とある夏のビーチ。
たまには体を休めないとと、仲間に誘われなければ決して来ることなどなかっただろう場所。
水気があまり得意ではないということと活気溢れ賑わう空間をあまり得意としないために強く場違い感を抱き、楽しむ仲間たちに一言断ってその場を離れ、人気の少ない方へと歩いて行く。
喧騒が遠のき、ほとんど聞こえなくなって寂れ始めたあたりで、一息ついた……と思った矢先、不意に数人の男たちが初夏を囲むように近寄ってきた。
何かようなのかわからないが関わるのはあまり得策ではないと思い、反応をしないようにその場を離れようとしたが、進行方向を露骨に塞ぎながら声をかけてきた。
初夏に投げられた言葉はよくあるナンパの文言である、暇なら自分たちといっしょに楽しもう、という感じのもの。であれば余計に付き合う必要もないと、間に合ってるから他を当たれと一蹴し、再度離脱を試みる。
しかし今度は背後から近寄ってきていた男が声をかけてくる。内容は当たり前のように引き留めようとするものならば、いい加減しつこいという念を込めて視線を向けて睨みつけようとして──
男の指につけている宝石の光に意識が吸い寄せられた。
そして何かが入り込んでくるかのような感覚とともに頭に霞がかかり、体に力が入らなくなってしまう。ふらりと倒れ込みそうになるが、それをわかっていたかのように男の一人が肩を支える。
瞬間体に甘い痺れが駆け抜け、蕩けた声が漏れてしまう。呼吸が苦しくなって肩を揺らして供給しようとするのだが、少しも足りなくなるほど熱い吐息として漏れ出ていく。
そんな初夏を気遣うように声をかける男たちだが、口元は欲望に歪みきった笑みを浮かべていた。
霞む意識のはしで、まずい、と危機感を抱くのだが一切体が言うことを聞いてくれない。それどころかどんどん体が熱を帯びていき、下腹部が切なくわなないてしまう。
最早抵抗できるような状態ではない初夏は、男たちに誘導され人の目から完全に死角となる場所へと連れて行かれて──
↓男なしVer
シスターちゃんをやってる最中ではあったんですが、今年はやたらと太ももあたりに虫刺されが発生したので変わりに表現してももらおうと思ってたのですが気づいたら男に囲まれてました……