すみません、いつも途中ラフを公開してから完成形を上げていたのですが、今回思ってたよりも早く終わったのと年末年始でゴタゴタしてたので……。
ということでツイッター等SNSよりも先行公開いたします。
粗ラフ
火山のある土地に住んでいるドラゴン描きたいなあと、背景に火山を。
ドラゴンは奥行き感と、あと最近正面側のお顔描いてないのでこの時点で両目が見えるように意識しました。
ドラゴンラフ
汚すぎるので線画を起こします。起こすといっても厚塗りで塗りつぶしてしまう予定だったので結構粗めで。
角は炎っぽい形にし、人と取引をしてアクセサリーを購入することもあるので耳飾も付けます。
背景ラフ
ドラゴンはあとで色を決める為に一旦ベタ塗りで放置し、背景決めを。
彩度の高い火口がドラゴンのお尻のほうにあり、後ろよりも手前を立たせたいので反転して手のほうに持ってきました。
ただの火山だとつまらないので、ギザギザにしてファンタジー感を。
空も薄暗かったので明るくし(正月に描いてる絵なので暗さよりも明るさを)このドラゴンの住処その1として巨竜の骸を追加。
ドラゴン着色
火山付近に住んでいるのに加え、溶岩に手足突っ込むこともしばしばあるので溶岩カラーの赤と黒で。青い耳飾や腕足の紫は差し色として入れました。
グリザイユ技法でなくそのまま色を乗っけています。
なんか角よりも尻尾が炎っぽいですね。
描き込み
やっぱり先に描くのは顔ですね。
炎を意識した角がそれっぽくなさ過ぎたので思い切って噴火火山っぽくしました。
また、腕になりますが、溶岩に突っ込むこともあるので縄状溶岩?パホイホイ溶岩?
に近い感じにしたかったのでそんな感じで……。
にしてもパホイホイ溶岩って名前面白すぎませんか?他にもアア溶岩なるものがあるそうです。新しい絵を描く度に謎知識が増える。
描き込み2
胸の部分の処理に悩んだのですが、黄色い部分は模様にしました。
翼の付け根の部分のオレンジの大きなトゲ状の鱗は火山の噴火や飛び散るマグマを意識。
描き込み3
首の鱗が赤すぎたので、再度黒みを足しました。
ただこれだとやはり全体が暗く感じてしまうので、ここは進行しながら調整していきます。
途中、オーバーレイや発光(覆い焼き)を使いながら調整しますが、これは使いすぎると色がとんだり明暗バランスが死ぬので、かなり気を使います。
また、片方の翼の存在が強く絵がせまっ苦しく感じ、空間を感じないので片方の翼にだけ背景から拾った青色を薄っすらエアブラシでかけて空気感を出しました。
メリハリ大事です。
背景再び
いくらドラゴンを描いても背景が粗い上に暗く絵の完成予想図が見えなかったので、手を入れます。
まず細部よりも全体の空気なので、オーバーレイ、スクリーン、通常レイヤーでのエアブラシでの空気感など、描き込みよりも明るくしたり彩度を上げることを優先します。
サムネイルで見てある程度暗さが減ったと感じたら、「CLIP STUDIO PAINTブラシ素材集 雲から街並み、質感まで」にあるテクスチャ系のブラシでのっぺりしていた草地を色を拾いながらガサガサ大雑把に載せました。
メインの部分でないので、ザラっとしている強めの粗いテクスチャブラシなら大体なんでもいけると思います。
最終手前
ほぼほぼ完成図が見えていたので、ドラゴンと背景同時進行です。
首を覆っている鱗は、顔の方が赤めで下に行くにつれ黒面積を増やすことでバランスを取りました。
また、もう少し火山付近にいる雰囲気を出したかったので、ドラゴンの上に新しいレイヤーを作り、エアブラシでオレンジ色を薄っすら乗せます。主に手足部分が分かりやすいですね。
仕上げ
後ろ足が物足りなさを感じたので長めの鱗を足し、ドラゴンはもう完成なので後は背景と効果だけです。
背景は特にドラゴンの住処その1に生活感が欲しかったので、装飾品やら食べ物と思われる物体をぶら下げたり、骨にペイントをつけたりと。
生活感っていいですね。
また、にぎやかし要素として風エフェクトを追加しました。
さっとブラシで線を描いてぼかしや指先ブラシで伸ばすだけ!とても簡単!
以前描き方のせたような気もしますが一番下のほうに再度置いておきます。
ついでに粒状のテクスチャが効いたブラシで火の粉を散らし、頭部から腕あたりを調整レイヤーでコントラストを調整して終わりです。調整レイヤーめんどくさい、もしくは無いお絵かきアプリでしたら透明度を下げたオーバーレイや発光でも近い事が出来るかと。
一次創作は複数の世界がある前提なのですが、その中でも核となっている白王(https://www.pixiv.net/artworks/69536062)の統治している世界のドラゴンはあまり食事は必要ない(もしくは一切喰わない)のですが(みかん竜 https://www.pixiv.net/artworks/91222361 のようなバカスカ喰ってるのもいますが)人の気配が無い領域に住まうドラゴンは稀に野生の動植物を狩って暮らしていることがある一方、人の生活圏の家畜や料理の方が美味しいと感じるドラゴンもいるので、何らかの対価を払って持ち帰ったりレストランで食したりします。
払う物は定番のものですと自身の角や鱗が多いのですが、このドラゴンは火山地帯という人が中々踏み入れられない土地に住んでいるので、そういった土地でしか採れない鉱物や植物、昆虫や小動物を捕まえて取引材料、もしくは換金しています。(余談ですが、現実の火山には生き物はいないに等しいですが、溶岩コオロギなる生き物が存在しているようです)
野生の生き物を自身で狩って焼いたり料理して食べるのもいいのですが、やはり人が食用として徹底的に作り出した家畜や穀物、果物は美味しいので……。
住処においてあるものや、身につけている装飾品も取引で手に入れたものですね。
火は自分自身の火や火山地帯なのでその辺にありますし、水も川行けばあるし、乾麺とかまとめ買いして住居の片隅に積まれていたり。
住処は複数あり、この絵の骨の住居は火山のすぐ近くだったので火山にしかないレア物をまとめて集める時の拠点として主に使われています。
火の粉や火山灰が降りかからないように、魔女の店で買った魔石で結界を張っています。
ちなみに動植物だけでなく鉱物や溶岩、光や影、気候や書物、人の夢や感情や記憶、といった異喰性のドラゴンも多く存在します。
まあこいうのはファンタジーのお約束ですね。
以下、上記で述べました風エフェクトの描き方です。
ぼかし、指先ブラシで伸ばすだけなんでほんと手軽に情報量増やせます。