南田冬です。
生活マンやキャラクターの楽しい話はしない、と言いつつ、こっそりと考えてる話をします。
アキヤマという二次創作の中で女装をしたキャラクターが出てくるのですが、彼は設定的にはLGBTQとかジェンダーの差を描くキャラではありません。ただ、いいねが貰えるのと個人的にかわいい女物の服を着たい、という素直な気持ちで女装をしている、という設定であの漫画を描きました。
これが彼の弱さであり、強さでもあります。
俺(作者)は、レズビアンの恋愛リアリティショーとか日韓創作百合、BLとかを神聖視する方々が苦手です。恋愛をものすごく至上のものに置く平成初期的な価値観にも似ていて、根源的にフィジカルとメンタルや生存、多様性の肯定ではあるとは思うのですが、本当にそれだけか?とも思います。ポルノとしての消費になっていないか?と思います。
強いものには必ず弱点があります。
俺は作品の中で差別やジェンダーについて訴えかけるつもりはないのですが(それは俺がやるべきことではなく、フィクションの物語という媒体でそれをやると論点がズレていって本質的に解消を行う芯を食った批判になり得ないため)、でも、俺の物語の中で好きだから女装をしますっていうキャラがいてもいいじゃない、だって俺は好きで女装をする男も好きだから、というすごく個人的なエゴで描いています。
これが消費でないとしたら何なのか、と言ったら消費以外の何物でもないです。
俺は鶏を飼ってるフォロワーをいいねしながら鶏むねを捌いて食べるし、クィアベイティングに苦い顔をしながら自キャラの女装ロマンスを描く。そういう矛盾の中で、俺は創作をやっています。多少人を消費する事になっても、リスクを取って喜ぶ人の顔が見たいからです。
だから、俺は正しい側ではないです。決して正論で人を叱りつける立場ではないです。
アキヤマくんは社会一般常識から見たらものすごく立場の悪い人ではあるんですが、マイペースさと強さを持った素晴らしい子です。でも、幼い。大学生の不安定な弱さを同時に抱えている。それをこれから先しっかりと描きたいです。
あと、オシャレな服を着ているアキヤマくんのFAが見たいです。
俺という自分のアクの強さも含めた、キャラの良いところも悪いところも描きたいです。
これはアキヤマくんに限らず、全てのキャラクターに持っている弱点と才能を考えています。今はアキヤマくんにお熱です。
俺は正しい側ではない。それだけは覚えていてほしいです。
丸ごと転載とか本文の恣意的にかいつまんだ引用でなければ、南田冬こんな考えしてるんだ…!みたいに多少言及してもらっても構いません。