前回、色については
「脳内フィルターを意識して反映すればOK!」
「脳内フィルターの種類も大体つかんだ」
ので、そこからさらに絵に引っ掛かりを作りたい!
ということで、「テクスチャブラシ」を掘り下げていこうと思います。
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前回の色で、「何かを試そうとするとき、脳内にすごく曖昧なイメージがある」というのがわかったので
テクスチャブラシを
「どんな場面で使いたいと思ったのか?」
可視化するところから始めました。
▲ブラシ含めて描写に関して可視化した図
ここでは、他の方の作品の中から「部分」に絞ってみるようにしています。
主に、写実とキャラクターの間のバランスのとり方について、なんとなーく自分の絵だと座りが悪い部分について考えてみたり。
どういった部分で、テクスチャを活かした描写をしたいのか?イメージを書き出してみました。
この段階で、「部分的にガサガサさせると、存在感が増すのでは?」と思ったので、それをやれたらいいのかな。とアクションのあたりを付けました。
次は、もうちょっと「テクスチャ」について調和と対比のアイデアを探るべく、色々試してきました。
▲色の条件を固定してテクスチャブラシを使ってみる
当然なのですが、
モノクロでvalueが同じだとテクスチャブラシを使っても効果が無いな…みたいなところから始まっています。
思いついた、明度・彩度・色相のパターンでテクスチャブラシを試しています。
ここでの発見は、「value」の変化が一番対比が強いな。ということでした。
次は、「ウェット」「ドライ」の差についても試してみました。
▲左がウェットっぽい奴、 右がドライっぽいブラシです
下地は、どっちのブラシを使うといいのかなぁ~から始まり、試す中で気になった疑問をまた試す。を繰り返しました。
↑右下のサムネを描いたときに、「彩度低い下地に、彩度高い(明度低い)色が乗ると、その色が前に出てくる感じがしていいな」と思ったので、次は彩度の実験をしてみました。
▲彩度が高いって目立つなぁの図
下地のつもりで塗った色が、テクスチャブラシの描写より目立つ…だと!みたいな発見が面白かったです。
ここらへんで、「あーーやはり、彩度って明度の次に大事といわれるだけあるのか!」と思ったので
色相を含めるとどうなるんだ…と興味がわいたので、試してみました。
(ここからテクスチャから脱線します^▼^
▲なんか、色々試しています
低彩度の色は、アクセントカラーになるのか?と疑問に思ったので、高彩度の領域に小さいく入れ込んでみたり。(彩度が低いとあんまりアクセント感は感じなかったです。)
このあたりで、
「明度は強い対比を作りやすい」
「明度の対比には華やかさがない」
という体感を得ました。
絵の基本設計は明度で行いつつ、風味を豊かにするときに「彩度・色相を使う」という意識がよさそうだなと思いました。
もう1個、彩度と色相ってどっちが対比として強いんだ?と思ったので、その実験もしてみました。
▲あーーー、なる…ほど
なんか、わかったような。
彩度の場合、「高い」「低い」の概念があるので、この部分で「差」を作りやすいと思いました。
色相の場合、「高低」ではなく「円の位置」なので「選択した2色の位置関係」で対比の強さが大きく変わる。(色相の中にヒエラルキーがなさそう)という気づきを得ました。
明度や彩度は、1つの軸で済むのに、色相は円だから扱いが難しくなるのかーなるほどー・・・。
ここで、テクスチャブラシから脱線したことに気づいたので、戻ります!!!
▲発見したことをもとに、テクスチャの使いどころや使い方を探った図
テクスチャブラシを使うことで、簡単に存在感を示せると思っていたのですが!
そう簡単な話ではなかった!ということが分かったので、ガハハ~
となりました。
とりあえず、一筋縄ではいかないことが分かったので、ブラシに慣れるためにモノクロで描写を試すことにしました。
最初にまとめた、描写で意識したい点を念頭に描いてみました。
自分なりのキャラ描写のバランスを探りたかったので、ポーズなど体部分は写真を参考にしつつ、顔回りはキャラを描く。みたいなことをしてみました。
▲描写を試しつつ気づきをメモした図
モノクロだと、テクスチャブラシを載せても大体まとまるよなぁ…
カラーだと難しいのにな…
と思っていたのですが、
今回ようやっと原因がわかりました。
モノクロの場合、「色相」「彩度」の対比・調和がないので、テクスチャのざらざら(対比)もまとまりやすかったのかー
あー当然といえばそうなんですが…
盲点でした。
モノクロだといい味わいに感じていたテクスチャが、「色相」「彩度」と合わさることで、自分的に「雑味」に代わっていたのか…あーーー
次回は、この発見を意識しつつカラーを試してみようと思います!
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脱線その2
テクスチャを試していく中で、「自分の中に線による表現が2種類あるなぁ」と気づきました。
①空間を示すライン(骨格、足元など含む)
線の強弱は必要ないが、角度がとても大事な線
②存在感を示すライン(キャラ線画)
キャラの存在感を強めるために使う線
線の強弱、角度、カラーの場合は色も意識が必要
①の線と意識する点が違う
この2つの線に対して、まとめて考えていたのでややこしかったのだなと…
そして困っているのは②だったのですが、「存在感を示す」役割であれば、線画という形式はやっぱり取らなくて良さそうだなぁと気づきました。
たまたま去年描いたスケッチを見かけたので、↑の意識でちょっとレタッチをしてみました。
▲1年くらい前のスケッチをレタッチ
おおー、前の絵よりぐっと詰まったような…
最近のお試しの中で、「何か弱いなぁ」と思っていたことの大半が、「明度のコントラスト」にあると思ったので、そこも意識して調整しています。
線を太く描くのをなんとなく避けてきたのですが、キャラクター描く時は線の主張あるとやっぱいいな!!!と思ったので、今後もチャレンジしていこうと思います。