平素は格別のご厚誼を賜り厚く御礼申し上げます。
世の中すっかりハロウィンの雰囲気。
本日の仕事を終え、自宅のアパートに帰ると・・・
ハロウィンの仮装らしき、キョンシーの姿をした少女がいた。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
目が合い、お互い黙り込む。
見覚えのある少女・・・そうだ、節分の時の子だ。

平素は格別のご厚誼を賜り厚く御礼申し上げます。 勤務を終え、自宅のアパートに帰ると、小鬼がベッドに寝そべっていた。 「あーあ、小鬼に侵入されちゃったね」 不敵に笑う小鬼。 「鬼を払うための豆、欲しくなぁい?」 そういって人差し指を立てる。 1万円か・・・想定よりリーズナブルだ。 独身サラリーマンの自宅内...
割れた窓ガラス、引っかかったスカート。
どうやら侵入に失敗したらしい。
必死に服のすそを引っ張って体を隠している。
そろそろハロウィンシーズンも終わる時期になり、最後の稼ぎ時で疲労が溜まっていたのだろう。
少女はむすっとしながらハロウィンの定番セリフを口にした――と思いきや。
「ぎぶみーまねー」
何か違う。普通そこは、トリックオアトリート(おかしをくれなきゃいたずらするぞ)とかなのでは・・・
「ぎぶみーまねー(おかねをくれなきゃつうほうするぞ)」
通報するのはこちらでは・・・? という当然の疑問が頭をよぎったが、給料日直後だったこともあり、5万円あげてみた。
体を隠すのも忘れ、口元を弛緩させ恍惚とした表情で栄一に見入る少女。
そしてそんな少女に見入る、というかかぶりつきでガン見する自分。
視線に気づいた少女は次の瞬間、窓から姿を消していた。
――割れた窓に引っかかって残ったスカート。
夜風に揺れるそのスカートをつまみ上げ、保管して飾るための額縁を購入しなければ、などと考えながら、とりあえず窓をふさぐための段ボールを探し始めるのだった。
それではまたお会いできる日までごきげんよう。
ロロ
2024-10-31 10:58:03 +0000 UTC天魔銀
2024-10-29 11:38:56 +0000 UTCすっぴ~
2024-10-29 10:22:16 +0000 UTCがこんがこん
2024-10-29 09:39:09 +0000 UTC三十郎
2024-10-29 09:31:06 +0000 UTCはぐ
2024-10-29 08:49:36 +0000 UTC