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【王女様プロレス3】第二話 対決!スミナVSアエリア

どうもこんばんわ!たこやきです!
過去作の編集だけだしすぐ終わるだろうと思って始めましたが、枚数が意外にあって時間がかかってしまいました! 

ここから続きの展開も書き出さねば。頑張ります
____________________________

決闘の舞台となる侯爵の居城




城内に用意された決闘場では、スミナ・サーフーンとアエリア・エルハライスの二人の伯爵令嬢が、向かい合っていた。





アエリア

「さて 言っておくけれど、決闘のリングに立った以上、逃げ場は無くてよ。

 今日はあなたに格の違いというものをわからせてあげますわ」








パァン!






「私も言っておくわね。
あまり間抜けな顔を近づけないで。
リングの上でもそんな隙だらけじゃ、まともな闘いにもならないわよ」






「っく!この・・・」


「野良犬がぁ!」

 ブンッ!!


ガシッ


ギッチィ!

「んぐぅ!?」

スミナの挑発に対してラリアットで仕掛けたアエリア。

しかしその行動を読んでいたスミナが背後に回り、スリーパーホールドでアエリアを捕らえる。


ギチィ!

「ふん。すぐに頭に血が上るその気性の方こそ、獣のようで見苦しいですわよ?」


アエリアをグラウンドの攻防に引きずり込んだスミナ。

さらにその腕に力を込めてアエリアの首元を締め上げる。


ギチギチ 「うぐ・・・」



ギッシィ! 「んふぅ!!」



ギチギチギチ

「んんっ・・・んっ!」


アエリアが、くぐもった声を上げながら耐え続ける。

体を押し付け、引き付けて、スミナがさらに深くスリーパーを固めていく。



「ぅあああっ!」 ガバッ!

ダン! 「んぐっ!」



ここでアエリアが、体を反転させて脱出を図る。

締め付ける腕を振り払い、逆にスミナを押さえつける!



 「はあっ!!」ギチィ!

それに対し、スミナもすぐに対応する。

アエリアの腕を取って再びグラウンドに引きずり込む。





「・・・あら?何を豚みたいに息んでいらっしゃるのかしら?」

 「・・・え?」



アエリアの腕関節を極めに行ったスミナ。

しかし力を入れて捻ったはずのアエリアの腕は微動だにしない。


逆にアエリアがスミナの頭を鷲掴みに捕まえる。


「それで終わりなら・・・!」



 ズドオン!


「がはあっ!?」




頭を掴んでの強烈なパワーボムで、マットに打ち付けられたスミナ。

後頭部からマットに叩きつけられ、肩から頭までを抜ける衝撃に意識が遠のく。



「ここからはわたくしの番ですわね!」

ギッシィ!!

「んはあっ!・・・うああぁっ!」


そんな動けない状態のスミナを、むざむざ逃がすようなアエリアではない。

すぐさまスミナの背中に馬乗りになり、顎を掴んで反り返らせた。


キャメルクラッチ


相手を無理矢理に海老反りに反り返らせて、首と背中を破壊する力技。

シンプル、だからこそ効果的。

スミナの背骨が軋みをあげて反り返される。




「うあああっ!」


  


「あらあら?これくらいの締め上げで、情けない声を上げますのね?」


ギッシイ!




「ふぐっ・・・!んぐぅ!」


背中に跨られ、背骨を弓形に剃り返される。

背中の痛みと、呼吸困難による苦しみの二重苦がスミナを襲う。


痛みに耐え、顔を鬱血させながらも耐え続けるスミナ。





「・・・はぁ!・・・はぁ!

 らちが明きませんわね・・・」




ズダン! ビキィ!

「!・・・んはあっ!!」

腕の軋む音とスミナの叫びが響き渡る。

腕ひしぎ十字固め!

キャメルクラッチで弱らせたところから、今度はスミナの左腕を壊しにかかるアエリア。

肘が逆方向に伸ばしきられ、靭帯が伸び切る恐怖にスミナが青ざめる。




アエリア「このままこの左腕をちぎり捨てて差し上げますわ!」



スミナ「うっ!っくう!」



全力でスミナの腕を極めるアエリア。

左肘を伸ばされながらも、足の力でズルズルと身体をずらし、逃れようとするスミナ。




ガッ




肘の痛みに耐えながら、少しずつ身体を引きずり、左足がギリギリでロープに届く。

アエリアも悔しさを滲ませながらも、一旦技を解く。



「・・・はあ・・・はあ」

ロープブレークでなんとか一息つくスミナ









 ズドム!

「ごはぁっ!」




「休憩時間じゃ無くってよ!」



しかし、この一瞬が隙になってしまった。

がら空きの脇腹に鋭いトーキックを受けてしまう。

スミナはもんどり打ちながら、脇腹を押さえてうずくまる。


「ふぐう・・・う・・・ああ・・!」

左の脇腹に蹴りが突き刺さり、悶えるスミナ。

そんなスミナの髪を掴んで無理やり立ち上がらせるアエリア。

スミナをロープに押し付けて逃げ場を塞ぐ!



「ふっ!ふっ!ふっ!ふっ!」

ドン!ドス!ドス!ドス!

「ごふ!がっ!はっ!げふ!」


スミナの腹部を抉る、アエリアの膝の連打。

下から繰り返し突き上げて、内蔵を襲う衝撃と苦しみ。

一撃ごとに腹から伝わる衝撃が脳に伝わり意識が遠のいていく。



白目を剥いてロープにもたれかかるスミナ。

アエリアがその腕を腕を引っぱり、逆側ロープに走らせる!





ドカァ!

 「ぐはっ!」


ダァン! 「んはぁ!」



しかし、その勢いを利用してアエリアの顔面をジャンピングニーで蹴りぬくスミナ。





ダァン!


「潰れろおっ!!」


ズドォン!!



「ごふぅ!」

倒れたアエリアを狙ってスミナが高く跳躍し、そこから満身の力を込めたフットスタンプを繰り出す。

腹部に命中したスミナの両足が、ハンマーのようにアエリアの内蔵を叩き潰す。



「んああっ・・・!・・・ゔああっ!!」


スミナの全体重をかけた両足と、リングマットに挟まれて、衝撃を逃がすことも出来なかったアエリア。

胃液を吐きながら、お腹を押さえて転げ回る。



グイッ

 しかし、スミナの攻撃は止まらない。

腹部の痛みと苦しみで動きの鈍ったアエリアの髪をつかみ、無理やり立ち上がらせる。



ドオン!

「きゃっ!!」

そして、すかさずのフライングメイヤー




さらにヘッドロック。

内蔵を踏み潰され、動きが鈍ったアエリアに対し、絞め技で更にスタミナを奪いにかかる。



ギシギシギシ!!・・ギュウ!!

「はぁ、はぁ・・・んあぁ・・!」

息を荒げながら、弱々しくも抵抗を続けるアエリア。

ぐいぐいと腕に力を込めてアエリアの首元をひねり上げ続けるスミナ。





どうにかして技から脱出したいアエリア。

息が切れて、思うように動かない身体を引きずって、少しずつロープへ向かう。


ギチ!ギュウ〜ッ

「んぐ・・はぁ・・・ぜぇ・・・」

逃すまいと踏ん張るスミナ。

締め上げられながらも少しずつロープににじり寄るアエリア。


リング中央からロープ近くに移動するまでにアエリアの呼吸はさらに荒くなり、意識が朦朧としてくる。


「負けるものですか・・・わたしはエルハライス家の長女アエリア

家門の誇りにかけて、成り上がり者になど、負けるわけには・・・」



気力を振り絞り、ジリジリとロープに身体を寄せていくアエリア。

あと身体一つ分。

そしてロープに足を伸ばす。




「逃がさないっ!」

ガッ!ズルズルズルっ!

 ロープブレークはさせまいと、アエリアを引きずっていくスミナ。

再びリング中央付近まで引き戻す。




「なにが家門の誇りよ!

古臭い家の看板を振りかざして、他人を見下す傲慢女!」





「そんな女はこの技で!」


「地獄へ落ちろ!!」

ズン!   ビキィ!

「げふぅ!!」


足を交差させ、垂直に体重を掛けた変形シャープシューター、もしくは変形サソリ固め。

垂直に、一気に腰を落とした事により全体重がアエリアの細い腰に破壊力となって襲いかかる。


スミナのサーフーン家で考案された新技であるが、彼女は知る由もないだろう。

この技は、ある異世界の伝説的選手が必殺技として使用したことがあり、エッジュケイダーとも呼ばれるフィニッシュホールドである事を。



「うぁああっ!離しなさい!この!」


「うるさい!

このまま腰から折れちゃいなさい!」


足首と腰に走る激痛。衝撃でどうしたらいいのか考えることもできない中、アエリアは本能で手を伸ばしマットを這って動こうとし続ける。


ギッシィ!ギシィ!ミシミシ・・・

「ぅああっ!・・・んあぁあ!」



アエリアがのしかかる重みに、リングマットに顔を押し付けながらうめき声を上げる。

ドッシリと上から体重をかけて技を極めているスミナが、アエリアを簡単には逃さない。

両足を巨木の根のように踏ん張るスミナ。必死にもがくアエリアだが、それでも数cmずつ体を前に進めるのが精一杯である。





ズルズル・・・ズズズ・・・!





どれほどの時間が掛かったろうか、少しずつ這い進み、ついにロープのそばまでたどり着いたアエリア


あと一歩、力を振り絞りロープに手を伸ばす。

「ふぐっ・・・んんっ!」




ハシ!

右手が辛うじてロープに届く!

ロープブレイク!



「はぁ・・・はぁ・・・!」

荒い息づかいのアエリアが、へとへとの様子でロープにもたれかかる。


「・・・っく。

・・・本当に往生際が悪い」


アエリアの粘りにスミナも苛立ちを見せる。




「はぁ・・・ぜぇ・・・」ガシ

腰は鈍い痛みと不快な違和感に染まり、視界も朧げなアエリア

手探りでロープを掴み、なんとか立ち上がろうとする。





バコォ!

「はぐっ!!」


左頬が蹴り飛ばされアエリアが声にならぬ音を上げる。

なんとか立ち上がろうとロープにすがるアエリアの顔面にスミナのケンカキックが炸裂する。




 「がはっ!・・・げほっ!・・げほ!」



身体を反り返され続けて消耗しきったところを蹴り飛ばされたアエリア。

力尽きてリングに突っ伏してしまう。

なんとか立ち上がろうとするも、思うように身体が動かない。





ガシ!


そんなアエリアの腰に組み付き、バックを取ったスミナ。

右手でアエリアのふとももを抱え込んで、左腕を腰に回す!

そして!









ズドォン!


「がっはぁ!」

抱え込み式のバックドロップ!美しくアーチを描く軌道で、アエリアを後頭部からマットに突き立てる!




そして美しいブリッジの姿勢のまま、スミナがフォールに入る!


ワン!




ツー!



ス・・!

バッシィ! 「いやぁっ!!」


カウント2.9!

アエリアがギリギリでスミナを払い除ける。



体力もスタミナも意識も、おおよそすべてが消耗している中で、なおも諦めないアエリア。

どう見ても限界の状況で、アエリアが粘りを、名門貴族の気迫を見せる。




「・・・はぁ・・・はぁ」

対して、呆然とした表情で虚空を見上げるスミナ。

これは完全に決まったと確信があったのか。

それだけにこれを返されたのはショックが大きかったか。

猛攻の疲労が出たか肩で息をして尻もちをついたまま動けない。


対するアエリアも、突っ伏したまま立ち上がれない。


両者ともに力を振り絞った死闘。

まさに貴族令嬢の誇りを懸けた決闘にふさわしい一戦。






「はぁ・・!はぁ・・!」

そんな疲労困憊の二人のうちでも、先に立ち上がったのはスミナ。

うつ伏せに倒れるアエリアににじり寄り、髪を掴んで引き起こす。




もはや完全に脱力してしまったアエリアを、なんとか抱え起こして背後を取る。


アエリアの胴にがっちりと腕を回し、再度のバックドロップで息の根を止めに行くスミナ。

「ゾンビみたいな女・・・もう徹底的にやってあげる・・・」



 腰を沈めて溜めを作り、一気に後ろに反り投げる!






バコン!!

 「ふぐっ!?」


しかし、スミナが小さく声を上げて動きを止める。


アエリアががむしゃらに後ろに振り上げた右足が、スミナの股間に直撃していた。




「んぁああっ!!」

 股間の中央は、両足の神経がまとまる神経の束がある。

男女問わずここは人体の急所。

太ももの付け根からつま先までを、電流とともに痺れが走る!



膝が笑い、歩くことも出来ないスミナに向かい、アエリアが全速力で走り寄る!




ドカアッ!

「ぶぐっ!?」


顔面にドロップキックを食らい、スミナが膝から崩れ落ちる。






 「はぁ・・はぁ・・!

 さっさと立ちなさいこの才女気取りが!」

アエリアが倒れるスミナの髪を掴んで引き起こす。



ブン!

 そしてスミナの腕を掴んで、反対側のロープに振って走らせる。


ロープから跳ね返り、足をもつれさせながら戻ってくるスミナ。


そこへ







バコォッ!!

轟音とともに叩きつけるエルボースマッシュ




「がっ・・はぁ!」


ズダァン!

盛大な打撃音が響き、スミナの顎にアエリアのヒジが炸裂する。

ロープの反動で勢いがついたところに入った強烈な一撃を受け、スミナがそのまま後ろに倒れこむ。


「はぁ・・はぁ・・ ぜぇ・・ぜぇ・・」






倒れたスミナはピクピクと小さく痙攣をして動かない。

エルボースマッシュのクリティカルヒットが意識を断ち切ってしまった様子だった。





「・・・・」

__________________





グギュ!

「!・・・っごは!?」




エルボースマッシュで意識を失っていたスミナが目を覚ますと、あろうことかアルゼンチンバックブリーカーを受けた体勢に持ち上げられていた。

「あら?やっとお目覚めかしらお嬢様?

でも残念。またすぐ眠らせてあげるんだけど」



「え、なに?・・やめて!」


「なにを今更・・・

 そんな事を言うくらいなら、最初から喧嘩を売ったりはしなければ良かったわね?」


ギシィ! 

ミシミシミシ・・・

「うああっ!!」


「ふふふ・・・これくらいで情けない声を上げるなんてだらしないわね。

でも、これからが本番なのよ。」





「お前の処刑のね!!」

めぎぃ!!

「ぐぎゅぅ!」

アエリアの両腕に力が込められ、スミナの身体がくの字にひしゃげていく。

もはや抵抗できる余力も、耐える気迫も残っていないスミナ。

「うげ・・・うえぇ・・・!」

めきめきめきめき

背骨から響く異音を聞きながら、苦悶の声を漏らすスミナ。



グルン!

そんなスミナにさらなる鉄槌が振り下ろされる。






グシャァ!!

「!!」


バーニングハンマー

アルゼンチンバックブリーカーの体勢から、後ろに倒れ込んで相手を頭頂部からマットに突き刺す危険技である。


もはや周囲も見えず受け身も取れないスミナは、真っ逆さまにリングに突き刺さり、ぐしゃりとリングに突き立てられた後、その場に崩れ伏した。







「やっと くたばったかしら?」




ガッ!



あえてスミナの顔を踏みつけて フォールにするアエリア

そしてカウントが入る。






ワン!






ツー!






スリー!

「ふふふ。

これに懲りたら身の程を弁えた態度を覚えなさいね♪

あら?聞こえてないかしら?」


____________________________

貴族令嬢 決闘マッチ

スミナ・サーフーン VS アエリア・エルハライス


36分21秒 バーニングハンマー

アエリア・エルハライスの勝利















__________________________



「お嬢様~! アエリアお嬢様~っ!」





「ドドル・・

喜んでくれるのは嬉しいけれど、そんなにはしゃぐものでは無くてよ?

そもそも、私が勝利することなど、最初からわかりきっていたんですからね」







「いえ!違うのです!反乱です!!」

「は?」




「クロマティバル女公爵! シャルリア・クロマティバル殿下が武力蜂起!

 王都はすでに陥落し、女王陛下の消息も不明です!

これは王国の!王国の一大事にございます!!」







___________________________________

次回からは続きのシーンを作って行きます!

お楽しみに!

【王女様プロレス3】第二話 対決!スミナVSアエリア 【王女様プロレス3】第二話 対決!スミナVSアエリア 【王女様プロレス3】第二話 対決!スミナVSアエリア 【王女様プロレス3】第二話 対決!スミナVSアエリア 【王女様プロレス3】第二話 対決!スミナVSアエリア 【王女様プロレス3】第二話 対決!スミナVSアエリア
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Comments

今さらながらですが、アエリアの最初のポーズがたまらない。

守信 神田

ありがとうございますっ。いったいどうなるものか。お楽しみに!

takoyaki

ちょっと試合というよりストーリー物として頑張ってみたいところですっ

takoyaki

次回が楽しみです。

Mortal

良い試合展開でしたが、スミナさん残念です。この後、どうなるかも楽しみです。

守信 神田

あざますっ!お嬢様お姫様の無様な屈服姿はやはり特別な栄養があるのかもしれませんねっ!

takoyaki

Thank you! I'll continue working hard on creating within this world!

takoyaki

最後のスミナさんのやられっぷり最高でした。死力を尽くして闘った末の敗北、踏みつけられ屈服させられる無様な姿たまりません。

billy

100% My favorite story on my patreons. Please make a sequel. I love this world you crafted!

Titanosaurus


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