絵を上達させるのには何が良いのかと質問すると返ってくるのが、
「模写!デッサン!クロッキー!」
ということは誰もが経験したことでしょう。
ですが実際のところ、それらも絵の上達の一助になるのは確かです。しかしいざ
模写をしてみると、実物と自分の描いたものを見比べて愕然としたことでしょう。
実際自分もそうでしたし、「これで本当に絵が上手くなるの…?」と疑問を抱きました。
ですが今振り返ってみた時、模写をした経験は確かに自分の絵を描く過程で欠かせない技術を得られたような気がします。
長々と色々描きましたが、まずは描いてみましょう!描かなければ何を得られるかどうかも分からないのですから、是非騙されたつもりで今回の事を試してほしいと思います。
今回は16分割のグリッド線を使った模写の方法を紹介したいと思います。
こちらは私が過去に書いたスモモを線画だけ抽出したものです。
これをいきなり模写しろと言われるとそれはもう難しそうです。装飾品や微妙な曲線、複雑な服のシワなどをみてると…今にも投げ出したくなりそうです。
ですが恐れる心配はありません。これから紹介する方法でその難易度をグンと落とせると思いますので、じっくりみて行きましょう。
まずは先ほどのイラストにグリッド線を入れて、16分割にしてみます。
このような感じになります。
さて準備は整いましたが、問題はどのように模写をしていくかです。
まずは下の白い部分に注目します。
さらにこれを拡大してみましょう。
全体を見た時は複雑で写しとるのも大変そうでしたが、こうして分けてみると、何とかなりそうな気がしてきませんか?
まずはこの1マスの中の線を写していきましょう!
とその前に、これらの線を写していく上で気をつけておくことをお伝えします。
それは、今自分が描いている線が「何」であるかをできるだけ意識しない事です。
つまり、「手」や「脚」を描いていると思わず、ただそこにある線をそのまま写しとることだけに集中してほしいのです。線の位置、長さ、どんな曲線を描いているのかだけに意識を集中するのです。
目や指など分かりやすい部位になると意識してしまいがちですが、それでも自分はただ線の集まりを描いているのだとできるだけ自分を騙しましょう。
以前書いたネガティブスペースもここで活躍します。実際にみてみましょう。
この青で囲まれた部分に注目しましょう。線が複雑に折り重なっていて、これをはじめから正確に写し取るのは難しいでしょう。こういう場合は、周りの空間を頼りに逆算して線を導き出します。まずはグリッド線に干渉していたり、比較的写しとりやすい線を先に描いて行きましょう。
先にも言いましたが、自分が描いているのはただの線であると意識することが重要です。また、線と線で囲まれた空間(図形)にも意識してみましょう。
先に描いた線で囲まれた空間、つまりネガティブスペース(下図の青い部分)を頼りに、先ほど描きたかった部分を描いてみましょう。最初から描くよりはずっと楽に感じるはずです。
このように線画を写していき、ある程度写しとれたら、次は隣接する他のマスに取り掛かってみましょう。
次のマスを写している過程で、先ほどのマスと線の位置がずれているということも起こるでしょう。その時は、見本の線画と見比べてみたりして、辻褄が合うように試行錯誤してみましょう。
この過程を繰り返してある程度の線画が写しとれたら、全体を見てみてください。
満足できる結果になったかもしれません。逆に思うように行かなかったかもしれません。ですが、落ち込む必要は全くありません。大事なのは、線と線のつながり、長さ、曲がり具合、線に囲まれた空間を観察し写すという過程なので、めげずに色々なものをこの方法で模写していきましょう。必ず何か得られるものがあるはずです。
今回紹介したグリッド模写の練習用に、グリッド線が入った白紙とイラストを配布します。是非役に立てていただければ幸いです。
↓グリッド線の入ったイラストと白紙の配布ページ
https://aji-aji-nori.fanbox.cc/posts/10608506
模写と一言で言っても、この方法だけではないので、今回のが合わなかったという方も、落ち込む必要はありません。イラストの攻略法は人それぞれなので、また違うやり方を紹介できればと思います。
Mr.Awesome
2025-09-22 12:54:34 +0000 UTCなな☆だま
2025-09-21 18:37:02 +0000 UTC