テコ入れ(中編)
Added 2025-04-07 23:00:00 +0000 UTC「いいじゃん、ねえ、いいじゃん」
それを繰り返しながらソファに寝転がった彼氏の腹を摩る大男。
本人は床に座っている。画面の高さは下めに調整したようだ。
「だめよ~だめだめ~」
昔流行ったフレーズで返す小さい方。まだ余裕がありそうだ。
大きい方が手を往復させるたびに全身が揺さぶられているのだが
まあ、元々の体格差があるから慣れているのかもしれない。
だが、気づいているかな?
一往復ごとに、ほんの少しずつ小さくなっていることに。
既に手のサイズが腰の幅を上回っている。
一応、それを押さえようと手のフチに小さな手を絡めているが
大きさが違いすぎて、クッションか鞄でも抱えているようだ。
これではお気持ち程度の効果も期待できないだろう。
「ストップストップストーップ!」
あ、気づいたなw
もう腰の細い部分なら片手でギリギリ掴めるサイズになってる。
身長で言うと100cm切ってる。大きい方が223cmだから、倍以上?
縮小率だけで言えばそこまででもないんだけどな。
「うわこれどうしよ」
「え?かわいいからだいじょぶ」
「なわけない」
「はい」
ソファの横に座っている大きい方と、ソファの上に立ってるのに
目線がほぼ同じっていうのも、改めて見ると凄い光景だな。
いつでも《実現可能》だが意外と自分ではやらない差だ。
そんな柄じゃないし。
小さくなっていく相手に、甘い言葉を囁いて縋ってくる相手を……
あー、意外と《アリ》か。今度やってみてもいいかもな。
いつも俺のことそういう目で見てくる《釣れそうな奴》は
何人か心当たりがある。
話を戻そう。配信では、未だ益体もない言い合いを続けている。
戻すことは《できる》けど、そんなことこいつらは知らないしな。
やるとも言ってないし。
大きい方が聞いてるようで聞いてない風なのは元々の性質だろうが、
絵面からは体格差のせいで意に介していないようにも見える。
「だーかーら、明日までこのままだったら困るでしょ?」
「そうだねー困ったね」
まあ、堂々巡りの話を聞いたところで、何の意味もない。
こういう場合、さくっと話題を入れ替えたいところだが
大男の方は自分から話題を出すタイプではなさそうなんだよな。
「いやさあ、俺だって別に仕事もあるわけ!
この状態でどうやって……いや、そこは別にこのままでもできるか」
「そうだねー困ったね」
「お前さあ聞いてないじゃん!いつも言ってるけどさあ」
「あーーーーー!」
小さい方を遮るように叫ぶ大きい方。大きさが変わって
ただでさえボリュームのバランスが悪くなっていたのだが、
叫ぶと小人の囀りは完全にマスクされてしまう。
「……!……ぁい!うるっさいって!もう!近所迷惑!」
大男が息切れするまで、冗談抜きで何言ってるか聞こえなかった。
配信側の問題ではないと思う。
今ので完全にスイッチが入ってしまったようで、
小さい方がギャアギャアとまくし立てている。
コメントの大半が囃し立てる感じで心配の声はほぼ見受けられない。
もしかしてこれが平常運転なのだろうか。低俗な番組だなあ。
様子見をしていたが、進展もない。再度の介入が必要だろうか。
そう思っていたが、徐々に口汚くなっていく小人君が自分から
一線を超えてくれた。
「xねよお前。玉蹴るぞお前さあ。
ってくそ、ボッキさせてんじゃねえ」
そう言いながら小さな足でグリグリと大男の股間を苛め始めた。
床に立つと目線が合わないので、足蹴にしている竿の持ち主が
どんな顔をしているのか、どんな動きをしているのか
まったく気づいていない。
後ろ、後ろ、とコメントがそれ一色になる。
「っ……!んーーー!んーーー!」
獲物を捕らえた狩人は身動きがとれないよう
がっちりホールドした上で、まずは唇を貪るように味わう。
今や、鼻の下から顎のあたりまでが大男の厚めの唇の下にある。
両足は床から離れ、膝から下だけがバタバタと激しく動いている。
くちゅ、くちゃ、というリップ音と、間に挟まる吐息とが
配信の空気を一気に生々しいものへと変貌させる。
時々唇を離しては、明らかに口から入らないサイズの舌を
強引に捻じ込んでみたり、先ほどまでの印象とは打って変わって
荒々しさを感じる触れ合いに、視聴者の反応も上々のようだ。
苦しさのせいか、疲労のせいか、さきほどまでの勢いをなくした
足首をまとめて掴んで、足の裏を股間にあてがい、そのまま
少しずつ抱きかかえた腕の支えを解いていく。
「ん……」
大男が軽く漏らした声。小さい方とはトーンもボリュームも違う。
胡坐をかいた大男の股間の上に直立し、腰だけを支えられた格好で
為されるがままにキスを受け入れている小男。
抵抗するどころか、首に腕を回して自分からも動いている
のだから、逞しいどころの話ではない。
なに、配信はこちらで乗っ取ってあるのでBANの心配はない。
それまでの視聴者にはそのままの配信画面が表示されるが、
運営サイドや新しくページを開いたアカウントからは
既に配信が終了したように表示されている《はず》だ。
代わりに、こちらの会員制サイトからの流入路を開けてある。
君たちの大好物だぞ。これに影響されて、俺もやりたい、と
願うものが増えるならばこちらとしても遣り甲斐がある。
二人掛けのソファは、寝転がった大男の上半身だけですっかり
埋まってしまい、逆に小さい方はその腹の上が乗っかる形で
寛いでいる。足の甲を相手の股間に擦り付けた状態で
ゆっくりと絶え間なく動かし続けているのは好感が持てる。
マグロは嫌いなんだよな。
その点では大きい方も、粗くはあるが相手の反応を見ながら
動いているし、実際、そっちの相性は良いのかもしれない。
「いつもよりぜんぶおっきぃぃ、すき……」
「やばいな、いつも以上に腕細っ。
ポキポキ折れそう。折っていい?」
そう言って二の腕を掴んで圧をかける。
決して肉付きはよくないのにそれでも形状が変わるくらいに。
「痛いって、今はそれ、シャレになんないからあ」
本気で怖がっている様子ではなく、じゃれ合いの延長戦上。
つまりは平常時からこのようなやり取りはある、ということ。
「一本だけ」
「うるせえ」
ふつうは一本折れたら大惨事なんだがなあ。見込みあるよ。
こいつらもしかしてうちのサイトの会員か?と思ったが
《確認》してもそれらしいメンバーは見当たらない。
まだこんな逸材が隠れていたとは。
「うあっあっ、ぐるぢ……」
今度は両腕で胸郭をぎりぎりと締め上げている。
小さい方は下半身をばたつかせようと藻掻いているが、
そちらも大きい方の太腿でがっちりとホールドされている。
おいおい、流石にこれ、大丈夫か?
体格が変わったことをちゃんと考慮できているだろうか。
俺が心配することではないかもしれないが、流石にここで
再起不能になってしまうと段取りが狂ってしまう。
「キスしていい?……するね?」
実際には返事をする余裕もないだけだろうが、
そんなことはお構いなしに、大きな顔を近づけていく。
酸素を求めて大きく開かれた口をすっぽり丸ごと
塞げるのだから、いろんな意味ですごいよ。お前。
片腕は締め上げたまま、もう片方の手で尻を揉んでいる。
そろそろR18に移ろうとしているな。まあ、先述の通り、
配信的にはまったくもって問題ないわけだが、
こちらはこちらで問題が生じている。
ただ無目的に配信を覗き、無意味にテコ入れなんて真似を
していたわけではない。こちらはこちらでそういう気分に
なっていたからこそ、一見して無益な自らの行動を
許容していたのだ。股間の臨戦態勢は既に整っている。
俺は自慰行為を無駄打ちだと考えている。従って、
この昂ぶりを鎮める為には相応の行為が伴わなければならない。
それはなにも他者の介入を必要としているわけではない。
あくまで“こちらが”介入するのだ。俺にはそれが《できる》。
……ところで、奴らはいま《どこ》から配信してると思う?
(つづく)
Comments
常識人の皮かぶってるつもりみたいですけど、もう末期も末期なんですよね~r.i.p(実際に死ぬのは犠牲者たち) 最後までバカップルでした()
乙
2025-04-24 23:40:15 +0000 UTCやっぱ体格差は現実味という点ではちょっと有利ですよね~。実際には非現実的でもw まあ、なんでもあり系の人だから逆に何させたら良いのかって難しいんですよね~ 何書いてもリーマン本人から「お前センスねえな」って言われてる気がする…!w
乙
2025-04-24 23:38:54 +0000 UTC相応の行為を伴わなければ自慰は無駄打ちっていうスタンス、 心底サイズフェチが染み付いちゃってるんだなぁというか、 同好の士との巨大化パーティーやら小人の奉仕に奉仕させないと満足にイけない身体になっちゃってるんだなぁ感があってたまらんです…^q^ 配信のカップルどうなっちゃうんでしょう…!
曹達(ソーダ)
2025-04-10 09:20:44 +0000 UTCさらに縮められて倍近いサイズ差……床に立っても座ってる男と目線が合わないとは……「折る」とか締め上げとかもこのサイズ差だと現実味合ってヒヤヒヤものです。 そしていよいよリーマンさん参戦の雰囲気!い、いったいどこにいるんでしょうか……!?楽しみです(見てる分には)
ichiya
2025-04-08 10:05:34 +0000 UTC