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【王女様プロレス3】第一話 伯爵令嬢

4年ほど前に作ったコレの続きを作ろうと思って、まずは前作った分の加工から始めておりますっ!

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大陸北東部 とある王国の王宮 





スミナ・サーフーン(19)

この国では建国の英雄が女性だったことから、責任ある立場に女が就く事が多く有る。彼女スミナも、新興の伯爵家であるサーフーン家の後継者である。





この日は、王族や有力貴族たちとの交流のために、王宮で行われているパーティーに参加していた。






スミナ「女王陛下、サーフーン伯家のスミナでございます。」  

 





女王 リムセイア・ラミレシル(17)


「・・・そう。サーフーン家の跡継ぎは優秀だと聞いています。

 貴方のこれからの働きには期待していますよ」



「はい。女王陛下のご期待に応える為、身を捧げて努め励みます。」


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「ごきげんよう、スミナ様」


シャルリア・クロマティバル(21)

聖女エリステラを輩出したクロマティバル家の現当主。

エリステラ以降の王国は、世襲ではなくなった為に王家という扱いではないが、今も破格の大貴族として勢力を誇っている



「!・・・ごきげんよう、クロマティバル公爵殿下。

 まさか私の名をご存知とは思いませんでしたわ」


「知らないわけは無いでしょう?

 若くして領内の商取引を取り仕切るサーフーンの才媛を」


「高名なる女公爵殿下にそのような評価をいただいているなんて、とても光栄ですわ」



シャルリア

「ふふ・・・他人行儀なこと。シャルリアとお呼びになって。

 いずれは王家のために、その辣腕を発揮する時が来るでしょう。

 ぜひその時はお力をお貸しくださいね。」


スミナ

「はい。微力を尽くさせていただきますわ」




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大広間を出て広い廊下の一角で侍女のティアと言葉をかわす




「めぼしい参加者とは挨拶を交わしたわけだけど、ティアから見て、リムセイア女王をどう思ったかしら?」


「はい。なんとも言葉にするのも心苦しいものの、覇気が無い、と申しましょうか。

王宮でも、政務を放り出して閉じこもり、家臣の言葉にも耳を傾けないと、悪い噂があります。

その噂も真実味が出てきましたね。」


「・・・そうね。もう即位から4年。

 

 なにか政務に身が入らない理由でもあるのかしら・・・」





「対してシャルリア公爵殿下はさすがと申しますか。

 態度・礼節・威厳・人柄と申し分無い方でございますね。

 まさに名家であるクロマティバル家の当主にふさわしい方ですわね。

 あの方が女王であればという声があるのも納得でございます。」

 


「そうね。でもその言い方は女王陛下に対して不遜な物言いよ」


「私としたことが・・・」



「気をつけなさい。


 あとは有力者のうち大広間に居なかった方などはいたかしら?」



「そうですね。ガルベシア伯爵家のルシール様とソフィー様は、今回は来ていないご様子です。あとはお嬢様は苦手だと聞いておりますが、エルハライス家の・・・・」









「あら?」



アエリア・エルハライス(19)

「そこに居るのはどこの誰かと思いましたら、スミナさんじゃありませんか?」


「・・・」


「宴の席であちらこちらと飛び回っているのを見ましたわ。ご立派ですわね。媚を振りまく姿が、まさに商人らしいと思いましたわ」


「お言葉ですが、我がサーフーン家は歴とした伯爵家ですが?」





「へつらいと金貨で買った爵位を誇るとは、厚かましいこと。
成り上がり物らしい思い上がりね」







「教養のない方には、へつらいと礼節の差がわからないものです。
エルハライス家ではまともな教育がなされていない事が、貴方を見ていると良くわかりますわ。
・・・落ちぶれたわけです。」







「落ちぶれた?」





「それは・・・当家の事を言ったのか?
 わがエルハライス家の事を!」



「・・・お嬢様!ここは王宮ですぞ!怒りはお納めください!」

「くっ!」





アエリア  「サーフーン家のスミナ。当家への侮辱は忘れなくてよ。
 このままで済むとは思わないことね」


スミナ 「こちらこそ同じ気持ちですわ」



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一月後 サーフーン伯領 スミナの自室



「お嬢様。お手紙が届いております。
エルハライス家のアエリア様から・・・」

「・・・そう。
 内容は大体予想できるけれど・・・
 読み上げてくれる?」



「はい。
 サーフーン家のスミナへ
 エルハライス家のアエリアが決闘を申し込む・・・」


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アエリアから届いた手紙。

それは決闘を申し込む果たし状だった。

指定された決闘の場所は両家ともに交友がある有力貴族、〇〇侯爵家の居城である。

スミナのサーフーン伯領からも、ほど近い距離である。

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「用件のみの、シンプルな果たし状でございましたね
 ・・・さて、どういたしますか。」



「当然、受けるしかないでしょうね。
これで行かなければ、当家の名声を貶める話を吹聴されるでしょう。」
「なにより、わたくしもあの女には、もう我慢がならないもの」









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この国では、剣や槍などの武器を忌み嫌う神々への信仰、そして救国の戦乙女エリステラへの敬愛の念、武を重んじる王国の気風がが結びつき、一つの社会規範が生まれた。


「プロレスは淑女の嗜み」


神々が祝福した、四角い戦いの舞台(リング)の上で行われる徒手空拳での格闘技、

プロレスでの勝利こそが、貴婦人としての権威と名声を手にする上で、最も重要なものとなっているのだ!

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決闘当日 中立の貴族の居城




「よく来ましたわね。
 卑しい血筋でも最低限の誇りだけは持っているのね。褒めてあげる」



「それはありがとうございます、アエリア様。
 名家の誇りなんて空虚なものに縋っている貴方様に、お褒めいただけるなんてとても光栄でございますわ」





「吠えますわね」






「野良犬が!」 バシュ





「血統書付きでも、駄犬というのは居るものですわ」


バシュ



【闘技の指輪】

聖なる格闘技(プロレス)を行うための装束を封印した指輪。

指輪に念じれば、瞬時に各々の指輪に封印された戦装束(リンコス)に換装する事ができる。

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そして



ズゴゴゴゴゴゴ




そして、神々の祝福と加護により、この白の王国では、プロレスに ふさわしい戦いの気配があるところには、光とともに闘いの舞台(リング)が現れるのだ。




アエリア 「神々も私達の闘いを待ちかねているのね。
 さあ、始めましょうか。叩き潰してあげる」


スミナ 「自信満々なところ悪いけれど、潰れるのは貴方の方よ」


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スミナとアエリア
因縁浅からぬ二人が今 神聖なるリングの上で対決する!
果たしてこの決闘に勝利するのはどちらの伯爵令嬢か!

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Comments

加工無しだとどこか未完成な気がしてしまっているのですよね。

takoyaki

いつも楽しみにしてます。加工なしの方が可愛いので加工なしで見たいです。

alen

ありがとうございます!頑張りますよ!

takoyaki

Enjoy the world where an aristocratic young lady wrestles!

takoyaki

このシリーズを楽しみにしています

Mortal

Yay! Greetings from USA! I love this story. An aristocrat maiden wrestling with the princess of the realm. I would defend that realm to the death.

Titanosaurus


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