『彼女』が今でも夢に見るのは…冒険が始まってすぐに自分の過ちが原因で起きてしまった大事件…。
その事件は、彼女がいつ漏らしてもおかしくない程の便意と尿意を認識し、トイレに行くタイミングを見計らいながらも小一時間もそのチャンスを逃してしまったことから始まっていた。
少し歩き、周りと距離を取っては屁をすかし、どうにかここまで便意を堪えてきたホムラ。しかし、彼女を苦しめる便意は、腹の中でどんどん増幅し肛門へと送り届けられる大便を吐き出さない限りは決して無くなることはない。
そして遂に、トイレに行きたいと進言するのを恥じらい、何時までも尻をくねらせながら我慢を重ねた彼女に天罰の時が訪れた。
ホットパンツを突き破る勢いと硬さで破裂寸前のホムラの下腹部から飛び出てきた大便。彼女はほんの少しだけチビッてしまった感覚だったが、実際には大根のような太さと長さの硬質便の半分程が漏れ出てお尻をいびつに膨らませており、視覚的にもそして何より嗅覚に、彼女がしでかしてしまった事を示していた。
既に誰が見ても衣服を着たままで脱糞したと言える状態だったが、自分の体にどれだけの老廃物が詰まっているかを把握しているホムラだけは、これ以上の汚損を臀部や脚に広めてしまわないよう、安全に排便を出来るよう必死に森の中を駆けた。ここで、周囲に自分のひり出したウンコの臭いを知られてしまうとしてもなるべく近くで野糞をしていれば、まだ最悪の事態は免れたかもしれない。
しかし、外敵もそこかしこに生息している環境にも関わらず、ウンコの山を見られることを恥じらってしまったホムラは必要以上に距離を取ってしまった。便意に囚われ、彼女に標的を合わせた強大な敵に気付くことができなかった。
単独で戦うには限界がある。そして何よりホムラは今、一瞬でも気を抜けば尻から土石流のようにウンコが噴き出してしまう程、切羽詰まった状況だ。
潜在能力の全てを発揮すれば造作でも無く倒せる相手だが、今の彼女では傷ひとつ付けることは出来ない。そんな戦力にはならない状態で、更に力の開放が完全に終わっていない自分よりも遥かに強い魔物の鋭い眼光に、恐怖のあまりに足がすくみ、逃げる為、生き残るために何をするべきかをパニック状態の頭で必死に考えながらも、目の前の捕食者に襲われた時自分の体がどれだけ悲惨な目に合うかを直感で感じてしまった瞬間と、下腹部と膀胱に溜まった排泄物が彼女の肛門や括約筋をノックした瞬間、その2つが重なった時、ホムラはそこで女性としての尊厳を全て失った。死への恐怖、戦列を離れた後悔…様々な負の感情を駆け巡らせながらどうにか次の行動を取ろうと慌てふためくホムラの中に、大小便を我慢するという選択肢は優先順位の一番下からも排除されていた。
目の前の敵が、ホムラの事を無視しその場を離れた時…それは糞尿の全てをホットパンツにぶち撒けた彼女の事を自分に危害を加える相手とも認識せず、下半身を真っ茶色に染め上げ、足元に汚泥の塊を生み落とし、顔中から汁を垂らして放心しているホムラのことを餌とも思わず、殺すことも食うことも時間の無駄と思われた時だった。
その後、糞尿まみれのホムラは救出されたが、時折彼女はこの最大級の恐怖とトラウマを思い出し、ベッドの中でも盛大にしでかすようになった。その後冒険が続いていく中でも、この一件は彼女の心に大きく傷を残していた。お尻を拭いてもらい、時にはオムツを履かせてもらうような経験を経てパートナーとは更に深い絆で結ばれることになるが、ウンコ漏らしやお寝グソの事実は、今でも彼女の中で恥ずかしい過去として残り続けている…。
彼女達の戦いの場が変わっても、悪癖は変わらなかった…
便秘とを抱えたまま、旅路や戦闘で疲弊した状態で寝床についた時に、恐怖に屈した過去の日々がフラッシュバックしそのまま排便行為をしてしまう…。
問題は、理由も分からないまま履くと強いられている薄茶色のタイツである。
この世界では、ホムラの脚はゴムのような素材で出来たレギンスで覆われている。いつもならパンツの隙間からこぼれ落ちて体から離れていったウンコも今回は全て彼女のお尻や太ももに留まることとなった。
これまでどうしても我慢できなかった時にホットパンツとお尻の隙間から一本糞をボトボトと落とし、何事もなかったように振る舞う事で尊厳を守ったことが何度かあったが、生足を覆うタイツによって漏らしたウンコの逃げ道は無くなり、戦闘前の極限の緊張状態で過ごした待機時間で寝糞を垂れてしまったホムラは、その全てをお尻に残した状態で目を覚ました。
どうにか戦いを終えた後も、普段とは違う服装による被害は続いた…。敵の攻撃を躱す際に傷ついたタイツを突き破り少しずつ漏れ出るウンコは、彼女を最もみっともなく見せる結果になってしまった…。
ホムラとヒカリ、一つの身体を二つの人格で共有する彼女達は、時折その主導権をどちらに渡すのか、選択を迫られることがある。
敵前で猛烈な便意と尿意を催してしまったホムラ、今ここでヒカリと入れ替れば、その今にも漏れ出そうな排泄物の始末を彼女に押し付けることになってしまう。
この世界でのルール上、戦場で剣を振るうことが出来るのはブレイドである彼女達のどちらかだけ。ホムラやヒカリと運命を共にしている少年、レックスに出来ることは、このステージの外から彼女達の戦いを見守ることだけであった。
膀胱が痛みを感じるほどに尿で満たされ、下腹部を埋め尽くした大便も既に出口を押し開く寸前。今にもホットパンツの中に小便とウンコをしてしまいそうな状況で、彼女は自分一人で戦う覚悟を決めた。
へっぴり腰で大剣を構える彼女の前に現れたのは、棘の付いた甲羅を背負った巨大な亀の化け物。
その鋭い眼光と全てを喰らい尽くしてしまいそうな大きな口から放たれる咆哮が、彼女のあるトラウマを呼び起こしてしまった。
結局、ホムラはホットパンツの中にずっと我慢していたものを全てひり出した。余りの糞尿の量と恐怖で歪みに歪んだ顔を見て、モンスターが戦うに値しないとその場を去るほど、今のホムラは伝説のブレイドとは思えない程無様な格好をしていた。
異変を感じで捜索を続けていたレックスがウンコまみれで半ば気を失っていたホムラを見つけ、まっ茶色に染め上がった下半身と衣服を掃除して貰いながら、この情けない事実を秘密にして貰うのだった。
今度こそは一人きりで戦い抜くと決めていたが、眼の前の状況から予測された確実な敗北と死に、あの日と同じように思い切りウンチを出してしまった。