お世話になっております。若林です。
今回の質問はこちら。
「漫画家をやめようと思ったことはありますか?」
漫画家をやめようと思ったこと、無いです。
12歳の時に「漫画家になる」と決意してから、漫画家になるために生きてきたため、漫画家であることが人生になってしまいました。
なので漫画家をやめることは、もはや人生をやめることと同じなので、やめるという選択肢がありません。
……と言うと、ストイックでカッコよく感じる人もいるかもしれませんが、これば別にカッコいい話ではないです。
そもそも僕は、描きたいものがあって漫画家を目指したわけではありません。
「漫画家は漫画を描いてればいいだけだから楽そうだなー」とか
「通勤電車に乗らなくていいなー」とか
「面倒な社会人付き合いをしなくていいなー」とか
そんな理由から目指したんですよね。
要は「社会からの逃げ」です。
僕自身は、学校生活ではなんとか場に馴染んで過ごせていたのですが、バイトは何をやっても苦痛だったので、会社勤めとかはできないだろうなと感じていました。
なので、なんとかして漫画家になって、いわゆる「社会」から逃げたかったんです。
そのために、漫画家になることを口実にして、周りが当然のようにやってる受験勉強や就職活動をして来なかったので、「これで漫画家になれなかったら自分の人生全部ウソになる」って思うようになり、「漫画家にならないといけない」みたいな強迫観念で漫画を描いてきました。
最初は夢だったんですけどね。いつの間にか呪いになってました。
そんなわけで、漫画家をやめても他にできることもやりたいことも無いので、「漫画家をやめたい」と思ったことはありません。
ただ、「死にたい」と思ったことなら何度かあったのに、「漫画家をやめたい」と思ったことが無いのは、我ながら不思議です。