そして翌日……。 カグヤ 「……………」 彼女は、また闘技場へと向かっていく。 すでにリングの周りには満員の客が入ってい て歓声が上がっている。 その歓声は、カグヤがリングに上がった途端 ひときわ大きくなった。 その歓声は、ほとんどがカグヤをからかうよ うな卑猥なものばかり。 観客1 「よっ! 待っていたぜ、淫乱女っ!」 観客2 「今日も派手に失禁してくれ~!」 観客3 「派手にイキまくれよっ!」 カグヤ 「くっ……ゲスな……」 下品な観客の声援に、思わず表情を歪めるカ グヤだが、すぐに気を引き締める。 そしてまた闘いが始まった。 カグヤは1戦目から最後の闘いを見据えて、 不用意な攻撃を食らわぬように動く。 そして自らの攻撃も最小限度で済むよう、急 所を的確に捉えて倒していく。 それでも相手に身体が触れる度に、電気が走 るような快感が、身体を駆け抜けていってし まう。 それでも1戦目から4戦目までを、危なげな く勝ち進んでいった。 カグヤ 「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」 敵からの攻撃は受けずに済んだものの、自ら の攻撃の度に押し寄せてくる快楽が蓄積して 全身は熱く火照り息が荒い。 あまりにもイヤらしく呼吸をするカグヤの姿 に観客達もすっかり股間を膨らませていた。 観客3 「すげえエロいんじゃないか?」 観客5 「あの顔が、たまらねぇなぁ」 観客2 「は、早く負けてくれないかなぁ」 そんな観客達の勝手な言葉も、カグヤの耳に は入っていない。 カグヤ 「つ、次で最後だ……はぁ……はぁ……」 カグヤは最後の5戦目に向けて集中し気合い を入れていた。 そんな彼女の前に5戦目の相手が姿を現す。 カグヤ 「うっ……」 ガルロス 「へへへっ、俺の相手は…なかなかいい女 ねぇか」 リングに上がったのは、4本の腕を持つ妖魔 上級妖魔ガルロスだった。 上級妖魔であったガルロスは、大失態を犯し た為に幹部から転落し、殺される代わりとし て、この闘技場で闘わされている。 その身に纏った妖気は、そこら辺の妖魔とは まったく違う濃度と大きさだ。 カグヤ 「……………」 それを感じ取ったカグヤも、更に表情を引き 締めて構える。 ガルロス 「それじゃあ、とっとと倒して楽しませて貰 うとするかなっ!」 完全にカグヤに対して欲情したガルロスは、 やる気満々で襲いかかってきた。 カグヤ 「くっ! は、速い!?」 ガルロス 「おらぁっ!!」 カグヤ 「ひっ……!!」 その速さも力も、下級妖魔とは比べものにな らない程強い。 カグヤ 「こんな相手に……素手で勝つなど……」 勝機はかなり薄いと感じながらも、逃げる訳 にも負ける訳にもいかない。 そう考えたカグヤは、火遁で勝負する事を選 択する。 それ以外にカグヤは、ガルロスに対して勝つ 方法が無いと踏んでいた。 カグヤ 「……………」 相手の動きを見極めながら、彼女はその機を 伺う。 ガルロス 「なんだ? やる気が無いなら、俺の方から いくぜぇ!」 ニヤリと笑いそう言ったガルロスは、カッと 目を見開くと、そこから眩い光を放つ。 カグヤ 「くっ! 目くらましか!?」 その瞬間、闘技場が光で包まれ、観客達も目 がくらむ。 観客1 「なんだ!?」 観客2 「こ、これじゃあ……見えないじゃないか」 ざわめく会場をよそに、ガルロスはカグヤと の間合いを一気に詰めると、腹部に数発のパ ンチを叩き込んだ。 カグヤ 「ぐはぁぁぁぁぁっ!!」 その攻撃に息が詰まると同時に、ゾクッとす る快感が彼女の身体を駆け抜けていく。 ガルロス 「へへっ、ちょろいな!」 身体をくの字に曲げて悶絶している間に、背 後に回り込んだガルロスは、太い2本の腕で カグヤを羽交い締めにした。 カグヤ 「はうっ! くっ……は、離せ……」 ガルロス 「へへへっ、エロい声出すじゃねえか」 カグヤ 「くっ……」 ガルロス 「ついでに、そのでかいオッパイも出してみ るかぁ?」 カグヤ 「ひっ!?」 ガルロスは残った2本の腕でカグヤの服を胸 元から強引に破り豊満な乳房を露出させる。 その頃には観客のくらんでいた目も元に戻り 露わになった乳房を見て歓声を上げた。 観客3 「ひゃほ~いっ! 待ってましたっ!」 観客5 「いいぞぉ~~!」 カグヤ 「くっ……くそっ……は、離せ……」 何とか抜け出そうと激しく暴れるカグヤだが それを許すまいとするように、ガルロスの手 がおもむろに露出した乳房を鷲掴みにする。 カグヤ 「はううっ!!」 あまりにも強い快感が乳房から全身に駆け抜 け、彼女の身体から一気に力が抜けた。 ガルロス 「へへっ……本当に抵抗できなくなったな」 カグヤ 「ああっ……あああっ……」 ガルロスは前もってシュラから、カグヤは愛 撫されると抵抗できなくなる程感じると吹き 込まれている。 それが真実だと確信したガルロスは、イヤら しい笑いを浮かべて、カグヤの乳房をこね回 し始めた。 カグヤ 「んんんっ! あっ、あうっ! くぅっ…… あうぅっ……あっ、あっ……ああっ……」 胸を揉まれる度に、カグヤの身体にはゾクゾ クする感覚が駆け抜けてしまう。 すぐに乳首は固く尖り、イヤらしく膨らんで いく。 ガルロス 「まったく、なんてエロい乳してるんだぁ? 乳首も尖らせやがって」 カグヤ 「う、うるさい……ううっ……ああっ……」 そう言ってみたものの、カグヤの身体には、 まるで力が入らない。 はね除けようにも抵抗も出来ず、ただガルロ スの愛撫を受け続けるしか無かった。 ガルロス 「ああ、いいねぇ……柔らかくて、大きくて たまらねぇ乳してるじゃねぇか」 カグヤ 「はうっ! くっ……うっ、んんんっ!」 大きな手で揉まれる度に、カグヤの身体には 想像を絶する快楽が駆け抜けて、痙攣してし まう。 そんなカグヤの姿を見て、ガルロスはイヤら しい笑みを浮かべ耳元で囁き続けた。 ガルロス 「まったく、揉み応えのある乳しやがって。 興奮するぜぇぇ……たまんねぇなぁ」 カグヤ 「ううっ……や、やめろ……そんなこと…… はうっ! んんんっ! く、くそぉ……」 必死に抵抗しようとしても、乳房を揉まれる 度にカグヤの身体からは力が抜けてしまう。 おまけにガルロスの言葉で煽られた羞恥心が 更に彼女の身体を熱くさせていく。 カグヤ 「こ、こんなことで、負けて……ああっ!」 ガルロス 「ほらほらっ! もっと喘いで身悶えろ!」 ガルロスはそう言うと不意にカグヤの尖った 乳首を思いっきりつねりあげてくる。 カグヤ 「はううっ! んああああああっ!!」 痛みと快感にカグヤの身体がビクンと大きく 跳ねた。 あまりの気持ちよさに、口からはヨダレが、 だらしなく垂れてしまう。 ガルロス 「ほらほら、乳首は感じるだろ?」 カグヤ 「あっ、あっ……ああっ……あああぁぁっ」 そのまま絶頂に達しそうになるカグヤだが、 あの屈辱が頭をよぎり、精神が屈服を拒む。 カグヤ 「こ、こんな……ことで……イッ、イクのは イヤだ……イヤだ……あうぅっ!」 ガルロス 「へへへっ、無理するな。イキたいなら思う 存分イケばいいだろっ!」 抵抗するカグヤをガルロスの指先が容赦なく 乳首を責めて立ててくる。 途端にカグヤの頭の中が、真っ白に染まって いった。 カグヤ 「ひぃぃっ! ああっ! あああぁぁっ!」 あまりの快感に、カグヤはそのまま身を任せ そうになる。 カグヤ 「あっ……ああっ……も、もう……だめ」 ガルロス 「おらおらっ! 乳首をひねられて、思いっ きりイッちまいな!」 カグヤ 「はううっ! ああああああっ!!」 だがその時、闘技場にチグサの声が響き渡っ た。 チグサ 「負けないで!! カグヤちゃん!!」 カグヤ 「チ……………グサ……?」 絶頂の一歩手前まで行っていたカグヤを、そ の一言が呼び戻す。 カグヤ 「くっ……うっ……ううっ……」 頭の中を真っ白にしていた快感が、チグサへ の想いが全て吹き飛ばした。 カグヤ 「こ、このぉぉぉぉぉぉぉっ!!」 覚醒したカグヤは起死回生の一撃で、後頭部 を使って頭突きを放つ。 ガルロス 「ぐはぁぁぁぁぁぁっ!!」 油断をしていたガルロスの顔面に、その一撃 がジャストミートした。 その瞬間、羽交い締めにしていた腕の力が緩 み、カグヤはガルロスの高速から脱出する。 カグヤ 「くっ……好き放題やってくれたな! この ゲス野郎っ!!」 ふらつき離れるガルロスの股間に、カグヤは 容赦ない一撃を放つ。 ガルロス 「ぐああああああああああああっ!!」 すっかり膨らんでいた股間への一撃は、ガル ロスに大ダメージを与えたようだった。 股間を押さえたまま、ガルロスはその場に、 うずくまって動かなくなる。 カグヤ 「よ、よしっ……今だ……今しか無い……」 反撃に転じようとしたカグヤだが、快楽を受 け続けた身体は、そうはいかない。 カグヤ 「くっ……うっ、ううっ……」 カグヤも沸き上がる快楽を抑えようと、その 場にうずくまって、荒くなった息を整えよう とするしかない。 そんなリング上の状況を見て、シュラは愕然 としていた。 シュラ 「まさか……あの薬を投与された身体で、胸 をあれだけ嬲られてもなお、抵抗できるとは 甘く見ていたか……カグヤめ……」 カグヤ 「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」 まだ諦めない目をしているカグヤを目の当た りにしてシュラは思わず呟く。 シュラ 「どうやら……更なる調教が必要のようだ」 そんな呟きを掻き消すかのように、ガルロス が雄叫びを上げた。 ガルロス 「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」 完全にキレたガルロスは、起き上がるなりカ グヤに向かって襲いかかっていく。 カグヤもようやく息を整えると、向かってく る敵に対して迎撃態勢を取った。 カグヤ 「こうなったら……意地でも倒すっ!!」 まるで自分に言い聞かせるように、そう呟い たカグヤは、自らも前に出て迎え撃つ。 ガルロス 「このアマぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 カグヤ 「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」 気合いと気合いがぶつかり合うと、その後で 激しい殴り合いが始まった。 ガルロス 「おぉりゃぁ!」 カグヤ 「このぉぉぉぉぉっ!」 鈍い音が鳴り、その度に互いの身体が後ろに 弾け飛ぶ。 それでも2人は殴り合いをやめるどころか、 激しくさせていった。 ガルロス 「ぐふっ!」 カグヤ 「ぐはっ! あっ、ああっ……」 見た目は互角の殴り合いだが、その度に快感 が襲ってくるカグヤの方が先に疲弊してしま う。 ガルロス 「これでも……食らえぇぇぇぇぇっ!!」 カグヤ 「しまっ……たっ!!」 ガルロスは形振り構わずにカグヤの髪を掴む と力任せにリングへと叩きつけた。 カグヤ 「ぐはっ! ああっ……あっ……ううっ」 快感に力を奪われ、ダメージで骨まで軋む。 カグヤ 「こ、このままじゃ……か、勝てない……」 しかし隙が無い状態で、火遁をまともに食ら う程、ガルロスは甘い相手ではない。 カグヤ 「仕方ない……アレを試してみるか……」 カグヤは、まだ一度も使った事の無い自爆技 を使おうと考える。 リスクは大きいが、威力も大きい。 カグヤ 「これでダメなら……勝てないな……」 悲壮な覚悟で素早く印を結ぶと、彼女は全身 からガマの秘薬を分泌させた。 ガルロス 「な、なんだ? 何してやがる!」 さすがに上級妖魔のガルロスはカグヤの異様 な行動に、危険を感じたのか警戒しつつも、 一気に仕留めようと間合いを詰めてくる。 ガルロス 「おら! おらおらおらっ!」 カグヤ 「くぅぅっ……」 捨て身でガルロスの攻撃を数発受けたところ で、カグヤは一気に飛び込んだ。 ガルロス 「な、なんだぁ? 何する気だ!?」 ガッチリとしがみついたカグヤは、そのまま 至近距離で火遁を放つ。 その途端に2人の身体は業火に包まれる。 ガルロス 「ぎゃああああぁぁぁぁぁぁっ!!」 カグヤ 「くぅっ! うぅぅっ!」 ガルロス 「てめぇ……俺を道連れにする気かぁぁ?! 離せよっ! このっ、離せぇぇぇぇぇっ!」 まさかの攻撃に慌てたガルシアはカグヤを振 り解こうと暴れまくった。 だがカグヤは決して離さずに、口から業火を 吹き続ける。 ガルロス 「や、やめろぉ! あ、熱いっ! ああっ! か、身体が! うあああああぁぁぁっ!」 丈夫なガルロスの身体も、カグヤの業火の焼 かれ始め、しばらくするとその身体はピクリ とも動かなくなっていった。 カグヤ 「ぐっ……ううっ……はぁ……はぁ……」 ガルロスが動かなくなったのを確認して、カ グヤがゆっくりと離れる。 事前に纏っていたガマの秘薬のおかげで、彼 女の身体は全焼を免れてはいたが、所々に火 傷は負い焦げ付いていた。 カグヤ 「や……やった……のか……?」 ガルロスの方に目をやると、そこには黒焦げ の巨体が燻っている。 カグヤ 「やっ……やった……」 そう呟いたカグヤの身体も、服がほとんど燃 え尽きて全裸に近い状態だ。 しかしそんなカグヤの裸体を前にしても、観 客達は静まりかえっていた。 それ程までにリング上は、壮絶な光景になっ ているのである。