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Shooting at a college women's dormitory

████国際大学女子寮銃乱射事件 20██年█月██日の午後11時頃、████国際大学の女子寮に 侵入した████・█████(23)が寮内にいた学生らに向け、 所持していた半自動小銃を無差別に発砲、殺害する事件が発生した。 犯行開始から約2時間後、警察に包囲された█████は寮内の食堂 の厨房に立て籠もり、現場に突入した警察の特殊部隊との 激しい銃撃戦の末に射殺された。 最初に犠牲となったのは同大学に在籍する二人の女子学生だった。 フランスからの留学生だったアリーヌ・デュ・マロコ(20)と 彼女のルームメイトの日本人留学生の當間望歌(とうまもか)(19)で、 死因はそれぞれ首の頸動脈や頭部への銃撃によるものだった。 二人を殺害後、大学創立記念パーティーで賑わう寮内の会場に 侵入すると学生らに向け次々と発砲。 パニック状態に陥り逃げ惑いながら寮の出入り口に殺到する 学生らの背後から銃を乱射し次々に殺害した。 事件当日、侵入した犯人が寮の出入り口を封鎖していたという点と、 パーティー会場で流されている大音量の音楽によって二人を殺害した 差異の銃の発砲音が聞き取り難く、学生らが逃げ遅れた事も相まって 最終的に学生ら30名が死亡、16名が重軽傷を負う大惨事となった。 犯人の█████が何故、このような凶行に至ったのかについての 詳しい動機については不明な点が多く、インターネット上では犯人は 過激なカルト集団のメンバー、または悪魔崇拝者だという説や、 同国と敵対する████の工作員説、宇宙人説、レプティリアン説など 根拠の無い噂や陰謀論が飛び交っている。 ───────────────────────── 20██年█月██日の深夜、████国際大学の外れにある 街灯も殆どない道路の路肩に停車した黒いワゴン車の中で、 一人の男が何かの準備をしていた。 その両手に握られているのは、引き金を引く事に一発ずつ銃弾が 発射される半自動小銃で、彼はマガジンを装填し念入りに動作確認を 行った後で、予備の弾薬のマガジンやサイドアームの自動拳銃を タクティカルベストのマグポーチやホルスターに収め、ズッシリと 重いバックパックを背負いながら、車のドアをゆっくりと開けて 外に出ると深呼吸を繰り返した。 何故、こんな事をしようとするのかは彼以外に誰も真相を知らない。 彼自身、その動機については墓場まで持っていくつもりだった。 今までの人生で人を殺した経験なんてゲームの中でしかなかったが この後、自分が何をすべきなのかは分かっていた。 その為に非合法的な手段を用いて、自身の給料の3ヶ月分くらいの 値段がする高価な銃や弾薬等を購入し、働いていた会社も辞めて 何百キロメートルも離れたこの大学までやって来たのだ。 何度も深呼吸をした後、彼は辺りを見渡し監視カメラの死角に なっているポイントから大学の敷地内に素早く侵入した。 夜遅くの時間帯で周囲に人影は無かったが、目の前にある 建物からはズンズンと頭に響くくぐもった重低音が聞こえてきた。 狙い通りに上手くいった事で男は不気味な笑みを浮かべながら、 バックパックから取り出した頑丈そうな鎖と南京錠を取り出すと 建物の出入り口の扉の取っ手に素早く巻き付け、施錠した。 そして非常口から侵入すると扉を閉め、出入り口と同様に封鎖し 誰も逃げられないように退路を塞いだ。 銃を構えながら、ゆっくりとした足取りで階段を登っていくが 非常用の階段もとい通路に人の気配はない。 そして誰にも遭遇することなく、寮内に繋がる扉のドアノブを ゆっくりと回して扉を開け、僅かにできた隙間から覗き込む。 「………全くもう………付き合ってらんないわね………」 廊下に無数にある扉の一つの前で、 金髪の女性が部屋の中に入っていくのが見えた。 何故か分からないがなんとなく、その女性とルームメイトを初めての 獲物にしようと思った彼は後を追い掛け、ゆっくりと扉を開けた……。 ───────────────────────── 「ふぁ〜ぁ………………疲れた」 「もうクタクタ…………シャワー浴びるのは明日の朝早くでも いっか………もう寝よっと」 アリーヌは疲労困憊な様子だった。 創立120周年記念だというのはめでたい事かも知れないが、 あんなに羽目を外してどんちゃん騒ぎするとは聞いていなかった。 ルームメイトの望歌と一緒に参加したのは良かったが、 内気な性格の彼女は流されるままに周りの人にアルコール飲料を 勧められてすぐに酔い潰れてしまい、パーティー開始早々に アリーヌが部屋のベッドの上まで連れていき、彼女の着替えまで 手伝う羽目になった。 望歌の出身国の日本の法律では、飲酒は20歳からと決まっている そうだが、この国の法律では19歳からの飲酒が認められており、 こうしたイベントで隙あらば酒に浸る者が殆どだった。 アリーヌは酒に強い方だったが、どちらかといえば大人数で酒を 飲みながら喧しく騒ぐ宴会よりも一人静かに酒を嗜みたい主義で、 鬱陶しく絡んでくる周囲の学生を何とかあしらいながら、 やっと望歌が寝ている自室まで戻ってきたのだった。 履いていたフラットパンプスを部屋の中で無造作に脱ぎ捨てた アリーヌは、ペタペタと裸足でベッドまで歩いていきそのまま 真っ白なシーツの上に飛び乗ってぐっすり寝ようとした……次の瞬間。 ………………カチャッ。 キィー………パタン。 閉まっていた筈の部屋の扉が開き、またすぐに閉まる音。 そして背後に感じる何者かの気配。 僅かな酔いが覚め、背筋にゾッと冷たいものが走った。 恐る恐る振り返るとそこには………。 「……あ……あなた………誰…」 パアンッ!!

アリーヌが言い終わるよりも早く、向けられていた半自動小銃の 銃口が火を噴き、彼女の喉を撃ち抜いた。 「ゥ……ゲ………ぶっ………ォ゙……ひゅ!!」 そのまま仰向けに地面に倒れたアリーヌの口、そして頸動脈や頸椎を 撃ち抜かれてぽっかり穴が開いた銃創からゴボゴボと赤黒い鮮血が 噴き出し、自身の血が気管支や肺を満たしていく。 「ゔブッ!!………ぅ………ゥ゙………ン゙ォっっ゙!!」 大量出血で出来た血の海に溺れて窒息し、頸椎損傷で身体が麻痺して 力が入らずにビクビクと全身や手足を痙攣させて悶えるアリーヌの 豊満な乳房が、ブルンブルンと激しく揺れ動く。 自分に銃を撃った男にフラットパンプスの中でじっとりと湿った足裏を 向けながら、忙しなく爪先を折り曲げたり開いたりしてのた打ち回る アリーヌのジーンズの股間がぐっしょりと濡れて、小便が滲み出る。





「ひゅー………こ………………ひゅ゛………ゥ゙ゥゥゥーっ゙…………」 「ぅ゙………………ひ………………ュ………ッ…………………」 「けぽ…………っ…………………………」 「……………………………………………………………………………………」


アリーヌの呼吸が止まり、みるみる内に彼女の手足や顔面から

血の気が引いて青白く、血の気のない肌に変色していく。

その後、ピクッ、ピクピクッと何度か身体を震わせた後、

アリーヌはそれっきり動かなくなった。

床には彼女の祖国であるフランスのワインよりも真っ赤な鮮血の

血溜まりが広がっていき、銃創を懸命に手で塞ごうとしたのか、

首の辺りで両手指を折り曲げて硬直させ、掌は血塗れになっていた。





「ふあぁ………うーん……………うるさいなぁ……。 静かにしてよーアリーヌ………………」 その時、奥のベットからアリーヌのルームメイトである望歌が、 寝間着姿に裸足のままで目を擦りながらこちらに歩いてきた。 目の前で倒れているアリーヌを見て、何が起こったのか すぐに気付いた望歌の顔面が一気に青ざめていく。 「あ………あぁっ………あっ………アリーヌ………嘘だよね!?」 「アリーヌっ! アリーヌっ、しっかりして!! なんでどうして………………ヒィッ!!」 「あ……ぁっ………や………やめ…………て………殺さないで………!」 酔いがまだ少し残っていたのと変わり果てた姿のアリーヌに 気を取られていたせいで目の前の銃を持った男の存在に気付かず、 咄嗟に彼の気配を察して前を向いた時には既に、彼の銃口が狙う先は 真っ直ぐ望歌に向けられていた。


「いっ……や………やだやめっ……………やめて……助けて……!!」 「お願い………やめてっ………たすけてころさないで…」 バンッ!! 「へぎゃゔ!! ん………ぎ……ぁあ…………」 望歌の眉間に撃ち込まれた弾丸はそのまま頭蓋骨を砕き、 彼女の脳組織をズタズタに抉りながら後頭部まで貫通すると、 脳漿と血液が壁一面に飛び散った。 まるで壁に縫い付けられるかのように望歌の全身が 軽く吹き飛び、背中を壁に打ちつけるとそのまま脱力し、 ズルズルとその場にへたり込む。 「あ……ぇ? わら………ひ………ゃ………れべ………?」 「ゔ……ぇ………おぅ゙……ぅぅ゙………うぅ゙ゥーっ!」 奇怪な呻き声を上げてカッと見開いた両目をグルグルさせながら、 望歌の全身がガクンガクンと激しく痙攣し、括約筋が緩んで 股間から湯気を放ちながら小便を垂れ流す。



男は望歌を仕留めるとすぐに踵を返し、部屋の外に出ていった。 頭部を撃ち抜かれたにも関わらず、望歌はすぐには死ねなかった。 今までの人生で経験したことのないような耐え難い頭痛、そして 著しい脳組織の損傷により呂律が回らず、思考がぐちゃぐちゃで 支離滅裂になり、身体が麻痺して動かす事が出来ない。 「へ………ひ…………ブぷっ………ぇ゙………」 「あぅォ……ッ゙………オ゛ひゅ………」 そこには日本にいた頃だけでなく、念願の海外留学を 果たしてからも成績優秀の才女と周囲から褒め称えられた 當間望歌の面影は無かった。 ギョロッと互い違いにひん剥いた両目、だらしなく鼻水と口から舌、涎を

ダラダラと恥ずかしげもなく下品に垂れ流す。 仮に助かったとしても、まともに生活すら出来ずに植物状態のまま 病院のベッドの上で一生を過ごす事になるだろう。 「ぇ………ぁう………お゛………………え゛………………っ…………」 「……………………………………………………」 ………どうやら病院暮らしをする必要は無くなったようだ。 階下の寮内のパーティー会場にて幾つものくぐもった銃声と 悲鳴が聞こえてきた頃、垂れ流した小便の水溜りが膝の辺りまで 達すると望歌の頭が力無くカクンと項垂れて、奇怪な呻き声も それっきり一言も発しなくなくなった。 部屋の外で惨劇が繰り広げられる中で徐々に、少しづつではあるが 望歌の顔面、両手、足裏や爪先が土気色に変色していく。





それから約4時間後。


警察の特殊部隊との激しい銃撃戦の末に犯人は射殺され、 ようやく現場の安全が確保されると、警察官等によって 寮内の至る所に横たわる学生の遺体の回収や現場の捜査を 始めた頃には、望歌が頭部から放り出して壁に付着した鮮血や 脳漿もカピカピに乾いていた。 腐敗が進んで全身が赤黒く変色し、生前の頃の望歌とは打って変わって 知性の欠片も無い醜い死に顔を晒していたのだった。



事件から1ヶ月後、望歌とアリーヌの遺体はそれぞれの生まれ故郷の 日本、フランスへと無事に帰国を果たし、丁重に埋葬された事が 二人にとって、そして二人の遺族にとっての唯一の救いだった。




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