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本編IF/桐島が部下の前でアメリアを


——よくもまあ、飽きないものだ。

 御楯之会の人員が勢揃いした、澱んだ闇に満ちた広場。淫蕩の宴の会場にて、とある部下が面白味を見いだせぬ様子で一同の中心を見つめていた。皆の前で桐島が「それらしいこと」を言い、アメリアを誅罰するというお決まりのリチュアルの時間だ。それは週に一度の儀式であり、ここにアメリアが連れてこられた頃より繰り返された習慣のようなものだ。お題目としては敵国の少女アメリアが日本の軍人に大義名分のもとに“浄化”されるもの。それに対して眉を顰めるものも存在した。此度も例に漏れず、険しくその光景を見つめていた。......性的な対象として彼女に触れることは許されていないが、自慰を行うことは上官たる桐島に許されているがゆえに、時折非常におぞましい光景が具現することがある。

 自分はこの時間が嫌いだった。こんな意味のないことを儀式にするなら、希望者だけでやっていれば良いものを。何も意味のない事象を神聖視するなら、志願者だけでそれを執り行えばよいと思っていた。そう、部下のひとり——岡平は心の中で独りごちて待っていると、扉が開きふたつの人影が厳かに入ってきた。


「…………!?」

 連れてこられた裸同然の少女に瞠目した。あれほど闇の中であっても高貴で、美しさを失わなかった鼻につく小娘が——うつろな目をしていた。どんな虚勢であれ、何処までも毅然とした態度で臨んでいた彼女の面影はもはやどこにもない。大抵の男は肉欲に駆られ、その健康的で美しい雪肌に心引かれるが、今やその肌は汚され、虐待痕と思しき痣と殴打の跡が随所に見られた。ひどく不遜な生意気だったあの表情は心ここにあらずといった様子の能面じみた無表情で、星のように輝くゆるやかな金髪は大きく乱れて、油脂に塗れていた。

 動揺に目を見開いていると、周囲にいた構成員もざわめいていた。たったの十日間である。二週間にも満たぬ期間で桐島に“教育”されたアメリアの変貌ぶりはこの組織のほぼ全員にとっても予想外だったものらしく、桐島の信奉者である彼らにさえ困惑を以て迎え入れられた。

「諸君。この娘、アメリアは————」

 狂える男が何かを言っているが何も耳に入ってこない。心ここに在らずといった様子で曖昧な顔のアメリアの姿を見つめ、見開いた目を震わせる。その姿を桐島が認識しているかどうかは不明だが、彼は何処か嬉しげな笑みを浮かべ、アメリアの首輪を乱暴に引き寄せた。

「う……ぁ……」

 硝子細工めいた細い首が鎖に引かれて痛みに喘ぐ。その声をオーケストラの演奏のように聞くと、懐から尋問に使われていた注射器を取り出して首筋に容赦なく突き立てた。鋭い痛みに小さな声があがる。

 注射針が引き抜かれると浮き上がる微かな鮮血。それを清潔なガーゼで拭うこともなく、桐島は舌先で彼女の細い首筋をなぞり上げる。その行為だけで敏感な触覚が強く刺激されているのか、ゾクゾクとその身を震わせた。

「何だ?この程度で善がるのか」

「ち、が……そんなこと ............っ!?」

 アメリアの身体がいっそう跳ね上がる。その柔らかい太ももに紘一の指先が触れ、なぞりあげたからだ。

「その声は何だ?」

「そ、それは——ぁぁっ」

 アメリアの言葉は最後まで紡がれることはない。太ももをなぞっていた指先が内ももを経て、下着に至ったのだ。

「や、やめて……さわらないで」

「では、これはどういうことだ」

 桐島が見せたアメリアの下着は既に湿っており、その柔らかな形を際立たせていた。秘部にそって一本の筋が通り——くっきりと食い込んで形を強調し、もはや下着の役割を果たしていない。しっとりと汗ばんだ肌に混じって、下着の合間から愛液が滴り落ちていく......恥辱に顔を赤らめ、息を荒げて足を擦り合わせて何とかその姿を隠そうとしたが、桐島の脚が股ぐらに進入し、それを許さない。

「見るがいい諸君。この無様な姿を。豊満に膨れた双丘を。この雌犬じみた卑しい姿を。これぞ貪食と貪欲にまみれた米帝の本質だ」

「あ、ああ......」

 桐島は抵抗するアメリアの首輪を引っ張り、無理やり脱力させると彼女の太ももを両手で支えるようにして、身体をやすやすと持ち上げた。まるで赤子に小便をさせるような体勢だ。

「…………!」

 ここにいる全員が見ていた。アメリアの湿った下着、そしてその布地を隔てて見える秘部の膨らみを——そして、顔を赤くしたアメリアの耳元に彼の唇が迫った。

「どんな気分だ。自らの痴態をあれ程までに嫌っていた日本人に見せつける気分は?」

「や、ぁ......っ 見ないで、見ないで……」

 質問には答えられない。アメリアは涙を流し、必死に身体をよじって抵抗した。しかし、桐島の指が下着に触れる度に、恐怖に見開かれた瞳が弱々しく揺れるばかりだった。そして——

「“見ないで”だと?これ程までに垂れ流しておいて何を言うか。欲しいのだろう、雌犬めが」

「ひっ……!いや、ぁああ……」

 剥ぎ取られるようにずらされた下着から、薄桃色の蜜壺が露出する。どくどくととめどなく蜜が溢れ出し、布に染み込んでいたそれがお預けをくらった犬の涎めいてとろりと垂れ落ちて地面に水たまりを作ってゆく。

 アメリアはなんとか否定しようと切なげに口をぱくぱくさせて何か言おうとするが——

「ひっ!ああああっ!!」

 その喉から漏れ出たのは、声にならぬ喘ぎ声であった。桐島の指先が大陰唇を沿うようにぬちゅりと走る。そしてちゅぷん、と音を立てて二本の指が挿入される。それだけで、潮を吹いて大きくその身をのけぞらせた。

「ははっ、なんと無様な。見ろ、あそこまで遠くに飛んだぞ。恥ずかしくないのか、その歳にもなってお漏らしとは」

「そんな……それは、あなたが——ああ゛ぁあっ!?」

 ずぷ、ずぷ、と深々と突き刺さった指先がアメリアの女陰をかき回すように動く。温かい膣内を蹂躙する鍛えられた指先は的確に繊細な部分を刺激し、そのたびに愛液が垂れ流されてゆく。ぬるぬると内壁がこすれて、その度に蜜液が滴り落ちる。アメリアは立ち上がろうとするが、力が入らず、震えているだけだ。

 

 目の前で行われているそれを見て、傍観者はつい反射的に歩み出そうになる。だが、鋼の自制心でそれを押し留める。

 それをしたら自分は反逆者だ。たとえ大尉殿が間違っているとわかっていても、それを受け入れる選択をしたのは己ではないか。たかが米帝の小娘一人のために……それを、違えることは……。

 

 そんな岡平の視線が意識の底にあったかどうかは定かでないが、桐島はアメリアの秘裂から手を離す。とろりと愛液が橋を作るように糸を引き、滴り落ちていった。そのまま彼は器用にアメリアを支えたまま、軍袴越しの怒張を彼女の肛門に押し付ける。

「ひぅっ!?」

 戦慄に身体を強張らせる。だが、どうしようもできない。がっちりと抑え込まれたまま、軍袴の釦を外してゆく——ぬちゅりと顕わになった、冒涜的なほどに長く肥大した肉棒がアメリアの白き滑らかな肌に触れた。挿入するでもなく、彼はペニスの表面を彼女の門へとなぞらせ、異形の悦楽に息を吐き出すアメリアが必死に首を振る。

「あぁ!だめっ......!やめて、やめて!」

 制止の声をあげるアメリアの中へと、桐島の肉棒が容赦なく進行する。予想外の容易さで亀頭が進入し——


「あ゛っ」

 ——そのまま、奥の奥まで突き刺された。何が起きたのかわからないまま、下腹部に感じる異物感と非常な快楽に目を見開いた。

「さあ、制裁の始まりだ。簡単に壊れてくれるなよ?」

 程なくして、桐島の腰がアメリアの内部を荒々しく乱暴に掻き回す。巨木のように肥大し、赤黒く、硬く、その巨根が彼女を貫き、引き締まった腹筋を打ちつける音が響き渡る!

「ああぁあああああッッ!!!!!!」

 採掘されるような律動に、これまでとは比べ物にならない量の愛液が噴出する。ぶるんと揺れる豊満な胸、仰け反る身体、求めるように舌を突き出して涙をこぼす——凄まじい快楽の、なりふり構っていられない獣の如き喘ぎが、部屋の中に反響した。幾度も幾度も絶頂し、容赦なく犯された彼女の中からは止まることなく愛液が噴出する。

「はッ、はッ——んん!?」

 犬のように息をする彼女の気道を塞ぐように唇を奪い、ぴちゃぴちゃと何かを貪り吸うような水音。口を離すと、そのまま彼女の屹立した柔らかい乳首にむしゃぶりつき、

「やっ……胸、吸わないで......っ、うあ、ひぁあっ!?」

 ぢゅううううううううう、と淫らに乳首を吸う音が響き渡る。これまでに聞いたことのないような悲痛の声が、絶え間なくこの場にいる全員の耳に届けられる。それまでの制裁とは趣の違うそれにある者は呆然とし、ある者は目を逸らし、ある者は顔を赤らめて困惑する。

「気絶している暇などない」

 ……もはやアメリアは意味を持たない言葉をブツブツと口にするしかない。力なく自らが垂れ流した淫水の中に倒れ、失墜した天使のような無惨な姿を晒して愛液と何らかの混合液に全身がまみれていた。髪を掴み、四つん這いにさせると尻を打つ。

 あぐ、と力ない悲鳴が響き股ぐらから愛液が飛沫となった。開かれた秘穴から蜜が溢れ出し、意志に反して動く肉壺に肉棒を当てがい、滑らかに挿入する。もはや意識のないアメリアはだらしなく口を空け、とろんとした顔で快楽を受け入れさせられる——彼の欲望も、何もかもを。

「や゛ぁっ……」

 アメリアの声が末期の声のように儚く消えてゆく。背骨が折れてしまうのではないかと思うほどに仰け反り、並外れて大きな乳房が弾けるように揺れる。 そして、全ての力を使い果たし紘一と繋がったまま全身を弛緩させて倒れ付した。そんな彼女を見ると、ずるりとペニスを引き抜き、テラテラと光るそれを拭うことなくしまいこんだ。

 人形のように動かない、白濁液にまみれたアメリアを放心して見つめる部下を桐島は静かに見つめ、淫蕩を孕んだ笑みを浮かべた。



 吸い込まれるような虚無を感じさせるその笑みのなか、後始末の役割を任された無力な男は……他の構成員がいなくなるまで、放置された行為の名残をただ静かに見下ろす他になかった。




*****

本編で考えられるシチュエーションではありますが、実際に取り入れられるかどうかは不確実なので、こちらに記載しました。もったいないので...。それにしても、桐島くんというキャラクターはとんでもない変態だな。

本編IF/桐島が部下の前でアメリアを 本編IF/桐島が部下の前でアメリアを

Comments

Grenadierさん コメントありがとうございます!理路整然としていて、かつ魅力的な人物描写を活写される圧倒的な筆致のGrenadierさんにそう仰っていただけるとは、恐懼の至りです...! 男女の行為に対して幻想を抱きがちゆえ、適度に力強さがありながらも同時に過不足なくポエティックで官能的情緒が漂う描写に憧れがありまして...深くまで汲んでご覧くださり、幸甚に存じます...! ーーやはり″投薬″(ヤク)キメは全てを解決する。また、以前よりアメリアさんをそのような女性に捉えてくださることが非常に嬉しいです、誠にありがとうございます!

肉バキューム

小説をちょっと書いた物ですから分かるのですが、濡れ場の描写が極めて高度で感動してしまいます。 淡々とし過ぎず、適度に「採掘されるような律動」というような詩的な表現を入れる「適度に」が非常に難しいのですが、大変読みやすく、それでいて本文の書き振りからも彼女の光が黒ずんでいく様子が感じられて極めて良かったです。どれだけ犯しても汚れない彼女には薬物、現代科学のパワーですね…… 並外れて気高い彼女だからこそ淫に濡らして取り乱す様子が一層股間に響きます。

Grenadier

ホウギさん コメントありがとうございます!どうしようもなく恥ずかしいのに、桐島によって強制的に奏でさせられるのスケベですよね...! ☆桐島の歪んだ独占欲がアメリアを襲うーー!(こんな行為をしていますが、桐島くんはアメリアさんを聖母や女神のように捉えている節があるので、その点に気づいてくださって本当に嬉しいです!ありがとうございます...!)

肉バキューム

人に見せつけられ、こんなにも乱れているアメリアの悲鳴がめちゃくちゃ興奮します… 桐島のそれでも他の人に触れさせないというある意味アメリアを神聖視しているのが相変わらず彼らしいと思いました…

ホウギ


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