お世話になっております。若林です。
僕は漫画のアイデアを思いついたら、とりあえずネームにするか、メモに書き留めるようにしています。
でも、とりあえずネームにしたら、思ってたほど面白くならないっていうこともよくあります。
そんな感じで保留になってるネタも何本かあるんです。
原因はいろいろあります。
やりたいことがぼんやりしてるとか。
やりたいことがぼんやりしてるとか。
やりたいことがぼんやりしてるとか。
大体の原因は「やりたいことがぼんやりしてる」で、そういう時はいったん考え直します。
でもそれ以外に困ったパターンが2つあります。
「他人の描いた漫画みたいになってる」と「いつもと同じになってる」です。
「他人の描いた漫画みたいになってる」時は、なんとなく気取った感じになったりします。
いつもは描かない演出を描いたりとか。
妙に難しい葛藤を描いたりとか。
たぶん頭の中で、他の誰かの作風で想像していて、それをそのまま描いてるからなんだと思います。
一方で、「いつもと同じになってる」時は、ほんとにいつも通りで何の新しさも感じません。
いつも通りの演出。
いつも通りの葛藤。
うちの妻に見せたら「これ、徒然チルドレンでもできるじゃん。」って言われちゃうやつです。
新しい漫画を描く時は、「新しい描き方」と「自分らしい描き方」の間でよく悩みます。
頭の中のイメージそのままで描くと、もう自分の漫画ではないなーとか。
でも自分の描き方に落とし込むと、頭の中の面白さを表現できないなーとか。
今の描き方をやめても通用するのかなーとか。
逆にいつまで今の描き方が通用するのかなーとか。
そんなことを考えながら、その漫画に合った表現の形を模索しています。
ちなみに「幸せカナコ」の時は、最初4コマではなく、コマ割り漫画形式にすることも検討しました。
世の中的に、4コマよりコマ割り形式の方が売れるかなーっていう偏見が僕の中にもあるんですよ。
もちろんその通りでもないんですけど。ポプテピピック。野崎君。売れてる4コマ漫画たくさんあります。
でも4コマ漫画を描く時は、やっぱり考えてしまいます。「普通のコマ割りのほうがいいんじゃないか」と。
ただ、最初に4コマで考えたものをそのままコマ割り形式にしても、あんまり面白くならないんですね。
じゃあコマ割り形式で考えようかとも思いましたけど、頭の中のイメージは完全に4コマでしたし。
1ページごとに、コマの最後に何か一言欲しくなりましたし。
きっとそれがこの漫画の形なんだろうなと。
なので「幸せカナコ」は4コマになりました。
きっと、漫画の描き方には自然に変わっていく部分もあるでしょう。
現に「恋するみちるお嬢様」の時と比べて、4コマの描き方はだいぶ変わってます。
これからどういうふうに変わっていくのか、僕も楽しみです。
※追伸
僕は妻から「これ、徒然チルドレンでもできるじゃん。」って言われるのが、すごく嫌なんです。
「私は何の新しさも感じないけど、君がいいならいいんじゃない?」みたいな反応をするんですよ。
こちらの妥協や弱さを見透かしてくる感じ。
それでいて妻からは「ダメ」とは言わず、あくまで僕に判断させようとしてくる感じ。
すっごい試されてる感じ。
なので編集さんから「徒然チルドレン的なもの」を求められると「やめて……」って思います。