ふぇむとさんのイラスト(https://femto.fanbox.cc/posts/2794180)からストーリーを考えてみました。二次創作の許可をいただきありがとうございました。
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「もう…なに……?」
枕元でスマホが鳴る。
横河原沙希は半ば寝ぼけながらスマホを手に取り通話に応じた。
「もしもし…」
『あ!出た!やっぱり寝てたでしょ』
「んにゃ?光姫?」
『私も居るよ〜』
「友梨ちゃんも?」
通話の主は高浜光姫と衣山友梨だった。
「こんなに朝早くどうしたの?」
『なに寝ぼけてんの!』
「ふぇ?」
沙希はおそるおそる時間を確認する。
「わぁぁぁ!!!!」
スマホの時計は8:00と表示されていた。それは光姫たちと待ち合わせをしている時間だった。その時間に目を覚ましたということは遅刻が確定したことを意味していた。
『まったく…いつもの場所で待っててあげるから急いで来なよ』
「ごめーん!」
沙希は飛び上がって登校の準備を始める。
『あはは、みんなで遅刻してローターされようね』
「ん?今なんて?」
『ほら、さっさと準備しなさいよ!』
「あ!そうだった!」
『電話は切るね。ばいばーい』
そういって通話は切られた。
沙希は着替えを急ぐ。
「うわ!自縛したままだった!」
沙希の身体には美しい亀甲縛りが施されていた。昨晩、自縛したまま寝落ちしたらしい。
「うぅ…解くの大変だよ……」
沙希は急いで複雑な縛りを解きにかかった。
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「うぅ…この私が寝坊するなんて……。8:00に集合なら7:55には到着していなければならないのに…」
沙希はワイルドな性格をしている割には時間に厳しいのだ。
辺りを見渡しても他の学生の姿は見えない。急いで準備したが遅刻は免れなさそうだ。
「ごめーん…寝坊しちゃって……」
膝に手をつき、息を荒げながら集合場所に到着した。
「もう!遅いよ!」
「沙希ちゃんが寝坊なんて珍しいねぇ」
光姫と友梨の声に安心し、顔をあげる。
そこには衝撃的な光景があった。
「光姫!?友梨ちゃん!?」
目の前の親友たちは縄で縛られていた。
光姫はコの字になるように後手に縛られており、胸の上下に縄を通され上半身をぎっちりと縛られていた。閂も通され簡易ながらも確かな拘束力のある後手縛りだった。
友梨は光姫よりも縄を多く用いた縛りを施されており、股縄まで施されていた。
「どうして縛られてるの!?また誰かに脅されて……」
「沙希こそ縛られ忘れ?先生に怒られるよ」
「“縛られ忘れ”って…友梨ちゃんもどうしちゃったの?」
「え?だって女子高生は縛られないといけないんだよ」
「なにそれ?!」
沙希は状況が掴めない。
「にしても友梨は気合が入ってるね〜、股縄までしてもらったんだ」
「えへへ〜今日の放課後、お兄さんとご飯に行くんだ〜」
友梨は放課後に沙希の兄と食事に行くらしく、楽しそうに答えた。
「沙希も残念だったね。大好きなお兄ちゃんを友梨に取られて」
「だから、私はブラコンとかじゃないから!」
会話自体はいつもの光姫と友梨だった。しかし、その格好が沙希には到底受け入れられなかった。
「ほら!行くよ!」
「まぁ遅刻は確定だろうけどね〜」
光姫と友梨は学校に向けて歩き始めた。
「本当に縛られたまま行くの?」
「沙希こそ縛られ忘れしたまま行くの?」
「だから!それなに!?」
沙希は困惑しながらも縛られた親友たちと学校へ向かった。