投稿に間が開いてしまい申し訳ありません。
単行本作業も概ねひと段落して、ちょっと時間に余裕ができた今日この頃です。
表紙を描く上で積もったボツ案をどうしたものかと思っていたのですが、ここで供養させていただくことにします。
まず取り掛かりで描いたラフです。
直近で原稿を描いた志穂か、りさすたのどちらを据えようかといったところを迷いながらも、とりあえず手が動くままにラフを切りました。
aは悪くはない…bはなんか味気ないな…という意見でまとまりまして。
この時点では僕も担当さんもcを推したのですが、もう少々何かないかということで一旦保留にして再びラフを起こすことに。
dはホテルのガラス張りバスルームでむにゅっと押し当ててるりさすた。
そうしたら、「これは裏表紙に回しましょう。ですが黒髪ショートだと系統がダブってしまうので全く違うタイプのヒロインにしましょう」と。
最終的にdは裏表紙に回し、ヒロインもりさすたから蘭子に変更しました。
蘭子は褐色肌の金髪ショートなので、表と差別化ができた良い裏表紙になったと自負しています。ショートヘアですが。
eはインパクトが薄く、fは逆光がカーテンの影を肌に落とすイイデザインだと当時は考えてました。咥えたコンドームも誘ってる雰囲気が出てます。
gはfのポーズ変更。お尻と脚のラインが魅力的だと思います。
g-2はさらに脚を開いたもの。
「パンツに手を掛けて脱ぎかけてる方がよいと思います」という担当さんの意見により両者ともボツ。
「そこから先が期待できる表紙…ストーリー性を持たせるのが大事」と。
ただ寝っ転がってるだけよりも「今からまさに」感を出してほしいという担当さんの指摘を参考にし、hを描きました。
fの時にも言われたのですが、「手でお尻のラインが隠れてしまっているのが非常に惜しい」とのこと。
確かに下半身のラインというのは女体美を輝かせるのに必要不可欠…。
腰のラインを意識して、再びラフを切ります。
最終案が上記の三つ。
1はfの改良型。
2は思い切ってシーツを赤に。遠目でも目を引くように色を目立たせたかったので。
2-2は足の角度差分。
ここでかなり悩みに悩みました。
担当さんはお尻のラインが強調されて良きということで2推し。
ぼくは陰毛がちら見えしてるのが良きということで2-2推し。
担当さんはぼくの意思を重視してくれているので、2-2でも大丈夫だと言ってくれました。しかしぼくの優柔不断が出てしまい……。
「こっちにします!……すいません!やっぱこっちで!」を三日繰り返し、さすがに担当さんも苦笑いし始めた頃に、やっぱり陰毛が捨て切れず断腸の思いで2-2にしました。
そして細部等々を整え、正式に表紙として採用に至ります。
だいぶ長い道のりでしたが、ぼくの表紙作業はこんな感じでした。
他の作家さんは恐らくもっとスパスパ!っと進めていくのだろうなぁと思います。
途中途中の打ち合わせで担当さんからもらったアドバイスも大変参考になりまして、一人だともうどうにも立ち行かなかったでしょう…。
人に歴史あり、表紙に歴史ありということで単行本を手に取っていただいた際は表紙・裏表紙共々楽しんでいただけたら幸いです。