「これが…巨人女の…乳首…?」
「山ってレベルじゃないぞ…」
「乳首だけでこのデカさなら、おっぱい全体なんて島とかよりデカいんじゃね…」
男たちは壮大なスケールの乳首に圧倒される。
巨人の少女のスケール。
人類の矮小さを思い知らされる。
恐怖で腰が抜ける男たち。
不意に、そんな彼らに追い討ちをかける衝撃と振動。
ズウウウウウウーーーーンンンンンンンビリビリビリ…
「ヒ…」
「な、なんだ!?」
「今の…声か…!?」
「俺たちの方みてる?」
男たちは恐怖にかられ、抜けた腰を引き摺りながらでも這いつくばり前に進む。
実験とは、この巨人少女の能力値を測定する実験である。
正式名称は、
「大陸‐惑星‐銀河‐宇宙級:超巨大生物兵器:巨人15号」である。
研究者間では「いちご」という呼称もされる。
実験時は基本的に「大陸級」で維持してもらう。長期の実験の際は定期的に、元のサイズまで戻り「発散」をしてもらう必要がある。発散を怠ってしまい、暴走モードに移行し、「多元宇宙災害」に進展した前例がある。
「性的興奮」により「乳首」による破壊効果が向上する。
質量が倍増され質量兵器としての威力も増す。
そのためより効率良く被検体に「性的興奮」を与える方法を探るという目的のもと、今回の実験が実施された。
戦闘機や核兵器などの「矮小兵器」による実験も行われる。
(余談だが、この呼称は巨人女性の兵器運用が本格化した際に作られた言葉である。宇宙規模の戦争では何ら戦力となりえない旧文明の機械兵器等を「矮小兵器」と呼ぶ。宇宙規模の絶大な抑止力を持つ兵器を「巨大兵器」あるいは「巨人兵器」と呼ぶ。巨人女性の肉体そのものは勿論、咽喉・乳首・尿道・肛門等、の生物兵器である。)
矮小兵器では物理的刺激は与えられず興奮作用は少ない。
特に無人兵器の場合は全くと言っていいほど興奮作用は無い。
一番効果が見られるのが、「人間」である。
つまり、実験協力者達に「登山」をさせる。
人の肌が触れる方が興奮する。というような旨を本人も述べている。
しかし、本音は違うだろう。
この巨人少女は類稀なる生粋の「サディスト」だ。
自分の乳首の上を数千万の非力で矮小な虫けら人類が右往左往するのが好きに違いない。
そして、それらの微細すぎる肉粒を自らの肉で容易く理不尽に消し去る快感に取り憑かれた病的変態サイコパス女。
こういった事情から、彼女の意向も強くあり、この「登山による実験」は定期的に開催される。
以下の事項は登山実験の際協力者に提示された情報である。
※※※
超巨大乳首登頂時の注意事項 ・母乳の滝のルートは避けること。 ・乳口に近づきすぎると乳腺の呼吸に巻き込まれる恐れあり。万一吸入された場合は救助不可。 逆に排気に巻き込まれ舞い上げられた場合、そのまま巨人の鼻孔に吸入される恐れあり。 ・巨人の鼓動のタイミングで両耳を塞ぎ大きく口を開けること。 ・興奮させてしまうと大規模勃起災害発生の恐れあり。人体や航空機等は爆散。 ・意図的に指や唾液で潰されることもあるので頭上注意。 ・緊急時は巨人女性管理課に通報すること。くれぐれも巨人本人に連絡を入れないこと。(元クラスメートでL◯NE等で繋がりがある場合も例外ではない) ・通常の登山ではゴミ捨て厳禁だが、当山は例外。巨人本人からすれば人間がゴミと同等かそれ以下のため、登山者は、巨人の機嫌次第で圧縮処理、又は捕食の危険あり。 ・本人の写真等のアップロード厳禁。出身惑星を割り出され惑星ごと、写り具合によっては世界線ごと圧縮処理又は捕食される恐れあり。( 本人曰く下から撮られると『モれない 』とのこと) 本実験の生存者は50億円を獲得する。 また、万一生存できなかった場合、その遺族は5億円を獲得する権利を有する。 ※※※
最後の2文に関して。
この2文が言わば参加者の原動力なのは言うまでもない。
二文の内の前文は実質意味をなさない。
何故なら生存確率はゼロだからだ。
遺族もあくまで「権利」を有するだけである。つまり、いくらでも誤魔化すことができる。
要は詐欺のようなもの。
それに加え、更に詐欺広告で参加者を爆増させた。
彼女のバストアップ写真、巨人と分からないような写真と共に、 『この娘の左乳首を制覇したら50億円あげます』というテロップを貼り付けた広告。
この『詐欺です』と言っているような、分かり易すぎる文言に釣られた、「下半身に脳を移植したような男たち」も主な参加者だ。
・金に困っている者
・変態の者
・金に困っている変態の者
以上3種類の人間が参加する。
それらの無知な人間が何も知らされず気が付けば、ピンク色の大地に居る。
そこは巨人女の左乳首の上。
参加者の鼻孔が甘ったるい匂いに襲われる。
乳腺や毛穴から出るメスフェロモンだ。
上空からは別の種類の甘ったるい匂いが降り注ぐ。
巨人の唾液腺から分泌されるネットリとした涎のニオイだ。
巨人少女の顔面を認識して初めて自分たちが
山のような乳首の上に居ることに気付く。
巨人が口を開く。
と、極めてシンプルに理不尽なルールを説明する。
毎度、総勢数億人単位の人がこの企画に押し寄せる。
もちろん、それだけの規模の人口が「消費」されてしまえば、地球の人口はすぐに尽きてしまう。
そのため、募集範囲は様々な惑星、様々な世界線を越えている。
仮に五億人が参加した場合、(絶対にあり得ないことだが)五億人全員が生存したとする。
その場合の賞金は50億円×5億人、2.5京円という額になる。
我々の組織はその額を払うことは、できる。
痛くも痒くもないコストだ。
その程度の財力がなければ、「巨人兵器」の収容・管理・運用はできない。
いや、
現段階でも彼女達の収容・管理・運用を完璧に行えているわけではない。
人間が何兆人集まろうと、物理的に巨人兵器を制御出来るわけがない。
精神的にある程度操ることは可能である。
「巨人様のご機嫌」を取りながら、という関係であるが…。
※※※※※※
彼女の鼻息が轟く。
無数のヘリが虫のように群がる。
並のヘリなら呼吸の衝撃波や音圧で爆縮するが、これらのヘリ最新鋭の特殊シールドが張られているため、無事でいられる。
大半は研究員が命懸けでデータを回収するために飛んでいる。
しかし、例外のヘリもあった。
カメラを彼女に向けて、マイクを持った男が叫んでいる。
「巨人の顔面です!ど迫力!
デカアアアアアアイイイ!!
まるで…怪獣が蟻のように思えるほどの圧倒的超巨大な顔面!」
テレビ局の生中継だ。
「なんという壮観でしょう…!」ローアングルなのでブサイクに見えます!!
公式の宣材写真とは別物です!!
鼻毛も濃いです!
全世界にこんな無防備な顔さらして、恥ずかしく無いんでしょうか!? あ、歯に緑色なので山◯線でしょうか、満員…何両も…歯垢の間に埋もれています!ビルも!
あっ、だらしなく口から、涎の滝が! 先ほどからヘリの中まで匂いが充満しております…涎臭さというか、口臭といいますか、臭くは無いのですが…むわぁあああっと、頭がクラクラする匂いです!
無理もありません!
だってスカイ◯リーサイズの毛の歯ブラシはこの世に存在しないからです!
歯を磨いていないのでしょう!!
むわむわと臭う唾がドロドロと流れ落ちています!!」
男性アナウンサーが甲高い声で早口で叫ぶ。
「おおおおおおっとおおおお!!!
これは…鼻毛が凄い
凄まじい吸引力!!!
ああっと、無数のヘリが鼻毛ジャングルの洞窟にいいい!!吸い込まれて!
わたしたちも離れないとまずいです!操縦士さん頑張ってください!!」
テレビ局のヘリは、運良く吸引が止まり、鼻息が生み出す気流に乗り一気に高度が上がる。
「きょ、巨人の眼です! こちらを見ているのでしょうか!? 凄まじい恐怖です!! い、今から巨人の少女にインタビューを試みます!」
巨人の極厚の横隔膜が振動し声帯が衝撃波を生み出す。
「いっ!!?ひぃ!巨、巨人の声でしょうか!!?凄まじい重低音!!ヘリが歪んでいます!!強化バリアがなければペシャンコでした!
おおおおいいいいい!
きみいいいいい!!
聞こえるかああああ!!!?」
「うるせえええええ!!!
声でけええええええ!!!
鼓膜が破れそうです!!
おおおおいいいい聞こえるかなああああ!?
あ、やっぱり聞こえないようで…」
アナウンサーの顔がみるみる青白くなる。
「え…?と…もしかして聞こえてたり…します…か?」
「ヒッ…」
男性アナウンサーはヘリから落ちそうになろうと、土下座をしながら叫ぶ。
「あ、あの…聞こえてたとは知らず…!
申し訳ありません!
聞こえてないと思ってたので、少し失礼な発言があったかもしれません…!
いえ!そもそも全てテレビ用の演技でした!そ、そう台本があるんですよ…」
少女の怒気で大気が歪む。
「ハヒ…スミマセン…あの、…わたくしテレビの者で、撮影してました…」
「え?はい…えっと…何を?ですか?消すとは…」
「あ、これ中継なので無理…」
彼はそこまで言って、口を滑らせたことに気付く。
が、後の祭り。
巨人の体内の血流が早くなり、不気味な轟音がヘリを軋ませ歪ませる。
この巨大すぎる肉体全身が一人の矮小なアナウンサーを全力で潰し消すために、
筋肉に信号を送っているようだ。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさ…」
「ェ…」
「ひいいいいいい嫌だ喰われるなんてやだ助けて操縦士さん早く逃げて早くしろこんなところで俺は死ねないおい早く何して…」
無関係な周りのヘリを巻き込み巨人の口腔が閉じられる。
島を切断出来るギロチンのような歯が上下から閉じられる。
被食者達を舌の上でいじめる。
最後に舌を出し外の世界を見させてやる。
優しさではなく、最後に助かるかもと淡い希望を抱かせ、
その一瞬後に胃袋という奈落へ突き落とすためだ。
宇宙一過酷な地獄へ。
唾液の海と共に飲み下される鉄くずと、鉄くずの中で叫ぶ被食者たち。
超強力バリアが彼らを長く苦しめることになる。
もちろん、生中継は胃袋の中でも継続される。
そして、そのアナウンサーの絶叫や苦悶、無意味な命乞いはマイクを通し信号化される。
そして、巨人少女の耳糞に埋もれた巨大スピーカーにも届けられる。
彼女にとって、「性的興奮」を刺激するBGMにはちょうどいいらしい。
下品なゲップが参加者全員を震え上がらせた。
※※※
彼女の「性的興奮」が高まったお陰で乳首山頂付近に大きな変化が起こる。
「おい!見ろ!巨人の乳首の乳口から何か出てるぞ!」
「あれは埃?いや、もしかして人間か?」
乳腺呼吸により、人間が吸われたり吹き飛ばされたりを繰り返している。
そして、高く吹き飛ばされ巨人の鼻孔近くの高さまで達したとき、
連鎖反応が起きる。
とてつもない吸引力で数十万人が、
巨人女の鼻孔に吸い込まれていく。
彼女の嗅覚がわずかな血の匂いを覚知する。
口内の唾液腺が活性化され、涎の濃度と量が爆増する。
鼻息がより一層荒くなる。
巨人が興奮してきたのだ。
※※※
研究員計測チームはせわしなく計器のデータを記録する。
「巨人15号の心拍上昇!
フェロモン噴出量が規定数値を超えました!
全身の筋肉が活性化していきます!
血流が左乳首に一極集中!」
「いつものサイクルに入ったか…」
「え…?」
「乳口からのフェロモン噴射に舞い上げられる人間、
それを鼻から吸う巨人は更に興奮。
興奮でフェロモン噴射は更に強まる。
更に大勢の人間が宙に舞い、更に強まる吸引で更に大勢が吸い殺される。
興奮のサイクルだ。
自身の乳首から放出されるフェロモンと参加者の血の匂い、耳には胃酸に溶かされるアナウンサーの中継音声…。 これだけの人数を理不尽に殺戮して、 この巨人は…」
「発情している。」
「班長!大変です! 各数値が予定より早い段階で危険数値に達しています…!」 「それはマズい。乳首近辺にはまだ他の計測チームが…! 急いで巨人と繋げろ!」
「はい!接続完了です!」
「よし!
巨人15号…応答せよ…」
「一度冷静になって…」
「そ、そうだ、一度冷静になって…」
「ま、待て…」
「チッ!バリアの強度を最大に! 総員強い衝撃に備えよ!」
その時、登山参加者はというと…。
「おい…なんか地面が…巨人女の乳首が…」
「嫌な予感が…」
参加者のうち、生存者0名。
わざとらしいアヘ顔ダブルピースで彼女は言う。
つづく?
(反応があれば続けるかもです)
武蔵坊pencase
2025-01-18 09:04:34 +0000 UTCtake
2025-01-18 07:56:05 +0000 UTC