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アリアズナと藤花、前作主人公のこと。

恐ろしい女吸血鬼アリアズナを巡る前作と現行シリーズのキャラ設定について、本編中では語り切れなかった部分を補完するコラムです。


「吸精の宴」は、前作「吸血鬼の牢獄」のトゥルールート後のお話しの位置づけです。


なので、前主人公は危機を回避したとしても、結局アリアズナの呪いからは逃れられず数年後に餌食となってしまうわけですね。


「吸血鬼の牢獄」にて、アリアズナと出会った主人公は彼女に血を吸われた後、地下室にて彼女と交わってしまいました。


実はこの時点でその後の運命は確定しています。

翌日ガイドに発見された時点で彼の身体は吸い残しの精気から作られた使い魔のものだったので、実質この時点で人間としては死んでいるのです。


ただし、バッドルートでは淫獄を通して彼はアリアズナと交わり続けたため使い魔として利用されますが、トゥルールートではアリアズナが一旦消滅したため使い魔としての能力は発現しないまま終わりました。


一見無事で済んだため、藤花と結ばれ普通の人間として生きていきますが、体は既に魔物に変えられていたということですね。


ですが、結局「吸精の宴」の主人公である息子カイトが生まれて数年で、復活したアリアズナによって精気を吸われてしまうことになるのです。


復活したアリアズナは、前作バッドルートと同様に主人公の夢の中に現れると、淫獄を通して夢の中の城に魂を呼び寄せ精気を奪い始めます。


しかし、前作とは状況が違います。


主人公は童貞ではなくなり年も取っていたので精気の質は前作時点よりも落ちていました。

アリアズナも既にサキュバスを使って精気を集めていたために、使い魔も必要としていませんでした。


既に彼はアリアズナにとって取るに足らない存在になっていたわけですね。

ですが、彼女は自分から逃げた前主人公を決して許しません。


前作バッドでは、主人公を使い魔として育てるため吸い殺さない程度に”可愛がり”ました。

ですが、今作では罰を与えるため、最初から壊すつもりで狂わせ命が尽きるまで吸精します。


年齢により体力も衰えていた前主人公は、アリアズナの責めに耐えられず精神を病んでみるみる弱っていき、カイトが10歳になる頃に死んでしまいました。


そして、葬式の場に現れたアリアズナは魔力の炎で斎場もろとも主人公の死体を焼き尽くし魂を抜き取って淫獄へと連れ去ってしまいました。


前作トゥルールートのガイドと同じく、哀れな主人公の魂はあの世へは行けずアリアズナのマントの中にある快楽地獄で責め苦を受け続けることになってしまったのでした。



一方、前作バッドルートではアリアズナに次ぐ恐ろしい吸血鬼となった藤花はトゥルールートでは数年にわたって前主人公と愛を育み、彼からアリアズナのことを忘れさせていきます。


しかし、トゥルールートの彼女は所詮は普通の人間であるため、復活したアリアズナによってあえなく彼を奪われてしまいます。


子供も産み、年と共に魔力の資質も衰えた彼女もまた、既にアリアズナの関心を引く存在ではなくなりました。


しかし、藤花の魔力の素質と前主人公の使い魔としての能力は図らずも息子であるカイトに受け継がれました。

そして、後にそれが人ならざるものを視る超感覚と、精気を操る能力として発現することになるのです。


その力はアリアズナにとっては前主人公と藤花の旨味を合わせたようなもの。

こうして、カイトは彼女に狙われることになったのでした。


つづく。



Comments

《吸血鬼の牢獄》をやっとクリアできて、本当に素晴らしい作品でした。 違う結末は違うファンタジーを満たす。ちなみに私のお気に入りは遊園地デートの結末です。 私はこの作品を通して、先生の描く女吸血鬼というものが、いかに美しい、しかし恐ろしい存在であるかを、あらためて充分に味わうことができた。 どちらの結末においても、世界がアリアズナ様の手に落ちるのは時間の問題だ。その絶望感と無力感が私は好きだった。 最後の分岐オプションでは、藤花 を助けようとする行為が最終的に彼女を奈落の底に突き落とすというデザインが気に入っています。なんといっても アリアズナ様 は世界を支配できる存在であり、彼女の前ではどんなトリックでも見抜かれてしまう。そして、相手が大切にしているものを罰として破壊する。 全作品の中で私が一番好きなところは、吸血鬼化の藤花が主人公を襲う部分です。吸血鬼になったばかりの子供は、分別もなく残酷な行為をすることが多いということは、先生の多くの作品にも書かれている。しかし彼女たちには何の罪悪感もなく、少女としての無邪気ささえ残っている。そのギャップの激しさに興奮してしまう。特に主人公は自分が人を殺したことに罪悪感を感じているのに、次の瞬間には藤花に罪悪感なく食べられてしまう。このコントラストは本当に素晴らしい。 true endが私を完全に満足させたわけではないが。ところが、その後ろに 镜花、 麗華、 cクロエ・アマリーといった美しい女吸血鬼が登場した。先生はこの時点ですでにすべての作品を結びつけることを思いついていたのだろうか? 最後に素晴らしい作品を持ってきてくれてありがとうございますし、これからもずっと応援していきます。

唯识无垢

完全版は夏ごろに出したいと思っています!

Casapig

カイト君、やはり前作主人公と藤花ちゃんの息子でしたか! 完全版、楽しみにしています!

sengoku

ありがとうございます! バッドエンドがメインルートなのは今後も変わらずだと思います!

Casapig

吸血鬼の牢獄と吸精の宴、ふたつの先行配信版を楽しくプレイさせて頂きました。逃れられない淫獄っぷりがたまりません…!ありがとうございます…!


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