SakeTami
Adam
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借りスタグラム

【あらすじ】 SNSで人気の若手イケメンダンサーYUDAI。彼の全てを欲しくなった私は、あるサービスを利用して彼の『皮』を入手することに成功する。 ***** スマホでSNSを漁っていると、『YUDAI』という名前の若いイケメンが現れた。歳は20代後半くらいだろうか。黒髪短髪でガタイが良く、オーバーサイズのTシャツがよく似合う。プロフィールを見ると、ダンサーとして活躍しているようだ。 「今日は仲間とビーチに来ました!カラダ、仕上がってる?」 投稿写真を見ると海パン姿の写真がちらほらと見えた。ハッシュタグには「#ビーチ #海 #バーベキュー」といわゆるリア充っぷりがうかがえる。 「バッキバキじゃん!こんなにガタイ良かったの!?」 「腹筋割れてる!!」 「相変わらずイケメンだな〜」 コメント欄には黄色い声があふれていた。フォロワー数は1万人超え。その脱ぎっぷりの良さはファンを沸かせていて、ぶ厚い大胸筋やシックスパックに刻まれた腹筋はまさに“映える”カラダだ。ガタイが良いと、海パンもよく似合っている。足首のミサンガも程よいエロさを醸し出していた。 「今日はダンスの練習です!ちょっと見てみてください」 仲間とダンスを踊っている動画も投稿されていた。写っている全員が驚くほどの男前だ。やはり、イケメンはイケメンとつるむものなのだろうと思わず感心してしまう。24時間で投稿が消える『ストーリー』には、仲間のダンサーたちとポッキーゲームをして楽しむ動画やホテルで仲間の寝込みを襲う……といったものがアップされていた。男前のノンケ達がじゃれている様子を眺めているのはなんと眼福なことだろう。 あぁ、こんなYUDAIみたいな容姿で生まれてきたら……。何日か、画面越しの彼をしばらく見ていると、次第に「彼になってみたい」「彼の人生が欲しい」と考えるようになっていた。どうにか手段はないものか……。そんなとき、あるWebサービスが目に入った。なんでも、“対象アカウントのURLを貼ると、その人物の『皮』を借りることができる”というものだそうだ。3Dプリンターか何かだろうか?技術の進歩に驚きつつも、騙されたつもりで私は思わずポチっとボタンを押していた。 「お届け物です」 数日後、配達で“借りスタグラム”と書かれたダンボールが届いた。小さな箱の割にはズッシリと重量感がある。ダンボールを開けると、そこには薄くて肌色のベタベタとしたモノが畳まれていた。これが例の『皮』だろうか?よく見ると、目や口の部分には穴が開いていて、人のカラダを模したものだと理解できた。触れてみるとネチっとした粘着感があり、YUDAIの浅黒い肌色がとてもよく再現されていた。服は、SNSに映っていた海パンと同じものを履いていた。 「この皮を被ればいいのかな?」 特に説明書はなく、私は着ていた服を全て脱ぐと、脚と思われる部位からゆっくりとカラダをねじ込んだ。私の細い脚にはフィットしない、太く筋肉質なYUDAIの脚。これで本当に彼のようになれるのか……。そう思っていると、徐々にふくらはぎの部分が熱くなっていった。 「あ、あつっ!!」 ふくらはぎと太腿が大きく膨らんだと思ったら、今度はボコッと刻み込まれるように筋肉の形にカットされていく。あっという間に、私の脚はアスリートのように筋肉質で、浅黒い肌色に変化してしまった。すね毛が程よく生えていて、足の形は整っている。柄モノの海パンを履いていて、足首には少し擦れたミサンガを巻いていた。 「すげぇ……自分のカラダみたいだ」 続いて上半身の部分をカラダに通した。片腕ずつ、慎重に。次に上半身を着て、背中のファスナーをきゅっと締める。私のひょろいカラダとは正反対のぶ厚い大胸筋に太くたくましい両腕。皮が余ってしまいそうだけど……。 次第にカラダが熱を帯びはじめた。『皮』がピチッと張り付く感覚があると、やがてカラダが膨れ上がっていく。腹筋は凸凹と深く刻まれ、胸はむっちりと筋肉質に。肩まわりもボコッと厚みがでて、上腕二頭筋は固く大きく膨れあがり、迫力あるイヤらしいカラダになった。 「これが……YUDAIのカラダ?」 鏡の前で自分のカラダを確かめずにはいられなかった。目の前に映っているのは、顔こそ元の私のままなのだが、首から下はフォロワー数が何万人もいる、あのYUDAIくんとまったく同じカラダなのだ。私は興奮が抑えられなくなっていた。早く、頭の先からつま先まで、あの男前のダンサーに生まれ変わりたい。首の皮を持ち上げ、目や鼻の位置を調整しながらゆっくりと被っていった。元々私の顔のほうがデカかったが、キュッと皮が張り付くと骨格が締め付けられるように圧縮されるような感覚になった。 「んん……、こんな、感じか?」 徐々に視界が開けていく。黒髪短髪で、浅黒い肌。一重でくっきりとした目鼻立ち。チャームポイントの少し角張った耳。それは、誰がどう見ても疑いなく“YUDAI”そのものであった。その変化は見た目だけにとどまらない。声まで、いつも動画で聞いているやんちゃで雄臭い声になっていた。 「スッゲ!!うあ、ヤベ……」 私は股間がギンギンに固くなっていた。海パンには大きなテントができていた。私は戸惑いながも海パンを脱ぎ下ろした。真っ黒でズリ剥けのおチンポがビクンと震えながら飛び出した。SNSでは見たことないけれど、実際こんな感じなんだろうか?私はYUDAIの大きな手を使い、その巨根を上下にしごいていく。鏡を見ながら、イヤらしい雄っぱいを指でなぞって、喘ぎ声を上げながら自分の新しいカラダをいじめていった。 「あぁあン、気持ちぃイイ!」 「俺はYUDAI、いつも鏡見てオナニーばっかりしてます♪」 「早く男とセックスしたいっす!!」 私はYUDAIの口調を真似て、この肉体をいじくり回した。いつもスマホ越しに見ていたイケメンが淫らな姿になってしまう。鏡を見て自分のカラダに興奮しながらオナニーを楽しんでいる。そんなYUDAIになりきりながら、ますます高まる性的快楽に身を委ねていった。 「あっ、あ、やべっ、あはっ」 「イク……イッちゃい…あひ」 「イクっイクッイグあぁ!!」 私は若い雄汁をぶっ放した。勢いよく鏡が白濁とした液体でぐっしょりと濡れてしまう。その時、頭にガツンと殴られるような衝撃とともに新しい何かが脳内に“記録”されていくのが分かった。 「あぁっんだこれ、あぁっうひ!」 YUDAIの本名や家族構成、仲間とのビーチの思い出、彼女との激しいセックス……。そう、射精した瞬間、彼の記憶が全て脳内に書き込まれたのだ。 同時に、私は理解した。この皮は本物のYUDAIのカラダであること。私が“借りスタグラム”に登録したせいで、彼の魂は引き抜かれて『皮』という存在になってしまったことを。 ピコン…… その時、スマホから通知音が鳴った。見てみると、「LIVE配信を開始しますか?」という選択肢が表示される。「次に進む」をタップすると、アカウントはYUDAIのものになっていた。 「へぇ、俺、YUDAIになれたんだ」 『俺』は新しく手に入れた顔とカラダを改めて鏡で確認した。背中のファスナーはいつの間にか消えていた。このやんちゃでカワイイ人気者は、今日から全部俺のモノなのだ。俺は口元からこぼれる涎を拭いて、凛々しい表情をキメてみた。そして海パンを履き直して、カメラをON。 「さぁ、今日は特別なことをするよ!!」 俺はいつものYUDAIスマイルを浮かべると、ゆっくりと海パンに手を伸ばした。視聴者数が一人、また一人と、増えていった。


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