SakeTami
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製作を断念した人妻ゲー2

――それから数日後。  今日も天気は快晴だった。 【貴志】 「ふわっ……あ~~あ、と……」  眠たい目を擦り、あくびを噛み殺しながら、俺は両手にゴミ袋を提げてゴミ出しに出た。  新しい家での暮らしも、ようやく少しずついろいろなことが落ち着きだしていた。  とは言え、やはり環境が過激に変わったことは間違いない。  新鮮なことや慣れないこともいろいろとあって、気疲れすることも少なくなかった。  しかし、そんな苦労も吹っ飛んでしまうのが、ようやく自分の城を持つことができ、これで今まで以上に勉強に専念できるという喜びと……  意外に美人揃いな人妻さんたちに囲まれて、独り暮らしを謳歌できそうだという、年ごろの男であれば誰でも浮き足立つ心地になるだろう、思ってもみなかった環境の良さだった。 【貴志】 「あっ……」  ゴミ出しに出ると、そんな俺は今日もまた、一人の人妻とばったりと出会った。 【麻衣子】 「あら、おはようございます」 【貴志】 (麻衣子さん……) 【貴志】 「あ……お、おはよう、ございます」  慌ててしゃきっとし、精いっぱい大人ぶった身ごなしで麻衣子に挨拶をする。 【貴志】 (うわあ、今日も、すごい露出ぶり……!)  俺を見るなり、親しげな笑みを浮かべて声をかけてきた魅惑の人妻に、息苦しくなるような昂ぶりを覚える。  やはり相当自分の美的価値、肉体的価値に自信を持っていると言うことか。  ため息が出るほど白く、きめ細やかな美肌を惜しげもなく晒し、その上―― 【麻衣子】 「どう? いろいろ慣れてきた?」 【貴志】 (うわわあっ……!?)  無意識なのか、それともわざとそんな真似をしてくるのか。  色っぽい笑みとともに俺を見つめ、ムギュムギュとたわわな乳房を中央に寄せるような動きで、身じろぎをする。 【貴志】 (お、おっぱい、こんなに重そうに……しかも、ああ、こんなにもたぷたぷ揺れて……目に毒だってば……!?) 【麻衣子】 「……うん? どうしたの?」 【貴志】 「あ……い、いえ、別に。そうですね、ようやく、いろんなことが少しずつ落ち着いてきましたけど……」 【麻衣子】 「まだ慣れるってところまではいかない?」 【貴志】 「そうですね」 【麻衣子】 「それもそうよね。いろいろ疲れも出てくる頃でしょうし。あ……若いから、疲れなんてないかしら?」 【貴志】 「そんな……やっぱり、いろいろと疲労も――」 【貴志】 (うお、うおお……!? 頼む……そんなにいやらしく揺れないで……! 目が……おっぱいに吸い寄せられる……!!)  必死に何でもないふりをして会話をしながらも、俺はもう悶々だ。  小玉スイカ顔負けのド迫力で膨らむ双子の乳房が、ユッサユッサと肉実を躍らせ、服のなかで窮屈そうに揺れる。  胸の谷間にもくっきりと濃い影が刻まれて、いやでも男の劣情を刺激した。 【貴志】 (それに……ああ、この匂い……!)  ふわりと鼻腔に染み込んでくる魅惑のアロマにも、俺は一段と落ち着かなくなる。  気を抜けばうっとりと目を閉じてしまいそうな甘い香り。南国あたりの果実の楽園にさまよいこみ、むせ返るようなその芳香に包み込まれている心地になる。 【麻衣子】 「ンフフ、貴志くんみたいに若くても、やっぱり疲れるものかしら。そう聞くと、ちょっと安心するわ」 【貴志】 「え?」  俺が心の中でいけない興奮にかられているとも知らず、麻衣子はなおも無防備にチチを揺らして言った。 【麻衣子】 「だって……全然疲れませんだなんて聞いたら、何だかんだ言って歳の差を感じてがっかりしてしまうもの」 【貴志】 「そ、そんな……!?」 【麻衣子】 「フフ。それじゃあね。今度、お茶でも飲みにいらっしゃい」」 【貴志】 「――え! あ、は、はい! じゃあまた……」 【貴志】 「……ふう。行っちゃった。でも、お茶でも飲みにって……」  朝っぱらから濃すぎる色気に当てられてクラクラとしながら、俺はたった今麻衣子からかけられた言葉に、情けないほど舞いあがる。 【貴志】 「単なる社交辞令かな。ほんとに押しかけていったりしたら、迷惑そうにされたりして……」 【貴志】 「いや、でも全然そんな気がなかったら、そもそも誘おうとすらしないんじゃ……ああ、どっちなんだろう……」  色香満点の笑みとともに去っていった人妻を見送り、悶々としながら息を吐いた。  今後、いろいろなことに慣れてきたとしても、あの人の艶めかしい魅力には、なかなか慣れることはできない気がする。 【貴志】 「さあ、今日も勉強するぞ。がんばって、有意義な一日にしなきゃ」  俺は改めて気合いを入れ、足早にゴミ捨て場を後にした。 その数日後… 【貴志】 「今日は、ゴミ出しの日だったな」  ウキウキとしながら俺は思った。  同時に脳裏に思い浮かんだのは、あの色っぽい人妻の麻衣子の笑みだ。  ゴミ捨て場に行けば、またあの人に会えるのではないかと、ついつい淫靡な興味にかられる。  もちろん他の綺麗な人妻たちのことも気にならないではなかった。  けれどいつしか俺は、麻衣子中心に彼女たちを見るようになっていた。  浪人生の分際で、そんなことを考えていては、何をしにここに越してきたのか、本末転倒もいいところではあるんだけど……。 【貴志】 「いやいや。これも、味気ない浪人生活を少しでも潤いのあるものにするための、せめてものオアシスみたいなもの」 【貴志】 「別に、麻衣子さんと会ったからってどうこうなるわけじゃなし、そんなことぐらい楽しみにしたっていいはずだよな」  誰に言うでもなくそう呟き、俺はさっそくゴミ出しに行こうと、いそいそと顔を洗って外に出る準備をした。 【貴志】 「……さてと、そんなわけで、いつもと同じ時間にゴミを出しに来てみたけど、麻衣子さんも出てきているかな…………うおっ!?」  ワクワクと胸を躍らせてやってきた俺は、ゴミ捨て場の様子を見て、思わず息を飲んだ。 【貴志】 (うわ、うわあ……ま、麻衣子さん!!)  俺はその場に硬直し、信じられない眺めをまじまじと見る。 【貴志】 (麻衣子さん……あああ、ゴミを出す作業に夢中になって……パ、パパ、パンチラ……パンツ見えてる!!)  たちまち身体を熱く火照らせた俺は、眼福としか言いようのない光景に、なおも視線とハートを奪われた。  元々露出の多い服を着ていることの多い麻衣子だったが、今日もスカート丈の短さは尋常ではない。  見られることなんて、ちっとも気にしていないのか、それとも男を悩乱させ、苦悶させることを実は至上の喜びにでもしているのか。  麻衣子のスカートの裾からは、男の淫心を釘付けにさせる、いやらしい盛りあがりがはっきりと見えていた。  むちむちした健康的な太腿が一つに繋がる部分に、小さな三角形のパンティが、吸いつくように食い込んでいる。 【貴志】 (うおお、それにしたって、こ、このパンツ……)  もしかして、わざとサイズ違いのパンティを穿いているのではないかと思うぐらい、麻衣子のパンティはギチギチと、窮屈そうに肉肌に貼りついていた。 【貴志】 (一番大事な部分が、あんなにこんもりと……)  ふっくらと盛り上がるヴィーナスの丘の絶景に、俺は焦げつくような熱烈視線を集中させる。  ひときわ大きな楕円形のマシュマロを、パンティの中に潜り込ませてでもいるかのような眺めだった。  艶めかしい膨らみを見せつける肉土手が、息詰まる俺を嘲笑うかのようにパンティを押し上げ、柔らかそうな丸みを強調している。 【貴志】 (なんてエロいパンツ……もう少しでマン毛やマンスジが、もろに見えちゃいそう。おおお……)  そんなマシュマロ秘丘を覆っているのは、見ているこちらがハラハラしてしまうほど面積の少ない、エロチックなパンティだった。  しかも麻衣子がプリプリと尻を振ってゴミ捨て作業を続けるたび、パンティの布がさらに縒れ、本当に陰部が露出しそうになる。 【貴志】 (ぐおおお……たまんない! 朝っぱらから、こんなエロい眺めを見せつけられたら……!?)  俺はたまらず、股間の一物を疼かせた。  萎びていたペニスに血液が流れ込み、一気にムクムクと硬度を増しそうになってくる。 【貴志】 (や、やばいやばい! 落ち着け……) 【麻衣子】 「……あら?」 【貴志】 「――あっ!」 【貴志】 (まずい! 気がつかれた!)  不意に麻衣子がこちらを振り向き、最悪にも目と目がしっかりと合ってしまう。 【貴志】 「お、おは……おはようございます!」  俺は慌てて取り繕い、何事もなかったかのように笑顔を作って挨拶をした。 【麻衣子】 「あっ……ウフフ……おはようございます……」  いささか素っ頓狂な調子で飛び出した俺の挨拶に、いくらか戸惑いを見せた後、麻衣子は妖艶な笑みとともに挨拶を返してくる。 【麻衣子】 「ふう……これでよしと……」  身を屈めて続けていたゴミ出し作業をようやく終え、その態勢を元に戻す。一仕事終えた風に手をはたきながら、麻衣子は大きく息をついた。 【貴志】 「きょ、今日も……いい天気ですね」  俺は必死にさりげないふりを続け、どうか爽やかに見えてくれるようにと祈りながら、ゴミ置き場に近づいてゴミを捨てようとした。 【麻衣子】 「ええ、そうね。ほんとにいい天気。暑くなりそうねー」  麻衣子はそんな俺に、色香溢れる妖艶な笑みで応えると、ゴミ置き場を離れて部屋に戻ろうとする。 【貴志】 「じゃあ、失礼します」 【麻衣子】 「……エッチ♪」 【貴志】 「――えっ!?」 【麻衣子】 「ンフフフ……」 【貴志】 「あ、あの……!? 麻衣子さん……」  すれ違いざま、二人きりの内緒の会話だとでも言うかのように艶っぽく囁くや、後ろを振り返ることもなく、麻衣子は足早に帰っていく。  窮屈そうなスカートの中で、たわわに実った若熟れヒップが、プリッ、プリッと左右に揺れた。  俺はつい、そんな麻衣子の艶めかしい臀丘にも、粘着視線を吸い付かせてしまう。 【貴志】 「……エ、エッチって……言われたんだよな、今。それじゃやっぱり、ばれちゃってた!?」  遠ざかっていく麻衣子の後ろ姿をぽーっと見つめながら、思わず呻くように声を上げた。 【貴志】 「ああ、やばい……どうしよう。でも……あ、あんなエロいもの見せられちゃったら、どうしたって……」  俺は悶々と煩悶し、しでかしてしまった不始末に、今さらのように悔いを覚える。  結局その日は、日がな一日麻衣子の事ばかり考えては身体を火照らせ、股間を熱くした。  俺の中であの色っぽい人妻は、ますますスペシャルな存在へと昇格し、ついには何をしていても、頭の片隅でぼんやりと思い出すほどの女性へとエスカレートしてしまったのだった……。  ……………………  …………  ……  ……それ以来、俺は麻衣子と出会うたび、つい挙動不審な態度を取るようになった。 【麻衣子】 「あら、貴志くん。こんにちは」 【貴志】 「あっ……」  予備校に出かけようとすると、帰ってきた麻衣子とバッタリ出くわし、明るく声をかけられる。 【貴志】 「こ、ここ、こんにちは……」  セクシー極まりない笑みとともに見つめられ、思わず浮き足立った。  スマートな挨拶を返したいと思うのに、目があうとどうしてもぎくしゃくとしてしまう。 【麻衣子】 「ンフフ……お勉強の方はどうなの、貴志くん」 【貴志】 「……えっ? あ、べ、勉強ですか? まあ、そこそこ、というか……」 【麻衣子】 「あら、お勉強が仕事なのに、そこそこではまずいんじゃないの?」 【貴志】 「あ、たしかに、それはそう、ですね。えっと……」 【麻衣子】 「フフフ、しっかりね」 【麻衣子】 「あ……」  結局最後まで、間抜けなやりとりしかできないまま、終わってしまう。  麻衣子は意味深にも思える笑みを残すと、今日もまた色っぽい身ごなしで俺の前から去っていった。 【貴志】 「むう……俺がメチャメチャ意識してるってことに、気づいているのかな……」 【貴志】 「あの笑い方……あの態度……何だかそんな気もしてきたぞ……ああ、それにしてもいい匂い……」  一人になった俺は、麻衣子が残していった甘い匂いに恍惚となり、思わず目を閉じて深々と息を吸った。  やばい……どうにも落ち着かない。俺こんなことで、来年の受験、ほんとに大丈夫かな……。  そんな不安にかられるものの、麻衣子に惹かれてしまう気持ちは、ますますいかんともしがたくなってきている。 【貴志】 「はあ……なんかつらい……」  俺はため息を零し、微熱のように火照る身体を、ひとりせつなく持てあました……。  ……………………  …………  ……

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