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桶乃かもく
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29.「被弾と防御」の制作過程

こんにちは、桶乃です。

ご無沙汰しております。2月なかなか更新できずにすみません…! 結局月末ギリギリになってしまいました。

去年に比べ絵を描くのがとても楽しく、技術的にも久々、階段中腹ではなく新しいフロアに上がった気持ちでおります。とは言ってもこの先もまだまだ長い階段の続く建物、エレベータなどはないのが辛いところですが、これからも地道に。一段ずつ。

プライベートでは1月末から少しばたばたしておりまして、Twitterを少しお休みの後2月中頃に浮上、やっっっと最近落ち着いてきました。今は詳細をお話し出来ないのですが、全て片付いたら笑い話など入れつつお話出来たらな、と。特別大事ではないのですが諸事情により。

しかしTwitter、2週間程度離れただけで戻るのが勇気がいったというか、最終的にだんだん億劫になってきてしまって困りました。現実よりも時間の進む速度が速い気がして、自分など居なくても世の中が回るという当たり前のことをヒリヒリと直に感じたというか。まあ必要とされなくても絵は描き続けるわけですが、…という気持ちにさせてくださるのもいつも見てくださる方がおられるからで。有難う御座います。


そうだ、忘れちゃいけない、2020年まとめ本のご注文も有難う御座いました。BOOSTまでいただきまして大変恐縮です…! これからもよい絵、記事を公開できるように頑張りますのでどうぞ宜しくお願い致します。


さて、先にも書きましたが絵を描くのが楽しくて!

やっと!やっと、ずっと色々こねくり回していた粘土が肉になってきたような感覚があります。ということで今回はこちらの絵の制作過程を。

「被弾と防御」

https://www.pixiv.net/artworks/87855777 (外部リンク:pixiv)

こちらは去年色々試行錯誤したものを組み合わせて、これからの自分の絵のベンチマーク的なものにしようと思って制作したものです。

正直年賀絵は少し輪郭がぼやけてしまった反省もあり、2021年スタートから!というわけにはいきませんでしたが、今後はこれを基準に自分の絵柄の確立や技術アップをしていきたいと思っております。

大ラフ。

実は元々上半身のみのシンプルな絵で「沈黙」というタイトルをつけていましたが、もう少し遊んでみようとごちゃごちゃさせてみました。

エルフ耳は好物。細いよりもこれくらいもっちゃりしているのが好きです。作品によってはエルフよりもゴブリンっぽいな…。

ラフ。

大体のパーツと色を決定しました。

線画。

いつもよりも細く薄く描くことを心がけました。

色々試したところ、

・ベタ塗りに近い絵は線を太くする(細いとインパクト、リッチさに欠ける)

・細かい皺とかを描く場合は線を細くする(太いと野暮ったくなる)

という風にするとバランスがよいように感じました。勿論絵柄によるのでこれが正解というわけではありませんが、私の絵は線画を細くしたほうが良いかな、と。

あと食べ物がキャンディしかないな、と思って、クッキーのバッジを描き足しました。ハードな服の中にちょっと可愛らしさが欲しくて。

下塗り。

背景はシンプルにこれでほぼ完成です。実はこれも、

「freckles-存在証明写真」

https://www.pixiv.net/artworks/85176520 (外部リンク:pixiv)

これの背景の反省も兼ねています。人物よりも少し影を大きくしなきゃいけなかったので…観察大事ですね。

影1。

下塗りレイヤーフォルダを一旦非表示にして、タッチをつけつつ、大きく全体を塗ります。ブラウン1色。

影2&落ち影。

髪や腕などの落ち影は大胆に大きくいれます。明暗差でシルエットを目立たせます。

そうだ、そういえばこれはラフや線画の段階からも言えることなのですが、ディテールよりも「アウトラインを綺麗に保つ」ということも今後の目標のひとつとして置いています。シルエットの美しさは陰影の美しさにつながると思うので。

描き始めたタイミングと完成の順番が前後してしまっているので解説は次回になりますが、

「🍫」

https://www.pixiv.net/artworks/87720275 (外部リンク:pixiv)

こちらのバレンタインの絵もそれは意識しています。

影3。

パーツの境目、接触する部分に一番暗い影をいれます。ちょっと分かりにくい。

影レイヤーフォルダを丸ごとコピー、結合してPhotoshopの機能「フィルター>表現手法>輪郭検出」をかけたあとレイヤーモードを「乗算」にして重ねます。不透明度は40~60%で調整。

いつもの水彩っぽくみせるあれです。このガサガサ感大好き。

オーバーレイ等で透ける光や環境光を入れて行きます。

赤面していることが重要なので顔に注目が行くように体と頭で寒色と暖色を分けています。

下塗りレイヤーを表示しました。

色調補正をかけて細かい部分を加筆して完成です。

最近は彩度を落として明度を上げることを意識しています。


実際は、

下塗り→大まかに影をつける→色調補正でゴールを見つける→影を整えていく→加筆

という順番なのですが、作業中は色調補正フォルダ自体は表示/非表示を繰り返しているのでこういう順番で解説させていただきました。

色調補正後、下塗りなしだとこんな感じ。(加筆後なのでちょっと汚れています)

一発でこの色にたどり着けるといいのですがなかなか技術と感性が追い付きません。努力不足を感じつつPhotoshopさんの機能を有難く使います(笑)。

意外とこの段階もすきです。なんとなく儚げで。


という感じでした。いかがでしたでしょうか。

グリザイユ…やっと慣れてきたよ…!もっと技術を尖らせて、キャラクターだけでなく色々な場面を自然に描けるようにしたいと思います。


タイトル「被弾と防御」は、

・彼女の顔つき、服や雰囲気は「攻撃的」

・目の前の人に予想外なことを言われて「被弾」

・驚き照れるのを咄嗟に隠して「防御」

という意味を込めています。

正面構図ですが表情を左右非対称にして「防御」が崩れる一瞬みたいなものを表現したかったのでした。

絵で全部伝えないといけないので解説は野暮かと思いつつ…いつもあっぷあっぷあがいているような人間が今更格好をつけてもしょうがないので(笑)。

うまく伝わりましたでしょうか…!


さて今回の記事はここまでです。

次回はWIPで「🍫」の制作過程を簡単に載せられたらと思います。今月中になんとか…!

最後までお読みいただき有難う御座いました!

29.「被弾と防御」の制作過程 29.「被弾と防御」の制作過程 29.「被弾と防御」の制作過程 29.「被弾と防御」の制作過程 29.「被弾と防御」の制作過程 29.「被弾と防御」の制作過程 29.「被弾と防御」の制作過程 29.「被弾と防御」の制作過程 29.「被弾と防御」の制作過程 29.「被弾と防御」の制作過程 29.「被弾と防御」の制作過程 29.「被弾と防御」の制作過程 29.「被弾と防御」の制作過程

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