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黒い館の魔女

「なんで・・・・・・、なんで・・・こんなことに!!」


僕は5年ほど前に旅に出た冒険者。


世界に災いを齎す魔王デアベルを倒すため、神託を受け、王国の命運を背負ってここまで旅してきたのだ。


今まで、本当に沢山の危機を乗り越えてきた。 多くの敵を倒し・・・、魔物の襲撃に苦しむ村々を解放してきた・・・。


十分強くなったと自覚できるくらい実力はついたし、装備も充実していよいよ魔王の城に向かう準備が整ったのに・・・


こんな、辺境の地で冒険が終わってしまうなんて・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・



事の起こりは、魔王の本拠地へ向かう途中に立ち寄った小さな寒村である依頼を受けたことだ。


近くの森に黒い壁の館があり、そこに恐ろしい魔女が住みついているという噂が村で立っていた。

そのことで住民が不安がっているという話を聞き、僕たちのパーティは調査に訪れたのだった。


いざ森の奥に分け入ってみると、そこには確かに黒いレンガで出来た不気味な館があったが、周辺には無害な獣たちがいるばかりで特に危険そうな気配もない。

そもそも村では特に人的被害は出ていないし、実際に魔女を見たという人々の証言すら曖昧なものばかり


今までの魔物討伐の経験からすれば、どう考えても無害な物件だった。


ただ、こんな深い森の中にあってこの豪奢な館は確かに不自然であったし、調査を依頼された手前何も調べないで帰るわけにもいかなかった。

だから、一応中を調べてみることにしたのだった。


万が一魔物に遭遇したとしても、僕らの今の実力なら敵ではない。


完全に寄り道程度のクエストだった。


そのはずなのに・・・・・・。



-----------------------------------



「ううぅぅ・・・っ!!」


暗い廊下の途中、僕は血がにじみでる脇腹を抑え、剣を支えにしてうずくまっている。


抉られた体は毒に蝕まれ、傷は塞がらない。片目は見えなくなり、もはや立ち上がる力さえ残っていない。


生きているのも奇跡的な状態。


足元に広がる血だまりはほんの少し前まで生きていた仲間たちのものだ。



そして、目の前には今にも僕に飛び掛からんとする巨大な怪物が唸り声をあげていた。


怪物の3つの頭は、冷気、炎、毒の息を放ち、闇に光る眼は見つめた相手を石に変える力を持つ。


最高硬度のオリハルコンの装備すら噛み砕く牙からは血が滴り、有毒な息遣いのたびに犠牲者の足が覗く。


その血だらけの足は、故郷のエウレジアを共に旅立ち長年苦楽を共にしてきた弓使いのものだ。


「なんで・・・、こんな屋敷にケルベロスが・・・。」


こいつは、目撃情報だけで大都市の存亡を左右するほどの強大な魔獣。


かつて西の州都で遭遇したときは、苦労して領主を説得した末に数百の兵たちと協力し、3か月かけてようやく討伐に成功したほどの強敵だ。

こんな山奥の屋敷の中で出会うモンスターでは決してない。



こいつを抜きにしても、この黒い屋敷はこれまで潜ってきたどのダンジョンよりも異常だった。


外からの見た目より明らかに広大な空間が広がっており、迷路のように入り組んでいる。


そのうえ中には信じられない強さのモンスターが徘徊しており、それにもかかわらず内装が乱れていない。

打ち捨てられた城や砦がモンスターの巣窟になって荒れ果てることは多いが、ここは下手な領主の屋敷よりも手入れされ調度も整っている。


モンスター達はまるで良く調教された番犬のように、侵入者の僕らだけに襲い掛かってきた。


屋敷に入った途端に入口は固く閉じ、剣でも攻撃魔法でも傷ひとつつかない。

転送魔術による脱出もできなくなっていた。


パーティの仲間はみんな殺され、あっという間に手持ちのアイテムも底をつき、装備もほとんど壊れてしまった。

もはや魔王を倒すどころではない。半刻足らずで全滅するか否かの瀬戸際に追い込まれてしまった。


生き残っているのはもう僕一人。

ケルベロスはまだ腹が満たされないのか、ジリジリと迫ってくる。


もはやここまでなのか、僕は最期を覚悟した。そのとき・・・。


「あらあら・・・、薬草を採りに行っている間にネズミが忍び込んだようね?」


この殺伐した場に相応しくない、少し気怠そうな女性の声が聞こえてきた。


すると、ケルベロスの背後、暗い廊下の向こうから一人の女性が現れたのだった。


黒いマントを纏い大きな帽子を被っている。


体はあまり見えないが、豊かな長いブロンドと帽子の影から覗く顔立ちから妙齢の女性、

それもかなり美しい女であることがわかった。


この死が渦巻く危険な屋敷に似つかわしくない若く美しい女性。


服装からして旅の魔導士か?! 僕たちと同じくこの屋敷に閉じ込められてしまったのかもしれない。


「あ・・・あぶない・・・!! こっちにきちゃ・・・。」


これ以上の犠牲者を出すわけにはいかない。助けなきゃ・・・!! 


だが、僕の思いは空しく、ケルベロスは女性の方へ振り向き足早に彼女の元へ迫っていったのだった。


やられる! 


僕は自分が盾になってでも彼女を助けたいと願ったが、もう立ち上がる力もない。


勇者のくせになんて僕は情けないんだ・・・。 


僕は無力感に苛まれそうになった。だが、哀れな犠牲者の方を見ようと顔を上げると、そこには信じがたい光景があった。



「よしよし・・・、ラヴェリーちゃん、しっかりお留守番ができていい子だわ!!」


突然現れたその女性は目の前の怪物を恐れるどころか、顎を撫でて微笑んでいたのだ。

そしてケルベロスはといえば、子犬のように腹を上に向けて床に転がってしまったのだ。


「な・・・?!」


信じられなかった。


ケルベロスは気位が高い魔獣で、デアベルの軍勢ですら手を焼く存在だ。

それをあんな風に手懐けてしまうなんて。



「貴方は、冒険者かしら? あらあら・・・、ずいぶんと可愛らしいボウヤだこと。」


黒装束の女性は、怪物の鼻先を撫でながらクスッと微笑みかけてきた。


「だめじゃない、人の屋敷に勝手に入っちゃ・・・。

貴方はまだ子供みたいだから許してあげるけど、基本的に盗人はこの子の餌になってもらうことにしているのだからね?」



僕は耳を疑った。人の屋敷って・・・。


彼女がこの屋敷の主?! つまり、この人が魔女?!

そんな・・・、こんなに若くて綺麗なお姉さんが?!



「運が良かったわねボウヤ・・・。すぐに私が帰ってこなければ貴方も死んでいたでしょうね。

これに懲りたなら二度と忍び込まないことよ。」


魔女はケルベロスの鼻先を撫でると、そのまま廊下の奥へと去ろうとする。




「ま・・・まて! まだ話は・・・!! ・・・え?!」



そこで、僕は自分の身体の異変に気付いた。

さっきまで剣を支えにしなければならなかったのに、無意識にすっと立ち上がれたのだ。


毒や火傷でボロボロになっていた身体がすっかり元通りになっている?!

ケルベロスの爪で抉られた脇腹も、折れた骨も、つぶれた筈の左目もすっかり治っている?



「あら、どうしたの? 痛そうにしていたから回復してあげたのよ?」 


「な・・・あっ!!?」


まさか、回復魔法?!

そんな、身体の欠損すら直すほど強力なものなんて聞いたこともない。

それを呪文詠唱も無く、全くのノーモーションで使ったというのか?


「わかったら早くお帰りなさいボウヤ。

私の可愛いペットを傷つけようとしたのは許せないことだけど、

この子もお腹いっぱい食べたことだし、貴方は特別に見逃してあげるわ・・・。」



「・・・・・・っ!!」



間違いない・・・。この女は魔女だ。


それも、村人の噂に聞いていた以上に恐ろしく強大な力を持っている!!


さっきの魔法もそうだが、この屋敷の強力な結界を張り、魔物たちをみんな使役しているなんて、下手をしたらデアベルにも匹敵する魔力だぞ!



「まて! 魔女め!!」


黒いマントを優雅に揺らし去ろうとする魔女は、軽くため息を吐いて振り返る。


「まだ何か用なの? 見逃してあげると言っているのに・・・。」


「うるさい! 僕は勇者なんだ! あの村の危機を見逃すわけにはいかない。

それに、ケルベロスのせいで僕の仲間たちはみんな死んだんだ! 仇を取るまで帰るわけにはいかない!」



一見して彼女に明確な敵意はない。


だが、この床一面の血だまりや肉片を見て眉一つ動かさないところを見るに、人を害することになんの抵抗もないのは明らかだ。


近隣の村々に積極的に害なす気はないようだが、さっきの口ぶりからして過去にも少なくない人間がこの屋敷で犠牲になっているに違いない。


僕らが立ち寄ったあの村でこの魔女についての明確な情報が無いのも今は納得できる。

過去にこの屋敷を調べた者たちはみんなここで殺されたんだ!!


こんな危険な女を野放しにしておくわけにはいかない・・・!!


僕は剣を構える。

装備はほとんど壊れたが、幸いにもこの一振りだけは無事だった。

それに、魔法防御のアミュレットもある。


ケルベロスの物理攻撃は防げなかったが、魔法攻撃を主体とする魔女相手なら相性がいいはずだ!!


「あらあら・・・、そんなにお姉さんと遊びたいの?」


魔女の顔に嗜虐的な笑みが浮かぶ。


「せっかく助けてあげようかと思ったのにねぇ・・・。

勇者と名乗る子たちはどうしてみんなこんなに無謀で好戦的なのかしら?


そんな可愛らしく反抗されたら、私もその気になっちゃうじゃない・・・。」



バサアアァァァァッ!!


彼女は翼を拡げるようにマントを大きく翻す。

妖しい光沢を湛えて波打つ真っ赤な裏地に彩られ、際どい服を纏った豊満な肉体がのぞいた。



「ふふふ・・・、まぁ、いい退屈しのぎになるし、私は構わないけどね。」



魔女のマントは流れるようなドレープを作り、裾を床に垂らしている。

その下の服はとても露出が多く、はちきれんばかりの豊満な乳房や横乳、胸の谷間がはっきりと見える上、布の表面には乳首の形までが浮き出ている。


極限まで成熟しきったあまりに扇情的な女の肉体に、殺気立っていた僕も思わず唾を飲み込んでしまった。


すると、拡げたマントからは濃厚な魔力を帯びた黒紫の光が湧き出でて、たちまち廊下を満たしてしまった。



「う・・・っ、あああぁぁぁ・・・?!」


途端に僕の身体を、甘い痺れと尋常ならざる興奮が襲う。


まさか、魅了(チャーム)の魔法?!


さっきケルベロスから受けた毒と違って痛くも苦しくもない。

だが、はるかに強力で危険な魔力が僕の身体を侵していく。


「どう? 私の魔力は刺激的な味でしょう?」



魔除けのアミュレットは途端にボロボロに錆びて風化してしまった。

僕が魔法の対策をしていたことに彼女は気付いてすらいない。


僕の腕から力が抜けて剣を取り落としてしまった。そして床に落ちた剣はまるでガラス細工のように砕け散ってしまった。


「ふふふっ!! 私の香りと魅了の魔力にもっと酔わせてあげるわ!!

もう逃げられないわよ~? 覚悟しなさい・・・。」


妖しく揺れるマントの真っ赤な裏地から、触手のような妖光が幾筋も伸びて僕に絡みつく。


「ひゃ!! あああぁぁ・・・・・・っ!!」


絡みついた妖光は、溶けあって繭のように僕を包み込んだ。


魔力の塊に取り込まれた僕は、体中に電気を流されたかのように立ったままビクビクと震え、白目を剥いて痙攣した。

そして、股間がぎんぎんにいきりたち、触ってもいないのにビュルルッ!と射精してしまった


魔女はクスッ、と妖しい微笑みをうかべ、マントを広げたまま僕に囁きかける。



「こっちへきなさい。 もっと私の虜にしてあげる!!」


「あ・・・ああぁ!!」



足が勝手に動き、ふらふらと僕を彼女の元へ連れていく。

股間から精液をぼたぼたと滴らせ、僕はみっともなく魔女の命令に従ってしまう。


もう彼女のいいなりだ。



魔女は大きく腕を拡げ、そのまま僕を抱き留めようとするかのようだったが、

何かに気付いたのか、目の前で僕を直立不動のまま固めた。



「あら、これはなにかしら?」


魔女は僕の首からかかったペンダントを見て言った。

旅立つときに貰った冒険者の証。故郷の王国エウレジアの紋章が入ったものだ。



「ふふ・・・、なるほど、貴方、デアベルと戦いに行く途中だったのね?

確か、エウレジアを攻めると言っていたわね。

あの子ったら、相変わらず人間をいじめて悦に浸っているのね。しょうがないこと。」



「な・・・!!?」


あの子・・・?! あの恐ろしいデアベルをこの魔女はそんなに下に見ているというのか?



「あ・・・あなたは・・・、一体何者なんだ!!」


「私が何かって? ふふふ・・・っ!!」


魔女は僕の顔を覗き込むようにその美貌を近づけてくる。


魅了の魔法にかけられた今、彼女の顔が近くにあるだけで僕の理性が崩れそうになる。


「ただの魔女よ? それ以上でもそれ以下でもないわ。

ボウヤ。あなたも他の人間達も、何か勘違いをしているわね?


貴方たちが魔王などと呼んでいるデアベルこそ大した存在ではないわよ?

あれはかつて私が召喚してやった使い魔の一人でしかないわ。元々はそこのラヴェリーちゃんと同じく私のペットよ。」



「そ・・・そんな。」



「ふふ・・・、魔獣と違って悪魔は小賢しすぎるのよね。 この屋敷で私に仕えるより自分で人間達を従えたかったそうよ。

だから、半ば放し飼いの状態にしてあげているわけよ。」



「それにしても、貴方は本当に運がいいわね。 その程度の実力ではデアベルにすら到底勝てなかったわ。」


ブワァァ、バサアアァァッ!!


「わあああぁぁぁ・・・っ!!」



魔女は目の前に立たせていた僕を引寄せると、そのままマントでくるみこみ、ゆっくりと顔を近づける…。


「貴方みたいな可愛いボウヤが戦いで惨たらしく死ぬなんてもったいない。

この私の生贄となり、気持ちよく最期を迎える方が相応しいわ。


たっぷりと教えてあげる・・・。 魔女に盾突いた者がどうなるのかをね・・・・・・。」



魔女は眼を細め、僕の唇を奪った。そして、口を割って舌を滑り込ませ、僕の舌に絡め付かせた。


(ん・・・・・んんんんんんんん・・・・っ!!!!?)


ちゅ・・・・、ちゅぱ・・・っ、ちゅうぅ・・・っ ちゅぅ・・・・、ちゅ・・・・・・っ


僕は、そのキスの激しさに一瞬、腰が抜けそうになった。思わず、身体を彼女から離そうとしたが身体を覆う彼女のマントを振り払うことはできない。

魔女はたやすく僕を拘束し、さらに執拗に唇を貪るのだった。


チュブ・・・・、ヂュバッ・・・・ヂュルル・・・・・、ぢゅうぅっ・・・!!


いやらしい水音を立てながら魔女は口付けを続ける。口と口の接合部から涎がだらだらと滴り、お互いの首を伝い落ちる。


(うぅ・・・・・!! な・・・・なんだこれ・・・・。た・・・・たまらない・・・・!!)


パーティのメンバーだった魔導士の女の子と、夜にいい雰囲気になりキスをしたことはある。しかし、今、味わっている魔女のテクニックはその甘酸っぱい思い出をたやすく塗りつぶすものだった。


(あ・・・あぁ・・・・舌が・・・舌が焼ける・・・・!! 脳が溶けそうだぁぁ・・・・・!!)


「ちゅ・・・ぴちゃ・・・・、ふぅ・・・・・。」


魔女は唇を離す。


僕は頭がトロンとし、危うく彼女のキスで気を失うところだった。


「ふふふ・・・・、美味しい精気をもつボウヤだわ。

活きのいい精気は私の大好物なの、たっぷりとイジメて吸い取ってあげる・・・♪」



魔女は僕を抱いたまま、闇の中へ歩いていく。


「あぁ・・・、やめて・・・!! 離して・・・っ!!」


「ふふ・・・、今さら謝ってもダメ。君はもう私の物にすると決めたのよ。」 



そして、廊下の一番奥の部屋の前までくると、勝手に扉が開く。


中は広い寝室だった。奥の壁には天蓋のついた黒く艶やかなベッドがあり、彼女は僕をそこへ押し倒したのだった。


「あうっ!!」


仰向けに横たわるぼく。

すでに起き上がる力もなくしていた。


魔女も妖しく笑いながら、ベッドのうえに上がってくる。


そして、僕に覆いかぶさるようにまたがり、上から顔を覗き込んできたのだった。



「ふふ・・・、素敵な夜になりそうねぇ? ぼうや?」


長いブロンドの髪が僕の顔にかかり、サラサラと頬を撫でる。


髪で影が掛かった魔女の顔は嗜虐の悦びに歪んでいる。

僕はその表情にゾクゾクと恐怖を覚えたが、それだけではなかった。

魔女に見下ろされ、これから“苛められる”と思うと胸がどんどん高鳴り、興奮は頂点にむけて急上昇していく。


(なんなの・・・、この気持ち・・・!? まさか、僕の心まで魔力に侵されて・・・??)


「あ~ら、そんなに私にイジメられたいの? ぼうや!」



ぶゎさあああぁぁっ!! シュルシュルシュル・・・!!


「っ!! ひぁああああっ??!!!!」


翼を広げた大鷲のように、魔女はマントを大きく広げ僕に襲い掛かる。


僕をくるみこみ、抱き起すとそのまま跨り、正面座位の体勢で僕と抱き合ったのだった。


顔以外は全て大きなマントに覆われ、まるで身体ごと彼女に呑み込まれてしまったようになっていた。



「あぁ・・・、なに!!? なにこれ・・・・?!!」



僕を覆いこんだマントは、シュルシュルと生きているかのように巻き付き、僕の身体中を舐めているかのようだ。

裸に剥かれた僕の皮膚をツルツルと這いまわり、僕をくすぐり犯してくる。


「ひ・・・っ!! あうぅ・・・!!」



「ふふふっ!! このマントに包まれて気持ちいいかしら? 

気を付けた方がいいわよ? その快楽は貴方が酔いしれるほど、だんだん強く巻き付いて、ますます気持ちよく擽っていくわ!

気付いた時には、快楽で理性を失うでしょうね。」



魔女は唇を舐めて濡らし、マントの感触に酔いつつある僕の顔を扇情的に見つめる。


「でも、貴方が狂う様を大人しく見ているつもりはないわ・・・。」


「かわいいボウヤはねっとり、たっぷり犯して、狂わせてあげる方が楽しいわ!」




そして、またしても激しいキス責めが始まる。

柔らかな唇が、僕の口、頬、胸に吸い付く。唇でしゃぶっては舌で舐め、唾液を塗りつけていく。

そのまま、胸全体を舐めては所々を強くしゃぶり、僕の顔も胸板もたちまち痣のようなキスマークだらけにされていく。


ジュ…、ジュプ…、じゅぱぁっ!! ちゅ…ぺろ…、ちゅるる!!


「ぅああぁぁ…・・、は…っ、ぁぁあ……あああん…・・!!」


魔女の口が這うたびに僕はビクビクと身体を痙攣させる。

その唇は魔法の毒でも含んでいるのか、皮膚に残されたキスマークにすらジンジンとした甘い痺れが残留するのだ。


「ふふふ・・・!! こんなに弱くて・・・よく勇者を名乗れるものだわ♥」


魔女は僕の興奮がある程度、高まってきたところで口を胸から少しずらし、乳首に狙いを定める。そして唇をペロリと舐めると


コリッ・・・・


「・・・・っ!! ひゃあああぁぁっ!!」


バネ仕掛けのように僕の身体が跳ね上がる。そして魔女は僕の乳首を甘噛みしたあと、ぬるぬると濡れた唇で乳輪全体を覆い、ちゅっ、ちゅっ、と吸い上げる。


「ああ~~~っ!! だ・・・・だめ・・・、そんなにされたらぁ・・・・、あああ~~~。」


容赦なく押し寄せる快感に僕はじたばたともがくが、魔女の身体と、僕をすっぽり覆うマントが逃がしてくれない。

僕が魔女のキスによがり狂うたびに、真っ赤なテロテロの裏地がざわざわと撫でくすぐり、絶えず刺激してくる。


上半身と下半身の両方を覆う快感に、僕はあえなく最初の絶頂を迎える。


(ん・・・っんんん~~~っ!!!!)


どびゅびゅぶゅ・・・、びちゅびちゅびちゅぅ・・・・!!


魔女は、僕の口から、とろっ、と唾液を引いて唇を離す、そしてぐったりとした僕の顔をみつめて満足げに微笑んだ。


「ふふふ・・・・、おいしい・・・・。これから、もっと気持ちよくなるから楽しみにしてなさい。

果たしていつまで理性を保っていられるかしらね・・・?」


ハァ・・・・、ハァ・・・・、

僕はまだ動悸が治まらず、身体の震えも停まらなかった。


“なんだ今のは・・・・、恐ろしいテクニックだった。 まるで魂を吸い取られそうだったぞ・・・。”


「ふふ、すっかり縮こまっちゃって・・・。もっともっと楽しいことをするんだから。

元気になってもらわないとね・・・・。」




そして、魔女は少しだけ腰を浮かし、射精したばかりの僕の股間に腰を下ろしていく。


べちょ・・・・ヌブブブ・・・!!


「ひいぃ・・・・っ!!」


萎える暇も与えられぬまま、僕のペニスが魔女の膣に呑み込まれていった。


ヌププ・・・・、ヌチュルル・・・・


「うふふ・・・、休ませてなんかあげないわよぉ?」


「あぁぁ・・・・・、はあああぁうぁぁああっっ!!!・・・・・

なんで・・・? どうなってるの~~?!」


敏感なペニスが魔女の熱い粘膜に灼かれ、僕は悲鳴をあげてしまう!


今しがた射精したばかりだというのに、どっぷり濡れた熱い肉洞のなかでたちまち固くはりつめていく。そして、あっというまに暴発直前になってしまった。



いよいよ、これからが本当の地獄と言わんばかりに、魔女は妖しく微笑む。


「あひゃ、ああ・・・・ちょちょっと待って・・まだ・・心の準備がっ・・・。」


「ほほほ・・・、耐えられないのなら、そのまま狂ってしまうがいいわ。」


熱い愛液で満たされた魔性の肉壷にペニスが根元まで呑み込まれると、魔女は僕の顔の目の前に乳房が来るような体勢で、ゆっくりと腰を降り始める。


ぐちゅ・・・、ぐちゅ・・・、ぐちゅ・・・・・・・・・・・っ!!


「あ・・・!! あぁ・・・、ああぁ!!!」


魔女の膣は僕のペニスを強く締め上げ、程よい加減で吸い上げてくる。


「うふふふ♥ 奥の奥から根こそぎ吸い上げてあげるわぁ・・・!!」


(ああぁ・・・、ま・・・また出そう!! 体の奥から・・・・・・!!  き・・・気持ちいい・・・!! だけど・・・怖い・・・・!!)


股間を襲う強烈な快感がたちまち全身に広がっていく。油断したらすぐに理性を持っていかれそうな疼きに僕は喘ぐ。

だが僕の本能が、この快楽に身を委ねてはならないと強く警告してくる。


だが、僕をみつめる魔女の美しい微笑みが、その恐怖をたちまち溶かしていく。

何があろうと、目の前の美女に精を捧げなければという気分に頭が塗り替えられていく。


しかも目の前には、マントの結び目から覗く乳がタプン、タプンと揺れているのだ。


「そんなに、おっぱいが気になるの? いいわぁ、好きなだけ味わいなさい。」


魔女は豊満な乳を僅かに覆うだけの布すらも払いのけ、豊満なEカップの乳房を曝け出す。乳首が斜め上を向き、驚く程の張りがある乳房。拘束されていた乳はブルンと弾け僕の目の前に突きつけられた。



「さぁ、天国へ連れて行ってあげる!」



そして魔女は僕の顔を胸に引き寄せていく。目の前に迫ってくる巨大な肉の塊が視界を埋めていき、僕の顔は深い谷間にずぶずぶと飲み込まれていった。


「うぶぅぅっ!??」


汗で塗れた温かい胸に口も鼻も覆われてしまい。呼吸も出来なくなる。


(ああ~っ!! おっぱい・・・、や・・・柔らかいぃ ・・・・・

でも苦しいぃ・・・・!! 息が…息が出来ない・・・・っ!! ん!・・ん・・・く・・苦しい・・た・・助けて)




「ふふふ・・・っ!! ちょうどいい抱き枕だわ・・・・・!!  こんな可愛い子は身体中で味わわないとね♪」


僕が自分の胸の中で苦しんでいることを肌で感じながら魔女は怪しい笑いを上げる。


そして、蛇のように身体をくねらせ、自らの肉体を僕に擦り付けて味わわせようとしてくる。


「んんっ!! んぷっ!! んんんぅぅううう・・・?!」



飛び散った彼女の愛液と汗がまじりあい、巨大な胸もヌルヌルと濡れている。

魔女が腰をグラインドさせペニスを絞り上げるたびに、巨大なおっぱいもゆれて、


ぐちゅっ!! ぐちゅっ!! と僕の顔を揉み潰す。


僕を初手で狂わせた魔の香りを原液で嗅がされながら、柔らかな圧力に締め上げられる。


僕の頭はたちまち恍惚とし、思考が急速に奪われていった。



「ふふふ・・・さぞや気持ちいいでしょうね・・・!


でも、まだ足りないわ! ほ~ら、私の魔力と匂いが満ちるこのマントを味わいなさい・・・。

快楽の闇にどこまでも堕ちていくがいいわ!!」


シュルシュルシュルルル・・・・・・!!


(ああぁぁ・・・・・・っ!!!)


僕を彼女の身体に拘束するマントがだんだんと強く締まっていく。


そのたびに僕の顔や体は、魔女の肉体に、ズブズブと埋まっていく・・・。


(ああぁ・・・っ!! 潰される・・・!! 溶かされる・・・!!

でもきもちいいぃぃ・・・・・・!! )


びゅびゅびゅるるる~~~!! 


美しく豊満な女体、ツルツルでテロンテロンのマント・・・、


極上の感触で揉みくちゃにされるたびに、彼女の子宮へと精が絞り取られていく・・・。


まるで、革袋の中身を搾りだすように魔女は僕の命を容赦なく吸取っていく。



「極上の快楽に溺れるがいいわボウヤ!!

もっともっと私のナカを貴方の熱い命で満たしてちょうだい!


ふふふ・・・!! ふふふふ!!!」



ぐっちゅぐっちゅぐっちゅ・・・・・・!! びゅるる・・・びゅるるるる!!!


(ああぁ~~~!! た・・・たすけ・・・!! たすけて・・・!!)



地獄の快楽で包まれサンドイッチにされている。まるで、胃袋の中でこなされる食べ物になった気分だ。



「うふふふ・・・!! 誰も助けになんか来ないわよぉ? 来たところで私のオモチャが増えるだけ・・・。


ほ~ら、もっともっとどんどん気持ちよくなるわよ~?

私のカラダからも、マントからも貴方の中に魔力を流し込んであげてるのよ~?


おちんちんだけでなく、全身の毛穴から精気を絞り出してあげるわぁ!」



「んああぁぁぁ・・・、ああぁぁぁ・・・・・・!!」




身体中の穴という穴から射精しているみたいだ・・・!!



「ああ~~ん!! いいわぁ!!

ボウヤを喰らうのはなんて気持ちがいいのかしら。」


魔女はマントを手繰り寄せたまま僕の腰と後頭部に手を回し、さらに強い力でぎゅっと抱きしめる。



ズブブブブ・・・・・・!!


(んんんん~~~~っ!!!)



ついに顔だけでなく後頭部まで胸の谷間に飲みこまれる。


僕の頭は完全に乳房の中に飲みこまれてしまった。



(あぁぁ・・・!! な・・・なにこれ?! こ・・・こんなにおっぱいおおきかったっけ・・・?




おっぱいだけではなかった。僕の上半身下半身も、彼女のたおやかなお腹やふとともに挟み込まれ、肉の布団に沈み込んだようになっている。


もはや抱きしめられているというよりも、彼女の身体の中に埋められているといったほうが正しい状況だった。



(ち・・・ちがう!! 僕が・・・!! ぼくが小さくされているんだ・・・!!

し・・・射精のたびに!! 体がどんどん萎んでいっている・・・?!)





「うふふふ!! 気持ち良すぎてバカになっても、最期が近づくと流石に気付くみたいねぇ?


精気を吸取られるとはこういうことよ。命をぜんぶ吐き捨てて、そのうち貴方の身体は萎んで最後は精子一匹まで退行して私のお腹の中で溶け去るのよ!!」



(ああぁぁ・・・・・・そんな!!  いやだ・・・、こんな地獄の快楽の中で終わるなんて・・・!!)



「いくら暴れても無駄よ~? もう君に私を振りほどく力なんて無いわ。

今まで上げてきたレベルも、戦闘で鍛えた筋力も、体力も、ぜ~んぶ快楽に溶けて捨てちゃったものね~?」



ぐちゅ・・・っ、ぐちゅ・・・っ!! ぐちゅ・・・っ!!!


びゅぶぶっ!! びゅるるる!!


(はぁうぅぅぅぅ・・・!!! きもちよすぎるぅぅぅ・・・・・・!!


ああぁぁ・・・・・・!! やだぁぁぁ・・・っ!! とけるのやだぁぁぁ・・・・っ!!)




「あはははは!! せっかく見逃してあげようと思ったのにね~♪


生意気に私に剣を向けるからこうなるのよ? ボ・ウ・ヤ♥ 


もっとよがって苦しみなさい・・・、その苦痛さえ快楽に変えてあげるわ。

快楽で狂って壊れて、何も考えられなくなりなさい・・・・!! 


私は今までこの屋敷に忍び込んだ何人もの冒険者を、こうやってマントの中で味わってあげたのよ♪


貴方も、終わらない快楽の冥府に堕としてあげる!!」



不気味に蠢くマントの中で、僕の身体は絞られ、蕩かされ、やがて搾り出されるように精液を放出する。


ジュビュルビュルビュルルルルル~~~ッ、ビュビュッ、ビュ、ビュッビュッ!!!



(・・うっうぅっ・・・ひ・・ひぃ・・・ひああああ~~~!!)



甘い匂いと地獄の快楽が凝縮したマントの中で、僕はだんだんと人の形を失っていった。

肉も骨も魂も蕩けて魔女の身体に溶け込み、完全に吸収されてしまった。


ケルベロスに喰われども、最後まで勇敢に戦っていた仲間たちと比べて僕の最後はなんて哀れなんだろうか?


魔女の色香に狂い、快楽で魂まで汚されて、それを恥と思う理性すら無くした僕は・・・。




「ふふふ・・・、そろそろ打ち止めかしら? それにしてもよくここまで持ったものだわ。

勇者を名乗るだけのことはあったということかしら・・・?


冒険者の資質がある者が住む村の周りに、わざわざ弱いモンスターを配置したり。

街道を壊さずに残して置いたり、


デアベルの魔王ごっこはくだらないと思っていたけど、こんなに良質で美味しい精気を持つ勇者を育てることができるなら、もっと誉めてあげるべきかしらねぇ?」



「この子みたいに、ほどよい精気を持った勇者がもっとこの屋敷に迷い込むよう仕向ければ、楽しくなりそうね~。


ふふふ・・・ふふふふ・・・っ!!」




END




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