お世話になっております。若林です。
前回のコラムで「ネームを描く時意識してることを話して欲しい」とリクエスト頂きました。
ネタが無い時にこういうのはありがたいですね。
ネームは基本的に、「誰が何してるか」がわかればいいです。
キャラの表情だけ、面白さに関わる重要な要素なので、ある程度しっかり描きます。
文字は他人が読めるように、きれいに書くよう気を付けてます。
一般的に、ネームの時に気を付けることはこのくらいじゃないでしょうか。
ここからは僕なりに気を付けてることです。
ネームは、「絵」ではなく「記号」で描くようにしてます。
「絵」としてしっかり描くと時間もかかりますし、修正する時に変な情が湧いて消せなくなるんですよね。
なので「記号」として、意図がわかるようにだけ描いてます。
(キャラのデザインがわからない時は、ある程度キャラの絵もわかるように入れます。)
その代わり、「注釈」はなるべく入れないようにしています。
ネームでキャラを描く時に一番早いのは、キャラの頭に名前を書くことだと思います。
でも僕はいつも髪型まで描くようにしてます。
それがキャラを表す「記号」で、ぱっと見でわかるように設計してるからです。
そのため、キャラが後ろを向いてても誰かわかるようになってるはずです。
他にも、キャラの動きとかは、なるべく構図で描きます。
歩いてるシーンで「歩いてる」って書いてもいいのですが、実際の原稿でちゃんと歩いてるように見せられるのか、不安なんです。
特に僕の漫画は、横の広い4コマで、上半身だけの絵が多いので、「歩いてる」を伝えるのが難しいんですね。
でも単純な「記号」として描いてわかるなら、「絵」でどう描いてもわかるので、安心です。
そもそも僕は絵が苦手なので、ネームの時に無理なことを描いちゃうと、後で絵にする時に困るんですよね。
記号でわかる程度のものなら、僕でもなんとか絵にできます。
あとは、絵と文字を、青と赤で色分けして描いてます。
これは「文字の見落とし」を無くすための策です。
最終的に、原稿に文字を入れるのは他人です。
そのため、極々まれに、文字を書いてたのに見落とされたとか、文字が絵に見えちゃったとかがあるんです。
絵と文字が色分けされてれば、そうそうミスは起こりません。
僕が意識してることはこのくらいです。
人によっては、もっとざっくり描くひともいれば、ほとんど下書きレベルで描く人もいますよね。
他にも、まずネームのネーム、プチネームを描く人もいたり、ネームの下書きをする人もいるそうです。
一応FANBOXで公開するものや、初めて仕事する編集さんに見せるもの、新作の第一話については、いつもより丁寧に描くようにしています。
じゃないと雰囲気とか伝わらないかなーと思うので。
普段はもう少しざっくり描いてます。
こんな感じです。
コラムのリクエストは順次お待ちしております。