SakeTami
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小説のみ:自称正義の超巨大ヒロインEpisode0

少しスカ描写ありです。

次回アップ予定だったさくひん

冒頭の文章が展開しすぎたので、

小説としてアップします。


※※※※※※※※※

「 怪獣出現!」 昔は脅威だった怪獣っていう存在。 防災技術、軍事技術とかが進歩して、 大した脅威じゃなくなった。 最近では、 むしろ逆に「 お祭り」のような雰囲気。 みんな写真や動画をとりSNSにアップしてる。 簡単にバズっちゃうらしい。 今もっともバズってるのが、コレ。 この茶色い塊。 そう、「 怪獣のう◯こ」だ。 実際に僕もコレ見たけど、 写真とか動画で見るよりデカい。 別に「 う◯こ」なんかに興味はないし、 むしろ僕は「 巨大恐怖症」だから見たくなかった。 巨大なものに恐怖を感じる。 でも、無理矢理誘われて断れなかった。 最近転校してきた 「 ももな」という女の子に誘われた。 いわゆる「 恵体」すぎる身体つきで、 もともと非力な僕は絶対に勝てない相手。 縦も横も厚みでも勝てない。 巨大恐怖症の僕にとって、 彼女の胸もお尻も太ももでさえ、 心臓に良くない。 怯えて震えるのを頑張って隠すけど、 彼女にはバレているだろう。 それを彼女は面白がる。 顔はかなり好みだし、男子からも人気だ。 そんな可愛い転校生が、 こんなド陰キャの僕につきまとうのは、 彼女がドSだから。 僕の怯えるリアクションが好きらしい。 ニヤニヤと巨大な部位を僕に押し付けてくる。 「 や、やめてよ…」 と言っても無言で壁に押し付ける。 そんな彼女に無理矢理連れてこられた現場。 デートと呼べるかわからないけど、 初デートには最悪のロケーション。 動物園で見るような象の糞の何十倍か、 それ以上に巨大な物体。 足が少し震える。 さすがに少し怖い。 隣のももなに反射的にすがりつく。 女の子に自分から触るなんてしたことがないから、 慌てて、離れる。 ももなの顔を見上げる。 無表情。 何の感情もなく怪獣のフンを見ているようだ。 途轍もなく怖い。 何故か、巨大なフンよりも 彼女の表情に恐怖を感じる。 「 しょっっぼ」 彼女が確かにそう言った。 とてもショボいとは思えない。 アスファルトもヒビとか入ってて、 重さも相当ってわかる。 でも僕が一番驚いたのはニオイ。 激臭を想像したけど、 意外にも無臭だった。 肉食ではないらしい。 怪獣は絶対に人間を食べない。 意図的に人間に襲い掛かることもしない。 怪獣の目的は不明だ。 どこから来たのかも不明。 宇宙からやって来たという説が濃厚だ。 最近は新説として、 「 異次元」とか「 平行世界」から やって来たとする説も囁かられる。 一時期、未来から来たと自称する男 というのが話題になったけど、 今や「 平行世界」から来たと自称する 胡散臭い輩もいる。 テレビ番組にゲストとしてその男が呼ばれるらしい。 テレビ離れの世代でさえも、みんなテレビにかじりつく。 これまた胡散臭い都市伝説を扱う番組だ。 重大な真実を告げる、と仰々しい煽り文句と CMの引き伸ばしのあと 彼はそれを告げた。 「 怪獣は逃げてきた。」 と言う。 逃げる?一体ナニから? 番組の司会の問いにシンプルな答えが返ってきた。 「 巨人女。」 沈黙がスタジオのみならず、 お茶の間を走る。 よくある流れとしては賑やかし役の お笑い芸人が「 いやいや」とツッコミで 茶化すという流れだ。 その番組にもその類の芸人はいた。 しかし、彼らも沈黙を壊せない。 あまりにも馬鹿げた話で、 ツッコミどころしかない。 平行世界から来たという男。 その男の眼は嘘をついてるようにも見えない。 「 巨人の女から捕食されないように怪獣は逃げてきた」 と続ける。 怪獣を食べるってこと? めちゃくちゃ大きいってことですか? 司会の困惑した問いに、 「 最小サイズで数百メートル、 最大サイズで、…わからない 測定不能だけど、宇宙よりは大きくなる」 この男の言うことがあまりにも現実離れしている。 彼は、更に続ける。 「先ほどの発言に誤りがあった。 最小サイズは、人間サイズにもなれる。 『 彼女』は今、 恐らく人間のふりをして この世界に紛れ込んでる。」 「 『 彼女』の名前は…」 「 『 もも…」 ズウウウンンンン… 途轍もない縦揺れがスタジオを襲う。 ズウウウウンンンンン… 怪獣か?いや怪獣でもこんなパワーはない。 ズウウウウウンンンンンン… 「 来た来た来た来た…」 例の男が発狂して呟く。 ズウウウウウウンンンンンンン… スタジオの天井の照明が振り子のように揺れる。 「 『 彼女』がやってきた!もうおしまいだーーー!!!」 ズッドオオオオオオオオンンンンンンン… スタジオの人々は跳ね上げられる。 重い機材も宙に飛ばされる。 「 みんな喰われる!嫌だ!嫌だ! 喰われたくないよーーー!!!」 男は、まるで幼児退行したかのように 泣き叫び、天を仰ぐ。 仰いだ先の天井からは照明がいくつか落ちてきている。 男は気にせず祈るように天を仰ぐ。 バッゴオオオオオオオオオオンンンンン!!!! それに答えるように、天井が無くなる。 いや、天井どころか、スタジオより上、 5階層分くらいあるらしいが、 それが消えた。 崩れたとかではなく、消えた。 ゴックウウウウウンンンンン!!! 何か途轍もなく大きな生き物が、 呑み込むような音。 嚥下音? もしかして5階層が呑まれた? その荒唐無稽な推理が正解だということが、 天を覆う巨大物体により確信できた。 僕には見覚えがある物体。 ギロリ。 青空の代わりにスタジオの上に現れたもの。 眼。 ああ、やっぱり。 そうか、彼女が。 間違いない。 右か左かはわからないが、 ももなの眼だ。 スタジオの外壁がヌラヌラとテカっている。 この超巨大生物「 ももな」の唾液だろう。 一瞬で5階層を呑み込んだのか? 「 「 「おまえ 」」」 超重低轟音。 スタジオの全てのガラスが割れる。 声なのか? ももなの? 生物が出していい音じゃない。 いや、自然界にも無いレベルの爆音。 スタジオの人々は耳を塞ぐ。 悲鳴を上げてると思うけど、 それさえも上塗りする残響の轟音。 「 おまえ」ってのは、この男のことだろう。 男は反射的に土下座する。 彼は、自害する勢いで何度も頭を自ら叩きつける。 スタジオの床が男の頭の血でそまる。 容赦なく、ももなの数kmの横隔膜の巨大筋肉肉が再び動き、 轟音の暴力を叩きつける。 「 「 「しゃべりすぎだから〜 」」」 巨大な眼の血管が少し目立つ。 彼女はイラついてるのか? テレビの前の僕でも震えが止まらない。 吐き気がする程恐ろしい。 ただでさえ、 巨大建造物を見上げるだけでも恐ろしいのに。 建造物が襲ってきたら、 想像すると怖いけど、 ありえないだろう って安心できる。 意思がないから。 血の通わない人工物も、山も、 悪意はない。 感情はない。 でも、 ももなは? 彼女は、血も通って、意思もある。 しかも、彼女はドSだから、 悪意ならかなりある。 しかもしかも、普段僕が怖くて仕方ないような巨大建造物を半分丸呑みした。 たぶん半分どころか、数棟まとめて 丸呑みできるだろう。 怖い。 その巨大な存在が、 「 怒り」という感情を持っているのが、 どうしようもなく怖い。 「 おまえ」と、 巨人の声で指定された その男は、土下座のまま何か呟いている。 謝罪や命乞いかもしれない。 彼が一身に覆う恐怖を思えば、 わかる。無理もない。 でも、もし彼に声が届くなら伝えたい。 「 逆効果です」 と。 ももなを興奮させるだけだ。 みじめに、みっともなく、泣き喚けば、 彼女が喜ぶだけ。 メキメキメキ…。 案の定巨大な涙袋の筋肉が盛り上がる。 巨人女「 ももな」は笑っている。 「 「「 テレビの前のみんな〜〜 観てるかな〜?」」」 唐突に「 曜朝の番組の真似事のようなこと」を言い出すももな。 「 「「正義の超巨大ヒロインで〜〜〜す💗」」」 『 正義』とは何か?というとわからないが、 彼女が正義側に属さないのは確信できる。 「 「「 こんな形で〜 『 この世界』で〜 ヒロインデビューするなんて〜 思ってなかったから〜 ビックリ〜〜 それじゃ、 コイツ悪なんで〜 今からビルごと 握り潰しま〜〜〜す💗 」」」 人々の絶叫。 「「 「しね💗 」」」 とても正義のヒロインとは思えない捨て台詞と 鉄筋コンクリートが潰れる轟音とともに、 放送は強制終了。 テレビの前、僕が放心状態のまま、 何秒経ったろう。 足音が聞こえ、 彼女が戻ってきた。 人間のふりをして。 「 ト、トイレ長かったね」 つい、気が動転して口が滑った。 デリカシー無さすぎだし、 いや、そうじゃない。 『 彼女が「 極悪巨大生物」だということを、 僕は知らない』 と彼女に思わせないといけない。 だから、このセリフは悪くない。 でも、怖くて彼女の顔を見れない。 「 あのね…」 彼女が声を出した。元の声で安心した。 「 大きかったから💗」 冗談めかして彼女は言った。 それで僕の良くない想像が始まる。 「 大きかった」って、彼女が言ったが…。 彼女の出すソレは…一体どれほど巨…。 いや、怖すぎる。 想像したらダメだ。 でも、あの日、初デートで、 怪獣のフンを見た彼女のつまらなさそうな顔。 アレを思い出し合点した。 「 しょっっぼ」 と、あのとき言った彼女。 彼女にとって、怪獣の糞もゴキブリの糞より ショボいのか? ビルより巨大なソレが彼女の肛門からひり出されるのか? 巨大すぎて怖い巨大建造物さえも

なぎ倒す茶色い塊。 それを産み出す超巨大肛門。 その超巨大肛門の括約筋をコントロールする 超巨大ヒロイン『 ももな』。 巨大恐怖症なんか関係なく、 世界で最も怖い存在だろう。 宇宙一最恐、最凶、最強の生物が、 僕だけに微笑みかけてる。

小説のみ:自称正義の超巨大ヒロインEpisode0

Comments

色んな意味でドキドキの、漫画の第一話みたいな展開にしました笑

武蔵坊pencase

知らないふりをしないといけないのが辛いですね笑

take


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