※本作品は後日不意に非公開にする可能性があります。
予めご了承ください。
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以前、Twitterで思いつきのアンケートを致しました。
ちゃんとしたシリアスぽい話は……正直今のところネタが思いつかない感じです。
そのかわりと言いますか、シリアスの雰囲気用にたまに思い付いた時にメモをした、他愛無いワンカット習作を置く練習。
「置く練習」というのは、
内容的に第三者が面白いと感じる気がしない自己満足の文だったり、中身が人を選びそうというか、わたしにとっては人目に晒すのは悩ましい要素であったりで、出すのに相応の勇気と思い切りが必要な代物です。
あとは……絵を描く分文章の需要はないかも知れないとも。
漫画や構図を描く上での下地でもあって、ご興味あればあわせてご覧くださいという気持ちもあるものでもあるのですが。
感情とか、心境とか、文字のほうが表現しやすい時も。
出せば出したでお好みに合う方居ただろうかと不安になったりもしますが……w
何かありましたらマシュマロへ。
ご返信はお出しできませんが拝読はいたします。
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「……ぅ……」
視界が揺れる。頬にキャンバスの感触。ああ、俺ダウンしたのかと理解するのに2秒ほど。
上からカウントを告げる声が聞こえる。
立たなきゃ……そんなぼんやりとした使命感に身を起こし、肘を、膝を立てる。背中に合皮の感触を感じそれに半ば寄りかかるようにして立ち上がる。
まだ視界は少し左右に揺れているような感覚を覚えるがカウントは7を告げ終わっている。重い両腕を力任せに持ち上げて顔の前に構える。
「行けるか?」
カウントを数えていた、牛頭のレフェリーの問いかけにこくりと頷く。
レフェリーの更に先の視界、此方を余裕に満ちた表情で見ているフォレスト。
やれやれという素振りでロープから手を離し此方へ一歩歩み寄る。
「ファイト」
レフェリーの声とともに……フォレストが視界から消える。
「……っ!?」
次の瞬間、重く、鈍い痛み。息が詰まる感覚。
そう思うが否か、ズドンという音が幾度も聞こえたと思うと膝から下の感覚が消える。
「かっ……は……」
呼吸のうまくできない感覚と共に気が遠くなりそうな痛み。耐えなくてはと頭でわかっていても身体はいう事をきかない。よろめくように数歩さがり、下げてはいけないと分かっていながら、打たれた腹を庇うように右腕が下がる。
「ほら、スキだらけじゃないか」
クスクスと含む様な笑い声。そう思えばまた鳩尾に重く押し潰される感覚。
「あ……ぅ」
「……イイ声だね、もっと聞かせて」
高揚した声色でフォレストが耳元に囁く。声からでも、彼が愉悦に満ちた表情をしていると容易に想像できた。
相手の言葉に噛み付かんばかりの気持ちで口を開こうとするが、肩でコーナーに押し込まれ、なす術もなくボディを受ける。反抗の言葉は荒い呼吸と、苦痛に満ちた喘ぎ声に塗りつぶされる。
視界は朦朧とし、身体の感覚が失われていく。
「ん?何か言いたいことがあるの?」
フォレストがクスクスと囁く。
「こん……なの……なんてことな……」
「ふうん……」
めきと顎の骨が軋む音が耳に響く。
「そうかあ、なんてことないかあ」
「ぐ……っ」
血塗れのマウスピースが宙を舞うのが見えた。そのまま大きく視界が傾ぐ。重力に引かれるまま崩れそうになるがフォレストはそれを押し留めるように俺を嬲り続ける。
もう、身を重力と慣性に任せることしか出来なかった。
フォレストが手を止めた時、既に意識の途切れていた俺はキャンバスに叩きつけられる。赤い染みがキャンバスをじわりと染めていった。