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紙袋を小脇に抱えて、アサヒたちに見つからないようにこっそりと、でも急ぎ足で階段を上る。
下宿している部屋に駆け込むと鍵を閉めて、安堵のため息をついた。
「よしっ!」
誰にも見つからずに自分の部屋に戻れたことに、思わずガッツポーズをする。
荷物を見られて「それは何?」なんて聞かれたら大変だ。
ベッドの上に座り込んだ俺は、紙袋の中身を取り出す。
それは小さな木箱と、一本のボトル。
「先に使うのは……こっちだな」
木箱を目の前に置いて、しばし蓋を眺める。
見た目はなんの変哲もない箱だ。
でもこの中には、俺の未来を明るくしてくれるかもしれない、とあるアイテムが入っている!
「結構高かったけど……これもモテる男になるための投資ってやつだよなァ!」
ドキドキと高鳴る胸を抑え、木箱の蓋を空ける。
中には、ぷるんぷるんした透明の物体がみっちりと詰まっていた。
「こ、これが……っ!」
指でつついてみると、グミとゼリーの中間みたいな感触で、ほんのりと温かい。
「わっ!?」
そのぷるぷるに指を押し込んでみる。すると、ぬるぬると絡みついてきた。
「すっげぇ……やばいもん手に入れちまったぜ」
思わずごくりと生唾を飲み込む。
これはちんこを挿れて遊ぶための特殊な玩具で、スライムの核でできているらしい。
最近若い男の間で流行ってて、スライムにちんこ責められてもすぐにイかないように耐えることで、耐久力とか勃起力が鍛えられるんだそうだ。
「これでちんこのトレーニングすれば俺もモテモテに……」
この間、ギルマスにモテる男の条件を聞いてみた。
なんといってもグラントさんはモテの化身みたいなモテ方をしているからだ。
はじめは面倒がって答えてくれなかったけど、追いかけまわして何度も何度も食い下がってみたら、ようやく答えてくれたぜ。
「早漏は嫌われるから鍛えろ」だってさ。
男女どちらを相手にするにしてもお前が挿入する側であれば、早漏は嫌われるぞ。だから普段から鍛えておくべきだ、って。
そんな風に股間を指さしながら言われて、なんだか俺の下半身事情を見透かされてるみてぇでぎょっとした……べ、べつに俺は早漏ってわけじゃないけどさ。
いつか相手ができた時にすぐにイッちゃって、恥ずかしい思いをするのはごめんだ。今からトレーニングしておくにこしたことはないはず。
なんといっても、モテの大先輩であるグラントさんのアドバイスだ。
きっと間違いない。
一人でうなずいて、さっそく箱からスライム玩具を掴み出してみる。
持ち上げると、こぼれたりはしなくて意外としっかりと形を保っていた。
手触りはぷるぷるとしていて……触ったことはないけど、たぶんおっぱいってこんな感じなんじゃねぇか?
期待感だけで、俺の息子が元気になってしまった。
急いでパンツからつかみ出す。
腹につきそうなくらいに反り返って、もうビンビンだ。
「……うっ! あ、あったかい……!」
そっと亀頭をスライムの表面に押し当ててみると、スライムは自分から吸い付くようにして俺のを包み込んでしまった。
まるで捕食されているみたいで、ちょっと怖い。
でも、ちょうど人肌くらいの温かさの柔らかいものに包まれてる感触は堪らなく気持ちが良かった。
「たしか、スライムごと握って擦ったらいいんだっけ? ひっ、これ、すごっ!?」
手のひらで包み込んで上下に擦ってみる。
すると、じゅぽぽぽっとエロい水音を立てて、スライムは俺のちんこを嘗め回すように絡みついてきた。
「手と、全然ちがっ、う、ふうっ!」
されたことないから想像だけど、フェラされたらこんな感じなのかも。
刺激が強すぎて辛いから一回抜こうとしてみるけど、そうすると嫌がるみたいにギューッと締まって、強く吸い付かれた。
「ひゃ、あっ、ああっ! す、吸うなぁ!」
まさかこいつ意思があんのかよ!? 怖っ!!
男の悦ばし方を知っているみたいに、スライムはちんこを吸ったり揉んだりともてあそんでくる。
あったかくてぬるぬるでやわらかい、それなのにコリコリしたものが裏筋や亀頭を擦り上げるような感触もあった。
気持ちが良すぎて、スライム玩具を掴んで上下に擦る手が止まらねぇ!
「やっば、ああっ、す、すぐ出ちま、ううっ」
あっという間にイキそうになってしまう。
でもここですぐに射精していたらトレーニングにならねぇだろ! 耐えろ俺のちんこ!
「ふう、うう! ま、まだまだぁ!」
なんとか出さないように堪えようとする。
もう爆発しそうなくらいにパンパンになったちんこは、平常時の何倍も大きく膨れ上がり我慢汁があふれた。
スライム玩具はまるでそれを味わうみたいに、尿道から吸い出してくる。
「あ、あ! ちょ、やっぱもう、ムリッ! 無理無理! ふぐ、ううう!!」
びゅるるる!
結局たいして我慢できずに。俺はあっけなく果ててしまった。
「ああっ、い、今イッたばっかで、ひぁああ!」
ザーメンまでちゅうちゅうと吸われ、射精直後の敏感なちんこをなぶられて。
あまりのくすぐったさに、思わず裏返った悲鳴をあげてしまった。
あんまりでかい声を出したら、アサヒたちに聞こえちまう!
慌てて、ちょっと強引にスライム玩具からちんこを引き抜いた。
「んうう! ふ、ふう……やっべぇ、我慢できなかった……これじゃあ、完全に早漏じゃん……」
俺の手の中で、スライム玩具は勝ち誇ったようにぷるぷるしている。
クソッ! なんかスライムに負けたみたいで悔しい!
「もう一回! 次は五分……いや、十分は耐えてやる!!!」
そう意気込んで、俺は再びスライム玩具にちんこを挿入した。
「くぅうううう! イ、イクッ! ううう!」
一回射精しているのに、あっというまにまた出そうになってしまう。
これは思った以上に、過酷なトレーニングになりそうだぜ!
それから俺は、夢中でオナ……いや、ちんこの鍛錬に励み、ちんこを鍛えに鍛えぬいた。
最終的に、何回出したか分からない。
「ううっ! ……ふ、うう……」
さすがにもう出ないっていうくらいにヤりつくした。
スライム玩具は俺の出した精液をたっぷり吸収したからか、はじめにくらべて白く濁ってしまっている気がする。
ちんこを引き抜くと、消化しきれなかったらしい精液がどろどろと溢れた。
使った後はかるく水で洗って箱に戻しとかないといけないんだけど……金玉からっぽになるまで出したからか、なんにもやる気が起きない。明日でいいや……。
いじりすぎたせいか、亀頭がちょっとヒリヒリして敏感になっている。
パンツをはくのも億劫なくらいだった。
「結局、惨敗だったなぁ……」
気持ち良すぎて、まったく射精を我慢できなかった。毎回あっというまにイってしまう。
早漏すぎて、泣けてくる……。
こんなことじゃ、モテモテなんて夢のまた夢じゃねぇか。
「そうだ。もう一つあるんだった」
グラントさんに教えてもらった、もう一つのちんこトレーニング方法だ。
さっきの紙袋に残っていたボトルを取り出す。
中身はお酒の割材などに使う炭酸水だ。口の広い瓶に入っている。
これにちんこを漬けるといいらしい。毎日続けると刺激に慣れて、早漏が治るとかなんとか?
なんかおかしい気もするけど。
モテを極めたグラントさんが言うんだから、間違いない!
きゅぽんっとボトルの蓋を開けて……萎えたちんこを、ちゃぷんと漬けた。
「んほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?!?!?!?」
ちんこが!!
溶けるうううう!!!!
死ぬううううううん!!!!
あまりの衝撃に、俺は目を剥いて絶叫した。
悲鳴に驚いたのか。隣の部屋の扉がバンと開いて、下の階からも、誰かが慌てて階段を駆け上がってくる。
あ。死んだ。社会的に死んだ……。
薄れゆく意識の中、俺はなにもかもを諦めた。股間丸出しのまま、ベッドの上に倒れこんだのだった。
END