はい、タイトル通りです。
今回はちょっと裏話的な部分をば。
まず前回のアンソロが好評で、編集さんから読み切りの聖杯戦線の後ぐらいに「続刊しようって話になってまして~」とお話を頂きました。
つまりはまだ確定してない企画の段階でお誘い頂けたって感じですね。
それもあってアンソロや聖杯戦線でちゃんと存在感示せたんだなぁと嬉しくなりました。
初めて頂いたFGO公式のお仕事が前回のアンソロでしたから、当然「絶対やります!」と即答。
アンソロってギャグ物か、シナリオやキャラに自分なりの解釈を加えたアナザーストーリー的な物を描いたりってのが普通で、
このシリーズみたいに「バトル」という部分に焦点を当てた物はほとんど無いんですよね(実際一巻はまだギャグ要素の強い作品が何点か有りました)
そういう意味でも貴重な機会だったので、前回も今回もガッツリと描き込みまくって仕上げましたが皆様お楽しみ頂けているでしょうか?
Twitterでも呟いたんですが、企画段階で「今回もAUさんに依頼する予定」と聞かされていました。
前回のサンソンvsアスクレピオスが戦闘ではなく「自身の在り方」という観点での対決で、キャラクター性を深く掘り下げていた事。
更に今回芦屋道満を描こうとしているという事を聞いたので、「今回は前回以上に濃い内容になりそうだな」と予想できたんですね。
ならばどうすべきか。
「戦闘描写をガッツリ濃くするのが自分の役目」
キャラを掘り下げるプロフェッショナルがいるのであれば、同じ土俵で勝負する必要は無いし、むしろ自分にしか出来ない事を突き詰めた方が良い。
付け加えると、正直前回戦闘描写にそこまで重きを置いた方がいなかったので、それ故にその部分を楽しみにしていた読者さんから少々厳しい意見も寄せられていました。
そういう側面もあり、自分は前回同様アクション重視に、むしろそれ以上に濃くすべきだろうなと思っていたんですね。
その上で挑戦したのが「台詞いらないんじゃね?」という事。
アクションだけ煮詰め、その流れを楽しんでほしい。
村正と但馬様という精神的に成熟したストイックな二人であるからこそ「言葉は不要」であり、むしろ「それでこそこの二人」と言えるのではないかと。
結果20Pある中で13Pまで一切の台詞無し。
付け加えるのであればその後見開き2Pも台詞が無い(文字はある)ので、実質15/20P台詞無しという内容になった訳です。
成功したのかどうかは読者様方の感想次第なので反応が怖いところですが…w
今回の選出サーヴァントについて。
まず考えたのが「おっさん描きたいな」でした。
前回が武蔵ちゃんvs沖田さんという女性対決だったので、今回はできれば男を描きたいなーと思っていろいろ考えていました。
「老書文先生vsクーフーリン兄貴とかいいんじゃないか」とか「征服vs反逆のイスカンダルvsスパルタクスなんか良くない?」と編集さんといろいろ語り…。
勿論おっさん以外の組み合わせも考えてました。
個人的にやりたかった組み合わせは「カイニスvsモードレッド」ですね。
ガサツコンビの力任せなバトル、いつか機会をもらって描けたらなーと思います。
そんな感じで打ち合わせしていく中でふと編集さんが「村正とかどうです?」と仰ったんですよね。
恥ずかしい事に村正の存在を完全に失念しておりまして、「えっいいんですか!?」とキョドってしまいました。
ちなみに「村正がいたかー!」じゃなく「いいんですか?」と言った理由はネタバレ配慮で描いて良し悪しのラインってのがありまして、村正は微妙なラインだったからですね。
結果OKだったので村正vs但馬様という対決と相成った訳です。
但馬様に関しては同人誌で一度ガッツリ描いているので、戦闘のイメージは既に出来上がっていました。
対して村正は初めてだったので、モーションを研究。
士郎を依り代としている事から、若い身体を活かした大振りな攻撃が多く、更に投影で瞬時に刀を生み出すので、
・アクションはパワータイプで攻めの姿勢
・攻撃は両手を自由に切り替えながら
この二点を重視して構築しました。
結果的に二人の活躍は均等に描けたんじゃないかなと思います。
絶対にやりたかったのはEXアタックの刀を殴って飛ばす攻撃と、「二天一流貰っとくか!」の2つ。
特に後者は武蔵ちゃん推しで通ってる自分が村正を描く上で描かずにはいられなかったので、キメで使わせてもらいました。
宣伝では触れられていませんでしたが、漫画の他にそれぞれの作家さんが作品を踏まえた1枚イラストをオフショット集として描いて収録しています。
最近描いていませんでしたが、良い機会だったので某二天一流娘もそこに登場しています。
曲がりなりにも漫画家兼イラストレーターですので、イラストもガッツリ描かせて頂きましたので細部まで見て頂けると嬉しいですね。
とはいえ今回は連載も掛け持ちながらだったので、背景の何点かはアシスタントさんにお願いしました。
オフショットの背景もアシスタントさんのお陰でメチャクチャクオリティ上がってホクホクでした。(勿論ラフはしっかり描いてお渡ししてますよ)
最近はこういった短編を集めて短編集をリリースする事もあるようなので、あと何作か描いて短編集出せればなーと思います。
まぁその機会を貰えるかどうかもそもそも出版にGOサイン出してくれるかも角川さん次第ですが!
長くなりましたが、今後とも頑張りますのでよろしくお願いします。