先日公開したイラストはこの物語の挿絵となります。
小説を読まなくても、イラストだけでそれなりに楽しめるようにはしてますが。しかしより物語の世界を楽しみたい方は、ぜひこちらも読んでみて下さい~。
作品は全文を無料で読むことが出来ます。
とはいえ、小説についてはまだまだ経験値が低くてですね……。とくにエロシーンが難しいです。
絵で描けば、一発で状況がわかるのにという場面もありますが。そのあたりはイラストで補いつつ表現できたらと考えておりますー。
(次回のイラスト作品は、この小説のエロシーンからピックアップして描く予定です)。
読みやすかったか、わかりやすかったか、そして楽しめたかなど、ぜひご意見・ご感想をよろしくお願いいたします!
今後の参考にさせていただきたいと思います。
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あらすじ
高校卒業後10年目の同窓会に必ず出席するように。そのようなメッセージが芦川元也(あしかわ・もとや)に届く。
しかしそれは彼の裏アカウントだ。リアルの友人・知人は誰も知らないはず……。
メッセージは大重量子(おおしげ・りょうこ)からだった。元クラスメイトだが、ほとんど話したこともない。なぜこいつが?
同窓会の日。会場外の階段室で二人きりになると、量子は予想外の正体を明かす。それは元也がとてもよく知っている女優だった……。
特殊なマイナーフェチ映像の世界で10年間活躍し、先日引退したばかりの巨獣級女優・満月──。
驚愕の事態に直面し、元也は戸惑い、焦り、狼狽し……そして異様な興奮を覚えるのであった!
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For foreign readers
This work is a novel version of 「巨獣級女優 満月」"behemoth-class actress mangetsu (full moon)".
However, the illustrations are presented in a way that you can enjoy them even without reading the novel.
Translating a novel is a very difficult task, so there are currently no plans to do so. But if you know someone who would like to translate into your language, please introduce them to me.
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00 プロローグ
水槽の中のナノマシンの群れが優雅なダンスを踊っていた。
ズラリと並んだモニターの映像は、群れが演じるマスゲームを映し続ける。娘が心で念じると、群れは思い描くままに方向を変え、踊り、速度を上げ、そして螺旋を描いて駆け抜けて行った。
まるで魔法だ。娘は微かなエクスタシーを感じていた。下腹部から沸き上がる性的シグナルを強く意識した。それらが全身を駆け巡るイメージを心に描いた。
はふっ…う…と熱い吐息が漏れる。するとモニターのナノマシンの群れが、花火のように次々と咲き誇るのだった。
会場がどよめいた。
「信じられない数値だ! 大重量子(おおしげ・りょうこ)くん……だっけ? キミにはズバ抜けた適性がある、まさにこの業界のために生まれてきたような逸材だよ!!」
地下スタジオのオーディション会場にプロデューサーの絶叫が響き渡った。彼の周りでも、いくつも驚きの声が上がっていた。
スポットライトを浴びた若い娘はていねいに頭を下げた。暗い室内でひとりだけポツリと姿が浮かび上がっていた。
地味な娘だ。黒いフレームのメガネをかけていた。この春、東京へ出てきたばかりなのだろう。入学式のために買ったスーツを着て、オーディションに臨んでいた。
「約束しよう。キミならこの業界で成功できる。そして他では望めないほど稼げるだろう。
ただし……失うものも多い。制約も受ける。
だからじっくりとよく考えてほしいんだ。いいにくいのだけど……この世界でキミが演じることになるのは、じつはあまり一般には知られていない存在で……」
娘は軽く左右に首を振ってプロデューサーの言葉を押しとどめた。そして笑顔で応えた。
「わたし、この趣味のことはよく知っているつもりです。もちろん、いままでは観客のひとりでしかありませんでしたけど」
地味な見た目にもかかわらず、内面から強いオーラが漏れ始めていた。
フェイク・フェティッシュの世界でのちに巨獣級女優と呼ばれることになる満月が誕生したのは、まさにこの瞬間だった。
娘は施設でナノマシンを投与され、そしていくつものトレーニングを受けた。
端役からキャリアを始めたが、すぐにその才能は知れ渡ることになった。
いくつもの役柄を演じ、この世界の階段を駆け上がり、頂点を極め、長い全盛期を謳歌し……そして10年の奉公を終え、引退する日を迎えたのだった。
「一度この業界を離れても、戻ってくるヤツはいくらでもいる。キミならいつでも歓迎するぞ」
「ありがとうございます。たぶんそうなると思います」
彼女は20代後半になっていた。すでに遊んで人生を送れるくらいの財産を得ていた。
しかし役を離れた彼女は相変わらず地味なままだ。やはり黒縁のメガネをかけていた。街を歩いても、彼女が特殊な世界の女優だったなどと思う者は誰もいないだろう。
彼女にはどうしても会いたい相手がいた。
いまの彼女なら受け入れてくれるはずだ。きっと……。
01 同窓会
幹事たちの挨拶が終わり同窓会がひと通り進行したタイミングで、大重量子は目的の彼を探し始めた。ずっと前からこのチャンスを願い続けていた。最初の獲物は彼しかいないと固く心に決めていた。
高校を卒業して10年目の同窓会。教室では望んで嫌われ者を演じていた量子は、彼──芦川元也(あしかわ・もとや)を捕まえて拘束し、そして秘め続けた思いを遂げるためでなければ、こんなところに顔を出すつもりなどなかった。
今日の量子は地味なOLにしか見えないコスプレをしていた。高校生の頃と同じく、無骨で黒いフレームのメガネをかけていた。
東京のオフィスで事務員をしていたが、来年からは地元に戻って市役所に勤めるという設定。それはもちろんウソではなかったが、しかし彼女のプロフィールのごく一部でしかない。
会場を見回す。地方都市の若者たちは身を固めるのも早い。同級生同士で家庭を持ったカップルも何組かいるらしい。
その向こう、壁際のテーブルに集まった元男子生徒たちの中に目的の彼がいた。
当分の間は独身を続けそうな男たちだ。地元を出ることもなく職に就き、親元に身を寄せたまま勤め先へと通う。
量子は彼に目配せをした。こんな場所で言葉を交わしていたら、すぐに周りに目を付けられてしまう。狭い街だ。しかも適齢期。あっという間に噂になる。
スマホで彼の裏アカウントにメッセージを送った。
──外に出るよ。しばらく待ってわたしについて来なさい。
会場の出口を指さした。彼はスマホの画面を確認すると小さくうなずいた。
会場を出て廊下を歩き、階段室の非常扉の前で振り返った。彼が会場から出てくる姿が見えた。彼と目を合わせてうなずくと、量子は扉の向こうへと進んだ。
階段室の暗がりで彼を待ちながら、量子はこの10年で自分がずいぶんと遠い場所へと来てしまったことに思いをはせた。
もう好奇心だけが旺盛な地方都市の若い娘ではない。芦川元也には想像することしか出来ないような世界を、いくつも経験してきた。そして目眩くような10年間の奉公を終えたところだ。
高校生の頃の自分では、彼の関心を引くことなんて到底不可能だっただろう。いまのこの地味な自分でも難しい。だが量子は、彼の身も心も好き放題に出来る能力を手に入れたのだ!
シャバに戻って最初の獲物は彼以外に考えられなかった。そもそも彼から、すべてが始まったのだから。
非常扉が開き、芦川元也が姿を現した。
量子は彼を招き入れ、そして背中で扉を閉ざすのだった。
02 階段室
「どうして……いったいどこでオレのことを、くそっ……!」
階段室に入り、元也は大重量子の姿を見つけると唸るようにそういった。恥辱に塗れた顔をし、身体を震わせていた。
先日、量子は元也のSNSの裏アカウントにダイレクトメッセージを送ってきたのだった。彼のフォロワーを装っていた。
──秘密をバラされたくなかったら、来月の同窓会に出席しなさい。久しぶりにあなたに会いたい。A川M也くん。
──おい、誰だよお前?
──メガネブスでわかるかな?
──え? もしかして……。
──繰り返すね。同窓会に来ないと秘密をバラす。ネットに書く。
裏アカウントは、まだ高校生だった元也が秘かにマイナーフェチ活動をするために取得したものだ。その後10年もの時間が過ぎ、いまでは彼はその世界の古株になっていた。
高校生の頃の彼は自習室にノートPCを持ち込み、妄想の赴くままに歪みまくった性癖を書き散らして、小説と称していた。ペンネームはその頃からアスカ・エムだ。アイコンも美少女顔のアニメアイコンだ。筋金入りだ。
リアルの誰にも知られず、思う存分に変態性癖を披露して、同好者たちと秘密の集いを繰り広げているつもりだったのだが……。
しかし彼女は知っていたのだ。あの自習室の常連で、いつも気難しい顔をしていたクラスメイトの大重量子。誰とも打ち解けることがなく、いつも参考書を開いていた地味な女。愛想が悪く、陰でメガネブスと呼ぶ者たちもいた。
元也にも、とくに興味を持っているようには見えなかったのだが……。
「これ、何だか覚えてる?」
量子が古い手帳を取り出した。元也は驚愕し、その顔はみるみると青ざめていった。
創作ノートだ。そう、ずっと昔に見当たらなくなってしまった、あの手帳だ。必死に探したのだけど、とうとう見つからなかった。
心のどこかに、それが誰かに発見されるのではないかという恐れを抱き続けていた。しかし必死に打ち消して、努めて忘れるようにしていた。それがいまになって……。
作品として発表する妄想は、どんなに気が狂ったものであってもそれなりに取り繕ってはいる。
しかし創作ノートにはそんなものはない。当時のクラスメイトの長身美少女や巨乳女教師たち。センズリのネタにした女たちの名前がそのまま実名で書き記されていた。
死ぬほど恥ずかしい代物だ。自分が誰をネタにしてコーフンして、そしてチンコをしごいていたのか。それを知られてしまったなんて、まったく生きた心地がしない。
「芦川くん、これね、自習室で落としたんだよ。よかったね、拾ったのがわたしで」
元也は下を向いて黙ってしまった。自分の身体が小さく震え続けているのがわかった。
恥ずかしくて死にたいような心地だ。
量子が彼に近づい来て、そして耳元でささやいた。
「わたしね、これでオナニーしまくったんだよ。毎日、毎日。高校生のとき」
……何だって?
量子が信じられないことをいった。いや、本当にそういったのか?
元也は目を見開いて量子の顔を振り返った。彼女は頬を赤らめ、ニンマリと笑っていた。息づかいも荒くなっているようだった。
楽しいのか? それともこの地味女は興奮しているのか?
「あなたのペンネームのアスカ・エムで検索してアカウントも見つけた。芦川くんって、ママよりもずっとバカデカい女の子が好きなんだよね」
単刀直入な言い方だ。彼女がズバリと核心に切り込んできた。
もっとも恐れていた事態。絶対にリアルの相手には知られてはいけなかった性癖。ペンネームで知り合った仲間たちとだけ共有していた秘密。
それがこうして、目の前のリアルの女の口から言葉にされてしまうなんて……。
だが元也は、なぜか不思議な安堵感も覚えていた……。
秘密を知られてしまった。そうだ、オレは変態なんだろうな。だが、それがどうした?
どこか開き直ったかのような心境だ。そして大重量子は、けっして彼を蔑んでいるようには見えなかった。
「わたしがこの10年間、何をしていたと思う? わたしね、このブレスレットで能力を制御しているの……」
量子が左腕に巻いた鎖のブレスレットをつまみ、留め金を指で外そうとしていた。
「これを外すとどうなると思う?」
元也の目をのぞき込んできた。嬉しそうに笑っている。そして量子は能力を解放した。
03 満月
ブレスレット外した量子の全身が震え始めた。そしてドクッ、ドクッと心臓が脈を打つようなリズムで、その身体を増量させていくのだった。
サイズが増すたびに量子の身体が大きく揺れた。ズズン、ズンッ……と地鳴りを立てるように、上背が天井へ向かって伸びていった。急成長する身体が窮屈なスーツの中でパンパンに膨れ上がった。と思う間もなく、布地が音を立てて張り裂け、飛び散った。
「オウッ…オオオオオ……」
女の低い声が響き渡った。
その向こうから真っ白な肌をした巨体が姿を現した。黒髪は明るい小麦色へと変化し、両目はモンスターのように赤く輝いていた。
顔を紅潮させ、汗をかき、全身から湯気が上っていた。女の体温と匂いがむわっと押し寄せてくる。
元也の前には人間離れした大きさの女がそびえ立っていた。階段室の天井に頭が届きそうだ。通常の人間の倍以上、4メートル近い背の高さだった。
そして凄まじい重量。太い脚、大きく肉付きのよい腰周り、さらに見上げるような高さには大重量の乳肉が並んでぶら下がっている。
だがそれよりも何よりも、元也にとっては信じられない事実が目の前にあったのだ。
じつは彼は、その巨女の顔を知りすぎるくらいよく知っていた。まさか……。
「ふぅうっ…ふー…これで身体がラクになった。ねえ…芦川くんなら当然わかるよね? わたしが誰なのか……」
何年もの間、何度も何度も繰り返しディスプレイで見つめ続けて来た顔だ。わからないはずがない。親の顔よりよく見てきたかもしれない。
そうだ。この巨女は……。
「お前は…この間引退したあの満月…なのか?
まさかお前が? 巨獣級女優満月ッ!?」
そう、まさにあの満月だった。元也のアイドル。限られた者だけが知るネットの深層で、フェイク・フェティッシュ界の看板女優として活躍し続けたレジェンド。巨獣級は彼女ともにその歴史が発展したといってもいい。
デビュー間もない頃から引退まで、元也は彼女の出演作を追い続けてきた。マネージャーから何度か、小説のネタを使わせてほしいと連絡を受けたことだってある。
だが……。
「お前たちの動画は特撮やAIのフェイクじゃなかったのか? まさか、まさか……なんだよその大きさはっ!? あり得ないだろ、リアルでは。こんなデカい人間なんて……!!」
「フェイクがどうやって太客のお相手をするのかな? あの世界にはね、わたしたちにとっては知らないでいた方がいいような組織の人たちが、たくさん関わっているから……」
何が何だかわからなかった。あの地味女の大重? あいつが元也の秘密を知っていて、そして満月だと? しかも人間離れした巨体だ。すべてがあり得ない。世界が根底から崩れていく。
「はは……何だよ、これは。まさかこんなことが……。ウソだろ?」
「芦川くんのアカウントを見つけて、高校生だったわたしは想像もしなかったような世界を知った。小さな男たちをオモチャのように扱って、ひたすら自分の快楽に耽る巨大女だなんて。
心をわしづかみにされるような心地だった。そんな小説で興奮しちゃう自分が信じられなかった……!!
ど変態だ。自分がど変態になってしまったみたいで、恥ずかしくて恥ずかしくて仕方がなかったんだよ?」
目の前の大女が元也を見下ろしながら、熱く語っていた。舌がぬらぬらと光って、よだれを垂らしそうだ。
そして元也の目の高さで、長い指がうごめいていた。ピチャピチャと音が漏れた。おいおい、お前何してるんだよ!? 股をまさぐっていやがる……?
「うはぁああ……わ、わたしね、オナニーが好きで好きで仕方がないんだよ。う、ううっ……はうっ。
高校生の頃、自分の家で勉強しているとすぐにオナニーを始めちゃうから、だからいつも自習室にいたの。勉強して東京の大学に行きたかったから。
それで、家に帰ったら今度はオナニーばっかりしていた。アスカ・エム先生のエロ小説を読んだらどハマりした」
「あんなの、オレのただの妄想だったのに……。オレをどうするつもりだよ?」
元也はその恐ろしさに気づき始めていた。こんなデカい人間から何をされても逆らえない。体格の違いは絶対的だ。
あの満月が腰を下ろして元也の顔を覗き込んできた。美しい顔だ。ムチャクチャ好みだった。顔を見るだけで勃起したことだってあった。しかしいま目の前に見るそれは凄まじく大きい。恐ろしささえ感じる。
満月は興奮で荒い息をしながら、頬を真っ赤に染めて汗とよだれを垂らし続けていた。オナニーはどんどん激しくなっていった。
「あぐぅっ……くはぁ……。芦川くんをオモチャのように使ってオナニーがしたい……。芦川くんもされたいでしょ? それとも怖い?
圧倒的な力と体格の差で女に自由を奪われて、女の性欲に巻き込まれて……そんなお話をたくさん書いたよね。全部読んだから!」
元也は壁際に追い詰められていた。そして重くて巨大な超乳が目の前に迫ってくる。逃れようがない。
ウソだろ、こんなこと。まさかリアルでこんな目に遭うなんて!
04 超乳は性器
「ねえ……芦川くん、わたしが怖い? んふふ……怖いんでしょ? それともわたしと同じように興奮している? 両方だったりして……変態だもん」
「何がしたいんだよ……?」
満月が両手で右の乳房をつかみ、根元から乳首の方へと絞り上げた。柔らかい肉塊がグニャリとかたちを変えて揺れる。それを何度も繰り返した。繰り返すたびに両手の動きは激しくなり、そしてどんどんペースが上がっていった。
「はぅううううっ……!! か、感じちゃう……。芦川くんならこのおっぱいがどういう性能を持ってるかわかるよね? もともとはアスカ先生が書いてたネタだもん」
たまらない眺めだ。妄想の中で何度も思い描いたような場面。たしかに恐ろしい状況ではあったのだが、元也の心はそれを受け入れつつあった。そしてパンツの中では、ペニスがしっかり固くなり始めていた。
「おっぱいがムチャクチャ敏感になってる! 男の子のオチンチンみたい。つかんでしごけば強烈に気持よくなっちゃう……くぅうううううっ……ぐはあぁっ!!」
満月が身体をガクガク震わせながら、断続的なうめき声を漏らし続けた。ブルン、ブルンと特大の両乳を揺らしながら、それを交互にグニャグニャとしごき続ける。
そして元也の目の前に、ガチガチに固くなった巨大乳首が突き出された。伏せたマグカップくらいの大きさがある。恐ろしい迫力だ。
「あぅうう……あ、芦川くん、わたしの乳首をお願い。いやらしくていやらしくて、こんなに固くなっちゃって……。
もっと性感のチューニングを上げるね? 芦川くんを思いっ切り感じられるように。30%増しに……」
元也は満月に逆らえなくなっていた。手が自然に乳首へと伸び、そして触れた。満月が激しく反応した。
「んふっおおっ……!? す、凄い、何これ!? あ、芦川くんがわたしに触ったら……身体が……身体が……。そ、そのまま握って? 強く……くふぁっあああっ!!」
満月の長い腕が元也の頭を捕らえ、そのまま強く抱き込んだ。頭と肩が柔らかな乳肉の中へズブズブと埋まっていく。
……大人の頭が埋まってしまうほど巨大な乳だと?
囚われ支配されるような感覚だった。力強い腕にギュウッと抱きかかえられ、柔肉の中で身動きが出来ない。元也はだんだん呼吸さえも苦しくなってきた。
だがそれに反して、グングンと興奮が高まっていくのだ。
満月が元也の頭を抱えたままのけぞった。身悶えしながら快感の大波に飲み込まれていく。元也もそれに巻き込まれていくしかなかった。
「くそっ……息が苦しい。満月、どうか……」
満月が少し腕を緩めてくれた。興奮に酔いしれた表情をして、元也の顔を覗き込んでくる。
「芦川くんもしたくなったでしょ? いつも、いつもこんな場面ばかり書いていたじゃない。わたしの変態趣味の大先生だもん。
わたしね、ずっと芦川くんと一緒にオナニーしたかったの。芦川くんがわたしをこんな変態にしたんだよ?
さあ……服を脱いで」
赤い目が爛々と輝いていた。狂った目をしていた。
満月は荒い呼吸をしながら、元也の服を脱がせて行った。そして固く勃起したペニスが露わになると、幸せで満ちあふれるような笑顔を浮かべるのだった。
裸になった元也は巨大な両乳の間に挟まれた。
「おっぱいの感度をもっと高くチューニングするね。もうまんまんちゃんの内側みたいに敏感。アスカ先生の大好きな乳マンコだね……んふふ」
元也は胸の谷間からかろううじて顔を覗かせ呼吸だけは出来た。上半身はずっしりと重い乳肉に囚われて脱出できそうにない。
満月がパイズリを始め、元也の上半身をペニスのようにしごき始めた。息を上げながら、その特大超乳を揉みしだき続ける。
「うわっ……はあぁっ……!! あ、芦川くんがわたしの乳マンコの中に入っちゃってるよおぉおおおっ……。か、感じちゃう……。捕まえた、もう逃がさない! メチャクチャにしてあげる! 何も抵抗できないんだから!!」
胸の谷間から見上げると、興奮した美女が淫らな感情に酔いしれている顔が見えた。見とれてしまう。女が自分にこんな嬉しそうな表情を見せるなんて、いままでの人生でまったく経験してこなかった。
だがその顔は怖くなるくらい大きい。セクシーな口を開けば、元也の目と鼻と口くらいは同時に覆い尽くしてしまいそうだ。熱い舌で息も止められてしまう。
「ね……。あ、芦川くんも一緒に……。お願い。わたしと同じくらい変態になれる人と、一緒に気持よくなりたいのっ……!!」
女王のような巨体の持ち主が、切ない声で願った。
05 一緒にオナニー
満月が壁に背中を預けて座り、巨体で元也を抱きしめた。左手で元也の腰を支え、身体ごと自分の腹に押しつける。勃起したペニスが満月の腹肉にめり込み、ギュッと締め付けられた。
激しい快感が元也の腰から脳へと突き抜ける。満月が左手だけで軽々と彼を前後に揺らすと、床オナをするようにペニスがしごかれるのだった。
「うおっ……? 満月、お前こんなこと……くぁあっ!!」
「はぁっ…あ?、ん……芦川くんの固いオチンチンが! 芦原くんのオナニーで犯されてるみたい。自分でも腰を動かして、わたしのお腹でオナニーしまくって……?
そうだ、お腹の性感も上げておかなくちゃ……」
元也はこらえきれなくなり、自分から腰を振り始めていた。満月の巨体にしがみつき、勃起したペニスで相手の柔らかな腹肉をかき回し続けた。
満月が身悶えして快感に震えた。全身が性感帯のように敏感になっていた。
「ううう……小さな芦川くんが、わたしの身体に抱きついてオナニーしているっ!?」
満月の脳内では、大木にすがる蝉のようなこびとたちの姿が思い描かれていた。下腹部にビッシリとこびとたちがすがりついて、いっせいにオナニーを始める。そんな妄想で狂ったようにオナニーに耽ったこともあった。こびとたちの中に何人もの元也がいることもあった。
妄想はさらに邪悪になった。放出して果てたこびとたちを順番に口に入れ、飲み込み、胃の中で溶けていく感触で激しく興奮する。
そういう妄想のほとんどが、元也がアスカ・エムとして書いた小説からもたらされたものだった。
「あふぁっああ……! 凄いよ、こんなのって。とうとう手に入れた。ずっとわたしがほしかったもの……」
満月は快感で我を忘れて固く目を閉じた。ダラダラとよだれを垂れ流しいることさえも自覚していなかった。右手は数えきれぬほど繰り返して習慣になった仕草で、自分の割れ目を探り急所を刺激し続けた。
元也もまた、幼少の頃からずっと抱いてきた妄想が現実のものとなったかのような心地だった。まさに奇跡というしかない体験をしている。
いままで見て来た満月の映像が次々と記憶から蘇る。ビルの高層階の窓から覗き込む女巨人が、手を突っ込んで来て獲物を捕らえようとする。男優の全身を頭から性器でくわえ込み、女悪魔が膣内の獲物を奥へ奥へと飲み込んで行く。
二人の脳内を猛スピードで妄想の群れが駆け抜けた。二人とも自分のオナニーに没頭し、そして競っていた。常軌を逸した妄想に酔いしれる者同士。どちらが寄り強く、そしてより長く自分の妄想に浸り続けることが出来るのか?
絶対の自信を抱いていたはずだが、しかしこらえきれずに先に絶頂を迎えたのは満月だった。
「ふぁああっ…!! ウ、ウソ、わたしがっ!? ふぐ…お、ううっ……こんなに感じちゃうなんて。信じられないっ……!
ダ、……ダメェエエエエエエエーッ!!」
すでに数えきれぬほど巨大化プレイも経験しているし、シチュエーションには慣れていたはずなのに。いつもなら、相手に合わせることなんて簡単にできたはずなのに。
長く待ち望み続けた彼が相手だったからだろうか? だから満月はいつもよりもずっと不器用だったのだろうか?
「んはぁああッ……!! くふぅっ、おおおおおお……!」
元也の身体を乗せたまま、満月の巨体は大地震のように揺れた。腰をガクガクと上下させて身悶えし、巨大な胸がブルンブルンと暴れた。両乳に挟まれた元也の身体が揉み潰された。
「うおっ?おおおっ……!!」
元也は満月の巨体に必死でしがみついた。と、その瞬間、こらえにこらえていたものが身体の中から突き上げてきた。腰に強烈な快感が走る。
ビルビルビルビルビルッと、精液が満月の腹の上に降り注いだ。経験したことがないほど強烈な射精だった。嗚咽が漏れた。
ふうう……と大きく息を吐き、満月も身体の力を抜いた。ぐったりと壁に背中を預ける。
2人は長年の思いを遂げたはずだ。元也は子供の頃からの、そして満月こと量子は高校生の頃からの、それぞれの妄想。ネットエロ作家と巨獣級女優がお互いを手に入れた。
だが思いはまだ満たされていなかった。あとからあとから、止まることなく相手への欲望が込み上げてくる。
元也が見上げると、満月が欲望にまみれた瞳を赤々と輝かせていた。
06 支配のミルク
一度思いを遂げただけではまったく足りない。元也は満月の巨体のすべてが欲しくてたまらなくなっていた。再びペニスがガチガチに固まる。
だが満月の欲望の激しさは、元也をはるかに上回っていた。元也を抱え上げると口元へと運び、舌を舐め回しながら笑みを浮かべているのだった。
「満月の口は何人もの人間を食べてきたの。特殊技術のフェイクじゃなくて。いつか芦川くんもそうなるかもしれないね。
美味しそう……食べられたい?」
そのセリフに元也はゾクゾクした。この残酷な女王のような演技は、満月のハマり役のひとつだ。
妖しい笑みを浮かべながら口を開き、分厚い舌を突き出して来た。ぬらぬらと濡れた舌が元也の顔面をべったりと覆い、喉の奥へと運び込むように動き始める。
身の危険を感じてもがいた。にもかかわらず、ペニスが興奮でビクビクと激しく震えてしまうのだ。
「芦川くん、やっぱり変態だね……食べられそうになって興奮しちゃうなんて!
はっ……ン、んんゥ……本当に食べちゃいたいよ。んはぁ…」
満月は元也の身体を上へと抱え上げ、いきり立ったペニスを舌でなぶった。
「ぐぉっ……」と声が漏れ、元也は満月の頭部にしがみついた。あっという間に腰の力が抜けていく。
この舌は性器となって何人もの男女を犯してきたのだ。ペニスをしごき、女性器やアナルを掘り抜いてきた。
元也はガクガクと震え、声も出せないほど満月に支配されてしまった。
こいつはいまこの瞬間でも、たやすく自分の命を奪うことが出来る。その恐ろしさを思い知らされた。獰猛で危険な巨獣なのだ。
だがそれを思うと、元也のペニスはさらに信じられないほど固く勃起しまくるのである。
「も、もう芦川くんは逃げられないよ……? 手遅れ! 虜にしてあげるから……。
満月に何が出来るのか、アスカ・エム先生ならよく知ってるよね?」
彼女はそういうと、元也を膝の上に寝かせた。興奮に酔いしれた顔が彼を見下ろしている。頬を紅潮させ、荒い息を吐き続けている。
と思ったら、元也の視界を大超乳が遮り、そのまま下ろされて来た。ズシリと重くのしかかる。そしてマグカップほどの大きさがある乳首の先端で、口をこじ開けられた。
後頭部を満月の太腿に支えられ、上からはたっぷりとした乳肉が押さえつけてくる。身動きが取れなくなった。
「はふっん……これをされたらね、誰でもみんな素直ないい子になっちゃうの。抵抗しようなんて気持が全部なくなって、身も心も従うようになる……」
満月がはぁはぁと喘ぎながら、両手であり余る乳肉を揉み続けた。乳袋がミルクで満たされて行く。ドクン…ドクンと、ただでさえ巨大な両胸がさらに巨大化する。
乳首がビクビクと敏感にうずき、臨界点が近いことを伝えて来た。
「あ……漏れるっ。ああっ……も、も漏れちゃう……」
最初は小出しに、しかし満月が首を仰け反らせて叫ぶと、堰を切ったように濃厚なミルクが溢れ出て来た。
ぐぶっ?……と元也はむせた。と思う間もなく、あとからあとからミルクが襲いかかって来る。大量の液体が元也の全身に降り注ぎ、そして床へと流れ落ちて行った。
元也は意識が遠くなった。壮絶な快感……。
満月の指がペニスをもてあそんでいるのを感じる。何が起きているのかわからない。ただ満月の存在だけが感じられた。彼女に全身を包まれ、完全に支配されている感覚だ。
07 成就
気がつくと元也は、満月の巨体に必死になってしがみついていた。
彼女の下半身だった。うつ伏せになった元也の身体は、満月のたっぷりと脂肪が乗った腹部に乗せられていた。
背中が彼女の両腕でしっかり抱きかかえられ、そして腰が大木のような両腿で挟まれ、身動きが取れない。
あとはもう、腰を突き出してペニスで彼女の股間を突くことしか出来ないポジションだ。
顔を上げると、満月が両目を赤く輝かせ、小さく開いた口元からは吐息とよだれを漏らして、元也を見下ろしていた。
「芦川くん……さあ。お願い……」
満月の両手と両腿がグッと力を入れて促す。圧倒的な体格差。逆らえない力だ。
ペニスの先端が入り口に触れると、さらに奥へ押し込もうとする力が強くなった。十分に準備が整って、ドロドロにとろけた膣肉が一気に飲み込んでいく。
「あふッ?……あぁ、あ……。芦川くんっ……」
震えながら小さく元也の名を呼んだ。意外だった。巨体に似合わぬ乙女ぶり。自分よりはるかに小さな彼の身体を抱きしめ、涙ぐんでいるのだ……。
だが、油断するべきではなかった。
満月はすぐに欲望の大波に飲まれてしまった。おぉ……と低いうめき声を漏らすと、大きな手が元也の尻をがっしりとつかむ。そしてそのまま、ググググ…と膣壁の奥へ押し込むのだった。
「た、たたっ!……たまら、ないぃ……い。んお?お……くふ、うっ!! もっと……もっと激しく! 犯し…て?犯し、てっ……」
満月が乱れた。
元也は力ずくでピストン運動をさせられた。背中と尻で身体をつかまれ、圧倒的な力でセックスのオモチャとして使われる。
こらえきれなくなったのか、満月が大きな叫びを上げ、巨体でグネグネと身悶えした。
「ん、んあっアアアーーッ……!!……ひうッ?ぅうううッ!」
膣壁が元也のペニスを容赦なく締め付けてくる。何も抵抗できない。元也は満月の巨体に必死にしがみつき、されるがままに腰を振り続けるのだった。
欲望がこれでもかと詰まった巨大な肉塊。これこそが元也の知っている満月だった。10年近くディスプレイの映像として見つめ続けて来た、あの巨獣女優だった。
「ぐふぅううう……もっと、ぉおおおおっ!!」
満月が股を閉じると、分厚い腿肉が猛烈に締め上げてきた。苦しいが、しかし死ぬほど気持がいい! すでに何度か彼女の中に放出しているようだったが……しかしもう、意識が混濁してしまってわからない。ただ満月の豊満なボディのことしか考えられなかった。
「いっ……イクッ…う、うは?はっ! あぁああああっ……くうっ、いいいいいいっ!!」
満月が絶頂を迎えて身体を反り返らせた。全身がガクガクと震え、喉をよだれが伝った。
元也も同じタイミングで、止まることなくスペルマを膣肉の奥深くへと注ぎ続けた。
「ま、満月っ……おぉおお……」
固く抱き合って、2人は果てた。荒い息が止まらない。
満月の肉と汗と熱と息の中に包まれて、元也はこのまま時間が止まってしまえばいいのにと願うのだった。
08 またね
暗い階段室で並んで座る女の顔を見て、元也にはそれが知らない女のように思えてしまった。
大重量子という名前だ。ほとんど話したことがなかったクラスメイト。
裸の身体の上に、元也のスーツの上着を羽織っていた。すぐに組織の者が着替えを持ってくるという。
「もう少し満月の顔に寄せようか? ブレスレットをしていても、それくらいなら動かせるから」
そういって女が2、3度まばたきをした。するとそれはずっと親しみやすい顔になった。どこがどう変わったのか、具体的にはわからない。
「ほんの1、2ミリ。それだけで人間の顔って印象が変わってくるから」
2人の行為が終わったあと、満月は量子のバッグからウエットティッシュを取り出し、元也の身体を拭ってくれた。それから170センチくらいの姿になって自分の身体を拭い、そして元也のスーツで裸を隠して量子の姿に戻った。
元也は彼女にどう接していいかわからなかった。大重量子のことなんて、まったく何も知らなかったし……。
すると彼女は自分のスマホで文字を打ち始めた。元也の裏アカウントにメッセージが届く。
──アスカ・エム先生、今日のプレイは作品で書いて下さいね。
「え、小菅さん……? 満月のマネージャーの……」
「うーんとね……満月にもマネージャーはいたけど、小菅なんて人はどこにもいなかったんだよ?」
「え……でもオレ、何度かやり取りして……」
そのとき非常口の扉を小さくノックする音がした。
量子が開くと、ビジネススーツの中年女性と、スーツケースを引いた部下の女が入ってきた。
元也が背を向けているうちに着替えを済ませ、お礼をいって上着を返すと、量子は2人と連れだって出て行った。
するとすぐ、また裏アカウントにメッセージが届いた。今度は元也が運営するサイトの高額支援者からだ。
──次はいつがいいですか?連絡待ってます。
「おいおい……何だよこれは?」
ふうぅ……と大きな息が漏れた。元也は脱力してしまった。
力なく笑う。彼女はずっと前から、このアカウントでも彼のことを観察し続けていたようだ。何てこった。
改めて裏アカウントのフォロワー欄を眺めてみた。この中の一体何人があいつなんだろう?
しかし悪い気分ではなかった。そうだ、悪くはない。
「あいつ……まったくどれだけオレのことを知ってるんだよ」
元也はスマホをスラックスのポケットに突っ込むと、自分も帰ることにした。
口元が緩んだ。
次か……。どうするか。いつの間にか、そのことばかりを考えてしまっているのだった。
完