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搾精会社のお仕事 約4700字

「よし…………全部オッケー、だな。急ぐぞ!」

「はい!」


担当エリアの機材調整を終え、確認をしてくれた先輩と共に屋上へ向かう。十階分の階段を駆け上り、外に繋がるドアを開けるとそこにはもう自分たち以外の26人全員が既に揃っていた。


「遅いぞ!早く並べ!!!」

「はい!申し訳ございません!!!」


リーダーからの叱咤に謝罪をして、息を整えながら列の一番右端に並ぶ。時刻を確認すると集合時間まで1分を切っていた。危ない。研修後初めての本配属業務だったとはいえ、この仕事に遅れは絶対に許されないので気をつけなければ。


「緊張してるか?」


担当の先輩が横目で見ながら聞いてきた。


「そう、ですね。やっぱり、緊張、します」

「ま、そりゃそうだよな。俺もここで働き始めて1年ちょいになるけど、正直未だに心臓バクバクだからな」


軽く笑いながら言う先輩の肩は、微かに震えていた。当然と言えば当然だ。なんせ、俺たちがこれから相手にするのは…………


「…………そろそろだな。……気張れよ」


ドズウゥウン


ドズウゥウゥウウン


始業時間になると共に、遠くから巨大な地響きが徐々に近づいてきた。頑丈に設計されているはずの建物全体がガタガタと揺れる。


ドズウウゥウウウゥウウンッ!


ドズウウゥウウゥウウウゥウウンッ!!!


地響きが一瞬止まり、遥か遠くの壁にある鉄のドアがゴゴゴゴッ!と音を立てて開いていく。数値にして約200メートル、このビルの倍近い高さの鉄の塊。そんな摩天楼のようなドアを潜って現れたのは、天を衝くような大巨人。彼こそが他ならぬ、俺たち"搾精会社 ギガントカム"のお得意様だった。



「「「おはようございます武流様!!!!!」」」


「おう」


俺たちの全力を込めた挨拶を、武流様は頭を掻きながら軽く受け流す。武流様からすれば少し呟いたくらいの声でも、俺たち全員の大声での挨拶を優にかき消してしまうほどの声量がある。ドアを潜ってたった数歩で搾精用ビルの屋上にいる俺たちの目の前に聳え立った。


(マジで…………デカすぎだろ…………)


こんなに間近で巨人を見るのは初めてだが、とにかくデカい。最初に身長を聞いたとき、他所の街で見たタワーのようなものかと思っていたが、とてもじゃないが比べ物にならない。なんというか、こう、分厚すぎる。今、俺の目の前には武流様の腹筋が広がっているのだが、黒いトレーニングウェアの上からでもボッコボコに割れていることが分かるくらいに筋肉が隆起している。それも、一つ一つのブロックが家を建てられそうなくらいにデカい。その上にはパンパンに膨らんだ大胸筋がクライミングウォールのように大きく迫り出している。そのあまりの胸のデカさに、ここからではお顔が遮られて良く見えないくらいだ。このあまりにも雄々しい肉体と比べれば、俺たち人間の作る建造物なんて砂の城のようなものだろう。その気になれば、容易く粉砕されてしまうに違いない。


「ふー……あっちー……」


リーダーが必死に搾精のご協力への謝意を叫んでいるが、武流様はそんなことを気にも留めずに服を脱いでいく。両手をクロスさせガバッと裾をたくしあげると、若々しい汗と雄の臭いのする風がむわりと巻き起こった。一瞬にして辺りの湿度が上昇し、じっとりと肌が汗ばむ。ここに来る前に運動でもしてきたのだろうか、トレーニングウェアが汗で肌に引っ付いていて少し脱ぎづらそうだ。


何とかウェアを脱ぎ終わると、くるくると適当に丸めてばさりと床に放り投げた。武流様にとってはなんてことない動作でも、俺たち人間からすればその一挙手一投足が凄まじい力を持っている。武流様が服を脱ぐだけで身体がよろめくほどの風が巻き起こるし、もしあれが街の上にでも放り投げられようものなら汗をたっぷり吸い込んだ生地にたちまち全てが押し潰されてしまうだろう。そして顕になる、美しく筋肉がついた逞しい上半身。


(マジで、すっげぇな…………)


なんというか、本当に、迫力が凄い。男でも惚れ惚れするほどの完璧な肉体が、視界全てを埋め尽くすほどの質量でそびえ立っている。取引相手となる巨人は搾精局の審査に合格した方のみになるため、健康的な若い男性が選ばれるというのは分かってはいた。それでも、武流様は巨人の中でも上澄み中の上澄みであるに違いない。現れた瞬間から何となくそう感じていたが、今、改めてそれが確信に変わった。何故なら、そう。


「っしょ……っと」


目の前に現れた股間の膨らみが、超弩級サイズの代物だったから。


(でっか…………)


ハーパンの下に隠れていた、垂涎もののお宝がさらけ出される。パンツはフロント部分だけが布地で覆われている、いわゆるジョックストラップというタイプのものだ。扇情的な赤の布地が汗ジミでじっとりとワインレッドに染っている。来る前にシャワーを浴びてきたのだろう、メンズ用のスッキリとしたソープの香りが微かに漂っている。しかし、それすらもかき消してしまうほどに濃い、優秀な雄の匂いがビルの屋上を容易く包み込んだ。


「すげぇ……」「やべぇな……」


周りの同期もつい口から零れてしまう、とばかりにボソボソと率直な感想を呟いている。隣の先輩曰く、「俺もかれこれ20人近くの巨人を見てきたが、この方はダントツで過去一」らしい。ガタイも、膨らみのサイズも。


あまりの立派さに、つい視線が武流様の股間に釘付けになる。ずっしりと圧倒的な存在感を放ちながら頭上に鎮座する武流様の超巨根。フロント部分の生地に余裕などは一切なく、半ば押し込められるようにしてギチギチに竿が収められているのが見てわかる。決してパンツが小さい訳では無い。むしろ、布地面積自体もかなり大きく、優秀なサイズの逸物を持つ男性でもゆとりをもって履けるタイプのもののはずだ。しかし、武流様にはそれでも小さいらしく、フロント部分が大きく突きだしているせいで、腰ゴムが軽く浮いている。そこから、あえて剃り残されているギャランドゥと、パイプのような太さの血管が姿を覗かせており、雄の色気をムンムンに放っている。


(やべ…………ちょっと勃ってきた……)


武流様の立派な逸物を見上げていると、それとは比ぶべくもない平均サイズの俺の息子がやんわりと熱を持ち始めた。それどころか、体全身が熱を帯びて火照っている気がする。人間は巨人に近づきすぎるとフェロモン酔いを起こすことがあるとは聞いていたが、これがそうなのだろうか?何だか頭がポーっとして、フワフワした軽い酩酊感に包まれている。


(巨人ってマジで、すげぇ、でっけぇんだな…………)


(なんか、カッコいい、な…………)


魅入られたように武流様のことを見上げていると、不意に大きく肩を揺すられた。


「おい!何ボーっとしてんだ!行くぞ!」


横を見ると担当の先輩が急かすような表情でこちらを見つめていた。周りは既に持ち場につくために動き始めている。


(やべ…………俺、見惚れてた、のか)


すみません、と謝罪し、駆け足で階段へ向かう先輩の後ろに続いて行こうとした瞬間、頭上の遥か上から声が降り注いだ。


「おい」


現場の空気が一瞬して凍りつく。後ろを振り返ると、武流様が軽くかがみ込んで、男らしい端正な顔でこちらを覗き込んでいた。ビルを真上から叩き潰せそうな大きさの手が持ち上がり、大木のような太さの人差し指が俺の目の前を指して止まった。


「お前、新人?」


あまりにも突然の出来事に、身体が固まる。咄嗟に言葉が出ず、黙ったまま武流様を見上げていると横から先輩に小突かれた。


「はっ、はい!!!本日から武流様の搾精のお手伝いをさせていただきます!!!青宮と申します!!!よろしくお願いいたします!!!!!」


「……青宮な、よろしく。お前、今日屋上待機な」


「えっ?」


「片瀬、分かったな?青宮だけ屋上待機だ。他の奴らは下がらせろ」


武流様が慣れたように言うと、リーダーはあっさりとそれを受け入れ、俺以外のメンバーに持ち場に着くように指示した。周りもその指示通りに動き始め、屋上から1人、また1人と人が去っていく。


「あの、屋上待機っていうのは一体……」


不思議に思って先輩に聞いてみたが、何故か無視された。忙しい、というのもあるのだろうけど、何だか故意に無視されているような気がする。他の先輩に聞いても対応は同じだった。誰に聞いても屋上待機について教えてくれないどころか、俺の存在をまるで無いものかのように扱ってくる。何かを言いかけた同期2人も、先輩方に追いやられるようにして下の階へ消えていった。


結局、誰も何も教えてくれないまま、俺とリーダーの2人が最後に残った。リーダーもこちらを見て憐れむような表情を向けた後に、持ち場へと去っていった。


ポツンと1人で屋上に佇む俺を、武流様が見下ろしている。一体なんなんだろう?こうなれば言い出した本人に直接聞くしかない。


屋上待機って何なんですか、と俺が問いかけるよりも先に、武流様が口を開いた。


「これで2人きりだな」


「そ、そうですね!!!!!」


必死に大声で叫ぶ俺を見て、武流様が吹き出すようにして笑う。


「そんなに叫ばなくても聞こえてる。普通に喋っていいぞ」


ほら、と武流様はつけていたワイヤレスイヤホンを見せてくれた。本来はリーダーのような上の立場の人としか繋がっていないはずだが、今は俺の声も聞こえる設定になっているらしい。


それから、他愛のない会話を少し交した。

武流様の年齢は20歳で、大学2年生。身長は214メートルあるだとか、バスケットボールをやっているだとか、搾精バイトを始めてもうすぐ半年になるだとか。


歳を聞いたときはびっくりした。確かに若いなあとは思っていたけど、まさか自分より2つ下とは思わなかった。それくらい、大人の雄の魅力に溢れていて、正直に言ってめちゃくちゃエロい。身長も、自分よりデカいやつを街で見ることは殆ど無いらしい。まあ、そりゃそうだろう。単純に俺の100倍だと考えたら214センチ。そんなにデカい人なんて今まで会ったことがない。見かけたら二度見、三度見してしまうレベルだ。


なんてことを話していたら全体通知の通信が飛んだ。現場の準備が整ったらしい。


「さて、じゃあ始めるか」


武流様はぼちぼちやるか、といった風に伸びをして溢れんばかりの膨らみを大きな手で揉みしだいている。目の前で巨根がムクムクと勃ち上がっていくさまを見せつけられて、正直ドキドキしている自分がいる。


だが、それとは別で仕事はきちんとしないといけない。屋上待機を命じた武流様に、改めてその意図を聞くことにした。


「あ、あの、俺は一体何をしたら……」


屋上に待機させられたところでやることなんて特に無いはずだ。機材は巨人が使うためのオナホ型搾精ポンプしか置いていないし、人間がここにいてもできることがない。一体何をさせたいんだろう。




「ああ、お前はそこで俺が抜いてるのただ見てればいいよ」


武流様が下着を一気に押し下げ、巨根がぶるんと顕になる。


「だってお前、俺のコレに見惚れてただろ?」


立派な逸物を俺に見せつけるようにぬちゃぬちゃと扱いて、勃たせていく。


「だから、1番近くで見せてやろうと思ってな」


ドクドクとカウパーの吹き出す亀頭が目の前に近づけられる。汗と精が混ざった若い雄の匂い。


「まあ、もしかしたら、後でちょっとお手伝いしてもらうかもしれないな?」


ポンプを手に取った武流様がニヤリとやんちゃな悪い顔をして笑う。


「さ、やるか」


すっかり腰が砕けてしまった俺の目の前で、屋上待機という名の大巨人オナニーショーが始まろうとしていた。


Comments

巨人の武流様身体もチンコもすっごいですね……そして圧倒的に生物としての雄として上であるという余裕を感じます そして屋上待機の青宮くん……一番近くで見れるなんて役得もいいとこですが、リーダーの憐れむような表情も気になる……続き楽しみにしてます!

ichiya


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