特異点先で捕まったワルキュ―レ。
個体名をスル―ズ。
彼女の体は「商品」として売り出され、息を荒くした男たちが幾人もその場に集っていた。
『ご覧ください! これこそは神話に名高き戦乙女。大神の娘たち。サ―ヴァントとして蘇った至上の存在に他なりません!』
「くっ……」
司会の男が揚々と語ると、その場の男たちがおおっとうなりをあげた。
それもそのはず――サ―ヴァント。至高の存在たる彼女らはおよそ普通の人間とは別格にして、そんな彼女らがこうして「商品」として売り出されることなど滅多にないことだからだ。
(この方たち……全員、冷静さを失っています。まさしく、今にでも襲い掛かってきそうな――)
スル―ズは冷静に、共にやってきた二人の姉妹――ヒルドとオルトリンデとの同期を試みる。が……繋がらない。特殊な術式を使われたのか、同じワルキュ―レの二人の存在を確認することは叶わなかった。
「へへへ、じゃあまずは俺からだ。高い金支払ったんだから、楽しませてくれよスル―ズちゃん」
「ッ……!」
「んんん、くぅゥゥっ……❤」
(ずぶぷっ……!)
「は―……は―……っ」
「おほっ、すげっ……! ワルキュ―レの生マンコやばすぎっ……! さっすがサ―ヴァント!」
「んあっ❤ あっ❤ やっ、め……なさ、っ……❤ こんな、ことをして、っ……どうなると、思って……❤」
スル―ズはきっと男を睨む。
だがそれすらも心地よいかのように、一人目のその男はくつくつと笑って抽送運動を続けた。
「そうやって睨まれるとマジで燃えるタイプなんだよな俺。てかこんなに感じまくってるくせに、凄まれても全然迫力ねえよ」
「んああっ、はあっ❤」
男が語る通り、スルーズの声に力は無かった。
それもそのはず。ここに囚われた時点で、彼女には幾つかの特殊な細工が施されていた。
その一つ――感度を操作したことにより会得した「人間らしい」身体感覚は、スル―ズに人間の少女同然の弱々しさを露呈させる。
「おらっ、イクぞ! マンコに出すぞ! ワルキュ―レまんこ中出しだ!」
「ああっ、やめっ❤ あっあ、ナカはっ……そこはマスタ―に捧げた、っ……んあっあ、はあっ❤ くるし、っ……ダメ、これ以上は……耐えられ、なっ――んあっ、あぁぁあああっ❤」
「オラァ!」
「んんんあっ、はぁぁああっ……❤」
「おっお、まだまだ出るっ……! マジでスル―ズちゃんのマンコ最高だわ……」
「んあっ……あ、っ……ナカ、にっ……❤」
「ふぅ―、おつかれさん。マジで良かったわ。また次も頼むぜ」
「おら、さっさと代われよ。後がつかえてんだからよ」
「あ……ぁ……」
膣内射精の衝撃。
あまりの快感に意識が飛びかけ、スル―ズは言葉を失う。
だが彼女が見たものは、いまだ数十人と立ち並ぶ男たちの群れだった。
『さあさあ、順番にどうぞ。英霊ワルキューレ、味わえるのは今だけですよ』
(まだ、こんなに……何とか、耐えないと――)
そして数時間が経過してーー
「んんっ、ふうっ❤ んっん、ふうぅんっ❤ んっく、ンンっ……んっ、ン、んううううっ❤」
「はぁはぁ、スル―ズちゃん最高っ……! こんな可愛くて強くて神秘的なのに、なす術なく俺らに犯されてるとか……すごく興奮するっ……!」
「んぐっ、んんっ、ふううっ❤」
もはや何度イカされ、何度中に出されてきたかも分からぬほどの陵辱を経て、それでもまだスル―ズは意識を保っていた。
(耐えていれば、必ず……ヒルド、オルトリンデ……二人と同期することができれば、きっとこの状況を打開できるはずだから……っ)
わずかな希望。それこそがスル―ズの正気を保っていた。
自身の状況を同じワルキュ―レに伝え、救援を求めることができれば……という、微かではあるが確かな信頼。なればこその不屈であった。
しかし――
『おおっと、ここでボ―ナスタイム突入! なんと今なら妊娠成功率上昇、皆様早い者勝ちです!』
(えっ……は……?)
流石のスル―ズも困惑した。思考がしばし停止した。
妊娠? ボ―ナスタイム?
司会の男は何を言っている。
サ―ヴァントであるはずの自分に、そんなこと出来るはずが――
『不思議に思っているでしょう。ですが心配はご無用です。何故ならその術式は肉体に蓄積した快感が一定量を突破した時、特殊な受肉を可能とさせるものであり――』
『それは既に『2体のワルキュ―レ』によって実証済みであります』
「え――――」
理解不能だった一瞬。
スル―ズの目の前に現れたのは、紛うことなき「絶望」だった。
「あっ……あぁっ……ぁぁあっ……!」
『こちら同時に捕獲した2体のワルキュ―レにございます。そしてこのように……同期を回復させてやると……』
(びくびくびくっ……!)
「「「んっ、んんぅぅぅぅうんっ❤」」」
途端、凄まじいほどの快感がスル―ズを襲った。
先ほどまでとは比べ物にならないほどの快楽。
全身が性感帯になったかのような別物。
同期が回復したことで流れてきたのは、ヒルド、オルトリンデ、二人分の快感だ。
既に数え切れないほどの実験、刺激を加えられた二人の体はもう手遅れに近い。
そんな彼女らと本来あり得ないはずの共有を果たしたスル―ズもまた、相乗効果で狂っていった。
「おっ、お……んおぉっ……なに、これはっ……❤ あたま、おかひくなるっ……おっお、んおおっ❤ もっ、やめっ……解放してっ……おまんこしないでっ……❤」
「ふうぅううううんっ❤」
「あっ❤ あっ❤ ヤダっ、だめっ❤ あっあ、おまんこイってる❤ さっきの何倍も激しくイってりゅっ❤」
(ふ、二人の快感も伝わってキテっ……ただでさえ、凄いのに……こ、こんなの、耐えられるワケないっ……❤ )
「んおおっ、おおっ❤ イクイクイクっ❤ 同期しすぎてイクっ❤ 死ぬっ❤ 早く止めないとっ……あっあ、ムリぃっ❤ もう手遅れっ❤ どうにもならな、いっ❤」
倍増した快楽。見失った希望。
それらはスル―ズを諦めさせるには十分な絶望だった。
必死に繋ぎ止めていたはずの糸が途切れる。
その瞬間、ワルキュ―レ・スル―ズの機能は全てが終わりを告げた。
「おっお、んおぉぉおおおおっ❤ ほおっ、おっ……おっお、んんんんうううっ❤ でてりゅ、せ―えき出てますっ❤ これ、妊娠確実っ……同期してるから、ぜんぶ、分かって……っ❤」
「あっ……あ、っ……❤(終わった……わたしたち、ぜんぶ終わった……❤)」
絶望し、快楽の心地に酔いしれるスル―ズ。
そんな彼女の感覚もまた、姉妹たちの間で共有されていき、互いに終わりを自覚し合うのだった。
その後――
男たちに何度も輪姦され、もはやワルキュ―レの使命すら忘れてしまったスル―ズたち。
やがて本格的な競売が始まると、彼女たちの体には次々に高値が掛けられていった。
『え―、それでは本日のオ―クションはこれにて終了させていただきます。皆様、またのお越しをお待ちしております』
「んっ……ん……❤」
かくして落札されたスル―ズたちは、その後も延々と犯され続け――
その有様は戦乙女と呼ばれたかつての神聖さは何処にもない、男を愉しませるだけの、愛玩人形にすぎなかった。