SakeTami
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寄生警察(2)


「なあ、田伏?」


新山は心配していた。田伏が一度気を失ってからというもの、明らかに様子がおかしいのだ。その日、二人は白バイで街の見回りをしていたが、田伏の顔の動きから“感情”というものが一切そぎ落とされていた。業務に支障はない。元々真面目な性格だ。仕事は端から端まできっちりとこなすタイプである。そこに変わりはなかった。ただ、いつもの若さあふれる爽やかな笑顔は失われていた。新山は白バイを停め、田伏に声を掛けた。


「田伏?」

「……あ、はい、先輩」

「お前、何かあったのか?この前倒れてから、なんていうか……」


新山が言葉に迷っていると、田伏は彼の顔を見て言った。


「僕は大丈夫っす。気にしないでくだ……さい」


その時、新山は田伏が口をパクパクさせたことに気がついた。表情は崩さないまま、一点を見つめて、ただ口を上下に動かしていた。それはまるで、何か言いたいことがあるにも関わらず、『何者か』によってそれを封じ込められているようだった。


「本当に、大丈夫っす」

「そうか……?」


田伏の不可解な口の動きが収まると、彼はビルの奥に見える公園を指さした。


「先輩、そういえば最近この公園で事件があったらしいっすよ」


田伏は続けた。


「近くの体育大学の学生が、連続で襲われたとか」

「ここで?知らねぇな」


新山は疑問に思った。普通、そんな事件が連続で起こっているのであれば、警察として経験値の多い彼の耳にも入るはずだった。しかし、新山はそんな事件が起こっているとは全く聞かされていなかった。


「あの公衆便所で襲われたみたいです」

「そうか?ちょっと調べてみるか」


新山は少し違和感を感じながらも、田伏の言うことを信じた。新山は田伏の正義感の強さを絶対的に信頼していた。きっと田伏が言うことに間違いはないはずだ。白バイから降りた新山は、真っ先に公衆便所へと向かった。


「なあ、それでどの辺だ?」


新山が後ろを振り返ると、田伏は彼の真後ろに立っていた。


「……先輩」


田伏は新山の肩に両手を置き、壁に向かって力強く押し付けた。あまりに瞬間的な動きに、新山は抵抗できずに壁に押し当てられた。


「なっ!?」

「先輩……。あぁ、早く仲間にしてぇ……このクソエロ警察官……うひっ!」


無表情だった田伏の口元が緩むと、新山にゆっくりと顔を近づけた。


「お前、何し……!」


振り払おうとする新山。しかし、元柔道部で今でも日々稽古に通っている彼であっても、田伏の力を抑えることができなかった。いつもの田伏と違う。新山は身の危険を感じ、額から冷や汗が滴った。


「どういうことだ……?」

「あ、さっきの事件の話っすけど、犯人、俺っす」

「は?」


田伏は腰に掛けた手錠をガシャガシャと触っていた。


「若くてエロい男子大学生を喰うの、最近すっげーハマってるんすよね」

「お前……正気か?」


“寄生体”は続けた。


「この“田伏”って奴、純粋だったから一瞬だったよ、寄生できたの。おかげで色んな男と遊んでやったぜ。こいつのケツマンももうガバガバさ」


田伏は自分のケツをゆっくりと撫でると、少し背の低い新山の顎を指で上げて、唇を重ねた。二人の帽子が地面に落ちた。


クチュックチュッ……


公園に舌が絡み合う音が響き渡った。


「むはぁ!おい……田伏、何……」


新山は不思議に思った。男に舌を入れられるなんて考えられない。自分には結婚を考えた彼女もいる。ただ、後輩として可愛がってきた田伏と唇を重ねあうのは嫌なことではない。むしろ嬉しくてずっと求めていたことだ。そんな気持ちが芽生えてきた。


「おい、ふざけんな……!お前何すんだよ!?気持ちわりい!」


新山は我に返り、田伏から顔を離した。田伏は吹き出して笑った。


「へぇ、なかなか理性が強いんだな?こりゃ、寄生しがいがあるな……うひっ」


田伏は再び新山の身体を抑えつけ、新山の両手を後ろに回すと、腰に付けていた手錠を取り出し彼の両腕に掛けた。


「クソエロ警察の先輩は、お仕置きとして逮捕しちゃいますね」

「そんなこと……していいと思ってるのか……?」


田伏は笑いながら、新山に唇を重ねた。そして田伏の身体が震えだす。喉の奥からどろりと溶けた黒い液体が這い上がり、新山の口の中に入っていった。新山はごくりと黒い液体を呑み込んだ。


「うっ……なん……だ……?」


新山の膝がガクンと抜け落ちた。


「う……!」


新山の身体は痙攣を始めた。田伏は彼を見下ろして尚も笑い続けた。


「うひっ……これでお前も仲間だぁ……」


田伏はゆっくりとベルトを緩めた。ズボンを脱ぎ下ろすと、股間にはシルバーのコックリングが付いた巨根がぶら下がっていた。下着はプリケツを露出させた卑猥なブーメランパンツだ。田伏のエロ脚も強調されている。学生時代、サッカー部に所属していた彼の太腿はゴツゴツと逞しく隆起していた。


「……!?」


その姿を見た新山は驚き口を開けたが、身体の自由は既に奪われていた。目を見開いたまま黙って口をパクパクと動かした。


「調子はどうっすか?先輩」


寄生体は“田伏”であるように振る舞いながら、新山の黒い髪をいやらしく撫でた。


「うひっあっ……うぁっ!!?」


手を触れられた新山は全身に鋭い快感が走り、奇声を発した。身体全体が性感帯のような状態になっているのだ。彼の口元から涎が垂れた。


「そろそろっすね?」


田伏は彼の警察官の腕章が施されたブルーのワイシャツのボタンを一つずつ外していった。新山のバキバキに鍛え抜かれたぶ厚い胸板と六つに割れた腹筋が顕になる。程よく脂肪もついたムチムチボディだ。


「先輩、エロいっすねぇ……うひっ」


田伏は、新山に掛けられた片方の手錠を外してやった。新山は何度か目を閉じたり開いたりしながら、ゆっくりと立ち上がった。


「……あぁ、俺も乗っ取られちまったみてぇだ……うひ」


新山は自身の逞しい上腕二頭筋を舐め、右手に掛かった手錠を舌で突いてみせた。


「先輩、舐めてくださぁああい」


田伏は下着を脱ぎ捨て、ズリ剥けのチンポを新山の顔の前に突き出す。新山は口元を大きく緩めて、田伏の肉棒に口を覆った。


「あひっあっきもちっいい新山せんぱぁあい!」


田伏は喘ぎ声を上げた。


「あぁ、田伏の黒チンポうめぇ、うめぇ!」


新山は立ち上がり、着用していたユニフォームを勢いよく脱ぎ捨てた。新山のむっちりとした元柔道部の肉体は、“寄生体”によって以前にも増して若々しく筋肉の張りが生まれ、さらに逞しい体躯に生まれ変わっていた。


「あぁっ俺のケツマンも、ガバガバに開発してえぇええん!」


新山はボクサーパンツを脱ぎ捨て、田伏に引き締まったエロケツを突き出した。田伏はズル剥けのチンポを新山のケツマンに躊躇なく挿入した。


「あーすげぇ!先輩のケツん中、ぐじゅぐじゅっすねぇ!!」

「あぁん!田伏の、息子が、俺の中に入ってきてるぅううん!」


新山は完全に理性を失っていた。二人のぶ厚い肉体がぶつかり合い、混じり合い、そして蕩けていく。


「ヤバイ、田代の肉棒で濡れ濡れで、もうイキそうっ!」

「先輩!あぁ、俺、イクッ、イクッす!!」


二人は同時に絶頂を迎えた。後輩である田伏の雄汁が、先輩である新山のケツマンに吸い込まれた。二人は逞しい肉体どうしを絡ませながら倒れた。大きく呼吸をしながら身体を重ね合う裸の警察官。その時、田伏は誰かの気配を感じ取った。


「あの、何やってるんすか……?」


公衆便所の外には、若い青年が立っていた。小麦色の肌を露出させたタンクトップとショートパンツ姿。ランニング中の彼の額には滝のような汗が流れていた。



<続く>


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