SakeTami
タゴシロー(改名)
タゴシロー(改名)

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小さくなってシャボン玉に閉じ込められた私が、師匠に見られながらひとりえっちしちゃう話

「どうしよう。絶対怒られる……」 大きなテーブルの上で、那月は四つん這いになって、うなだれる。 通常、食事や作業を行う長テーブルだが、今は、まるで巨大庭園に見えるかのようなサイズだ。 「また小さくなっちゃった……。師匠になんて説明しよう」 巨大庭園と化した長テーブルの上に、数分前に、通常サイズだった自分が置いたお菓子の包み紙を見つめる。 もはや、レジャーシートにすら感じる。 これを貰って食べた時は、まさか再び、自分がこんなサイズに縮むとは思ってもみなかった。 街へ、師匠のお使いに出かけた時、『今日は、遠いどこかの国では、愛しい異性にチョコレートを贈る日なのだ』と豪語してチョコレート菓子を配る店員と遭遇した。 遠い国のしきたりにあやかって、限定開催しているお店のキャンペーンかと信じて、那月もワクワクしながら、無料で配布されたお菓子を頂いた。 限定オープンされた店には寄らず、あとでおやつに食べようと、お使いだけを済ませて、真っすぐ帰宅し、片づけが終わって食べたと思ったら、身体が小さく縮み、今に至る。 「寄り道もせずに、ちゃんとお使いも果たして、片づけまでしてから食べたのに! なんでこうなるのよ!」 バンバン、と机を叩いて悔しがるも、那月の今のサイズでは、その音も、差して大きく響きはしなかった。 悔し涙を流しそうになるのを堪えながら、那月は、懸命に、今回の要因となったお菓子を入手した時の記憶を辿る。 無料配布のお菓子を貰っていたのは、私だけではなかったし、その場で食べて喜んでいる街の住民だってたくさんいた。 お店に入らず、そのままどこかに行ってる人だってたくさんいたわけで、店で買い物もしなかった者への悪質な罰、というわけではないだろう。 強いて言うなら、複数名いた店員のうち、那月に渡した店員は、酷く強引に、那月に是が非でも貰ってほしい、と言っていたことだ。 渡すのにノルマでもあるのだろうか、と思いながら、もともと甘いもの好きの那月は、すんなりと受け取っていたが、今にして思えば、近くに他の店員もいたのに、少し離れた場所から駆け付けるように、那月のところへ来ていた。 ということは、これは、那月への、というか、あの師匠の弟子である、那月への、狙われたトラップだということになる。 「やっぱり、絶対、師匠に怒られる奴じゃない! どうしよう~!」 うわーん、と巨大なテーブルに、小さな顔を突っ伏して、那月は泣き叫ぶ。 そもそも、こんな小さなサイズに縮んでしまったのは、今回が初めてではないのだ。 前回は、師匠の贈り物のカップケーキを、勝手につまみ食いしたところ、身体を縮ませる毒が入っていて、縮んでしまった。 あの時も、名の知れた魔術師の師匠の弟子である自覚が足りないと、ブチ切れられて、身体が縮むよりもキツイ、お灸をすえられたのだ。蟲の入った虫カゴに入れられたり、劇薬瓶の中に落ちて理性を失ったり。 しかも戻るには、師匠が調合した薬品を使わないといけなかったので、元に戻れるか、かなりハラハラしたのは記憶に新しい。 というか、ほんの一、二か月前の話だ。 「……だめだ。どう贔屓目に見ても、怒られる」 くっ……、と近々起きるであろう未来を想像して、那月は涙を流す。そして、キッ、と顔を上げる。 「だいたい、なんで前回も今回も、私がこうなるものに毒入れるのよ~! 師匠、甘いもの食べないんだから、私が食べるに決まってるじゃない! 私、縮めたところで、もともと、師匠みたいに魔力、強くないんだから、差して意味ないでしょうが」 毒を喰らっておいてなんだが、仮に師匠が食べたところで、効かないような気もするし、効いたところで魔力が弱まるタイプでもない気がする。調査不足なんじゃないの。命に関わるレベルのものを入れられていたら死んでるはずの立場から、そっとダメ出しをする。 なんとか、前回、元に戻してもらった薬剤を、師匠にバレずに入手できないだろうか。 確か、あの時は、必要量しか調合していなかったはずだ。となると、自力で調合しなければいけない。 このサイズで……。 まず、この巨大な机からなんとか降りて、大きな扉を潜り抜けた後、途方が暮れるほど長い廊下を超えて、実験室に入ってから、巨大な実験机の上によじ登り……。無理だ。まず、最初の手順のところで出来ない気がする。 「あんな師匠に弟子入りした時点で、私が間違ってたんだ……。諦めて、怒られるの待とう。そして戻してもらおう」 しょぼんと、悪あがき時間を終え、那月は、大きな机の上に、大人しく座って待つことにした。 そもそも、なんで、あんな名の知れた師匠のところに弟子入りしたんだったっけ、と、初心を思い出して少しでも説教を耐えれないかと記憶を辿っている時だった。 「ん?」 視界に、ふわりと一つのシャボン玉が目に入る。 なんでこんなところに、と見ていると、窓際に現れたシャボン玉は、どんどんこちらに近づいて来る。 通常であれば手のひらサイズだが、今の那月には、自分よりも大きなそれだ。 さすがに妖しさを感じ、那月は、立ち上がり、大きな机の上を駆け出す。 レジャーシートのようなお菓子の包み紙を飛び越え、本棚や電柱のように見えるグラスとデカンタの隙間を走り抜ける。 複雑な逃げ道を選んだにも関わらず、シャボン玉は、那月を追い続けて来る。明らかに、追跡した動きだ。 「な、なにっ? なんなの? 私、捕まえたってなんにもいい事、ないでしょ!?」 ぜえはあ、と息をしながら、那月が巨大な机を駆け抜ける。 そして、ハッと、足を止める。 物陰に隠れようと思っていたが、予想以上に開けた場所に出てしまった。そして、この先は、今の那月には、体感何十メートルになるか分からない程の断崖絶壁だ。さすがに飛び降りる勇気は出ない。 引き返して、どこかに隠れようと、方向転換を試みるが、焦ってぺしゃりと、机の上で転ぶ。 起き上がろうとして、手元に、虹色の混ざった影が差し、後ろを振り返ると、大きなシャボン玉が那月の真上に来ていた。 「ぁ……ッ」 身体を引きずって、逃げようとするも、すぐにシャボン玉が、那月に覆いかぶさるように触れる。 「ん……ッ、くぅッ」 シャボンが割れることなく、むしろ、圧迫すら感じ、那月は机に仰向けに倒れ込む。 身体全体が、透明のゴムに包まれたかのようだ。息苦しさの狭間で、那月はもがく。 「ぁううッ! なに、こ、れぇ……ッ、んぶふうッ」 ぎゅうぎゅう、と押し潰すように力を加えられ、やがて、にゅるり、とシャボン玉が那月を完全に囲んでしまう。 「んひゅぅあああッ」 ぞわり、と身体に悪寒が走り、ビクリッと身体が跳ねる。 「いやッ、いやああッ、離してぇええ」 必死で暴れて、手足を動かし、ふいに、ぐるりと、身体が脚から持ち上げられたかのように感じる。 「?!」 驚いて目を開くと、那月はシャボンの球体の中に入り込んでしまっていた。 しりもちをついたかのように、脚を球体の側面に置いたまま、きょろきょろと、周囲を見渡す。 そっと、脚を床へと降ろし、球体の側面に指先を伸ばしてつつくも、ゴムまりのような感触が返される。 「なにこれッ。出してよ、もー!」 バンバン、と側面を叩くと、シャボン玉が机の上で揺れ、そして、コロコロと転がりだす。 「うわわわわッ」 突然回りだすシャボン玉に、那月は慌ててバランスをとる。しかし、シャボン玉は止まることなく、机の中央部へと動き出す。 徐々にスピードの増すそれに、那月の身体がついていけず、やがて、中でかき回されるように那月の身体も共に回りだす。 「きゃーーーー!やめ、止まっ、いやーーーー!!!!」 ゴロゴロゴロゴロと高速で回転するシャボン玉は、やがて机の中央に置かれた果物カゴと瓶の隙間に、シャボン玉が引っ掛かり、急速に動きが止まる。 激しい回転を余儀なくされた那月は、中で、しばらく、目を回しながら言葉を失う。 ようやく、回復してきた身体を仰向けにしたまま、那月は遠い天井を見つめる。 どこまでも頑丈なシャボン玉だ。どうすれば脱出できるんだろう。 途方に暮れながら悩んでいると、ぽこり、と音がして目を向ける。 見れば、シャボン玉の側面から、小さなシャボン玉が生まれ、那月の手首を取り込んでいた。 「えッ、な、なにこれ」 慌てて、手を動かそうとするも、側面と一体化したシャボン玉はびくともせず、那月の手を拘束している。 ぽこぽこぽこ、と次々、音が鳴り、那月の反対側の手首と、両足首にシャボン玉が張り付いていく。 「や、やだ、離して!」 両足首のシャボン玉は、ぐにょぐにょと、球面上を動き、強制的に那月の両足を開けさせていく。 「な……、何……?」 おずおずと声を上げると、今度は天井の球面に、ぽこぽこと大量の小さなシャボン玉が生まれ、ぽろぽろと、下へ落下する。 そして、那月に触れた途端、ぱちん、と割れて、水滴を零す。 「ひゃんッ!」 冷たさに叫ぶ間も、次々とシャボン玉が落ちて来る。水滴は、やがて那月の服に染み込み、そして服を溶かしていく。 「ヒッ! 服が……! や、やだやだ、怖い」 身体を左右によじるが、両手足首の拘束が自由を阻む。どろどろに服が溶かされてなくなった頃、再び、ぽこぽこと水泡が沸く音がして、那月は恐怖で、身体が震える。 次のシャボン玉は、数珠のように小さな玉がつながっていて、するすると、那月の全身を好き勝手に滑っていく。 「ひゃぅッ、い、いやぁあッ、何するの!」 懸命に逃げようとするも、まともに動けない身体では無駄に終わる。 するりと、胸の狭間に入り込み、左右の胸に巻き付くように、小さなシャボン玉の数珠がうねり、そして、絞り上げるように、キュッと力強く巻き付く。 「ひぃやぁッ」 ビクリッと小さく跳ねた身体の下に、他のシャボン玉が入り込み、那月の臀部の下をぐにぐにと遊ばせながら、割れ目をなぞるように、するり、と間を突き進む。 「ふひゃあぁんッ」 その後、秘芽の左右を挟むように、二つの小さなシャボン玉が、くりくりと動く。 「はぁあぁんッ! や、やめッ、何すッ……あぁあんッ」 ビクビクと小刻みに身体が跳ねる。シャボン玉の、那月に女としての快楽を与えようとしている様に、声を上げる一方で、那月は恐怖を覚える。 何者からの攻撃かも分かってすらいない。師匠が戻ってきたら元に戻れるだろう、と楽観的でいたが、簡単にこんなトラップの侵入を、果たしてあの師匠が許すだろうか。 自分は、もしかして、もっと深い、罠に嵌ってしまったのではないだろうか。 密閉状態でいい様にされているからか、途端に恐怖が増していき、那月は泣き叫ぶ。 「……ぃ、いやあぁあああッ、いやだ、いやだあああッ、離して!! 助けて! ここから出してぇええええ」 ガタガタと、手と足の拘束を揺らしていると、ぼこん、と目の前の側面から、次のシャボン玉が生まれる。 「ヒッ」 震える那月にかまうことのなく、数珠繋ぎにシャボン玉は伸長し、那月の口へと押し当てる。 「んぅッ」 口を閉ざして耐えるも、次々とシャボン玉が増え、圧力に負け、口を無理やりこじ開けられる。 「ぁぐぅッ、ふぁああッ」 ごぼごぼ、とシャボン玉の数珠が口に入り込み、ずるずると、那月の咥内を出入りする。 「んッ、ふぁふぅッ、ぁあうッ」 とろとろと唾液をこぼしながら、那月はなす術もなく、シャボン玉をしゃぶり続ける。 やがて、咥内でシャボン玉が、ぶくぶくと膨れ上がる。 「ぁああぁあぐううぅうッ」 苦しさで涙目になりながら、那月の口も、限界まで膨れ上がる。 そして、ばちんっと音を立てて、中でシャボン玉が割れ、ばしゃりと、液体が体内へと注ぎ込まれた。 咽ながら、無理やり飲み込まされ、ようやく閉じることができた口から、液をこぼしながら、なんとか息をする。 「けほ……ッ、……は……ッ、はぁッ……」 息苦しさで溜まっていた涙が、頬から伝って落ちるも、恐怖と混乱で泣き叫ぶことが気付けば出来なくなっている。 身体中、熱を帯びていて、全身を這いずり回るシャボン玉に心を奪われてしまっている。 自分の身体の欲のスイッチを、強制的に入れられたことに頭で気付くも、くねくねと腰を動かし、シャボン玉の動きに合わせて反応することを、那月は止められなかった。 割れ目の上を、次々と流れるように動くシャボン玉に、ひくひくと全身を震わせながら、那月は自ら添わせるように腰を上下に動かす。 「ふ……ぁんッ……きもちい、い……ッ、はぁ……んッ」 もっと、もっと欲しい。 ぽこぽこッと、頭上で音がして、新たなシャボン玉が二つ生まれる。 こくん、と息を呑んで、那月が期待を満ちた目をしながら、ゆらりとこちらに向かうシャボン玉を見つめる。 小さなシャボン玉は、那月の胸の先端に、ぴたりと張り付くと、つまみ上げるかのように、きゅん、と形を変える。 「ふひゃぁあんッ!」 ビクゥンッと身体が大きく跳ね、那月を捕らえていたシャボン玉が少し揺れた後、果物カゴと瓶の隙間に再び収まる。 くりくり、と、胸に張り付いたシャボン玉が、執拗に、那月の乳首を弄る。先端から、じんじんと快感を与えられ、那月は妖しく身体をくねらせながら、嬌声を上げる。 「やぁん……ッ、ぁあぁんッ、おっぱい……、気持ちいいよぉ……ッ」 とろとろと、愛液をこぼしながら、那月はうっとりと快楽に身を任せる。 手と足を拘束されていなかったら、自ら刺激を増やしてすらいそうな勢いだ。 ひくひくと疼く蜜壺に物足りなさを感じていると、頭上から、次のシャボン玉が、ぽこりと生まれる。 「はぁ……ッ、は、はやくぅ……」 少し小さめのシャボン玉は、ゆっくりと、那月の下腹部へと降り立ち、そして、主張するかのように疼いているクリトリスに、ぴたりと張り付く。 「んひゃぁああんッ」 身体が震えあがる程の刺激に、那月は酔いしれる。 小さく、ぷにぷにとシャボン玉が動く。 「はぁんッ、あぁあんッ、気持ちいい……ッ、イきそう……ッ!」 胸と秘芽に、全身をうごくシャボン玉も相まって、那月の快楽は、上昇を続ける。 すっかり、とろけきった表情を浮かべたまま、声を上げて快感にゆだねきっていた刹那。 ――ガタン、と。 大きな足音が響き、那月は我に返り、凍り付く。 この気配は。 「――那月?」 足音と共に、低く透き通った声が聴こえ、師匠が戻ったことを悟る。 どうしよう。見つかっちゃう。 いや、どちらにしろ、那月の力では、この罠から抜け出せないのだから、見つけてもらう他ないのだが。 せめて、もう少し、まともな状態で発見されたい。 悪あがきに近い考えを巡らせていた矢先、とがめだてるかのように、シャボン玉が那月に愛撫を再開する。 「ふぁッ!! んひゃぁあ」 ビクンッと身体が跳ねて、那月を捕らえたシャボン玉が揺れ、カタリと、瓶と果物カゴを揺らす。 音に惹かれるように、足音がこちらに近づいて来る。 だめ、だめ、だめ。師匠に見つかっちゃう。 声を抑えようとするも、シャボン玉が那月の割れ目を、ずるずると再び動き、声を漏らす。 「はぁんッ」 艶やかな嬌声を上げたのとほぼ、同時に、師匠が、テーブルの上の小さなシャボン玉の中で喘ぐ那月を見つける。 師匠の大きな影が、那月を拘束するシャボン玉にも差込み、那月は、ハッと顔を上げる。 シャボンの球面越しに、那月は、師匠と目が合う。 ほんの一瞬ほど、事態の把握に時間を割いた後、師匠がすぐに、目を細めて、楽しそうに口辺を上げる。 「ふーん? 変な魔力、感じると思って来てみれば。ずいぶんと愉しんでるみたいだな」 「し、師匠……ッ、あの……ッ、これ、助け……ひゃうッ!」 胸と秘芽に張り付いたシャボン玉が、見せつけるかのように、那月への刺激を高め、那月は思わず声を上げる。 「やぁッ、動いちゃだめぇ、はぁんッ」 「またそんな小さいサイズになって。そのサイズで弄られるの、そんなに気に入ったのか?」 「ち、ちがッ! 私、シャボン玉、飲まされてて、ぁあぁんッ」 一度、イきかけていた身体は、簡単に、シャボン玉の動きに悦びを示す。 師匠の前で、先ほどのように快楽に身をゆだねるわけには、と那月は必死で耐えようとするが、かえってシャボン玉の動きをより激しくさせるよう煽ってしまう。 煽るのはシャボン玉だけではないようで。 師匠がテーブルに置いた片腕に顔を乗せ、シャボン玉を覗き込む。椅子に座って、じっくり観察するように、愉快そうな顔をしたまま、人差し指が、スッと那月を捕らえたシャボン玉へと伸びる。 ぷに、と小さく圧されるも、玉が割れることはなく、そこから小さな水泡が新たに生まれる。 「――ほら。本当はイきたいんだろ? 俺に気にせず、存分にイけよ」 「だめ、だめぇッ! 見ちゃだめ、師匠~ッ! これ外して助けてぇえ」 じりじりと上がっていく快楽を振り払うように、那月は叫ぶ。 「そんなこと言ったって、これ簡単に割れないみたいだしなあ」 とんとん、とシャボン玉を数回、指先でつつけば、次々と小さなシャボン玉が中に増えていく。 それらが新たな数珠繋ぎとなり、那月の裸体へと降りて来る。 「ヒッ! やぁああッ、もう、シャボン玉増やしちゃだめええ、師匠!」 「へー。こうやって増やすのか」 那月の悲痛な叫びも、簡単に却下され、いたずらにシャボン玉が増やされていく。 ぐにぐにと、胸とクリトリスを弄られる一方で、数珠繋ぎのシャボン玉が、狭い空間と、既に那月を覆っている他のシャボン玉の隙間をぬって、ぴたり、と、那月の割れ目に到達する。 「ぁ……ッ」 くちゅり、と中を探り当てるかのように動かれ、那月は震えあがる。 「だ、だめ……ッ、やめ……」 小さく声を上げるも、シャボン玉は、動きを止めず、ぐにゅり、と入口を広げさせるように強く、押し当て、そして一気に、膣の中へと入り込んだ。 「ぁあぁあああああああッ」 身体が待ち焦がれていた刺激に、大きく震えて跳ねる。師匠の指先に支えられた、那月を捕らえたシャボン玉も、小さく揺れる。 ぐにょぐにょ、と歪な形をした数珠繋がりのシャボン玉が、那月の奥へ奥へと進む。 「ぁひぁああああッ! な、中……ッ、んはぁああああッ」 みちみちに詰められたかと思えば、次の瞬間、ずるりと引き抜かれる。そして再び、入り込まれる。 ピストン運動を繰り返され、那月は、ひたすら刺激に合わせて泣き叫ぶ。 「やぁああああッ! あぁあああんッ! 入っちゃだめぇえええッ! あぁあああんッ!」 師匠が見てるのに。シャボン玉で全部見えちゃってるのに。 頭で分かってはいるのに。律動と共に駆け上がる快楽を止めることができない。 「いやぁああッ! イっちゃううう! 動いちゃらめえええぇええッ! あぁあああんッ! はぁあああんッ! 見ないでぇえ、お師匠様ぁああッ! やぁああああああッ! イクぅッ! イっちゃううううぅううッ! ぁああああああああああああああああああッ!!!」 激しく小刻みに身体を震わせながら、那月が絶頂する。 余韻の熱をまとい、苦しげに呼吸をしながら、那月は、師匠の前ではしたなくイき果てたことに、羞恥でギュッと目を瞑る。 師匠の見てる前で、私……! 言葉を失っていると、ふいに、ゆらり、と那月を捕らえたシャボン玉が揺れる。 那月をイかせた後、那月の中に入ったまま大人しくしているシャボン玉が、反動でぐちゅりと動き、那月は再び声を上げる。 「ひゃぁッ?!」 慌てて目を開ければ、師匠が指先で、ゆるゆると、シャボン玉を上下に揺らしている。 「師、匠ッ、ふひゃぁんッ」 揺れの反動で、小さな律動が生まれ、声を上げる那月を無視して、師匠が動きを続ける。 「ふーん。なかなか頑丈にしてて、よくできてるな。――誰の魔術なんだ? これ」 「わ、わかんなッ、ひゃうッ」 くちゅんっと、挿入されたままのシャボン玉が、不規則に那月を突く。 「誰のか分からないものに、自ら捕らわれに行ったのか?」 妖しく笑いながら、師匠がシャボン玉を揺らし続ける。 「ち、違うのッ。小さくなったのは、街で貰ったお菓子のせいで、ひゃぁん……ッ!そ、そのあと、部屋にシャボン玉が入って来て、だから、ぁあぁんッ! し、師匠、揺らしちゃだめぇ」 「街で貰ったお菓子、ねえ」 ひょい、とシャボン玉を、片手で師匠が持ち上げる。 「んはぁあんッ」 ぐにゅり、と挿入されたシャボン玉から刺激を受けて、那月が身体を反らす。 光をかざして、下から見上げるように、師匠がまじまじと、手先で押さえたシャボン玉を見つめる。 机上に置かれた時よりも近い距離の視線に、那月の羞恥が増す。 「し、師匠……ッ」 静かに凝視する師匠に、那月が声を上げるも、師匠は観察を止めない。 「特につなぎ目もなし、か。ふーん。捕獲、兼、観賞用の魔術だな」 「鑑賞用……?」 「スノーボールみたいに、飾っておくつもりだったのかもな」 「そんな、なんで私を、ひゃううッ!」 手に持ったシャボン玉を、師匠が勢いよく手の上で投げ、那月は大きな反動を全身と膣内に感じて、声を上げる。 手のひらでキャッチされた瞬間、小さなシャボン玉が増えて、那月の全身を包み込む。 新たな小さな水泡に、全身を撫でられる感覚に、那月が身悶えしていると、師匠が手のひらの上の水泡を見て、妖しく笑う。 「まあ、見てて面白いからじゃねえの。死ぬまで中でシャボン玉に弄られて動いてるわけだし」 しれっと怖いことを言われて、那月が、ヒィッと叫び声をあげる。 「嫌です、嫌です! 私、こんなところで死にたくないです! お師匠様ぁああ、早く出してぇえ」 「結構、中で悦んでるように見えるけど」 「これはシャボン玉が、ひゃぁあんッ! もう増やしちゃだめえ、お師匠様ぁあ!」 つんつん、と球面を突いて、更に水泡を増やす師匠に、那月が悶えながら、叫ぶ。 師匠は、愉快そうに笑いながら、口を開く。 「外側はずいぶんと頑丈にできてるみたいだからな。もうこれ、中から壊すしかないだろ」 「中から?」 「泡、増やしまくって、圧迫させて、外側を割る寸法だな」 「増やしまくる……!」 既に、かなりのシャボン玉が、那月にまとわりついているというのに。 外側を割るとなると、どれだけの量の水泡に、身を包まれることになるのか。 サァッと、これから起きることを想像し、血の気が引く。 「しッ、師匠、ほ、他に方法は……」 「頑張れよ~、那月」 にやり、と笑われ、そして、バンッ! と強く、シャボン玉を弾かれる。 ゴロゴロと、シャボン玉が転がり、師匠の手のひらを離れ、机上を回転して、再び、果物カゴと瓶の隙間にはまり込む。 「ひゃあああああああああんッ!!」 膣内に、シャボン玉を挿入されたまま、急激に回されて、那月は身体を震わせながら叫ぶ。 反動で増えたシャボン玉が、所せましと、隙間をぬって、那月を包み込む。 全身をぷにぷにのシャボン玉に包まれながら、目が回るのが落ち着いた頃。 那月は、球面の天井に、師匠の大きな指が、追い打ちをかけるように、トントン、と叩く様子が見える。 そこから無数の泡が増え続け、次から次へと、那月のもとへと落ちて来る。 肌に直接乗り切らない水泡は、既存の泡にくっつき、数珠繋がりになるものもいれば、合体して、大きなものへと変化するものもある。少しずつ、那月を捕らえたシャボン玉内が、小さなシャボン玉で埋め尽くされていく。 柔らかな圧迫を全身に感じながら、那月が苦し気に耐えている刹那、那月の中に入り込んでいるシャボン玉に変化が訪れた。 「んひゃッ?! ぁあぁあんッ!!」 びくうっと身体が震える。増えすぎて行き場を無くしたシャボン玉が、那月の膣内に入っている数珠繋ぎのそれと合体したのだ。 挿れられていたシャボン玉が少しずつ膨れ上がり、那月は、短く息を漏らしながら、圧迫に耐える。 「ひぅ……ッ、膨れてく……ッ、やぁあんッ、もう入っちゃだめぇえッ」 身をよじり、なんとか逃げようとすると、本体のシャボン玉が、ぐらりと揺れて、那月の脚が高く持ち上げられる。 「ぁあぁあぁぅううッ! ひゃぐぅううッ!」 体勢が変わり、生まれた隙間に容赦なくシャボン玉が入り込む。 苦しさで涙目になりながらも、身体中をひしめくシャボン玉に、ぐにぐにと愛撫され、身体が跳ねあがり、那月の意思とは関係なく、次々とシャボン玉が入り込む。 早く……! 早く割れてぇえ! 懇願しながら、師匠の指先から増やされるシャボン玉を見つめる。その刹那。 高く持ち上げられていた下半身を愛撫するシャボン玉に異変を感じる。 臀部をぐにぐにと動くシャボン玉が、那月の尻穴を探るような動きを始めたのだ。 「……ッ!!!」 ぞわり、と那月は身の毛がよだつ感覚を覚える。 ぎちぎちに詰められたシャボン玉の中の、数少ない隙間を探り当てたのだ。 「ぃ、いや……ッ! や、やめて、そんなとこ、だめぇ……ッ!」 恐怖で、泣きそうな顔をしながら、那月は球面の天井を見上げる。 「し、師匠……ッ」 助けを求めるも、師匠は目を細めて、獲物を追い詰めるような顔をして笑う。 ぎゅ、とシャボン玉を押しつぶすかのように、外側から刺激を与え、一度に大量の水泡を増やす。 数珠繋ぎにされたシャボン玉が、勢いをつけ、那月の尻穴から、一気に入り込む。 「ふきゃああああああああああああッ!!!!」 弓なりに身体を跳ね上げさせなら、那月が泣き叫ぶ。 「いやああああああッ!!! 苦しッ、んはぁあああんッ! どんどん、入って来る、いやあああああ!!!」 何度も小さく身体を跳ね上げさせながら、泣き叫ぶも、シャボン玉は、むしろ那月のその動きを利用して、次から次へと侵入していく。 膣内のものと相まって、ひたすら、体内でシャボン玉を肥大化させられ、那月の下腹部が少しずつ膨れ上がる。 ぐにょぐにょ、と、自分の下腹部が歪な動きをする様を、身体を包むシャボン玉越しに那月は見つめ、ぼろぼろと涙をこぼす。 「やぁあああッ! わた、しのッ、身体がぁッ! あぁあんッ! 壊れちゃうぅううッ、ふひゃぁあああんッ!」 全身を撫でまわされながら、悶え泣き、それでも膨らみ続ける身体と、増え続けるシャボン玉の狭間で、解放される時を待つ那月に、更にシャボン玉が那月を襲う。 「はや、く、割れてぇえッ、あぁあああんッ! いやああぁあああッ、――ふぎゅううッ?!」 泣き叫ぶ那月の口に、今度は大きなシャボン玉が入り込む。 「んひゅうッ、んんんッ、ふぅうぎゅふうううッ!!」 便乗して、入り込んだ小さなシャボン玉のいくつかは、咥内で割れ、とろとろと、那月に媚薬を増量させていく。 大きなシャボン玉は、そのまま居座り続け、別のシャボン玉と合体して膨れ上がる。 「んぐぅううッ! あひゅううぅううッ! ふひゅうううぅううッ」 口いっぱいに頬張らせられるも、入り切れず、那月が小刻みに震えていると、ぐいぐいとシャボン玉が圧され、咥内の奥に進み、体内へと侵入していく。 私……、身体中、全部、シャボン玉に呑み込まれて、詰め込まれていってる……! し、死んじゃう……! 「ひぎゅ……ッ、ん、ひゅ……ッ」 圧迫に耐えるように、全身に入れていた力が少しずつ抜けていく。涙で濡れていた悲痛な瞳も光を失い、ただただ、与えられる刺激に身体がひくひくと反応する。 ぽこぽこと、水泡が生まれる音が遠くで聴こえ、那月は自身の身体が、また少し膨れ上がるのを感じた。 刺激で身体が小刻みに震えている、と思いきや、震えているのは、那月だけでなく、シャボン玉全体のようだ。 ぶるぶる、と崩壊前のそれを思わせる震え。師匠の指先が最後の一押しで、水泡を増やす。 バァアアンッ!!! と音を立てて、那月を取り囲むすべてのシャボン玉が弾けて割れた。 * 「ハァ……ッ、ハァ、けほッ、げほ……ッ!」 シャボンの液体にまみれた机上で、那月は小さな身体を咽させる。 口から、ぼとぼとと、咥内から入り込んだシャボン玉を吐き出し、机に落ちた水泡が静かに割れて液となる。 身体を横向きに寝かせたまま、那月は、先ほどまでの圧迫と、大量に飲まされた媚薬で、身体を動かせないでいた。 また、膣と尻から入り込んだシャボン玉は、いまだ、那月の中に挿入されたまま、那月の下腹部を、ぼこんと膨らませていて、バランスが取れず、身体を起こせなかった。 「とりあえず外には出れたな」 師匠が、そっと那月をつまみ、手のひらの上に寝かせる。 「お師、匠さまぁ……」 息も絶え絶え、那月がなんとか声を出すと、師匠の大きな指が、するりと、那月の小さな顔をなぞり、小さな胸元から膨れ上がった下腹部へと指を伸ばす。 そして、きゅ、と下腹部を軽く押さえつける。 「ふきゅぁああ?!」 突然の圧迫に、那月が驚いて甲高い声と共に、身体をびくりと震わせる。 ぷきゅう、と空気が漏れるような音と共に、那月が小さなシャボン玉を臀部から生み出す。 「ゃ……ッ! な、なにして、師匠、やめ、ふきゅううううッ!」 制する声を出すも、次の刺激が容赦なく与えられ、那月は次々とシャボン玉を臀部から吐き出していく。 ぐるぐると、媚薬で高められた熱に加えて、羞恥で更に体温が上がっていく。 わ、私、師匠に一体、何をさせて何を見せてるの……!? 次の一押しとして伸ばされた人差し指に、那月は、どろどろの身体に鞭を打って、必死でしがみつく。 「だめだめぇ、師匠~! もう圧しちゃだめえッ」 「そんなこと言ったって、その身体のままじゃ、元のサイズに戻せないだろ? 体内に魔術残ったまま、サイズをでかくするのも厄介だしな」 「やだやだあぁあッ! 圧しちゃだめええ、見ないでぇええッ、ひぅッ! んひゅうううッ」 那月が泣いて嫌がるも、師匠は全く聞かずに、ぎゅ、とお腹を圧すと、ぽこぽこと、シャボン玉が那月から零れていく。 師匠の人差し指に掴まったまま、那月が身体を震わせていると、師匠が指の腹で、そっと、那月の下腹部を撫でつける。 「――ほら。全部、出し切らないとだろ? 圧されるの嫌なら、自分で出してみろよ」 「ヒィッ……!」 更に上をいく注文を出され、那月が指にしがみついたまま、凍り付く。 目に一杯、涙を溜めて、師匠を見つめ、声も出せずに、ふるふると、首を横に振る。 「ったく。わがままな奴だな」 わがままというか、人として当たり前の要望だと言い返す力も残っておらず、那月は、ぎゅっと師匠の指にしがみつく。 つん、つんと那月の下腹部を、指の腹が撫でる。 「て言っても、押し出すには限度があるからな」 そっと指の側面で、那月を手のひらに寝かし、指先が宙を踊ると、師匠の指先に綿棒が現れる。 「残りは、これでかき出すか、中で潰すしかないかな」 「な……ッ、~~~~ッ!!!!」 再び声を失い、固まる那月の両脚を、ぐい、と開き、師匠が綿棒を近づける。 「ゃ……ッ! だ、だめ……ッ! そんなの挿れないで、師匠ぉ……!」 「まずは、前からな」 「だめだめ、いやッ、ひぃうっ!! ぁ、あぁあああああああッ!!!!」 ぐちゅり、と容赦なく綿棒を突っ込まれ、那月が手のひらでビクンッと跳ねる。 綿棒が中でかき混ぜられるたびに、ぱちんぱちん、と中でシャボンが弾ける音が響き、那月も刺激で嬌声を上げる。 「ぁああぁんッ! ぃやあぁあッ! 中で、壊れて……ッ! ひぁああんッ!」 「ふーん。本体がもう壊れてると、残りは結構簡単に割れるんだな」 泣き叫ぶ那月を気にも留めず、師匠が淡々と観察と作業を続ける。 ぐりぐり、と中を探るように、綿棒で膣内をかき回される。 ぱちぱちぱちんッと、小さなシャボン玉が割れていく。 「ひぅッ! ふひゃぁんッ! ぁあぁんッ!」 割れる度に、那月は、小さく身体を跳ねて、声を上げる。 綿棒を、こんこん、と奥まで当てて、シャボン玉の有無を確認するも、徐々に、割れる音が減っていく。 反面、愛液が混ざる水音と、那月の嬌声が響く。こり、と膣の上面を綿棒がいたずらになぞり、那月がより、大きく声を上げ、身体を跳ねさせる。 那月の死角で、師匠が密かに目を細めて笑い、そこを執拗に擦り動かせば、律動に合わせて、那月がひたすら喘ぎ続ける。 「ひぁあんッ! あぁあああんッ! らめぇえ、お師匠様ぁああッ、そこ、私ッ、変になるぅうッ! ひぁあああッ! あぁああんッ、あぁあああッ、あぁッ、あぁあッ、あぁんッ! イクぅッ! イクゥッ! イっちゃうううううッ! やぁあああああああああああッ」 ビクビクビクッと小刻みに震えながら、那月がぷしゅうう、と液を漏らす。 膣内で割られたシャボンの液なのか、潮吹きなのか、もはや判断がつかないほど、那月は、どろどろの液まみれになっていた。 快楽の余韻がまだ引かない顔をして、荒く息をする那月を寝かせたまま、師匠がずるりと綿棒を引き抜く。 「次はこっち」 そして容赦なく、臀部の穴へと綿棒を押し込み、そして中をかき混ぜる。 「ひぃゃあぁあああああッ! ゃああぁあッ! らめぇええ! そんなとこ、混ぜ……ッ、ひゃぁあああんッ!」 大量に詰め込まれたシャボン玉を、膣内で割られ、更に感度が増した那月の身体が、再び、簡単に快楽の階段を駆け上る。 ぱんぱんッと、体内で割れるシャボン玉の音を聞きながら、那月は泣きながら嬌声を上げる。 シャボン玉が割れれば割れる程、那月の感度は上がる一方で、尻穴の中を綿棒が動くだけで、身体中、とろけそうな程の快楽が走ってしまう。 師匠が見てるのに。師匠の手のひらの上にいるのに。 身体が全然、言うことを聞いてくれない!  「やぁああああッ! もうやめてぇえええッ! わらひッ、お尻で、イっちゃうッ! ひぁあああッ、あぁあああッあぁああああッ、あぁああああああああああああッ!!!」 小さい身体で、張り裂けんばかりの嬌声を泣き叫び、那月は、白く意識を飛ばした。 * 体内に入り込んだシャボン玉を、全て壊し、元のサイズに戻してもらった那月は、風呂上りで濡れた髪をバスタオルで拭う。 そのあと、そのまま、顔の半分を隠すようにタオルで覆い、ぶるぶると羞恥で震えながら、リビングへ向かう。 その部屋に置いてある長テーブルは、那月が、身体を縮め、シャボン玉の中で、散々、醜態をさらしたことすらなかったかのように、いつも通りに片づけられている。 そして、師匠が書物と小さな箱を広げてくつろいでいる。 なんてことない、日常風景だが、しばらくは、テーブルを見るだけで、今日の出来事を思い出してしまいそうだ。 バスタオルの中に、更に顔をうずめて、自己嫌悪に陥っていると、師匠に呼ばれる。 渋々、近づくと、小さな箱の中に、可愛らしく飾られたチョコレート菓子が並べられている。 「わあ。どうしたんですか、このお菓子。師匠が甘いものなんて珍しいですね」 「昼に貰ったんだよ。街中で」 「昼に?」 そう言われ、ハッと本日、街で得た知識を思い出す。 今日は、異国の地で、愛しい異性にチョコレートを贈る日だと言われていた。 そのしきたりに感化され、師匠の本性を知らない可哀そうな一般人が、貴重なお菓子を不幸のもとに誤って使ってしまったのかもしれない。 そこまで考えていると、頬をつねられる。 「なんか今、失礼なこと考えてただろ」 「そんなことないですよ。貰いものなのに私にくれるんですか?」 「というか、半分、お前ありきの貰いものだしな。キャンペーンでチョコレートばらまいてたら、よからぬ魔術師に、店と店員、乗っ取られかけてたのを、俺が倒して、残りの魔術が入ったチョコレートは、お前が食べてたってことで、お詫びとお礼で貰った菓子が、これだ」 チョコレート菓子を見つめたまま、那月がしばし黙り込み、そして顔を上げる。 「………………え、じゃあシャボン玉は?」 「それも残りの魔術。掛けた本人はもう、処罰されてる。だから、遠慮せず食べていいぜ」 これとかオススメらしい、と師匠が、ひとつチョコをつまみ、那月に渡そうとするも、那月はシュバッと後ずさりする。 「どうした?」 「い、……いりません」 「なんで」 笑いながら楽しげに尋ねる師匠を睨む。 「食べるわけないじゃないですか、そんなの! もうイメージが悪すぎる」 「もう毒なんて入ってないっつの。仮に、残ってたとしても、もう解除と解毒の方法、十分わかってるから大丈夫だろ」 「大丈夫じゃない! 二度と嫌ですよ、あんなの! 何言ってるんですか師匠! ていうか、もっと早くそれ言ってくださいよ! いや、もっと早く助けてくださいよ!!」 「助けようとしたら、結構、弟子が愉しんでたから、それを邪魔するのも無粋かなって思ったんだよなあ」 「絶対、嘘でしょ! ひどいひどいッ! 閉じ込められて怖かったのに!」 恥ずかしさを怒りに変えて訴えるも、師匠の心には響かない。 「もともと、試供品のチョコに毒が仕掛けられてるの気付かなかったからだろ。店員だって操られてて妖しさ満載だっただろうに」 「それはッ……、まあ、そうかもですけど」 「洞察力つけるために、今から、このチョコのどれかにもう一度、毒入れて、毒じゃないもの、ちゃんと食べられるか試してみるか? 練習も兼ねて」 「嫌ですよおおおお!! もう絶対、小さくなんてならないっ! シャボン玉にも入らないっ!!」 「あんなに悦んでたくせに」 笑いながら師匠が手のひらでチョコレート菓子を遊ばせる。 大好きな甘いお菓子に、トラウマ並みの恐怖を覚える自分に、那月はショックを受ける。 師匠がすっかり、縮小化から元に戻す解毒だけでなく、毒本体を作り出すことを習得してしまっていることにも気付かないまま、那月は、菓子から目を逸らすように、バスタオルに顔をうずめた。

小さくなってシャボン玉に閉じ込められた私が、師匠に見られながらひとりえっちしちゃう話

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