去年に頂いたリクエストで描いたブラックジャガーのヌードのメイキングをこの場で簡単に説明したいと思います。
需要があるかはわかりませんが、興味のある方は是非。
① アタリ・下描
使用ソフトはCLIP STUSDIO. 太めの「シャーペン」ツールでササッと描いて行きます。
添付画像の説明の通りですが、まずは幾何学的にアタリをおいて身体のバランスを把握するところを、今回はぶっつけで身体を描いて、結果上手く描けました。また、それを崩したくなかったので、乳首や尻尾、髪なんかは簡単に描いています。
余談ですが、この時点では陰毛を描く予定でした。
② 最初のラフだけだとペン入れの時に線が迷いまくるので、そうならないようにセカンドラフを描きます。ここでは髪の流れを示す補助線や、影のラインを描き込んでいます。
画像の説明文では「選択(ツール)で移動、拡大縮小しながら」と書いていますが、具体的には右手を縮小したり、目の位置を細かく修正しています。
③ ペン入れ
私はまだ操線能力が無いので、それなりに手ぶれ補正をつけているにも関わらず線がよれたりブレブレになってしまいます。なのでこの工程(画像内の文字は誤字)は細心の注意を払っています。
後の色塗りの工程がやりやすくなるので、線画レイヤーは「身体」と「顔」に分けて描いています。
たまに線画の講座で
「場所によってブラシサイズを変えましょう」
「アウトラインは太めに描きましょう」
といった事を聞くのですが、自分にはあまり合わなかったので、ブラシサイズを全く変えずに線を引いています。
④ 色置き
あまり説明することはありません。ただ単に色を置いただけです。
ただ、この工程をなるべくバケツのみで終わらせるため(だけ)に、この時は「顔」線画のレイヤーを表示オフにしています。
⑤ 色塗り(影塗り)
結構省略していますが、ここでは
・薄赤を大口径エアブラシでほんのり赤みをつける(「通常」か「乗算」レイヤーを使う
・肌レイヤーにクリッピングした新レイヤーに目や乳首の色を塗る(髪と尾の模様も同様に)
という事をしています。
影塗りは身体の説得力に直結するので、どう塗ってもしっくりこない時は他の方のイラストや、実写の写真などを参考にしながら進めていきます。
影は「乗算」レイヤーを使い、肌よりも少し薄い色を重ねています。より濃い影は別にレイヤーを作り、同じ色を重ねていますが、セクシーイラストでは影色を赤っぽくするとより扇情的になります。
色塗りはとても苦手な工程で、このようなアニメ塗りはぼかしやエアブラシを使って誤魔化すことができないため、何回も塗り直しをしています。かといって厚塗りみたいにすると誤魔化しすぎてボヤッとしてしまうので難しいですね。
⑥ ハイライト
髪のハイライトを塗るのがとってもとても苦手なので、「覆い焼き(カラー)」レイヤー、筆ツールでボヤッと明るく塗るくらいしかしていません。
肌のハイライトはカブラペンを使っていますが、このイラストではあまり目立っていません。
⑦ 最終調整
全体の調整として、いろんなレイヤー効果と薄めのエアブラシで、影付近の赤みを増したり、光が当たる部分を明るくしたりという事をしています。
主に使うレイヤー効果は「焼き込みカラー」と「覆い焼き(カラー)」、「スクリーン」の3つ。それ以外のレイヤーはあまり使い所がわかりません。
また、この時に線画の色を一部変えています。基本的に身体のシワやヘソは濃い赤にする程度ですが、こだわる人は光の当たる部分を薄くしたり、体や髪、服などのパーツに合わせて色を塗り分けたりもするようです。