——折田さんはヤンキーだと噂されている。
学校全体でも別格の美少女と囁かれている”真白 キリエ”や”刑部 姫子”、”牛若 景清”や生徒会長の”マリー”に並び称される美貌の持ち主が折田であった。彼女の肩まで伸ばされた白銀色の艶髪や透き通った氷のような透明感のある純白の肌、猛禽類や猫科の生物を彷彿とさせる金色の瞳、端正な顔立ちは老若男女を問わず魅了する芸術品の如き美しさである。
類稀なる美貌に加えて制服の上からでも一目瞭然であるグラビアアイドルのように豊満な乳房や短いスカートから伸びるモデルのようにしなやかな長い脚、文字通り男性の欲望と女性の理想を両立している抜群のプロポーションを兼ね備えていた。仮に折田が芸能の世界に足を踏み入れたのなら誰もが見惚れる美貌と極上のスタイルだけで一世を風靡して、学校でもファンクラブが結成されたとしても全く可笑しくない人気がある。
だが、分け隔ての無い優しさから自分のことが好きなのだと勘違いしてしまう哀れな男子生徒を量産するキリエや姫子とは異なり、折田は異性や同性に関わらず周囲の人間に愛想を振り撒くことは無かった。無関心で突き放すような刺々しい態度を取っているのに加えて、耳元でキラリと光る真っ赤なピアスや細い首に巻かれた黒いチョーカー、首元のボタンを外して赤いネクタイを弛めることで着崩している制服などの要素から、学校の生徒達に彼女は生粋のヤンキーであるのだと認識されている。
男女を問わず折田とお近付きになりたい者は多いが、自分から無理だと諦めるのが大半であった。
だが、一部例外は存在しており——
『はぁ……、今日の折田さんも素敵だなぁ』
本日も椅子に脚を組んで座っているだけで絵になる折田の姿を視線で追い掛けてしまうクラスメイトの”男子生徒”は、うっとりとするような息を吐きながら思ったことをボソボソと呟いている。
偶然であるが男子生徒は折田がお弁当を自作している家庭的な部分や野良猫に懐かれて相手をしている優しい所、ペットショップで首輪を物色している場面を目撃したことで恋に落ちてしまったのだ。皆が知らない彼女のことを知っていることに彼は薄暗い優越感を覚えており、自分が恋愛漫画の主人公にでもなったのかのような痛々しい”勘違い”を起こしている。
『俺だけが折田さんの本当の良さを知ってる。見た目だけで好きとか言ってる奴と俺だけは違うんだ』
男子生徒はクラスメイトであるのに未だに会話したことすら無いのに、折田に対しての好意の気持ちだけを際限無く募らせていた。彼女が恋人になった妄想や”オカズ”にした回数は数え切れないが、好かれるための努力や行動は一切していない恋愛が成就する可能性が限り無くゼロの駄目人間なのであった。
だが、若さ故の万能感なのか告白すれば成功するのでは無いかという、何一つとして根拠が無い楽観的な考えが湧き上がってしまい、男子生徒は放課後を狙って折田に告白をしようと決心したのである。
『決めたっ、今日の放課後に告白しようっ。駄目でも意識してくれるようになるだろうし、これを切っ掛けに仲良くなれるかも知れない』
この無謀としか思えない告白を決めた結果、取り返しが付かない”性癖”が目覚めてしまうのだが、まだこの時の男子生徒は知る由もないためどうすることも出来ない。
そうこうしている間に授業の時間は過ぎていき——
遂に放課後を迎えた彼は意を決して折田のことを呼び止めようとするのだが、それよりも早く彼女は何かの約束でもあるかのように足早に教室を出て行ってしまう。
『どっ、どうしよう。告白は明日にしようかな……でも、善は急げだよね』
早歩きの折田の後ろ姿をストーカーのように追い掛ける男子学生であったが、角を曲がった所で彼女の姿を見失ってしまう。周辺を探したが見当たら無かったため、彼はがっくりと肩を落としながら諦めて帰宅しようとするのだが——
『——っ♡♡ …………さまぁ♡♡♡』
『折田さんの声? 向こうの空き教室からかな……』
突き当たりの空き教室から折田の声と思われる音が微かに聞こえてしまい、何も知らない無知な男子学生は嫌な予感がしながらも音の発生源に恐る恐る向かっていく。そして、室内の様子を窺うために窓からこっそりと覗き込んだのだが、そこには予想すらしていなかった衝撃的な光景が広がっていたのである。
『ご主人様ぁ♡♡♡ 今日のオチンポもとっても逞しい♡♡ それに……すぅ゛ーーっ♡ はぁ゛……っ♡♡♡ ニオイも濃くてぇ♡♡ 熱くて硬くて女をメスにしちゃう極悪オチンポっ♡♡♡ 太くて長いからご奉仕の遣り甲斐もあるんだからっ♡♡』
『折田は本当にエッチな子だね。自分から首輪までしてペットとして飼って欲しいだなんて、おねだりしてくるんだから』
『〜〜〜〜っっッ゛♡♡♡♡ こっ、こうしたら喜んで貰えると思ったからぁ♡♡♡ キリエに負けちゃうのは仕方ないけど、姫子とか景清に負けるのは嫌だからっ♡♡ いっぱいご主人様に愛して貰ってるのを見せ付けなきゃ♡♡♡♡ んぅ゛……っ♡♡』
脚を大きく開いて椅子に座っている”黒髪の青年”の足元に猫撫で声を上げる折田が女の子座りをしており、露出させた彼の長大な勃起オチンポに愛おしそうに頬擦りと手淫による甲斐甲斐しいご奉仕を行っていた。ギャップなんて言葉では済まされない眩暈を覚えるような光景が広がっているため、男子生徒は幻覚や夢でも見ているかのような茫然自失の状態となっている。
『うっ、嘘だ……っ。誰にでも冷めた態度の折田さんが甘えながら、あんなに嬉しそうに男のチンポにご奉仕してるなんて。相手は誰だ——あの藤丸っ?! それに折田さんが首にしてる首輪もペットショップで探してたやつじゃないか……あぁっ』
扉の近くで立ち尽くしながらブツブツと道筋の立たない言葉を口にしており、これ以上見たら取り返しなが付かないのに視線を外すことが出来ない。
発情したメスの表情を浮かべている折田がご奉仕している相手は、学校内でトップクラスの美少女として知られるキリエや姫子、景清と仲が良いことで知られており、殆どの男子生徒達から嫉妬の対象となっている有名人の"藤丸 立香"であった。男子生徒にも何度か気さくに声を掛けてくれた好青年であり、誰にでも優しく自然とクラスの中心に居るタイプの人物である。
『うっ、うぅ……っ。クソ野郎が相手なら折田さんを取り返せたのにっ。全部で負けてるのにチンポのサイズでも負けてる……っ』
自分と比較して容姿や運動神経、成績や性格の良さに加えて、魔羅のサイズに至っては少なく見積もっても四倍以上のサイズ差があるという雄としても全く歯が立たない事実を知ってしまい、男子生徒は圧倒的な惨めさと敗北感を味わうこととなったのである。自分が好きになった女性を自分よりも遥かに優れた男性が手にしているのを目にした結果、涙が溢れてしまっているがそれよりも性欲が勝ったのかズボンの内側で小さな小さなテントを張っていた。
『くそっ。くっ、悔しいのっ。どうして……っ、どうしてっ。俺は興奮してるんだ……っ、くそっ』
こうして完膚なきまでの敗北感と共に頭が可笑しくなってしまいそうな位に強烈な性的興奮を覚えてしまった男子生徒は、これから一生治らない不治の病にも等しい”特殊な性癖”に目覚めてしまうこととなったのである。
知らぬ間に一人の人生を大きく変えてしまったのだが、相思相愛の藤丸と折田は愛を確かめ合い更に深めることに夢中であった。
『本当にご奉仕も日に日に上手になってて、折田にはタップリ”お返し”して上げるからね』
『がっ、学校だからちょっとは手加減して……っ♡♡ 気持ち良過ぎて足腰立たなくなったら、本当に帰れなくなっちゃうからぁ♡♡♡』
『大丈夫だよ。その時は背負って上げるから』
『————っッ♡♡♡ ひっ、ひぃ゛……っ♡♡』
魔羅を更にガッチガチに勃起させている藤丸は折田の頭を愛おしそうに撫でている微笑ましい光景が広がっているのだが、何故か涎をダラダラ垂らす程に飢えている黒狼に食べられる寸前でぷるぷる怯えるように身体を震わせている白兎を幻視してしまう。
『タップリ可愛がって上げるよ。絶対に赤ちゃん孕ませるから』
『〜〜〜〜っっッ゛♡♡♡♡』
【pixivリクエスト 一部先行公開】 藤丸と折田(ジャンヌ・オルタ)は空き教室で子作りセックスに励み、 復讐者(アベンジャー)からお嫁さんとなる 前編