Prologue① → https://nobe.fanbox.cc/manage/posts/6419635
『入れ。』
「ぁう…」
「…何するのさ!」
縄原邸の地下牢まで連行された私たちは牢屋の中に突き飛ばされるように入れられました。
地下牢に着いた段階で猿ぐつわは外してもらえましたが、身体の拘束は依然としてギチギチのままです。
「私たちを帰してください…!」
『無理だ。』
「ふん…女の子を縛りあげて監禁したってバレたら縄原も終わりだよ…!」
優奏は気丈に振る舞います。
『最初に法を犯したのはお前らだろう。侵入者のくノ一諸君。』
「っ…」
返す言葉がありませんでした。流石の優奏も口を閉じてしまいました。
「約束通り、キツく縛り直してやる。まずは反抗的なお前からだ。」
「わっ!急に引っ張らないでよ…!」
黒忍は優奏を引っ張り上げて無理やり立たせました。そして私の目の前に立たせます。
もう一人の黒忍は私の背後でクナイを構えていました。縄を解いた際に抵抗できないようにするためでしょう。用意周到です…。
ブチィ…
ブチィ…
後手縛りの縄と股縄の縄をクナイで切りました。ハラリと優奏を縛めていた縄が解かれました。
「うぅ…痛かった…」
優奏は手首をさすりながら呟いていました。
黒忍は優奏の目の前に紅い麻縄の束を垂らしました。先ほどまでは茶色いものでしたが、今度は“緊縛”用の縄でした。
「なに…?」
「縛ってやるんだから言う言葉があるはずだ。」
「っ……」
これは縄原が得意とする方法でした。縛りを乞わせることで心から私たちを縛りあげようとするのです。
「分かったよ…」
優奏は深呼吸をして、歯を食いしばりながら両手を後ろに回しました。
「……わ、」
そして恥ずかしそうに口を開きました。
「…私を縛ってください……」
優奏が言い終わると同時に、赤い麻縄が優奏の身体に巻かれていきました。
ギチギチ…
ギチギチ…
ギュッ…
胸の上下に縄を通され、閂まで施されていました。
そして縛りはまだ終わりません。
ギチギチ…
ギチギチ…
ギュッ…
首から胸にかけてV字になるように縄を通され、胸の双丘を強調されるように縛られていました。
「ん…ぁ……」
黒忍は縛る手を緩めません。今度は腰に縄を巻き、股縄をするつもりです。
シュル…
ギュッ…
「んひぃ!?」
瘤つきの股縄を通されて優奏は思わず声を出していました。たくさん縛られて艶かしい表情を浮かべる妹の姿に、不謹慎ながらも「かわいい」と思ってしまいました。
「座れ。」
ギュッ…!
「ぁひ…!?」
男が股縄を引っ張ると優奏はその場に崩れ落ちました。その隙に黒忍は優奏の脚を縛っていきます。
ギチギチ…
ギチギチ…
「…恥ずかしいよ……」
優奏は脚を大きく開いた状態で固定されてしまいました。M字開脚縛りというものを施されてしまいました。私に向かって大きく開脚し、縄の食い込んだ股間を見せつけています。とても恥ずかしいのでしょう。顔が真っ赤です。
「優奏、大丈夫ですよ。私も同じように縛られます。あなたは一人ではないのです。お姉ちゃんがついています。」
「お姉ちゃん…」
ごめんなさい。お姉ちゃんにはこの言葉しか紡ぐことはできません。あなたの首元にクナイさえ当てがわれていなければ、縄が解かれた瞬間に黒忍たちを倒せるのに…。
ブチィ…
ブチィ…
私の縄が解かれました。
抵抗しても無駄です。大人しく両手を後ろに回し、黒忍に告げました。
「私を縛ってください。」
「姉妹仲良くお揃いの縛りを施す。」
そうして私にも縄がかけられていきました。
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「縄原様が帰宅するまで大人しくしていろ。」
ガチャリ…
牢屋を施錠し、黒忍たちは去っていきました。
そして牢屋内には縛られたくノ一が残されていました。
「お姉ちゃん…」
「優奏…」
私たちにはお互いの名前を呼んで慰め合うことしかできませんでした。ギチギチの後手縛りに加えて、股縄とM字開脚縛り。まさに手も足も出ません。
「ごめんなさい…私が忍び込もうなんて言わなければ…」
「謝らないでください。ドジをしちゃったお姉ちゃんも悪いのです。」
「でも、こんなに恥ずかしい縛りまでされて…」
改めて自分たちの縛りを見てみます。身体中に縄が食い込んで女の子の丸い身体を強調させています。そして何より開脚を強制されることにより、股縄が食い込んで……。
「優奏は縛られるの、嫌いですか?」
我ながらおかしい質問です。
「…いやだよ、だって何されるか分からないんだよ…」
「すみません。質問が悪かったです。光姫さんたちに縛られるのは嫌いですか?」
「それは好きかも。」
「私も同じ気持ちなのです。正直、縄原さんの部下と言っても知らない人たちに縛られるのはとても怖いです。しかし、優奏と一緒ならなんとかなるかもという気持ちもあるのです。」
「お姉ちゃん…」
「だから私のことなんて気にせずにここから脱出することを考えましょう。ここから出たら光姫さんや、沙希さん、友梨さんと縄抜けの特訓をしましょう。」
「…うん……!」
優奏の表情が柔らかくなりました。怯えているより、笑顔の方が可愛いのです。
「それじゃ、さっそく縄抜けを…!」
ギチギチ…
ギチチ…
後手の拘束を解くために力を入れます。身体が揺れるほど力を入れますが縄は音を鳴らすばかりで解ける様子はありません。
「私も…!」
ギチギチ…
ギチチ…
「ん…キツすぎるよ…」
優奏もあまりの縛りの巧さに悪戦苦闘している様子でした。そして何より縄抜けのために身体を動かすたびに股縄が食い込んで、秘部を刺激するのです。
「んぃ!?」
「股縄ぁ…!」
数分後には二人とも股縄の快感に敗れて縄抜けどころではありませんでした。
『大人しくしていたか?』
そんな時に黒忍ら2名が牢屋にやってきました。
「なんのようですか…?」
『食糧を持ってきた。』
「え…?」
『と言ってもスポーツ飲料のみだがな』
毒でも仕込んでいるのでしょうか…。
『何も入ってない。安心しろ。』
私の心中を見抜いたように黒忍は言いました。
「安心なんてできないよ!縄原の部下なんだし…」
言い返す優奏。そんな態度を見てかもう一人の部下風の黒忍は優奏の元へ脚を運びました。
『気丈に振る舞うのも可愛いねぇ。お股も気持ち良くなっちゃった?』
黒忍は優奏の股縄に手を伸ばします。
「ちょ、何する気!?」
『へへへ、捕まったくノ一の末路なんてえっちなことされるに決まってるでしょ〜』
「いや…私には光姫さんが……」
『いただきまーす!』
黒忍が優奏に襲い掛かろうとした瞬間、リーダー風の黒忍の手刀が部下に命中しました。
『ぐがぁ!?』
黒忍は地面に倒れ、気を失ってしまったみたいだ。
『身内がすまない。教育が行き届いていなかった。』
「えっと…」
『侵入した可愛い女の子は地下牢で丁重に監禁しろ、というのが縄原様からの命令だ。キズになるようなことはしない。』
「どうやら、その言葉は信じて良さそうですね」
『そういうことだ。それでは飲んでもらう』
「分かりました。優奏、飲みましょう。」
「うん。」
男が差し出したストロー付きのスポーツ飲料をごくごくの体に流し込む。久しぶりの水分で生き返る心地だった。
『空調もつけておく。部下が失礼した。』
そういうと黒忍は部下を担ぎ上げて牢屋から出ていった。
「こんなに至れり尽くせりで良いのでしょうか。」
「ま、まぁ酷いコトされるのに比べたら、ね。」
囚人にあるまじき好待遇に驚きつつも、縄原さんが帰ってくる時間は刻一刻と迫っていました。