SakeTami
Adam
Adam

fanbox


不正アクセスにご用心【前編】

【あらすじ】 新人リーマンの田中健人(22)は、先輩リーマン・塚本慎也(34)を強く慕っていた。ある日、健人に不正アクセスの注意喚起メールが届く。眠気に襲われ目を覚ますと、彼は「塚本慎也」のカラダになっていた。 ***** ピコン…… その日、一通のメールが届いた。 「お客様のアカウントが不正アクセスされた可能性があります」 不正アクセス? 最近、こういうメールがよく増えたな。アクセス先は大体海外。俺は日本にいますよ、っと。 「健人、お疲れ」 営業の先輩、塚本さんが肩を叩いてきた。 「なんか、最近不正ログインの通知メールがよく来るんすよね」 「あー、お前、変なサイトにアクセスしたんじゃねえの?」 「違いますって!」 「まー残業もほどほどにな。んじゃ、お先!」 塚本さんがいなくなると、オフィスはがらんと静かになった。途端、女性社員はどこか寂しそうな顔をする。 「あぁ、今日も先輩、カッコよかったなぁ」 「あれで独身って本当ふしぎ。私、なんでダメなんだろう?」 確かに、塚本さんはカッコいいよな。元レスリング部で、国体に出場した経験もあるんだとか。体格ガッチリ、肩幅もあるから、スーツもひときわ似合う。男の僕だって、塚本さんには惚れちゃうぐらいだ。 「あぁー疲れたな」 仕事帰り、コンビニで適当にメシを漁って、いつもの夜道を歩いていると、どこからか視線を感じた。なんだろう?疲れてるのかな……。 ピコン…… 家に着いてスーツを脱ぎ捨てると、会社の携帯に一通のメールが入った。 「田中健人のアクセス権は俺がもらった」 ん?なんだこれ、迷惑メールか? さっきの不正アクセスのメールもあったし、一旦パスワード変更しておくか……。 「ログインエラー。アクセスできません」 「あれ?」 おかしい。ログインしようと思っても、パスワードが弾かれてしまう。 手間取っていると、もう一通メールが来た。 「田中健人は一人で十分だ。代わりに、塚本慎也のアクセス権を転送する」 ん、塚本……さん?一体どういう意味なんだ?そう思っているうちに、段々まぶたが重たくなってきた……。 気づけば、僕は眠りについていた。 * 「んん……。」 もう朝か、いつの間に眠ってしまったんだな……。いけない、もうこんな時間。仕事の準備をしなきゃ。ていうか、ここどこだっけ……。 「え」 なんとか洗面台を見つけた僕はドキッとした。鏡に映っているのは、僕ではなく営業の『塚本さん』だったのだ。 「どういうこと……うそ、声まで!?」 どこからどう見ても、その見た目は彼そのもの。寝起きの顔は、いつも会社で見る姿とはまた違ってセクシーに見えた。 「すげぇ……」 試しに着ていたTシャツをめくってみると、シックスパックに割れた腹筋が顕れる。レスリングやってたって聞いてはいたけど、まだこんなに良いカラダを維持できているなんて。 「あっ……」 焦った。下腹部のアソコが完全に勃っていたからだ。男に興奮するなんて。しかも自分……というか塚本さんに。 そっとパンツをめくってみると、皮が剥けた黒いおチンポがびんびんに固くなっている。 「これが塚本さんの......どうしよう、手が勝手に……!」 意識とは無関係に、股間へと手が伸びてしまう。自分は一体何をやってるんだ。そんな思いはむなしく、手首は上下運動を繰り返す。 「あぁ、気持ちイイ……」 「塚本さん、いつもこんな風にオナニーしてるのかな?」 「あぁんイク、イク、イッちゃう!!」 僕は塚本さんの体でザーメンを思いきりぶち撒けた。 ピコン... その時、スマホに新しいメール通知が届いた。 「塚本慎也、アップデート完了しました」 同時に、彼の記憶が次々とよみがえってくる。 「なるほどね......」 慣れた手付きで塚本のスーツに袖を通し、僕はオフィスに向かった。


More Creators