ラフ
久しぶりにグレーでなくカラーから描きだします。理由はなんとなく。
この時点から「美しい系だけどちょっと気味の悪さもある」というドラゴンが描きたいというのがあったので青白カラーで余裕のあるポーズにしました。
形を整える
あまりにもぐちゃぐちゃだったので上にレイヤーを作って大体の目安をつけます。
頭部がハッキリしてるとモチベーションが上がるのでそちらを優先にしてます。
ちなみに使っていたブラシは殆ど上記のこちら。他には硬めのフォトショップのような透明感のあるブラシとか。
整えつつ全体のデザイン
頭部周辺のシルエットが貧弱に感じたので、頭部を切り取って大きくし、ヒレに膜を追加したり突起物も大きくしました。
また、不思議感を出したいので脇腹の鱗は丸みを帯びたものにします。円盤的な。
背景の決定
キャンバスのサイズを追加しスペースを作り、背景を大幅に追加しました。
このドラゴンは星、宇宙、不思議不気味系の存在にしたいので、星空がよく映える砂漠、荒野系の背景に。星は散布ブラシでの仮置きのものです。
涼しげな雰囲気にもしたかったので水辺も追加します。
描き込みつつシルエットを足す
鱗はやしつつヒレに模様をつけ、またシルエットの変化と不思議感を増やしたいので尾の付け根に触手のようなものを追加。絶対部位破壊できる。
また、瞳孔の中心に黄色を入れました。
黒目のままでも可愛いのですが、個人的に瞳孔の中心に何らかの色や白を入れると不気味だったり神聖感が出るので気に入っている表現だったりします。
描き込みと明るさ調整
謎触手を頭部にも追加し、尻尾も暗い青と赤に変更しました。青のと差のある色なので差し色として。
また、全体が暗く感じたのでオーバーレイで黄色系の色を薄っすらドラゴンを中心に乗せて調整します。
ライティングは、荒野でライトを持って歩いてたらなんかいた!っという風にしたいので光源は見てる側(こちら側)に。その方が遭遇した感が出る気がするので……。
星雲の追加
明るさ調整のオーバーレイのレイヤーを一度非表示にし、宇宙感を出したかったので(宇宙ではないのですが)背景に雲ブラシで薄っすら紫色の雲を加え星雲っぽく。
星空は散布系のブラシで白以外にも赤や青色を使って星を散らばしてます。
ちなみにどちらもいつもの「CLIP STUDIO PAINTブラシ素材集 雲から街並み、質感まで」に入ってるブラシ使ってます。人生有限ですので素材に頼れるところは頼って時間短縮してより多くの絵にかける時間を作った方がいいので……。
仕上げ
水面を描きなおし、岩も若干描き足しています。
水面は岩やドラゴンの尻尾や手といった接地面を白線で境目を描くと大体それっぽくなります。
謎触手もエアブラシとオーバーレイで発光させます。大正義オーバーレイ。
最後にしていた明るさ調整用のオーバーレイのレイヤーを表示にして完成です。
今回ドラゴンのデザインを描きながら足し、初期デザインと大分変わりましたが、背景も大事でした。特に星雲あるとないとで見栄え変わりますね。
個人的に荒野や砂漠のような、平地が続く場所は隕石やUFOのような天体に関わる未確認物体の目撃が多いイメージを抱いていて(実際そうなのかは解りませんが)レア系ドラゴン枠でその土地の色に合わないまるで外の世界から来たような異色なドラゴンがいたら面白いというか、不気味でいいなと。
当ても無く、だだっ広い荒野を彷徨う一人の遭難者。
明かりを見つけ人がいるかと思いきや、それは青白く、発光器官を持つ異質なドラゴンであった。
特にドラゴンは遭難者を襲うわけでもなく、ただただじっと見つめているだけであり、時折自身の発光する器官に寄って来た巨大な虫を食す。
その場所には荒野では貴重な水辺もあり、幸い他の肉食動物もいない。
ドラゴンも見つめてくるのは不気味であるが、虫が主食のようなので襲っては来ないだろう。
翌朝、ドラゴンはいつのまにか消えており、遭難者もその場を去った。
ただ、遭難者の目はどこか虚ろである。
そのドラゴンにとって食していた虫はただ肉体を動かすだけの原動力の補助であり、本当に欲しいものは己の知らない未知の存在である人間、人の記憶や心。
そしていつの間にかその土地から消えていくが、その夜には天へと向かっていく青白い流れ星が見えたという。