前回はこちら

● 体格差もあり実力も天と地の差……そんな、無謀に思える挑戦。 「野獣」ゴウスケがチャンピオンとして君臨する地下格闘技場のとある選手の「カナメなら選手登録できるんじゃないか?」という言葉に、カナメがその気になったのがきっかけだった。 「ほぉ、この俺に挑戦とは、大したもんだ」 「うるせぇっ! どうせ勝...
●
ガッ! グボォッ! ドガァッ!! ゴッ! バキッ!
「がぁぁ……がっ! ぐ、は……っ! がはっ!」
「オラオラオラァッ!!」
ドボォォォォオオオッ! グリュ! グボッ!
「ぐぁぁっ!!」
かくして行われる、カナメとゴウスケの戦い……。
圧倒的な体格差、そして実力差を覆すことは困難で……、カナメはあっという間に、ゴウスケの巨体の影で嬲られ始める。
「オラァ……どうした、もう終わりか?」
「はぁ……はぁ……!」
強烈なラッシュを受け、しりもちをつくも、カナメはよろと拳を構えたまま立ち上がる。
ゴウスケはつまらなそうな顔でそれを見下ろし、拳を下ろして、カナメの反応を待った。
「うる、せぇ……んな、わけ……ねぇし……っ!!」
「だったら、さっさと立てよ。せめてもう少しあがいて見せろや」
まだ、勝負は始まったばかり。カナメの戦意は消えていない。カナメはゴウスケに言い返すことはできず、それでも負けたくなくて、拳を固く握りしめる。
ゴウスケはふんと鼻を鳴らし、再び拳を身構えた……。
次回はこちら

前回はこちら ● 数度目の、カナメのダウン。それを乗り越え、カナメは持ち前の負けん気で必死に立ち上がるものの……、ゴウスケに本気を出させることすら難しく。 「オラオラ、オラァッ!!」 ドゴォォォォォオオオッ! グボォォォォォォォッ! 「ぐぉぉ……か、は……っ!」 ビクッ! ビクッ! 幾度めか、深くボ...
※English version