ヒナミ)は再び主人公に再会することをこの時決意するのだった。
転校した幼馴染は主人公と再会する方法を考えていた。
夏休みに主人公の元に訪れれば再会することは可能だが、それだけでは長期的に一緒に過ごすことは無理だろうと思い、彼女は自立を目指すことにした。
転勤族の家庭から独立できれば、主人公がいる土地でまた主人公と一緒に暮らすことができると考えたからである。
そして彼女は努力に努力を重ね、高校を中退して主人公の元に現れた。
幼馴染は無策で高校を中退したわけではなく、アパレル会社を起業をして収入を得ていた。
主人公に会いたいという気持ちが18歳とは思えないほどのバイタリティを生み出していたのである。
主人公と離れ離れになった小学生時代から今まで主人公以外のことを好きになったことが無かった彼女は恋愛に関してからっきしダメダメだった。
稼いだお金を使って親を黙らせてきた彼女は主人公に対しても同様にお金で支配しようとするが、それではいけないと思いとどまる。
とある病院から出てきた先輩は帰り道、主人公が知らない女と一緒に居る場面を見てしまう。
先輩は主人公の知り合いを熟知しているが、そこにいた桃色髪の女については知らなかった。
嫌な予感がした先輩は彼女の素性を探るのであった。
数日後、幼馴染とショッピングに行くことになった主人公は公園のベンチで幼馴染を待っていた。
すると、後ろからいきなりだーれだと問題を出してくる。
将来のお嫁さんになるかどうかは知らないが、主人公は声からその人物が幼馴染のヒナミであることを当てた。
幼馴染は主人公に気前よく洋服を買ってあげる。
主人公にちゃんとした服を着てもらいたいという彼女だったが、実際は主人公の匂いが付いた洋服が欲しいだけだった。
主人公が試着室で着替えている間、幼馴染は欲望を押さえきれずに主人公が着ていたインナーシャツの匂いを嗅ぐ。
幼馴染はむっつりスケベである。
何日経っても中々主人公が告白してきてくれないので不安に思った幼馴染はペアリングを買って主人公に迫る。
しかし、ペアリングは流石に距離が近すぎたため、受取はしたもののつけるのはやんわり断られた。
ある日、幼馴染は暗い顔をしていた。
嫌な予感がした主人公は彼女に何があったのか聞いた。
悲惨な目に遭っている幼馴染を守ってあげたいと思った主人公はそっと彼女を抱きしめ優しい言葉をかける。
その言葉は弱った幼馴染にとってとても染みる言葉だったのは言うまでもない。
しかし、彼女は主人公の言葉をそのまま受け取るわけにはいかないと思った。
幼馴染は主人公の手を振りほどいた。
このままいけば主人公と幼馴染は結ばれたかもしれない。
しかし、その結末は果たして二人にとって幸せな人生といえるのだろうか。
彼女が求めていたのは二人の幸せな未来だった。
借金を抱えた自分のせいで主人公を縛るのはよくないと考え、彼女は主人公の元を去っていく。
その後、幼馴染は死に物狂いで自身のアパレル会社を立て直し、5年後ついに株式上場を果たしてしまう。
借金は無くなり、25歳にして億万長者となった彼女は失った自信を取り戻し、主人公と再会するための準備をするのだった。
そして物語はヤンデレシリーズ社会人編~序盤戦~のその後に続いていく。
元上司(富崎)にクビにされ、徒党を組んだ店員(テンカ)にも最終的には裏切られた同僚の女の子は主人公と関わっていることがリスクに繋がっているのではないかと考え、予防線を張るようになる。
主人公の周りの女性陣にろくな女がいないと感づいていた同僚の女の子は主人公と接触しないようにマジックハンドで物を渡していた。
彼女なりのリスクヘッジである。
同僚の女の子はメロンパンが大好きでよくお昼時にメロンパンを食べていた。
美味しそうに食べるその姿を見ていると、彼女はこっちの視線に気が付いて睨んだ。
完全に主人公のことを敵対視しているかと思いきや、気遣ってくれる時もある同僚の女の子。
可愛い。
同僚の女の子は給料袋を貰うと欲しいものが買えると大喜びした。
同僚の女の子はHINAMIーHINAMIというアパレル会社の洋服が好きで、給料の多くを洋服につぎ込んだ。
欲しいものが買えてとても幸せそうである。
ショッピングをし、美容院に行き、休日を満喫した同僚の女の子はふと明日が出勤日だということを思いだして我に返る。
社会人にとって休みの日が終わることほど酷なことはない。
主人公は久しぶりに先輩と飲みに行くことになった。
久しぶり!というが、実際先輩は主人公のことを監視しているので久しぶりではない。
監視していることは主人公は全く知らない。
個室に着くなり先輩は上着を脱ぎだす。まさかのベアトップ姿。
主人公にとって先輩は昔からの唯一の信頼できる知り合いだったので、主人公は社会人になってから起こった数々の出来事を先輩に話した。
時間を忘れて飲み会を楽しんでいるうちに、終電の時間が過ぎてしまっていた。
先輩にホテルに誘われそうになったところ、ふと先輩の後ろを見るとなぜか元上司がこちらを見ていた。
元上司「おいお前、私の男に手ェ出すんじゃねえよ。こいつは今日私の家に泊まるんだよ、分かったらタクシーでも拾って帰りな!」
そう言って間に入り込む元上司。すると先輩は、
先輩「あれ、もしかしてあなたは後輩くんを助けてくれた富崎さんですか?
初めまして宝田と申します! あはは、そんな警戒しなくていいですよ! 私はただ、彼が泊まれる場所を探していただけなので…。後輩くんまたね! またいつでも愚痴聞くよ!それでは失礼します、……夜道には気を付けてくださいね」
と言って帰ってしまった。
主人公を医院長(エリサ)から助けていた時、上司は主人公とどうやったら一緒になれるかをずっと考えていた。
そこで上司は主人公の住むアパートのオーナーになることにしたのだった。
店員(テンカ)に襲われ、医院長(エリサ)に誘拐される一連の騒動によって主人公の住んでいた物件はいつの間にか「いわくつき」物件になっていた。
そのことで主人公には巨額の損害賠償請求がされるところだったが、元上司(富崎)が裏で手を回してくれたおかげでその事態を免れていたのである。
もし元上司がいなければ、主人公はきっと自己破産してホームレスになっていたことだろう。
元上司が大家になった翌日の朝、居間では上司が朝食を作って待っていた。
勝手に部屋に入ってくるのはいかがなものだが、上司には助けられてばかりなので頭が上がらず拒むことができなかった。
残業を終えて自宅のアパートに戻ってくると、元上司が扉の前に立っていた。
元上司「やっと帰ってきたな。で、なんでこんなに帰りが遅かったんだ?? もしかして浮気か?」
そもそも付き合ってすらいないので浮気ではないのだが、相当怒っているようだったので主人公は残業していたことを伝えてその場をやり過ごした。
ふと主人公は元上司に対してとある疑問を浮かべる。
恋愛をほとんどしてこなかった仕事人間の元上司(富崎)はオシャレに関して無頓着すぎた。
持っている服はかつて主人公と飲みに行くためにHINAMI-HINAMIの通販で買った私服とメイド服、それ以外は全てワイシャツとタイトスカートだけだった。
元上司(富崎)の服のバリエーションが無さ過ぎたので主人公は元上司を近くのHINAMI-HINAMIに連れて行った。
元上司「こっちとこっち、どっちが似合うと思う?」
そう言って元上司が出してきたのは生地や縫い目が若干違う程度でほぼ同じなワイシャツだった。
元上司に任せるとワイシャツしか選べないことが判明したので、主人公は水色のワンピースを彼女に勧めた。
自信が無さげな元上司を褒めてみると、彼女は照れ臭そうにした。
家に帰ると、元上司は自室で少女のように褒められたことを喜んだ。
今までファッションにこだわったことが無かった彼女だったが、これを機に色々な洋服を着てみようと心がけるようになる。
ある日、主人公のスマホに1件のLIME通知が来ていた。
確認してみるとそれは幼馴染(ヒナミ)からのランチの誘いだった。
彼女が失踪してから約5年の月日が流れたが、その間に彼女は大躍進を遂げ、HINAMI-HINAMIを日本最王手のアパレル企業にまで成長させていた。
5年間一切連絡が無かったことに腹を立てつつも、彼女の努力を誉めたいと考え、主人公はランチの誘いに乗ることにした。
そして、主人公は5年ぶりに見違えるようになった幼馴染と再会する。
5年間一度も忘れたことがない、という幼馴染の言葉を聞き、主人公はムカついた。
5年前、主人公は借金まみれだった彼女に一緒に頑張ろうと手を差し伸べたのにも関わらず、彼女は1人で全ての問題を抱え込み姿を晦ましたのだ。
当時の主人公は他にもあらゆる壮絶な体験をしていたため、彼女の身勝手な言動が許せなかった。
拗らせまくっている幼馴染の手を引き、近くのファミレスへと連れていく。
この時幼馴染はランチの予約を既に済ませていたが、主人公のいきなりのボディタッチに逆らえずそのまま連れていかれた。
幼馴染に対して言いたいことが山ほどあった主人公はその全てを幼馴染にぶつけた。
そこまで主人公が考えていたとは予想していなかった幼馴染は思わず赤面してしまった。
パフェを食べ終わるころには、5年間のわだかまりは消えてなくなり、昔の仲のいい二人に戻っていた。
しかし、HINAMI-HINAMIに女性と一緒に買い物に行ったという話をしたところ、幼馴染は急に真顔になった。
この時彼女は空白の5年間で主人公の周囲が変化していることに気が付いてしまうのだった。
とある日、家に帰ると胸を強調する服を着た元上司が玄関でお出迎えしてきた。
もはや主人公のプライベート空間は無いに等しい。
居間でしばらく休憩していると元上司が晩御飯のオムライスを差し出してきた。
オムライスの出来はとてもよく美味しいものだった。
食後、元上司はSAPPARIビールを飲んだ。
元上司はお酒があまり強くないので、1缶飲んだだけでご覧の通り酔っぱらっている。
ムラムラしてきた元上司は大家の権力を使って襲おうとする。
権力を振りかざすいつものやり口に主人公も慣れたのか、お風呂に入ると言ってその場を離脱した。
お風呂に入ってくるという言葉を何度も脳で反芻する元上司。
悶々とした状態で時が経つのを待っているとあっという間にお風呂から上がった主人公が姿を現した。
エッチなことをする前に身体を綺麗にしたいと思った元上司はお風呂へ急行する。
お風呂に入るために服を脱ぐ元上司
主人公が入った後の残り湯につかりながらへんたいなことを考える元上司
お風呂から上がった元上司は、唯一持っていた勝負下着を身にまとい、主人公の元へと向かう。
案の定主人公は寝ていた。
けれど元上司はポジティブに襲われ待ちだと思い、主人公の布団の中へと侵入する。
主人公は早朝出勤で早く寝たかったが、そんなことよりも行為をしたかった元上司は悪魔的な誘いをする。
元上司の情熱的なアプローチも虚しく、主人公は元上司を片手で抱きしめて寝る。
思っていたのと違う展開だったが、元上司はこれだけでも恥ずかしくてどうにかなりそうだった。
その後主人公は熟睡し、元上司は寝不足になったという。
会社に早朝出勤することになったのは急遽主人公の昇進が決まったからであった。
どんな役職に就くのかは事前に伝えられていなかったため、主人公はドキドキしながら職場へと向かう。
するとそこにいたのは幼馴染のヒナミだった。
まさかまさか幼馴染のヒナミが自分の会社の社長になるなんて露も思わないだろう。
主人公の新しい役職とは社長の秘書であった。
秘書の資格を持っていない主人公をどうして秘書にしたかといえば、それは純粋に不純な動機からくるものだった。
彼女はHINAMI-HINAMIを捨ててまで主人公と一緒に居たかったのである。
有意な立場に立った幼馴染は抱きしめて欲しいという命令を主人公に下す。
仕方が無いので抱きしめたところ、幼馴染は赤面して手を振りほどいた。
恋愛経験が乏しく、10年以上も主人公のことしか考えてこなかった幼馴染にとって主人公の抱擁は刺激が強すぎたのである。
18歳の頃とはかけ離れた財力を手に入れた幼馴染はその財力を武器に主人公を夫にしようと画策する。
しかし主人公はその幼馴染の発言に失望してしまう。
なぜなら彼女があまりにお金に固執しているからだ。
『お金が無いことは良くないことだ』という薄汚い価値観の押し付けが彼女の評価を落とした。
怒った主人公に対して幼馴染は謝る。
過去に幼馴染が主人公と離れ離れになったのは全てお金が根本原因にあった。
彼女の人生においてお金とは大切なものを守ったり手に入れたりするのに無くてはならないものだったのである。
主人公が高校生の頃に付き合っていた元カノの宇佐美ウサとのツーショット写真。
昼休み、少し時間に余裕ができたのでスマホの写真を整理していたところ懐かしい写真が出てきた。
ツーショット写真を見た幼馴染は自分以外の女の影を察知し主人公に詰め寄る。
空白の5年間に主人公の周囲で起こったことを幼馴染は全く知らなかった。
自分に自信があるので今まで気にも留めてこなかった彼女だが、このツーショット写真を見て、強烈な憎悪を抱く。
今まで主人公のことを放置していたことで変な虫がついてしまったことを幼馴染は強く反省した。
幼馴染は主人公を支配する体制を整えるべく、主人公と強制的に同棲するお仕事をすることにした。
一方その頃元上司は昨晩の出来事を思い返していた。
こんなにも熱烈に誘っているのにどうして毎度ことに及べないのか疑問だった。
そこで元上司はネットで恋愛について検索してみた。
検索結果は散々なものだった。
特に年齢差というものは努力でどうにかできるものでもない。
この時主人公は25歳、元上司は31歳で、6歳も年齢差があった。
ネットの記事の信ぴょう性はともかく、上司は自信を失うのであった。
即日で引っ越しを決めた幼馴染社長は主人公と一緒に主人公の自宅へと向かっていた。
家に着くと幼馴染は主人公に家の鍵を出すように要求した。
鍵を開けるとそこには元上司が立っていた。想像もしない出来事に一瞬場が凍った。
幼馴染は振り返ってこちらに質問してくる。
予想外の出来事に主人公は「ご、誤解だ……!」とさらに誤解されそうな発言をしてしまった。
慌てて「こ、この人は大家さんなんだ……!」と付け加える主人公。
すると幼馴染は何かを察したように態度を改めて元上司に挨拶しだした。
目の前にいる桃色髪の女の方がスペックが高いこと、そして直前に見た恋愛サイトの評価が悪かったことが重なり、元上司のメンタルはスタボロだった。しかし、
元上司はそれでも主人公のことが大好きだったので同族に刺さる痛烈な言葉を投げかけた。
ムカついた幼馴染は隠し撮りしていた主人公との抱擁写真を取り出し、元上司に見せつけた。
主人公「2人ともいい加減にしてくれ!! 付き合ってもいないのになんで彼女面して喧嘩してるんだよ! 俺は恋人として2人を見たことなんかないし! 第一俺には好きな人がいるんだ……!!」
二人の女の争いに耐えられず主人公は間に割って入る。
今までなあなあにしてきた恋愛関係はここから大きく変化していくのだった。
ヤンデレシリーズ社会人編~中盤戦~ (終)
ヤンデレシリーズ社会人編~終盤戦~に続く。
fanbox post: creator/11837757/post/1975353