<第三話のあらすじ> GGO開始20分経過。 早くもシノンのGGOは終わりを迎えた。 弾丸は底を尽き、HPも残りわずか。 しかし、男たちはなぜかとどめを刺そうとはしない。 それどころかシノンを見下ろし笑みを浮かべていた。 シノンは不思議に思いつつも抵抗はできなかった。 シノンにはここで負けられない理由がある。 時間を稼ぎたいシノンは相手の出所を待つしかなかった。 <第四話> 第4回BoBのにはいくつかの特記事項が追加されていた。 ※開始30分以内に敗北したプレーヤーはキルした相手が選択した装備を譲渡しなければならない。 シノンの脳裏にはこの規約が強く刻まれていた。 このまま敗北することは、ヘカートが奪われることを意味している。 それだけはどうしても避けたい。 無論男たちもそれを分かっている。 だからこそ、あの強気のシノンが必死に命乞いをする姿に男たちは興奮を隠せない。 そして、男たちはシノンに捕虜になるように命令する。 成すすべもないシノンは命令に従うしか選択肢はない。 大人しく跪いて手を頭の後ろで組むのであった。 これでヘカートを守れる。 心の奥底で一安心するシノン。 しかし、シノンはまだ気付いてはいない。 重要なことを見落としていることに。