#17
七月。梅雨が明けたのか、それともなかったのか、とにかく今日も快晴で暑かった。
あの日…色々とあったあの日から数日が経っていた。
弟のナオフミとはあれからなんとなく話をしていない。
というか目をあわせようともしない。嫌われてる…というよりはそわそわと恥ずかしがってる感じだな、これは。
視線がちらちらオレの胸にいったりきたりしてるし。やっぱりお前も興味あるんじゃねーか。
とはいえ、少なくとも両親に何か話したりはしてなさそうだ。表面上はいつも通りの夕食の風景。
いつも通り学校へ行き、いつも通り夕食をとり、いつも通り風呂に入り、いつも通り自慰に耽る。風呂場の外に微かな気配を感じながら、今日の出来事を思い出す。
放課後、ミヤコーに呼び出されて三度目のセックス。
慣れたとは言わないけど、最初にくらべると気恥ずかしさのようなものが薄れ、
ただひたすらに快感をむさぼるようになった。
余計な会話などなく、汗だくになるまでお互いに性欲を吐き出すだけの行為。
もはやオレは学校にいる間中セックスのことしか考えてない。
オレのムラムラはとどまるところを知らず、帰ってからもおさまることがないため、何度も自慰をする。
それが当たり前になっていた。
「おっと、計測しとかなきゃな」
風呂から上がり、『計測器』を脇に挟む。しばらく待つと電子音とともに計測結果が表示された。
「31%…と、EPは…3300か。やっぱ増えてるな」
計測結果は自動的にアプリに登録され、送信される。
送信先はもちろん、小野中先生のところだ。
昨日、一か月ぶりに小野中クリニックへ定期健診に行ったときのこと…。
「はいこれ」
「なんすか?これ」
先生がオレに手渡したのは、脇にはさむタイプの体温計のように見えた。
けど体温計にしては少しでかいし、モニター部分の表示も複雑だ。
「そろそろ必要かと思ってね。取り寄せてたんだ。
それはね、TS症の状態を計測するもので、まあ正式名称は長いから単に計測器ってぼくらは呼んでる」
「状態を計測…そんなことできるんすか?」
「あくまで目安くらいだけどね。それにいくつか条件もあって…前に安定剤渡したでしょ?ちゃんと飲んでる?」
「ま、まぁ一応……」
正直たまに忘れることもあるが、おおむね毎日飲んでる…はず。でも正直、なんらかの効果を実感したことはないんだけど。
「あの薬はコレで計測する値を安定させるためのものでもあるんだ。特に症状が出たばかりのころは値がブレやすくてね。
ま、ものは試しさっそく測ってみよっか」
「はぁ…まぁいいすけど」
オレはその体温計みたいな”計測器”を脇にはさみ、先生の指示通りスイッチを入れる。ピっという電子音が鳴るが、それきり特になにか起こるわけでもない。
「こんな感じでいいんすか?」
「うん。そのままちょっと待ってね。コレ実はね、ぼくの旦那の会社でつくってるもので、まぁぼくも開発に色々協力したわけさ。
だから計測結果に関してはなかなか信用できると思うよ」
「へぇ…」
たしか先生の旦那さんは、大学の同級生とかだったかな?
TS症患者のための商品なんてニッチすぎて市販してないだろうし、旦那さんの会社の名称も聞いたことはなかった。
ピピピッと再び電子音が鳴り、計測結果が表示されたようだ。だけど見方がわからないので、そのまま先生に渡す。
「どれどれ…ちょっと見せてみて……成育度が30%で…EPは…2900…と」
「EP?」
成育度というのはなんとなくわからないでもないが、EPってなに?なんかゲームっぽいけど。
「一個ずつ説明するよ。成育度ってのは、そのまんまTS症全体の成育状態を示しています。まぁ100%になったら完全に女性体になったってことだね。
最終的に100%に届かないこともあるし、越えることもあるけど」
「越えたらどうなるんですか?」
「別にどうってことにもならないよ。そうだね、女性の平均以上に女性らしくなってるって感じかな」
「へぇ…あの30%ってどうなんすか?その、高いほうなんすか」
「タクオミくんは症状が出てから二か月くらいだし…それを考えると高いほうかな。
ただ、一定値ずつ増えてくってわけじゃないから、特に心配することじゃないよ」
とりあえずオレは3割くらい女になっているようだ。
「それと、EPは様々な研究結果から多角的に導きだされた独自の概念で…つまり、エロパワーの略だね」
「……は?」
「だから、エロパワーだよ。エロパワー。これが高いほどエロいの」
「エロって…」
オレはドキリとした。性欲が高まってるとかそのへんはすでに先生にやんわりと伝えていたんだけど、
ミヤコーとの関係のことは何も言っていない。もしかして、そのへんが数値に出てるんだとしたら…。
「EPはTS症の正常な成育にとって重要な要素だからね。成育度とEPはおおむね比例していくんだけど、
EP2900は…初期としては平均的といえるかな」
「そ、そうなんすか?」
とはいっても、独自の基準ではよくわからない。比較対象がないと…。
「うん。当分はEPが増えてたら順調と見なしていいと思うよ。というか、ガンガン増やしてほしい。中途半端なカタチで症状が終息しないようにね。
他にも色々細かい数字でてるけど、こっちは成育度やEPを導きだすための計測値だから気にしなくていいよ。
あ、そうだ。ためしに今のぼくがどのくらいか見せてあげよう」
先生は自身の値を計測して見せてくれた。
≪成育度 227% EP 35000≫
つ、つよすぎる…。てか全然100%越えてるじゃん。
「測るのは久しぶりだったんだけど…おー、結構増えてるかも」
前がどれくらいだったか知らないけど、宇宙戦闘民族と地球人くらいの差がある。
もしかしてオレって、ぜんぜんエロくないのでは…。なぜか、少しショックだった。
「それじゃこの計測器は貸してあげるから、できれば毎晩図ってほしいかな」
きちんとウェットティッシュで綺麗にしたあと、オレに充電用ケースと一緒に渡してくれた。
「で、このアプリをスマホに入れといてもらえば、あとは自動的にいろいろやってくれるから」
「う うっす」
その後、簡単な身体検査なんかを行い、その日の検診は終わりとなった。
帰る途中、エレベーター前で30代くらいにみえるスーツ姿の男性とすれ違った。
この先には小野中クリニックしかないが、どうみても産婦人科に用があるとは思えない。
まぁ、それはオレもだけど。
それにオレの定期健診はクリニックの休診日に行われている。
相手も疑問に思ったのか怪訝な顔でこちらを見ていたが、すぐにそのままクリニックの裏口がある通路へ向かっていった。
(あ、そうか。旦那さんか)
たしか小野中は旦那さんの姓と言ってたはず。
それなら挨拶くらいすべきだったかと思いつつ、いまさら追いかける気にもならずオレはそのまま帰宅した。
そして現在。オレは計測器をケースにしまうと、アプリでここ数日のデータを見直していた。
数値は測るたびに多少増減するが、おおむね上昇傾向にある。
とくにEPはミヤコーとヤった後や、オナった後に如実に増えていた。
やっぱエロパワーってこういうことだよな。
気を使っていちいち指摘しなかっただけで、あの時点で先生にはオレがヤってたことはバレてたんじゃなかろうか。
そうなると小野中先生も、ものすごいセックスしまくってるってことになるけど…。
ま、まぁ結婚されてるし、毎日夫婦の営みがあればそんなもんか…?
というかいまさらだけどエロパワーって…、オッサンくさ…いや、ある意味オッサンだったわそういえば。
とにもかくにも、自身の中にあった性欲が強まりすぎていることへの不安や躊躇は、こうして見えるカタチになったことで解消された感がある。
さらにいえば、先生の値には全然届いていないということが、オレの理性のタガをはずしてしまったのかもしれない。
ここまでは大丈夫、という保証になっているというか、対抗心が湧いてしまったというか。
オレはゲームのようにEPという数値を増やすということが、楽しくなりつつあった。
とりあえずこれを増やしていけばいいって先生も言ってたしな。
「さて…と、それじゃ、もう一発イってから寝るか♡」
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タクオミが定期健診を終え出て行った後、照明が落とされた薄暗い診察室に淫靡な音が響いていた。
じゅるっ♡ じゅるるぅ♡ じゅぽっ♡ じゅぽぽ♡ じゅぞぞぞ♡
小野中美鈴は、サラリーマン風の男の足の間に顔をうずめながら、長く細い指で自らの濡れそぼった股間をコスりあげていた。
「っぷはぁ♡んふ♡じゃ今度はこっち♡」
そういうやいなや”もう一人”の股間に激しく吸い付く。
ラフな格好をした若い金髪の男で、日に焼けた肌がよく鍛えられていた。
「俺のチ〇ポどーよ?またちょっとデカくなったんだぜw」
「うそ♡変わんないよ♡何回咥えてると思ってんの♡」
唾液ででろでろになった二本の熱い肉棒を交互に味わいながら、再び自らも快楽に耽る。
じゅぽっ♡じゅぽぽっ♡じゅるる♡ぐちゅ♡ぬちゅ♡くちゅくちゅくちゅくちゅ♡
愛おしそうに両手に掴んだ肉棒をなでまわすと、媚を売るように腰を振り男たちを誘う。
「はぁ♡はぁ♡ほらみて♡もうこんなになっちゃった♡」
美鈴が分娩台に乗り、両手でマ〇コを押しひろげる。
愛液がとめどなく溢れ、かぐわしいメスの匂いが室内にまき散らされた。
二人の男はにたにたと湿度の高い笑みを浮かべ、互いにうなずきあうと美鈴のおっぱいに片方ずつ吸い付いた。
「ママぁ~ばぶばぶばぶ!!」
「マんマぁ~!!!」
ちゅぱ♡ぢゅるるっ♡ちゅぱ♡ちゅぱ♡ちゅううっ♡
美鈴は頭をやさしくなでながら、甘える二人をあやしている。
母乳とともに多幸感が胸の奥からとめどなくあふれ、きゅんきゅんと子宮が快楽に震える。
かわいいかわいい坊やたちの肉棒が、自らの膣へ帰ろうと脈動する姿は、美鈴をたまらなく昂らせた。
コンドームはつけさせない。自身の生理周期は完全に把握しているし、万が一の備えも当然ある。
これが美鈴の当たり前。実の子を産む前からずっと、みんなのママなのだ。
「お~よちよち♡ママがぜ~んぶシてあげまちゅからね~♡」
ぱんっ♡ぱんっ♡ぱんっ♡ぱんっ♡
スーツの男がリズミカルに腰を動かす。美鈴はそれをつつみこむように腰をくねらせ、足をからませる。
その一方で、おっぱいに吸い付き母乳をすすっている金髪の男の股間に手を伸ばし、母乳をローションがわりにかわいがってあげる。
子ども二人を同時にあやすなんて手慣れたものだ。
「はぁ、はぁ、そういえばママ…さっきの子も“集会”に来るのかい?メガネの…ずいぶん若いように見えたけど」
スーツの男は乳首にしゃぶりつきながら、そう尋ねた。
「お?なになに?新しい子入るの?俺にもショーカイしてよ」
「だーめ♡あの子は…まだ成長途中だから。もうちょっとたったら誘ってみるつもり。あっ♡あんっ♡」
「なんだ、それは残念。その時は絶対呼んでくださいよ。あ、もちろんママが一番だけどね!」
「ふふ♡本人がイイっていったらね♡まだおマ〇コもできてないのに、お相手がいるみたいだし♡」
あのEPならばすでに何度かは経験済みのはず。タクオミのEPはその成育度を考えれば実は異常に高かった。
平均的といったのは漸転換型TSタイプではなく急変型TSタイプの平均と比較した場合。
つまり、完全に女体化してから二か月程度の値だ。
本来、漸転換型のEPは成育度が60%程度から増え始め、90%を超えたあたりから爆発的に増加する。
ちなみにTS症でなくてもEPは計測可能で、一般男女の平均値は500ほどだ。
美鈴はタクオミのその数値にかなり驚いていたが、あえて言うことはなかった。
美鈴は確信していた。TS症は単なる病気ではない。
彼女が発見・考案した概念…EP…Enhance Potencial(自己改良潜在能力)、その才覚の発現であると。
とはいえ、エロパワーという通称も何も冗談でつけたわけではなかった。
エロスとは生命力の根源。結合し、変容する原動力なのだから。
(タクオミくん、きっとぼくよりずっと…スケベで素敵な女の子になる。楽しみだな♡)
「ああんっ♡イっちゃいそう?ママのおマ〇コにいっぱい白いのだちていいでちゅよ~♡」
「ママ♡ママぁ♡」
男がびくんびくんと震えながら精を吐き出す。一滴も逃さないとばかりに膣が締め付け、搾り取る。
その時、デスクの上に置いていたスマホから電子音が鳴り響いた。
「あ、ちょっと待ってくだちゃいねー♡“旦那”から電話♡」
デスクに手をつき、尻をつきだす格好になった美鈴は後ろから金髪の男に挿入されるが、構わずスマホをとった。
「あ、あなた?うん、これから集会っ♡あんっ♡二人と合流して、いまから向かうとこ♡」
「だってぇ♡二人ともバッキバキなんだもん♡集会前にちょっとヌいてあげようとおもって♡」
「うん♡うん♡わかった♡じゃあ今日の参加者は6人ね。あ 待って♡イく♡イく♡ママイっちゃう♡あっあっあっ♡」
「んっ…♡んんっ…♡ね 勃起してる?ふふっ♡」
「うん、ぼくも幸せだよ。それじゃ、またあとでね♡はーい♡」
nukemichi
2024-08-01 22:23:46 +0000 UTCtaiga-t-0912
2024-08-01 15:40:10 +0000 UTCnukemichi
2024-07-27 10:37:21 +0000 UTC