ネタ出し
サムネイルスケッチで候補をいくつか。
工場系の背景もドラゴンも描きたい、できれば全体図が見えるようにと。
ドラゴンも大きく目立ち、背景の情報量もそれなりに描けそうな右下の構図に決め他よりも少し描き進めます。
ラフ
選んだスケッチを本番のサイズに合わせて拡大。
形を整える
とりあえずグレーで描き込んでいきながら考えます。地平線は勘。
仮色を乗せる
上からオーバーレイで色を乗せます。暗い雰囲気を重視したいのであまり明るい色は乗せません。
背景
工場系の資料を参考に背景を進めます。
建物はフリーハンドも含め固めのブラシで直線のショートカットを使いながら描きます。
shiftキーを押しながら描くと直線を引けます。
パースはぶっちゃけよく分からないのでとりあえずHL(地平線)より下なら建物の上の部分が見え、上なら見えないというとてつもなく初歩的な思考のみで描いてました。
おかしいところがあっても、一つのルールに沿ったものが少しでも守られていればまあなんとかなるかなという楽観。勿論本格的に背景専門絵描きになるならダメでしょうが。
しかし工場というよりは街っぽさも出てしまいましたね、もっと煙突とか増やしてもよかったかなと思います。
ドラゴン描き込み
再びグレーにして描き込みます。
ただ色が好きなので色の無い状態での描き込みに飽きてきました。
ドラゴン描き込み2
ので、そこそこ描き込みが済んだら色を乗せ描き続けます。
背景が単色で寂しかったので、建物の明かりも兼ねて暖色を入れ色情報を付け足します。
視認性の調整
一度スマホに送信して確認したところ、サムネ映えが非常に悪く背景とドラゴンが同化していたので思い切って背景の色合いと明度を変更。
ドラゴンが黒いので、背景を明るくすることで差を出します。
ドラゴン描き込み3
そのまま描き込みます。
ドラゴンもあまり暗すぎても視認性が悪いので、描き込んで明るさを出します。
鱗、たてがみ、顔等、とにかく一番目に入るであろう手前の上半身を主に描きます。
色味調整
もう少し別の色、どんよりさが欲しいので一旦上から乗算で茶色系をバケツで塗りつぶします。
その塗りつぶしたレイヤーの透明度を下げ、エアブラシといった柔らかめの消しゴムで薄めていきます。比較しないと解り辛いのですが、うっすらと色情報が増えました。
レベル補正
まだ見やすさが欲しいので投げ縄選択で目立たせたいドラゴンの顔周辺を選択し、新規色調補正レイヤーでレベル補正(下記参照)を作り、視認性を上げるよう調整します。
レベル補正の調整はこんな感じで、投げ縄の選択通りですと境界線がハッキリしすぎなので調整レイヤーをガウスぼかしでぼかして馴染ませます。
右上に塗りつぶした痕がありますが、これは他の人の絵を参考にしてたのがそのまま残っていたので。
雨の追加
冷たい、重い、どんよりとしたイメージを目指しているのでよりらしさを出すため雨も追加。
雨の描き方は細くしたブラシで短い直線を複数描く→回転ツール等で斜めにする(この場合雨が斜めから降っているので)→レイヤーを複製して増やし、全体にいきわたる様に位置をずらし調整する→それらをレイヤー結合して一つのレイヤーにし、ガウスぼかしでぼかす→レイヤーを複製して好みの表現になるように重ね、完成です。
仕上げ
全体的に彩度の低い絵なので、唯一彩度の高い発光している部分をエアブラシでオーバーレイ、発光レイヤーを乗せ更に目立たせます。
完成
最後に背景のドラゴンにエアブラシで背景と同じ色でモヤをかけ距離感を出し、フォトショップで背景の一部をぼかし、サインを入れて完成です。
空気が苦い、雨が不味い
雷鳴がかつての同胞の声に聴こえた
衝動にまかせ抜け出したところで、帰る世界など殆ど覚えていないというのに
ただ一つだけおぼろげに覚えていることは、どこまでも続く灰色の世界ではなかったということだ
私のするべきことはこの世界をまっさらな白か、終えた黒にすることであったのに
ドラゴンと工場って組み合わせはなんだか闇が深くて好きなんですが、何分ドラゴンってファンタジーの存在なのでこういった組み合わせあんま見ないんですよね。
ちなみに背景のドラゴンたちは仲間と見せかけて追手、手前のドラゴンのコピー個体です。