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ハルカナ
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暴虐王女の国2ー④

④拘束  生気の感じられない貼り付けた無表情で再び入ってきたメイド二人が、ミシェルを尋問部屋へと連行しようと檻の鍵を開けた。  そして低く威圧するような声で、 「ミシェル=ウェンディ、女王様がお呼びです……大人しく出て来なさい……」  と告げるものだから、顔を青ざめさせたミシェルは必死に首を横に振ってその場から動かないと言わんばかりにベッドの端にしがみ付いた。  それを見たメイド達はお互いに顔を見合わせてフゥと溜息を零し、牢の中へズカズカと入り込むや否やミシェルの腕を二人がかりで掴んで力づくで彼女を牢屋の外へと引き摺り出した。  牢の外に出されたミシェルはそのまま二人の力任せの引き摺りに抗う事も出来ずに隣の部屋へと歩かされ、そしてとうとう“あの”拘束台の前まで連れこまれる事を余儀なくされてしまった。 「あらあら、随分と反抗的ねぇ? 貴女の方が大人なのだからもう少し肝が据わっていると思っていたけど……勘違いだったかしら?」  拘束台や部屋の中には既にユナの姿は無い。どうやら、別の部屋に連れて行かれた後だったのだろう……汗か何かの染みが奥の扉へと続いているのが見える。  拘束台を見るとユナのものであろう体液がべったりと付着しているのが見える。その体液は床にも水溜りのような染みを残していて、彼女がいかに苦しんだかをその染みの広さを見て感じ取る事が出来てしまう。 「……ユナに……何をしたの?」  聞かなくても大体の事情は察しているが……しかし、聞かずにはいられない。ユナの笑い声を延々と聞かされ不安が煽られるだけ煽られたのだから、その事実関係は確認すべきだと彼女は思ったのだ。 「ウフフ♥ 何をシたと……思う?」  ミシェルの問い掛けに女王はクスクスと笑いを零しながらワザとらしく質問を返す。  その顔は、満足いくまで楽しんだと言わんばかりに紅潮しており、目はトロンと惚けるように垂れている。 「……くっ!」  よく見るとバスローブの胸元と股間の部分が若干はだけていて、女王がそこで自分で手を突っ込んで何かをしていたのだろうという事が分かってしまう。  それだけで女王の異常性が垣間見えるというものだが、彼女はそんな痴態を隠そうともせず逆に見せつけるように胸を更にはだけさせて……自身の豊満な胸部を右の手で摩って見せる。 「聞いていたんでしょ? 隣の部屋で……彼女の笑い声を……。ンフ♥ だったら……想像つくでしょう? ここで何が行われたか♥」  豊満に膨らんだ二つの美しい双丘のうちの片方が女王の手の力によってグニャリと形を歪ませる。その指の隙間には彼女の興奮した乳首が挟まれていて、固くなっているであろうその突起を指の間でクニクニと弄って女王はその美顔を惚けさせていく。 「私はね……可愛い女の子が笑っている顔を見るのが大好きなの♥ それと同じくらい“苦しむ顔”を見るのも大好きよ♥ だからその両方を同時に堪能できる“くすぐり責め”という責めが3度の食事よりも好きで堪らないの♥」 「くぅ! ふ、ふざけてる……」  ミシェルはココで何が行われていたかを想像し唇を強く噛んで睨み目を女王に向ける。  その睨み目を見た女王はフンと軽く鼻を鳴らし、彼女を見下すように見て言葉を続ける。 「ふざけてなんてないわよ? 罪を犯した者を裁くために罰を下す……それは女王として当たり前の事をしているにすぎないじゃない?」  女王はその場でパチンと指を鳴らしミシェルを捕まえていたメイド達に指示を下す。するとメイド達はすぐにミシェルをX字型の拘束台に引っ張る様に移動させ彼女の背中をその台に密着させるよう立たせていった。 「何が……罰を下すよ! これはただ貴女の特殊な性癖を満たす為の遊びじゃない! こんなくだらない事に時間を費やすくらいなら、さっさと尋問でも何でもしたらいいわ!」  拘束台の足元にはカカトが乗るくらいの小さな出っ張りが付いており、メイド達はミシェルに履物を全て脱いでこの出っ張りにカカトを乗せろと指示してくる。  ミシェルは女王を睨みつつも、彼女達の指示に従って履いていたブーツと靴下を自ら脱いでいく。 「あら? もしかして貴女……くすぐり責めの事をくだらないって思ってる? くすぐりなんかで尋問なんて出来る訳無いって……そう思っているのかしら?」  両足を自ら素足に晒したミシェルはメイド達に促されるままに台の下部の出っ張りにカカトを乗せ、底に体重を預けるように立つ。しかし自重をカカトだけで支えるという体勢では不安定になってしまうのは分かりきっていたため彼女は重心を支える為に後ろ手に台のクロス部分を掴んで前に倒れそうになる体を支えた。  メイド達はその様子を見届けながら足首部分に用意された金属製の枷をガチャリと閉じ、足がそこから逃げ出すのを拘束によって封じていった。 「えぇ、くだらないって思ってるわよ! 大人になってまでそんな子供っぽい事して喜ぶなんて……恥ずかしくないの?」  メイド達はミシェルの足を拘束した後は彼女の横に踏み台を用意してその上に登り、後ろ手に台を掴んでいた彼女の手を握って万歳の格好になるよう指示を加える。  ミシェルはそれにも逆らわず掴んでいた手から力を抜き、メイド達に手を預けて万歳の格好になる事に素直に応じた。 「そっかぁ……やっぱり貴女もくすぐりの事軽く考えてるクチね? みんな最初はそういうのよねぇ……子どもっぽいとか、ふざけているだけじゃないかだとか……」  両手を万歳の格好にされたミシェルはメイド達に誘導されるがまま台の端の方に固定されてあった手枷に手首を移動させ、そのまま手首を押し付けられて枷を装着させられる。  これによって手・足共に身動きが取れなくなったミシェルはX字の台にそのまま四肢を合わせるような格好で拘束される事となった。 「でもね、こんな風に拘束された状態で行われるくすぐりって……子供の時にじゃれ合う感じにやり合ってたくすぐりとは全く別物になるのよ? 身動きが取れなくなっただけで単なる。じゃれ合いが一方的な嬲られに変化する……。それを今から貴女には味わってもらおうと思っているわ♥」 「フ、フン! 何が別物になる……よ! 脅したって何も怖くはないわよ!」 「フフフ……♥ その強気な態度……一体いつまで保っていられるかしらね? 楽しみだわ♥」  女王はさも楽しそうにその様に告げると、メイド達に目配せをしてとある道具を持ってくるよう指示を下す。  すると、それを察した二人のメイド達がそれぞれ茶色くて四角い“旅行鞄”の様な物を奥の棚から抱えてミシェルの足元に並べて置いた。 「なに? 旅行にでも出かけるの? そんな鞄なんて用意させて……」  ミシェルの足元に置かれた鞄は一般的な旅行者が持ち運ぶようなごくありふれた鞄に見える。しかしよく見るとその鞄の横には、時計の仕掛けを動かす為のネジ巻のような部品が突き出していて……それがただの旅行鞄ではない事を外見から察することができる。 「ウフフ……これがただの鞄に見えたかしら? だったら残念ながらハズレよ♥ これは特注で作らせた足裏専用の拷問器具なの……」 「あ、足裏……専用? 拷問器具??」  女王がその様に告げるとメイド達が同時にその鞄の鍵を外しおもむろに蓋を開いて見せた。  すると中には人の足の形を象ったような金属製の足型が入っているのが見え、それが蓋の開閉と共に自動的にググっと持ち上がって鞄の中から少し高さを持たせる様にせり上がったのが確認できた。  金属で出来たその足の型は、まるで底と上面の布が省かれた靴のような形にも見えた。  足の横サイドとカカトと足指の形だけが模倣された金属の枠のようなその足型は、足指の部分だけは生々しくそれぞれの指の長さ分にくり抜かれ個人差ある指の長さにその枠が調整できるようネジ穴が開けられている様子も見受けられる。 「な、何これ?」  その異様な足型を見せられミシェルは思わず顔を引き攣らせて気持ちの悪いものを見るような目でそれを見降ろしてしまうが、メイド達はそんな視線など気にも留めずその足型をカチャカチャと弄って長さや幅を目分量で調節し、かかと部分を形作っていた枠の部分だけの錠を外し足の型全体を一旦パカッと開いて見せ準備を整えた。  そして、足の型の準備が整うとメイド達は、その鞄を足の下に潜りこませる様に滑らせて移動させミシェルの素足とその足型が同じ高さに来るよう調整を再度行う。  足の型と足が同じ高さに達すると、その足の型を少し左右に開いてミシェルの足に合うようさらに調整を加えていく。 「ちょっ! な、何をする気?」  左右に大きく開いた足の型をミシェルの足側面に触れさせスルリと靴を履かせるように滑らせてそれを足に装着し始める。  足指はそれぞれ指型に合わせるように1本ずつ丁寧にはめ込み、指が入ると同時に型の幅を狭めるネジを締め上げて左右に隙間を生まないよう注意し固定していく。  次に足の側面に添うように足の型を当てて行き、こちらもネジを締めながら隙間が出来ないよう調節を加え、開いているカカトの直前部分まで覆っていき……最後に左右に開いていたカカトの部位を閉じてこちらも隙間無く締め付けるようにネジを締めて完成となる。  これを施された事によってミシェルはケーキの生地を流す型に足をはめられた様な格好になり、足の指一本はおろか足全体を動かすことも許されず、足の型通りの格好を鞄の上で強いられる事となってしまった。  足の型は鞄の底に固定された何本かの頑丈な支柱によって支えられていて、ミシェルが足を左右に動かそうとしてもその支柱が固定されていてビクともしない。それに加えて、鞄自体も彼女がカカトを置いていた突起部分と鞄の手持ち部分が連結するようになっていたようでガッチリと接続されたそれらによって鞄本体も床と同化するように動かなくされている。  これによってミシェルは完全に“底のない靴”を履かされたような格好となり、ただでさえ不自由にされていた足を完全に固定された状態にされてしまったのだった。  メイド達はその動けない足に最後の仕上げと言わんばかりに足枠の横端からベルトの様な物を伸ばしてきてミシェルの足の甲を横断するようにそれを敷き、反対側の留め具を少しきつめに調整して彼女が足自体を上に持ち上げて抵抗できないよう念のための拘束も施していった。 「フフフ……どう? これで足先とかをバタバタ動かす事も左右に嫌がる事も出来なくなったでしょ?」  女王のその言葉にミシェルは必死に足を動かそうと力を込めてみるが……鋼鉄で出来た足の枠は彼女の微力な力では曲げる事も揺らす事も叶わない。ただただ足の型通りに足は拘束され窮屈な枠の中で指の一本も動かせない格好を強いられ続けるだけである。 「人間の足の裏っていうのはね、何処をどんなタイミングでくすぐられたら最もくすぐったく感じるかが大体決まっているの♥ でも、足がジタバタと動いてしまっては正確にその場所をそのタイミングでくすぐる事なんて出来なくなる……。だから、学者たちに……足裏をくすぐるのに最も適した拷問器具を作るよう研究させたの♥ それが……これよ♪」  メイド達は女王の視線の合図を見てコクリと頷きを返し鞄の横に付いていたネジ巻を巻き始める。すると、鞄の底部に寝かせてあった複数の“鳥の羽根”が目を醒ますように起き上がって来てミシェルの剥き出しになっている足裏にその羽根先を触れさせ始める。 「っっひ!?!?」  足裏の各所に次々と触れて来る羽根先のムズ痒い刺激に、ミシェルは思わず驚くように小さな悲鳴を上げさせられる。  その羽根は肌に触れると急に動き出したりはしなかったが、次々持ち上がって来るソレの感触は例え一瞬であってもこそばゆく……ミシェルはその刺激に口元を笑みの形に歪ませようとしてしまう。 「最初は30分で設定なさい。この30分でもし笑わずに耐えられたなら、少しだけ休憩を与えてあげるわ♥」  メイド達は女王の指示に従うようにネジの巻く回数を調節し、やがて手を止める。  羽根は片方の足につき9本ずつが持ち上がり、それぞれ土踏まずの中央・土踏まずの左右の端・土踏まずのから少し下のカカト寄りの箇所・母指球の膨らみ・小指球の膨らみ・両指球の間の溝・足の親指の付け根・足の小指の付け根に羽根先を触れさせ、動力源であるネジ巻の力の開放を待っている。  メイドが手を放せばこの巻き上げられたネジが動き出し、羽根を動かす仕掛けになっているのだろう……それが分かり切っている為ミシェルは唇を噛んで刺激が襲ってくる事に備えようとする。  ほんの少し触れただけで笑い出してしまいそうになるくらいにこそばゆいと感じてしまったこの羽根達に……本格的にくすぐられ始めたら一体どれほどのくすぐったさを味わってしまうのか? ミシェルはその刺激を恐れてついつい身体を強張らせて緊張させてしまう。  緊張すればするほど足裏に意識が向いてしまって神経が敏感になってしまうと分かっていながら……ミシェルは緊張する事をやめられない。  何せ……  強がってはいたが……  ミシェルは実は弱かったのだ……。  足裏を……刺激される事に…… 「さぁ、いつまで耐えられるか楽しみね♥ せいぜい……くだらないと卑下した刺激に負けないよう努力なさい?」  だから、足裏をくすぐられる……という行為に……我慢出来る自信など持てなかった…… 「もしも、この程度のくすぐりに耐えられずに笑うなんて事になったら……到底その先の責めに耐えることなんて不可能だと諦めなさい♥ 何せ……うちには、とっておきの拷問官が控えているのだから……」  羽根の触れている足裏が無性に痒く感じられ、既に耐え難い掻痒感を感じて身を捩りたくなっている。こんな状態で30分も笑わずにいろというのは……ミシェルには酷以外の何ものでもない。  しかし、耐えなければならない。  女王に良いように弄ばれるくらいなら、少しでも彼女に反抗の意思を見せつけて一筋縄じゃ行かない事を知らしめてやらなくてはならない。  そうでないと……ザックが逃亡する為の時間も、ユナを庇う時間を稼ぐ事も出来なくなる。  女王の思い通りに事を進めさせてはならない……  それが、捕まってしまったミシェルに出来る唯一の抵抗なのだから……。  女王は、ハァと甘く熱い息を零し股間に自分の手を回す。  そして、惚けきった目を細めて静かにメイド達に開始の合図を告げる。  それと同時にネジ巻から手が離される。  羽根がネジと歯車の力によって動きを開始すると、ミシェルは声にならない悲鳴を上げてその刺激に悶える事となる。  彼女が想像した……その何倍もの強い刺激に晒され……悶絶を余儀なくされるのだった……


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