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濁り丸
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【R18 FGO小説】聖女マルタは、愛へと堕ちる 前編

 ——”人理焼却”  それは魔術王・ソロモンを自称する存在と配下の魔神柱によって引き起こされた、未だ不明である目的を達成するために、三千年分の人類史を燃やし尽くして”燃料”にするという蛮行であった。  世界の殆どが業火に包まれた結果、人類の滅亡はほぼ確定事項となり後は終焉を迎えるのを待つばかりかと思われた——しかし、特殊な磁場に守られたカルデアの施設内に居た者達だけは運良く生き残ることが出来たのだ。  そんなカルデアでさえも重要施設やマスター候補生達や所長といった人々が、顧問であり初めから裏切り者であったレフ・ライノールが仕掛けた爆弾によって爆破されていた。本来ならば主力となった筈のAチームすら全滅しており、万全の状態からは遥かに掛け離れていることが、彼等が置かれた状況の悪さを物語っているだろう。  しかし、どんなに絶望的な状況であろうとも人類の命運が掛かっているのならば、睨み付けるように涙を堪えて歯を噛み砕く程に食い縛り、折れた脚を引き摺ってでも前に進み続けなければならない。  カルデアは人理焼却の原因でもある”過去”に設置された七つの聖杯を起点とした”特異点”を修復するために、マスター候補生の中で唯一生き残った”藤丸 立香”とデミサーヴァントとして覚醒した”マシュ・キリエライト”が中心となり、人理修復に挑む長く険しい旅が始まったのだ。  何度も走馬灯を見るような思いしながらも紆余曲折を経て、現在は第四特異点の人理修復が終わった後である。次の特異点に向けた準備を進める必要はあるが、英気を養うための貴重な時間が与えられていた。   ——————————————————————————— 『——だから、次は——』 『それなら——』  午前中の業務や訓練を終えた職員やサーヴァント達は、料理好きな赤い弓兵や赤髪のお姉さんなどが作る美味しいご飯を求めて食堂へと続く通路を歩いていた。少し前までのピリっとした緊張感に満ちていた時と比べれば、本当に明るく穏やかな雰囲気に満ちている。  カルデアの昼下がりは滅多に無いことだが、平和そのものであった。  普段はサーヴァント達の内の一人が何かしらの騒ぎを起こしたり、放置して置く訳にもいかない微小特異点が発生したりする。しかし、今日に限ってはそう言った想定外の問題が、何一つとして起こっていなかった。  二週間程前にマスターがサーヴァントを庇って”両手を怪我“した一件もあって、騒ぎが起こらないのもサーヴァント達が気を遣った結果なのかも知れない。普段から事件や話題にこと欠かない騒がしい場所であるからこそ、このような稀にしか無い穏やかな時間がより輝いて見えた。  取り留めもない会話や通路に反響するコツコツという足音が、掛け替え無い時間を華やかに彩るBGMの代わりとなっている。そんな平穏な日々を象徴する温かな音色が木霊していたが、その音の中には些か”場違いな音”が混じっていた。 『————ぅ゛っ、……ち゛ゅっ——』  聴覚に優れた者が耳を澄ませて何とか音の端々を聞き取れる程に小さく、たまに微細な音を感じ取ったサーヴァントが首を傾げたりもしたが、現時点で音の詳細や位置について把握することの出来た者はいないようである。  その音の正体とは—— 「——ちゅぅ……っ♡♡ ん゛ぅ゛っ♡ ぢゅるるぅ゛——っ♡♡ ぷはぁっ♡♡♡ はぁ゛ーーっ♡ はぁ゛ーーっ♡♡ まっ、待ちなさ——ん゛むっ!?♡ ん゛ぅ゛〜〜〜〜〜っッ゛♡♡♡」  唾液に塗れた長い舌が相手の口内を蠢く生々しい水音、唇と舌の隙間から漏れる艶やかな吐息。それらの音がシェイクのようにドロドロに混ざり合っており、淫らな音としか表現しようがない淫音が鳴り響いていた。  相手の口内を長い舌が犯す音は次第に激しくなっていき、周囲のことを気にする余裕が徐々に消失していく。ガムシロップや蜜のような唾液を啜る淫靡な水音が、口付けが激しくなるのに合わせて大きくなる。 「じゅずるぅ゛っ!♡♡ じゅるっ……ちゅぅっ♡♡♡ ん゛っ、ち゛ゅぅ゛っ!?♡♡ ……ぅ゛ん゛っ♡ ん゛ぐッ♡♡ ぢゅるる゛る゛ぅ゛——っッ゛♡♡♡」  直ぐ傍を通る足音や談笑が聞こえてこようとも途絶えることなく鳴り続ける淫音は、少なくとも人通りのある場所や昼下がりの時間帯には似付かわしく無い。  酷く淫らな音の発生源を辿っていくと、滅多に使用されることの無い倉庫とは名ばかりの空き部屋へと続く薄暗い通路があった。そこには一組の男女が抱き合っており、淫らな水音が鳴る程に濃密な口付けが行われている。  通路の傍を通り掛かる職員やサーヴァント達には、どの角度から見ても死角となっていた。それ故に大きな物音や声を上げさえしなければ気付かれることは無く、男女が隠れて蜜月の時間を過ごすのには正しく打ってつけの場所である。 「ん゛っ、ん゛ぅ゛……っ♡ ぅ゛ぅっ——ぷはぁっ♡♡ はぁ゛……っ♡ だっ、だめっ♡♡♡ いいかげんに——んぢゅっ!?♡♡ ん゛ぅ゛〜〜〜〜っッ゛♡♡♡♡ ち゛ゅるるぅ゛♡♡♡ ぢゅっ、ちゅぅ゛——っ♡♡」  桔梗の花弁を彷彿とさせる色合いの艶髪が綺麗な美女——聖女 マルタは静止の言葉を紡ごうとするが、次の瞬間には再び口内の奥深くまで貪られてしまう。彼女の口内を犯して唾液を態とらしく水音を立てて啜るのはマスターであり、マルタのことを恋人のように正面から強く抱き締めている。  人目に付かない薄暗い場所で淫蕩に溺れる二人は、一目に隠れて愛し合う恋人同士にしか見えないだろう。  耳の先端まで真っ赤に染めるマルタは通路の壁に背中を押し付けられており、正面からはマスターが密着しているため逃げ場を完全に失っている。例えるのならばサンドイッチの具材のような状態であり、力に任せて振り解く以外には脱出する方法は無い。 「ん゛ち゛ゅッ゛♡♡ ち゛ゅるるるぅ゛っ♡ ぢゅぶっ……れるぅッ♡♡♡ ふぅ゛——ぢゅるっ♡♡ じゅるぅ゛……っ♡♡♡ じゅるっ……ちゅぅ゛っ♡♡♡♡」  彼女の細く括れた腰や背中に男性らしく逞しい両の腕が回されてキツく抱き締められ、満足に身を捩ることも叶わない程に布越しに肌が潰れ合う。特にマルタの豊満な乳房が彼の厚い胸板にムギュッと押し潰れており、お互いの早まった心臓の鼓動が伝わり合っていた。  興奮と密着し合い高まった体温で汗を掻き、雄と雌の発情したフェロモンがイヤらしく混ざり合っていく。布越しであるのに身体が溶けて一つに混ざり合うような感覚が生まれており、口だけで無く全身で繋がっているような感覚を覚えてしまう。  マスターはマルタの細い腰に回した手を下に動かし、熟した果実のようにムッチリと実った桃尻を揉むように撫で回す。蒼色の瞳をカッと目を見開く彼女は『ん゛ぅ゛〜〜〜〜〜〜〜〜っっッ゛♡♡♡♡♡』と、口内で羞恥と快感の混じった大きな悲鳴を上げる。 (だっ、だめよっ♡♡ このままじゃ本当に快感に押し流されちゃうっ♡♡♡ あぁ……っ、神よお許しを——っッ゛♡♡ んぎゅぅ〜〜〜〜っっッ゛♡♡♡♡)  膝と腰をガクガクと揺らし太ももを汗では無い体液で濡らしながら、自分とマスターがこんなにも”淫らな関係”になってしまったことを神に懺悔しようとする。しかし、それもお尻の柔肉を撫でられる快感と口内を舐め回される幸福感によって、冷静な思考も懺悔しようとする心も塗り潰されてしまう。   「んぅ゛……ぷはぁ、マルタさん愛してる。もっと欲しいです——んむっ」 「ほっ、ほんろにまちなさぃ——んぢゅぅ゛っ!?♡♡ んむっ♡ ちゅぅ——じゅるるぅ゛♡♡♡♡」  男に愛を囁かれた直後に濃厚な口付けをされ、イヤらしい肢体を両手で弄られる聖女はどこにでもいるメスにしか見えなかった。恥ずかしい水音と布擦れの音を薄暗い通路で響かせながら、二人は快感と愛し合う幸福感に溺れていく。  彼らがこのような関係になったのは、今から二週間前に遡る—— ———————————————————————————   ——聖女 マルタ  彼女は生前でも人類史に於ける三大救世主の一人と面識があり、悪竜と名高い”タラスク”を説伏せ退治した逸話がある正真正銘の聖人である。ライダークラスの中でもほぼ例外的に、自身の守護霊とした”竜種”への騎乗を可能としている稀有な存在であった。  同じ聖女であるジャンヌ・ダルクが心から尊敬する聖女マルタであるが、その生まれは家庭的でどこにでもいる辺鄙な田舎の町娘であった。今でも熱くなったり気が立ったりすると口調が荒くなり、勝ち気でお転婆な部分が強く表れるのも生まれや本人の気質が大きいだろう。  そんな彼女の本質は”真なる聖女”と評しても過言では無い位に人々を深く愛し、例え超常的な存在である竜が相手でも人々を守り抜く信念に溢れ、そして人々を惹き付ける魅力を兼ね備えていた。  露出度が高い修道服と金属製だが繊細な装飾の施された籠手を身に纏い、非常に端正な顔立ちをした美女。柔らかな笑みを浮かべれば正しく絵に描いたような、聖女の姿を体現する程の美貌を持ち合わせている。  顔立ちだけでも老若男女を問わずに魅了してしまう程に美しいのに、女性らしさを体現するような肉感的でありながら健康的な鍛えられた細さを両立した、男を簡単に悩殺する魅惑の肉体もセットであった。  穢れの無い珠のような肌は触れることする憚られる程に綺麗であり、手足は細くしなやかで引き締まった腹部は健康的な括れを生み出している。特に縦に薄っすらと割れた腹筋のラインは美しく、ただの病的に細いだけでは作り出せない日頃の鍛錬の賜物が窺えた。  健康的な細くしなやかな体型であるのに胸元やお尻、太ももには女性らしさを形作る柔肉がむっちりと実っている。女性の理想と男性の欲望を詰め込んだ、男女を問わず魅了する肢体であった。    巨乳と呼ぶのに十分な大きさをした乳房の上部や谷間からお臍の下まで、艶かしい素肌が露出しており、ハイレグのような服装のため眩しい太ももの殆どが露わとなっている。男ならば確実に欲望に塗れた視線を送ってしまう程にイヤらしい格好であるのに、清楚な雰囲気が服装の下品さを打ち消しており、逆に下心の籠った視線を向ける側が何故か罪悪感を覚えてしまう。  手入れの行き届いた桔梗色の艶髪を腰の辺りにまで伸ばし、意志の強さを表すような光を秘めた碧眼は竜を退治したという逸話が本当であったと理解することが出来る。キリッとした眉からも意志の強さが垣間見えており、聖女とは決して折れぬ信念と不屈の精神を持っているという本質が現れていた。 『私はマルタ。ただのマルタです。きっと、世界を救いましょうね——』  一人でも多くの人を救いたいと心の底から思うマルタが、世界を救うために血反吐を吐きながら働くマスターに協力しない筈も無く、邪竜百年戦争オルレアンで紡いだ縁もあってか比較的早く召喚されたのである。  最初の頃は聖女として彼に接するように心掛けていたようだが、多くの時間を共有していく中で町娘としての方の素が徐々に表れるようになっていった。気が付けばマスターに対して少しだけ乱暴でちょっぴり怖いけど頼りになる”姉”のように接するようになり、お互いに肩肘を張らない気安い関係を築いていったのである。  生前のマルタには兄妹がいたからこそ、知らず知らずの内に弟のように思うようになっていったのだ。  ただの一般人でしかないのに重責を負うマスターのことを気に掛けるようになり、彼が落ち込んでいる時には『さて、今日は私が厨房に立ちましょうか。スープには自信があります』と、自慢のスープを作って振る舞うことも多くなる。  彼女が作ったスープを口にして美味しいと言いながら、自分を気遣ってくれたことにお礼を言うマスターに対して、マルタももっと支えて上げなければという思いも強くなっていった。  信頼が深まっていく中で少しずつ立派になるマスターを支える彼女も、この関係性が悪くないと思えるようになっていったのだが—— 『——マルタっ、危ないッ!!』 『ぁっ、馬鹿——っ』  本来ならばマスターは守られる側でなくてはならないのに、サーヴァントである自分を庇ったことで両手が潰れる程の怪我を負ったことで、今までの姉弟のような関係が変わっていったのだ。 ——————————————————————————— 「——本当にごめん。咄嗟に身体が動いて……逆に皆に迷惑掛けちゃった」  そう言いながら申し訳なさそうにするマスターの両手は、痺れているかのように小刻みに震えたままである。  反射的に魔物の攻撃からマルタを庇ってグチャグチャに潰れた彼の両手は、幸いにも魔術によって直ぐに完治したのだが、一週間程は両手の感覚が元に戻らず上手く動かせないだろうと診断された。  それを聞いて一番安心して胸を撫で下ろしたのがマルタであったことは間違い無く、その次には彼の頬を両手でギューっと抓りながらお説教をしたのも仕方が無いことだろう。 「いたっ、いひゃぃ——っ。ほんほぅにごめんっ」 「本当に分かってる。私はサーヴァントであなたはマスターなのっ! 今回は良かったけど……もしもの時には私達を見捨てて逃げる位の気概でなきゃいけないのよっ! それに私の方が——」    心配した分の反動で延々とお説教を続ける彼女に対して、自分が悪かったことを自覚しているマスターもされるがままに謝り続けた。三十分近くその状況が続いた結果、ようやく溜飲を下げたマルタが彼の頬から手を離す。  そして、予想していなかったことを告げた—— 「——これから両手の使えない一週間は責任を持って私が面倒見るから、マスターは安静にすること」 「まっ、待っへ」  未だ呂律が回復していないマスターが遠慮しようとしたが、直ぐに睨みを効かせたマルタが語気を強く『良・い・わ・ね』と口にしたことで、一週間の間は彼女に看病されることが決定してしまう。  マルタに引き摺られるようにマイルームに連れて行かれる彼の姿は、怖い飼い主に動物病院に連れて行かれるペットのようであったと治療に当たったドクターロマンが語っていた。 ———————————————————————————  その日からマルタに食事やお風呂代わりに体拭かれるようになったマスターが、ずっと理性で押さえ付けていた”生理現象”に抗えなくなったのは、三日後のことであった。  元から遠慮の無い彼女からの肉体接触が非常に多い生活を強制された状態で、両手が上手く使えないために少しずつ溜まっていく性欲を解消することも出来ない生活。マルタの髪や体臭の甘い匂いやマシュマロのように柔らかい身体の感触などのオカズは過剰に供給され続け、今では彼女を見るだけで無条件でペニスが勃起するようになってしまっていた。  腕を動かして勃起したペニスを隠すのに必死になっているのに、こちらの状態に全く気付いていない彼女が微笑み掛けてくるのだ。頭の中が『抜きたい、射精したい』で一杯になるのは、思春期の青年であれば当然のことであった。  マスターは顔を真っ赤にしながら、マルタに恥ずかしいお願いをする。 「まっ、マルタさん……お願いがありますっ」 「なにかしら? 運動は駄目よ。手が使えない状態なんて危ないんだから——」 「……射精したいです」 「…………へっ?」  彼女の口から間の抜けた声が漏れると同時に、彼が言った言葉が理解出来ずに固まってしまう。しかし、恥を忍んで射精したいと口にしたマスターは、そのまま溜め込んでいた思いを口にする。 「寝てる間もマルタさんが傍に居て、性欲を抑えるのが限界です。マルタさん良い匂いするし、大きくて柔らかい胸とかも押し付けてきて……勃起もずっと治らないんですよっ」 「————っ」  そう言い放って彼は勃起を隠していた両腕を動かすと、ズボンを突き破らんばかりに勃起した”それ”をマルタにも見えるようにした。もう一つの腕であるかのような大きさのペニスに、彼女の視線も釘付けになってしまう。  思っていたことを全て叫んだマスターは冷静になったのか、マルタに妥協案に近いお願いをする。 「はぁっ、はぁっ……ずっとマルタさんが傍に居てくれて嬉しいですけど、それでも俺も男なんですからもう少し距離感は考えて欲しいです」      そう言って話を終わらせようとする彼だったが、逆に火が点いてしまったのは彼女の方であった。意を決したようにマスターの元へと近付くと、ズボン越しに完全に怒張し切ったペニスへと触れる。  状況が飲み込めずに混乱している彼に対して、マルタも顔を真っ赤にしながら宣言をした。 「わっ、私のせいで大きくなっちゃたなら、手で抜いてあげるからそれで良いわねっ!♡♡」  余りの迫力にマスターは勢いのままに頷いてしまい、こうして彼女との生活の中に性欲処理も追加されてしまったのだ。二人の関係性はここから更に淫靡なものへと変化していく——

【R18 FGO小説】聖女マルタは、愛へと堕ちる 前編

Comments

次回から更にエッチな描写が出来るように頑張ります!

濁り丸

ここからマルタさんがどんどんメス堕ちしていくのが楽しみです!

H大臣


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