探偵サークル物語【第9話】その⑥
Added 2022-06-25 10:18:53 +0000 UTCその①~⑤ → https://nobe.fanbox.cc/posts/4031861
「え……どういうこと……」
かすみは呆気に取られていた。
「ふむぅ……」
「んぐ……」
縄尻を持たれながら佳奈とみかんはツバキたちを見ながらくぐもった声を漏らした。
「つまり…主犯は貴方達だった……ってことよね。」
ツバキは確認するように男たちに向けて口を開いた。
「ほう?さすがは探偵サークルってところだな。」
男たちは肯定した。そこでカスミも気づいたようだ。
「日浦さんを犯人に見せかけて…ってこと?」
「そうよ…。」
カスミに頷きつつ、ツバキは続けた。
「私たちが油断するように日浦さんを仲間にして睡眠薬を盛った。そして私たちを縛り終えて用済みになった日浦さんを縛り現在に至ると…。」
「大筋は合っているな。」
「だからこそ疑問なのよ…。どうして私たちを解放したの?縄抜けを成功させた段階で縛り直せば良かったはずよ。ここまで放置するのはリスクを伴ったはず。」
「へへへ、それはお前らのその表情が見たかったからだ。」
「「っ……」」
男たちの邪悪な表情にカスミとツバキは恐怖に陥った。
「希望が見えた後の絶望ほど唆るものはないからな。」
「下劣ね……。」
軽蔑の視線を送るツバキと恐怖に怯えるカスミに縄が迫る。
「さぁ、追い詰められた探偵はどうするかな?」
男は麻縄をちらつかせた。
男の背後には縄尻を持たれた佳奈とみかん。そしてツバキたちの背後には縛られた日浦。
ツバキたちに選択肢などなかった。
「く……」
「ツバキ……」
「…仕方ないわよ……。」
「…耐えよう…ね…」
カスミとツバキは小声で話し合い、静かに両腕を後ろで組んだ。
「降参よ…縛りなさい……。」
「降参……します…。大人しく…縛られます…。」
Comments
ありがとうございます^ ^ ギチギチに縛ってたくさん調教してあげないと!
のべ
2022-06-26 08:30:22 +0000 UTC再び捕まってしまった二人、探偵サークルの皆様がこれからどうなってしまうのか、興奮で震えながら楽しみにしております!
セノジ
2022-06-25 11:50:51 +0000 UTC