イメージスケッチ
最初にサラっとこういうのを描きたいな~というデザインをラフでいいので出力します。
今回は一次創作の世界観における「竜魔女」といった「竜になれる魔女」の竜の姿を描きたいというのがありました。
貴族の娘でもあるので、高貴な感じを出したく金色のタテガミや装飾品、白い角といった要素を入れました。
人の時の姿は描いてませんが、貴族の娘といってもお嬢様のドレスではなく男装っぽい、他のキャラでいうならパンドラハーツのジャック=ベザリウスのような服装でしょうか。余談ですがジャックは個人的に好きなキャラです。いろいろと問題が多くてああいう人好きですね……。
ラフ
今月は時間があまりとれない可能性があったので、比較的早く仕上げられるグリザイユで行こうとグレーでラフを作りました。
この時気をつけたのは、元が人のドラゴンは飛ぶときの姿勢をかっこ悪くしたくない、というのが自分の中であるので特に後ろ足を何度も描きなおしました。
どうしても後ろ足が大股開いたり、だらんとなりがちなんですよね自分の場合。
色付け
上からオーバーレイやら乗算やらで色やテクスチャ、さらっと空気感を意識したものを好き放題付け足します。情報量付加。レイヤーの透明度もお好みで下げたりします。
グリザイユはただ上から色を一つだけ乗っけるだけではなんだかしっくりこないことが多いので、そこは他のレイヤーやテクスチャ、グラデーションマップと色々と試しましょう。
この時のレイヤー構成は下記の通りです。いつもバラバラですが参考までに……。
描き込み始める
ある程度色の方針が決まったらレイヤー統合して上にレイヤーを追加して描き始めます。
まだ全体落ち着いてないのに鱗入っていますね、気が早すぎます。
この時、装飾品や効果などのレイヤーは一旦非表示にします。
ついでに背景描きます。雲はいつもの「CLIP STUDIO PAINTブラシ素材集 雲から街並み、質感まで」の雲系ブラシです。これいつもコピペするか迷うんですけど初めての人もいるかもしれないので……。
今回背景は特にメインの要素に入ってないのでシンプルです。
情報量を増やす
描き込んでてテクスチャ感が消えていってしまったので、再び適当なテクスチャ素材を上からオーバーレイでクリッピングして乗せ、気に入ったらそのまま結合します。
テクスチャは手抜きでもなんでもなく神絵師も使ってる手法なんでどんどん使いましょう。
翼を整える
翼の根元に鱗描写を入れるとなんとなくリアルっぽくなるような……?
また、翼の外側は赤ではなく緑であるということを示したかったので、翼のうち一つだけ外側がチラっと見えるように意識しました。非常にわかりにくいですが。
ついでに翼爪にも角とおそろいの緑色を薄っすら乗せました。
なんだか大根に見えてきました。
タテガミの描き込み
鱗が全体的に落ち着いたのでタテガミを整えます。
鱗の描き方に関しては、もうね、現実の鱗や上手い人の絵を常に隣に配置して参考したほうが早いですよ。この絵を描くときは某緑川氏の絵をいくつか配置していました。
タテガミは前に描いたこちらと大体同じです、ブラシも同じものを使っています。ドラゴン全体もこのブラシです。
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また、風に靡いているタテガミを描くときに、下記のように「髪を遊ばせる」のも大事なことかな、と思っています。
模様と装飾品
すっかり忘れてた金装飾関係に手をつけます。
装飾品は以前描いた物は削除し、以前のを参考にしながら硬めのブラシでシルエットだけ先に描きます。人工物は硬めのブラシのが描きやすいですね。
エフェクトなど
装飾品など、細かいものを描き終えたら非表示にしていた空気感レイヤー(ただ背景の色を拾ってエアブラシで薄っすらかけただけのレイヤー)を表示し、風を可視化したかったのでエアブラシで薄っすらドラゴンの周りに白い線を引き、それをぼかしの指先ブラシで引き伸ばしました。すごく簡単に情報量が増やせるのでおすすめだったりします。
最終調整して完成
放置してた背景(地上)を描きます。ただの山と川でも良かったのですが、人のいる土地に住まう存在だということを示したいので建物を追加しました。
普段は人として過ごしているので、生活圏は人のいる土地ですね。
あとはコントラスト等微調整して完成です。
今回描いてて気をつけたことは、
・元が人の竜なので知性を感じられるように
・貴族の娘でもあるので気品も意識
・ヒョロヒョロにならない程度にほっそりと
・タテガミの靡き
・メインはキャラなので背景は控えめに
でした。
竜魔女というのは魔女の中でも竜の姿を持つ存在を示しますが、ただの変化の術の類でなく竜そのものになれる存在です。
この世界において世界を渡れる存在の一つに竜がいますが、竜魔女も世界を渡れます。
普通の魔女が竜に化けたとしてもそれはガワだけなので、そういった竜が持つ特殊な能力を持っているのが竜魔女です。
また、魔女はそれなりにいますが、竜魔女は世界に二桁ほどしかおらず、皆必ず王に仕えています。
人であり竜であるということはかなり特殊な事なので、普通の竜より格上の存在だったります。
ちなみに竜魔女の竜形態の共通の要素として、皆必ず身体の一部に何かしらの服飾、装飾品を身につけています。普通のドラゴンもつけていることが多いのでそれだけでは見分けは出来ませんが。