こんにちわんわん!みんたろうです。
今日は読書感想文です!
読んだ本はコレ!
著 ブレイク・スナイダー
訳 菊池淳子
こちらはハリウッドで脚本家として活躍したブレイク・スナイダーという方による映画脚本の書き方解説本です。
彼は映画の脚本業界で成功を収めた人物で、スティーブン・スピルバーグやディズニーにも脚本を購入されています。
2005年に発行されたこの本の原書「Save The Cat! The Last Book on Screenwriting You'll Ever Need」は、米国でもかなりの人気(アマゾンの脚本術部門で長い間1位とか)を博しました。
この日本語訳版は2010年発行。
1本の映画の脚本を書く方法を説いたこの本ですが、すべての創作に活用できる内容です。
(実際に「SAVE THE CATの法則で売れる小説を書く」という本も出版されています)
例えばこんなことが書かれています…
・「どんな映画なの?」に1行で答えられるか
・その1行に皮肉はあるか?客層は想定できるか?
・主人公は、設定された状況のなかで一番葛藤する、変化するのに一番時間がかかる、
原始的でシンプルな動機がある、最後に勝つ価値がある人物である
・良い映画では、主人公と悪役は一人の人間の表と裏のように対の存在になっていることが多い
・1つの映画で奇跡の魔法は1つだけ
これを読むだけで、もっと詳しく教えて!!!ってなりません?
また、ブレイク・スナイダーは以下のような映画の構成のテンプレートをつくっています。
オープニング・イメージ
テーマの提示
セットアップ
きっかけ
悩みのきっかけ
第一ターニング・ポイント
サブプロット
お楽しみ
ミッド・ポイント
迫り来る悪い奴ら
すべてを失って
心の暗闇
第二ターニング・ポイント
フィナーレ
ファイナル・イメージ
彼は脚本を考える時、この順に従って物語の流れを考えるそうです。
高評価な脚本をいくつも生み出した彼が考えたテンプレートなら、ぜひ真似したいですよね!
実際にこのテンプレートを思い出しながら映画を見ると、おもしろいほど当てはまっていることが分かります。
例外もありますが、特にディズニーのアニメ作品などは分かりやすく感じました。
(ハリウッド脚本術では三幕構成が有名で、この本でも紹介されています。
「映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術」
このような内容をより詳しく、おもしろく解説されていてとても読みやすいです。
私は商業デビュー作「DNAは教えてくれない」を描いた時まで、しっかり漫画を描いたことがありませんでした。(学校でノートに落書き同然の漫画を描いて友達に見せたこともありますが、あれは…ストーリーなんて無かった…)
そのためお話の作り方がまっっったく分からず手探りで描いていて、ものすごくしんどかったです。どうやら天性の漫画描きの人は、頭の中で勝手にストーリーが進んでそれを描き写すだけらしいのですが、私にそんな才能は無く……
「DNAは教えてくれない」が終了したあと、当時の担当編集さんにストーリーの改善をかなり頼っていることに気づき、なんとか自分の力でキャラクターをもっと魅力的に描きたい!と思いました。
そこで脚本術の本を探して、1冊目に購入したのがこの本でした。
3分の2まで読んだあたりから読み進めていなかったのですが、それだけでも読んで良かったと思っていました。体感としては…
・ストーリー作りに道しるべができたことで進む方向が明確になったこと
・キャラクターを作る際に、いきあたりばったりな設定を加えなくなったこと
・同人誌を読んで感動したという感想をいただくことが増えたこと
などがありました。
新しく連載を始めたことをきっかけに最後まで読んだので、ここにその感想を記した次第です。
漫画や小説、脚本などを描いていて、ストーリー作りに自信が持てない方、なにかヒントが欲しい方に是非オススメです!
自分の本以外をオススメしている状況ですが、こんな風な読書感想文も時々書きたいなと思っています!
みんたろうでした!