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最高のクリスマスプレゼント(後編)

1月14日 レオ「はあ… また言えなかった…」 四時間目が終わった休み時間、落ち込んだ表情でレオは独り言をつぶやく。レオは毎日ドッジボールをやっているだけあって、ドッジボールに関しては得意な方だった。しかし身長が同級生たちと10cm以上違う上にレオは手足が短いため、なかなかボールを当てることが最近はできなくなった。 しかしそれは『レオ』の悩みであり、『玲』の悩みは違った。『玲』の悩みは優に対して自分が元々あなたのせいで変えられたあなたの姉であるということをなかなか伝えられないことが悩みだった。優以外の人と一緒にいると、単なる妄想としてあしらわれてしまうし、優と一緒にいると『レオ』が「親友の優」に対して関係ないお話をしてしまうため、それを伝えることは困難だったのだ。 同級生男子「レオ〜 あれやってよ、ちんこ星人。」 レオ「おう! ちんこせい人、おちんこ〜〜〜」 数人の男子とレオがそのギャグの度に爆笑する。レオはドッチボール以外にも特技があった。それは一発芸である。しかしその芸は全て下品なもので、レオと同じレベルの下品な男子にしかウケず、彼がそのギャグをする度に周りからの冷ややかな目線を集める。『玲』はそれを必死に直そうとするが、『レオ』の強烈な承認欲求により毎回その試みは挫折するのだ。 担任「それじゃあ、みんな給食を取りに来てください!」 しかしレオの体の怠さも給食の匂いが彼の平らな鼻に入るとどこかへ飛んでいく。レオの先程まで疲れていたはずの身体は一目散に給食のワゴンへと走り、彼の口からは自然と涎が垂れてゆく。消毒もせずに汚い爪でお盆に給食を運ぶレオの姿は、まさに卑しい乞食のような姿だった。 担任「それでは皆さん… いただきます!」 同級生たち「いただきます!」 レオ「いただきます!!!」 担任が挨拶をすると、教室に子供特有の間延びした挨拶が響く。その中でもレオは一際大きい声で叫ぶように挨拶し、貪るように給食を口の中に入れていく。 レオ「はあ… うめ… めっちゃうめ…!」 口の中に食べ物を入れた状態でもお構いなしにレオは喋り、その衝撃でリスのように膨らんだ口からは何物かわからない食べかすがぽろりと落ちる。その下品な食事の様子を同じ班の人達は呆れた様子で見ていた。レオはそんな視線などお構いなしに食べる。子供の胃袋を満たさないくらい少ない冷凍食品を食べたとはいえ、レオの食事に対するがっつき方は異常だった。 同級生女子「レオくん、まるで犬みたい…」 レオ「うるせー、そっちの方がうめーんだからいいだろ!」 かつて玲は割と上流階級の家庭で育っており、一通りのテーブルマナーは身につけていた。しかし『レオ』は元々不器用な上に食器に関する教育を幼少期に受けておらず、その結果箸はおろかスプーンやフォークも握るような持ち方で食べる癖がついてしまった。その癖を直そうと『玲』は何度も試みたのだが、レオの不器用な手は正しい持ち方だとすぐに食器を落としてしまい、『玲』が気がついたときには面倒くさくなった『レオ』はいつの間にか犬食いの体勢に戻る。毎回その繰り返しであった。 もう二桁になろうとする年頃だが、人前でも箸などの食器よりも自分の舌と手を使うことが多く、その姿はまるで幼児や動物を見るかのようだった。さすがに度を越していると思った女子がおずおずと注意しても、レオはそれをあっさりと切り捨てて元の犬食いの体制に入る。そこには授業の時まであった『玲』の自制心は何も仕事をしていなかった。最近はそもそも食事中は『玲』の意識が出ることはなく、『レオ』は躊躇することなく犬食いの体勢で食べている。そこにはかつてあったはずのテーブルマナーは存在しなかった。 レオ「ごちそうさま! うめー!」 一通り給食を食べ終わったレオは最後に全てのお皿をぺろりと舐めると、牛乳を一気飲みして満足したように両手を合わせる。先程の消毒されたない手で直接食事を触るので、テオの手先は元は何だったのかわからないタンパク質の塊と、口の中に入れる時についた唾、それらが混ざり合って誰もが触りたくないような手になっていた。 そこで初めて『玲』の自制心が復活する。そしてまた「いつも通り」に『レオ』の犬のような食べ方をしていた先程までの自分の様子を思い返して、言葉にならないほどの恥ずかしさを感じるのだった。しかしまだレオのお腹は腹の虫がなっていた。レオは朝少ししか食べていないことを思い出し、一旦は大人しく座っていた身体を給食のワゴンへと走らせ、担任に「おかわり!」と元気に叫んだ。 その後レオは昼休みも勉強することはなく、再び「なかまとのドッジ」という甘い誘惑に負けて外で楽しそうに遊んでしまった。午後の授業は二回ののドッジボールと食後による血糖値の低下、何よりもレオが授業についていけない制で授業を退屈だと感じたことにより、ほどんど寝てしまっていた。 レオ「はあ… 今日もベンキョーにしゅうちゅうできなかったな…」 レオは結局今日もまともに勉強できなかった後悔で、とぼとぼと歩きながら家路につく。レオの下品なギャグを笑っている友人はレオと違って貧困ではない。そのため皆ゲーム機やスマートフォンなどの何かしらの遊ぶ端末を持っていた。しかしレオは違う。レオの家庭は母子二人で生活するのがやっとであるため、レオは古ぼけたテレビを見るか隣人のアパートのお下がりのおもちゃで遊ぶしか無い。 かつて玲は両親が富裕層に位置していたため、あまり物については困ることがなかった。しかしその記憶を思い出そうとすると、まるでおとぎ話のストーリー見ているかのような別人の物語として頭に浮かぶ。最近はレオの友人の男児たちもドッジボールだけでなく、レオが持っていないゲーム機やスマートフォンのゲームなどのものについて語ることが多くなり、レオはそれを持っていないためなかなか輪に入りづらくなっていた。その結果、レオは最近は家でひましていることが多くなってしまったのだ。 レオ「ただいま…」 錆びた音がなる玄関のドアを開けるときには、すっかりレオはブルーになってしまった。最近話題についていけず、自分の下品なギャグでしか笑ってくれないということはレオもうっすらと気づいている。机の上には母親が「パートに行ってきます」という書き置きがあった。 レオ(あっ… おしっこ行きたい…) 狭いトイレへ急いで行き、レオはズボンを膝ほどまで下げる。まだ未発達の睾丸の間に埋もれるように小さく皮を被ったレオのペニスが顔を出すが、『玲』は下を見ずに目をつぶって排尿をする。いわゆる『立ちション』というもだ。ピチャピチャと黄色いおしっこが勢いよく飛び出してゆく。 『玲』はこの姿になってから立ったまま排尿をしていた。嫌、「しざるを負えなかった」が正しいかもしれない。「玲」は最初は座って排尿をしようとしていたが、それは困難だったのだ。1つ目は無意識に『レオ』が立ったまましていて、『玲』が気づく頃には既に立ったままの体勢で排尿をしていたのだ。特に朝一の時間帯は『玲』の意識が活発でないために、気づいたときには既に排尿し終わっていたという事例が多々あった。 そして、もう一つの理由がレオの身体的な問題だ。身長が低いレオではトイレに座ると足先が地面に届かず、どうしても不安定な体勢になる。そのため姿勢が崩れやすく不便だった。もう一つの理由はレオのペニスの問題だ。レオのペニスは皮がペニス全体をすっぽりと覆っており、排尿するときにどうしても飛び散ってしまう。そのため排尿の時は小便器しか使えなかったため、その癖で立ったままの体勢でしか排尿できなくなってしまったのだ。更に、レオのペニスは同学年の男児と比べても小さい方であるため、ズボンとパンツを少し下げただけだとおしっこがズボンやパンツにかかってしまうことがよくある。そのため最低でも膝まで、今のような自宅だとズボンとパンツを脱いでからすることもあるのだ。 レオ「はうっ! つめて…」 尿の一部がレオのパンツにかかってしまったみたいだ。レオは脱ぐときにひんやりとした感覚を覚えてしまった。トイレの仕方も男児のものとなり、しかも『レオ』の年齢でも10歳、『玲』だと20歳になろうとしているのにそれも満足にできない。レオの目からは涙が浮かんでいた。 このようにレオはトイレから出るが、家の時間はチャンスだと『玲』は自分に言い聞かせる。知識も大学生のものから年齢相応以下の物へと変わっているが、まだ小学生程度の内容だったらまだ簡単だ。ここはまだ公立小学校で進度も比べ物にならないくらい遅い。この年齢だったら一日一時間程度の勉強でも取り返しが付くだろう。とにかくこのまま劣等生としての烙印を押されてたまるか。『玲』は強く決意した。 レオ「よしやるぞ!」 レオ「あっ… この問だいわからない…」 そう意気込んで宿題の計算ドリルを開いて机に向かうが、かつてのようになかなか集中できない。レオは日常的に机に向かう習慣がないため、勉強しようとも体力的な問題ですぐに疲れて集中力を失ってしまう。さらに授業中ほとんど集中していないレオは教科書の前の単元どころか、一年前の単元すら理解が怪しい状況だ。そんな状態のレオがまともに集中するはずがなかった。 数分後、レオのノートはより一層ぐちゃぐちゃな文字でやっと計算ドリルの一問目を解き終わった。しかもそれは偶然教科書の問題にそっくりそのまま同じ問題があったためであり、レオ自体の実力は全く上がっていなかった。彼の集中力はどんどん萎み、先程の『玲』の決意は早くも崩れ始めた。集中力を失ったレオはあたりをキョロキョロと見回すと、レオの目が輝く。レオの視線の先には表紙が破れた一冊の漫画雑誌があった。 一時間後、レオはまだその漫画雑誌を読んでいた。結局あれからレオはすぐに席を立ち、布団に転がる漫画雑誌をずっと読んでいた。その漫画雑誌は家庭環境が悪いレオを友人が哀れんで渡したもので、『レオ』にとっては「たからもの」のような存在だった。その漫画雑誌は渡された時点ですでに表紙が破けていたが、レオが汚い手で何度も触ったため更に汚れて、今では中の漫画も少し読みにくいところが何箇所もあった。しかしレオの母親はそんなものを買う余裕はないと、漫画雑誌を買ってくれないため、レオにとってはこれが唯一の娯楽のようなものだった。 レオ「ギャハハハ! おもしれー!」 この漫画雑誌は老舗の雑誌で、玲も本屋で新書を買う時に何度かは見にしたことはあった。しかし玲が大学生どころか小学生の時も読む気には起きなかったものだった。しかし今は何度読んでもレオの心臓は高鳴り、脳内は悪役を倒す自分の姿を浮かべては下品な笑顔をする。それほどレオはこの漫画雑誌に夢中であった。しかもこの漫画雑誌は連載が基本であり、一話だけ読んでも話の概略を掴むことは困難である。それにも関わらずレオはそれをひたすら読み続ける。 その理由はこの漫画が丁度『レオ』の頃の年齢層をターゲットにしていたのもあるが、一番は『レオ』が元々勉強が大嫌いな気質であったからだ。レオの両親はお互い高校を中退して付き合っており、その遺伝子が『レオ』にも現れてしまったのだ。レオが勉強が苦手なのもやはりいちばんはその気質によるものである。 レオ「はあ… オレベンキョーしたいはずなのにベンキョーしたくない…」 流石に一時間も同じ漫画雑誌を見ると『レオ』も飽きてしまう。再び『玲』は心を入れ替えて勉強しようと漫画雑誌を置いて勉強机に向かう。しかし座った途端にこの姿になるまで経験しなかったひどいだるさが襲う。そのだるさはレオの両親からの遺伝による気質から生まれるものだった。かつての玲は幼少期から勤勉で、物心がついたときからペンを動かすの苦ではなかった。しかし今はペンを一文字一文字動かそうとする度に、ひどいだるさが生まれる。 案の定すぐにレオは集中力が切れて自分の爪を口に入れてガジガジと噛む。この癖は元々『レオ』が持っていたもので、今のような自習中だけでなく授業のときも無意識にやってしまっている。これは『レオ』が無意識にやってしまっているもので、『玲』はおろか『レオ』ですら止められるものではない。『玲』もその癖を矯正しようと試みたが、『玲』が気がついたときには自分の両手の爪はギザギザに歪んでいた。 そしてすっかり集中力をなくしたレオは、両手の爪の後は両足の爪、鼻の穴、かさぶたと順々にいじっていく。鼻の穴から大きな鼻くそを取り出し、それを満面の笑みで迷うことなく口に突っ込むレオの姿は、かつての『玲』の品格なんて全く無い。更にそれを毎日繰り返しているため鼻の粘膜は傷ついて簡単に鼻血が出てしまう。そのためレオの両手は、かさぶたと鼻血でついた血で汚らしく茶色に染まっていた。 レオの母「ただいま、って何をしてんだい!」 血や鼻水などの体液に散らかしっぱなしの漫画を見て、レオの母は大きな声で怒鳴り、大きな足音を立ててレオの元へ来るとレオのズボンを下ろし、自然と涙目になってしまうレオヲのお尻を力強く叩いた。俗に言う、「おしりぺんぺん」である。『玲』はレオの体になってから毎日これをやられている。 レオの母「言われたことが… なんで出来ないんだい!!」 レオ「母ちゃんやめて!」 レオの母「お前の出来が悪いからだよ! なに勃起してんだい!」 既に30回以上お尻を叩かれてレオの尻は真っ赤に腫れている。『玲』はレオの体になってから毎日繰り返されるこの屈辱で泣いてしまう。そのすすり泣くような品のあった泣き様も、今では大声で泣き叫ぶ無様な男児のものとなってしまった。 『レオ』は日常的にこれをやられているためほぼ「当たり前」と思っているが、「玲の」かつての母親は怒り任せに子供のお尻を叩くような母親ではなかった。しかも叩かれるときは下半身の衣類を全て足元まで下げられてしまい、無様にも自分の性器はそれで「異性」に興奮してしまう。そのため母親の前で自分が「男児」であることを見せつけられるようなものだった。しかし母親の怒りも「玲」には納得できてしまう。 帰ったときは空の上にいた太陽はもうすっかり沈み、空はもう暗くなっている。当然だ。帰ったときは3時頃であったのが今は7時になろうとしている。その間玲はずっとだらだらとしてしまっていた。しかも部屋中に血や鼻くそなどを撒き散らすというおまけ付きで。『玲』は誰でもそれには怒るだろうということに気づいてしまい、自分が「まともに勉強していないクソガキ」である事実に涙する。 レオの母「何回迷惑かけるんだい! 晩飯は抜きだよ! とっとと風呂に入って寝な!」 レオ「でもベンキョーしないと…」 レオの母「そんなのお前じゃ無理だよ!」 流石に疲れたレオの母は迷惑そうにレオへ暴言を吐く。昼ごはんから何も食べていないレオにとって晩飯抜きの罰はかなり重かったが、何よりも自分が「勉強は二の次の問題児」であることを保護者から面と向かって言われたのが『玲』にとっては何よりも辛かった。しかし実際レオの母の言っていることはレオには否定できない。それは「玲」が薄々自覚していたことだからだ。 レオは裸になり鏡を見ると、そこには間抜けな顔をした芋っぽい男児の顔が写っていた。身体は全身かさぶただらけで、真っ白な肌も茶色い色黒の肌へと変容している。凹凸があった身体、大きかった胸、長い髪と手足、それらは全て無い。その代わりにあるのは短くなった手足と、第二次性徴期前の小さなペニスだった。勿論毛も生えていないし、皮も被ったままでまさに子供の「おちんちん」の形をしている。かつてはあの短気な母を20cm以上超える身長も、今では130cmに届くかどうかだ。レオは醜く変わり果てた自分の体を見る絶望感には未だ慣れていなかった。 レオ「うわぁ… オレのケツかなりはれてる…」 後ろを向くと鏡に自分の尻が見える。しかしそれは異性を惹く美脚ではなく、惨めに真っ赤に腫れた「おしおきされた男児」のものだった。手で触っても柔らかな脂肪の感触はなく、あるのはヒリヒリとした叩かれた後のものだけだ。『玲』はあまりに腫れている自分の尻を見てポツリと言うが、その独り言ですら「レオ」のものになっている。 レオ「わ… わたし…?」 頑張ってかつての一人称である「私」と言おうとするが、どうしても強い違和感を感じてしまう。少年らしい甲高いわんぱくな声で言っても、それは男児がふざけているとしか思えないだろう。頑張って元の声を出そうとしても男の裏声のようになってしまう。諦めて「オレ」と言うと違和感はやっと収まった。 レオは諦めて安っぽい石鹸を一生懸命泡立たせ、レオの小さくなった身体ですら窮屈なほど狭い浴槽で全身を洗う。かつては一日の楽しみの一つだった風呂も、今ではただの苦痛な場所でしかなかった。それはこの不快な浴槽のせいでもあったが、一番は股間にぶら下がる小さなものだった。『レオ』は女性に慣れていない子供であるが、人一倍性欲はある。そのため少しでも女の子のことを思い出すと、股間にぶら下がるペニスが大きくなるのがわかる。そのため『玲』はなるべく視界にそれを入れたくなかった。 レオ「はぁ… はぁ……」 しかし『レオ』は違う。レオはいつの間にか座ってあぐらをかき、あれだけ嫌だったはずの自分のペニスをゆっくりと扱いていた。『玲』が自分のペニスのことをどれだけ拒否しても『レオ』の巨大な男の子の性欲には勝てない。レオは洗っている間にも自分のペニスの鬼頭を無意識に触ったり剥こうとしたり、挙句の果てには扱こうととしていた。いつの間にか『玲』の理性は影を潜め、主導権は『レオ』へと写っていた。 レオ「あぁ…! 出ちゃった…」 小さい体をピンと張ったかと思うと、レオのペニスからは白濁とした液体が飛び出ていた。そこで『玲』の理性が復活するが、既に視界には皮を被ったまま勃起した『レオ』のペニスと辺りに飛び散ったねばねばとした精液があった。 射精した後すぐに尿意を感じる。レオは股間に力を入れると、自分のペニスから黄色い液体がびちゃびちゃと飛び散りながら出る。『玲』がこの体になってからもう百回近く射精しているため、最初は死ぬほど嫌だった射精の後始末も今は無表情でできるようになった。最近は射精する時ですら『玲』の理性は『レオ』を牽制しない。『玲』は自分が「下品な男児」に塗り潰されてゆく恐怖を感じる。 レオの母「いつまで入ってんだい!」 レオ「うわあああ!!」 レオの母「はぁ… 本当に男の子ってダメねぇ… "ここ"があるんだもん…」 「レオの母」ノックもせず突然洗面所のドアを開ける。当然レオは自分の全身や性器だけでなく、風呂場で射精したことも彼女に分かってしまう。彼女はニヤニヤしてレオに嫌味を言うと、レオの性器をポンポンと叩く。「玲」はその恥ずかしさに再び涙を流すのだった。 どんよりとした表情でレオは風呂を出てゆくと明日の自分の衣類を着る。貧乏なレオの家庭にも一応パジャマはあるが、隣人からもらったシミだらけのお下がりのものだ。柄も数年前の戦隊モノが描かれている白パジャマだ。しかし今のレオにはこれしか着るものがなかった。『玲』には耐え難い屈辱だが、半袖半ズボンに白いブリーフパンツといういかにも男児が着る服を着る。それを着るとレオは途端に眠くなってくる。かつては日付が変わるまで勉強をしていたが、今は夜9時頃まで起きるのがやっとだった。いつの間にかレオは横になると目を閉じ、長い睡眠へと入っていった。 12月25日 イラ「なるほど、ありがとう。じゃあ明日から中山レオっていう人があなたの友達だからね。レオ君はあなたのことが大好きで絶対嫌いにならないから安心してね。それじゃあバイバイ♪」 この自称サンタの悪魔は何も知らない優に手を振る。するとまるで意識を失うかのように優はたちまち眠りについてしまった。恐らく彼女がまた超常的な力を使ったのだろう。しばらくするとスクリーンには何も映らなくなってしまった。かつて私が着ていた服は消え、その代わりいつの間にか私には男児用の服がまとわれている。鏡の方へ歩くと、そこには変わり果てた自分の体があった。 等身大の鏡にうつる姿は以前のものとかけ離れていた。モデル並みに長いと羨ましがられた私の両手両足は驚くほど短くなっており、今はどちらかと言うと胴長短足と言われるような姿をしていた。真っ白だった私の肌も冬だと言うのに茶色に近い色をしている。凹凸がはっきりしていた体型もどこが凹んでいるか区別がつかない。美形と言われていた私の顔は鼻が低く顎が未発達な幼児顔となっており、口が半開きになって涙と鼻水を垂らしている姿はとても惨めであった。 そして、私を女性ではなく「男の子」と否応なく示している器官、男の生殖器が私の股からぶら下がっているのが何よりも不快であった。"それ"は女性器とは大きく形状が違い、一本の長い棒と二つのボール状のもので構成されている。ただ、私が幼少期に見た父親のものや、昔彼氏に見せてもらったものと違い、"それ"は厚い皮に先端まで覆われ、大きさも彼氏や父親のものとは遥かに小さかった。千切れてほしいと強く引っ張るが、ただ私にこの醜いものがついていると自覚させるだけだった。これがある限り私は優と同様、いやそれ以下の男子でしか無い。 イラ「やあやあ、全裸の「レオ」君。メリークリスマス!」 玲「ふざけないで! 勝手に私を巻き込んで、こんな姿にして…!」 いつの間にか部屋にはイラが立っていた。人前で全裸になったのは幼少期と彼氏の前以外では初めてだ。しかも今の私の姿は、愛らしい幼女の姿ではなく、美しい女性の姿でもなく、惨めに泣く男児の姿だ。私は顔が熱くなるのを我慢してイラへと反論する。 イラ「どうですか? 新しい自分の姿は?」 玲「早く元に戻して!」 イラ「そんなに男の子の身体が嫌ですか?」 玲「当たり前よ! 誰だって…」イラ「『下品で馬鹿で薄汚い男児』ですか?」 玲「なっ…」 私の言葉をイラが遮る。「下品で馬鹿で薄汚い男児になんてなりたくない」、その言葉は私が先程言おうとした言葉であった。イラはもともとニヤニヤと笑っていた顔の口角を一層上げる。それはまるで私を変化させる前に見せたものだった。 イラ「たしかに私は男児には変えましたが、下品や馬鹿などのオプションは優くんから頂いてませんね〜」 玲「えっ… やめっ…」 私はこれから起こることが予想できてしまった。やめて。それだけはやめてください。 (ここからは玲視点ではなく三人称視点にします) イラ「早速、玲さんが言ったオプションを実行していきましょう。」 玲「やめてぇ!」 イラ「じゃあまず、『馬鹿』というオプションからやっていきましょう」 玲「あぁ… 頭がどんどんかすんでゆく…」 その途端玲からは膨大な量の知識が抜け落ちてゆく。大学レベルの知識から小学校で習った分数や漢字の知識まで、あらゆるものが玲の頭から消え去っていった。玲は小学四年生の体となったため、全ての知識が小学校2〜3年に習う程度の知識まで抑えられてゆく。恐らくそのまま学校へ行ったら日常的な授業のレベルでも一生懸命聞かないと追いつかないレベルだろう。 玲が失っているのは単純な知識だけでない。今までに養った思考力や自制心、コミュニケーション能力まで多岐にわたる。それらも小学校低学年レベルまで抑えられてしまうため、例えば同級生の女子などはその年特有の恥ずかしさで話せなくなるし、簡単なパズル問題も解けなくなるだろう。 イラ「じゃあ玲さん、4/5 + 5/6はいくつかな?」 玲「ええっとぉ… ヨンブンノゴってなんだっけ… うーんっとぉ…」 イラ「答えは49/30です! じゃあもっと優しめの問題を一問! 7×8は?」 玲「7が8つあるから… ちょっとまって… こたえは…ごじゅうに!」 イラ「ブッブー! 不正解! 答えは56です!」 玲「ちがうもん! わかるもん!」 玲が頭を抱えなくなった頃、イラは簡単な算数の問題を出す。以前なら玲はどちらの問題も5秒以内に答えることが出来ただろうが、同学年の男児と比べても劣っている今の学力ではどちらも答えることが出来なかった。『レオ』は九九すらまともに覚えていない程算数が苦手なため、玲は必死に短く丸くなった自分の指を懸命に使いだすが、一分程かけてようやく出した答えはあっさりと間違ってしまった。自制心が失われて感情のコントロールができなくなってしまったため、玲は感情を爆発させ泣き喚く。先程までは理路整然とした口答えも、今では癇癪を起こした子供のようになってしまった。 イラ「すっかり知識も『レオ』君になっちゃいましたね。次は「下品」というオプションをやっていきましょう。」 イラは知識だけでなく趣味趣向も下品なものへと変えてゆく。今まではタイトルすら知らない下品な漫画のストーリーや、かつてはくだらないと思っていた下ネタを含んだギャグが、最高に面白いものだと玲は思ってしまう。また、今まで身につけたテーブルマナーやエチケットなども全て忘れ去られてしまい、箸の持ち方すら記憶からなくなってしまう。 玲「ああっ… わたし… わたし? オレ? オレ…」 玲「わたしって言ってたはずなのに… オレってゆうほうがオレらしく思っちゃう…」 そしてその効果は玲の口調まで及ぶ。十数年の長い年月を経て玲に形成され『玲』の一部となった日本語は、一語一語下品な男児のものへと変わってゆく。長年使ってきた一人称である「私」が年相応の男児のものである「オレ」に変わった頃には、完全に下品な男児である『レオ』に書き換えられていた。そして玲の脳の奥深くまで刻まれ、自分は生まれてから男で、「オレ」という一人称を長年使ってきたかのように玲は感じてしまう。 イラ「知識だけでなく精神も下品で馬鹿な『レオ』君になっちゃいましたね♪ 玲さんにあと残っているものって何でしょうか?」 玲「ふざけんな! あ…ふざけ…ないで! オ…わたし…?をこんなすがたにして!」 イラ「あらあら…レオ君は下品で馬鹿な男児なんだから… わざわざ女性らしい口調で喋っちゃダメですよ?」 玲「オレを『レオ』あつかいすんな! あ…」 玲は必死に元の女性らしい口調で反論しようとするが、ついつい「いつも通りの」レオの口調が先に出てしまう。その度に語句を直し続ける玲の姿に飽きたのか、イラは玲にあるものを出した イラ「ふふ… レオ君、心の奥に染みついているものはそう簡単に取れないんですよ… ホラ♪」 それは小学生男児をターゲットにした少年誌。『レオ』がいつも読んでいるものだった。玲は何回か耳にしたもので、勿論詳細な情報はわからない。しかし、今の玲はタイトルだけでなく連載している漫画、その作者、特典のグッズなど、全てが思い返せていた。そしてその雑誌を見つめる目は完全に少年の目をしていて、『レオ』がそれを読みたいとひたすら玲の心に訴えている。 イラ「レオ君、今すっごいその漫画が読みたいと思ってるでしょう?」 玲「はぁ? 思ってねーし!」 イラ「じゃあこのキャラの名前は? この雑誌の発売日は? この特典は何の漫画のもの?」 玲「やだ… どんどん思い出していく…」 名前すら知らない少年誌の漫画の一コマ一コマが鮮明に玲の脳内で再生される。そして目の前に少年漫画雑誌を出された瞬間、それが喉から手が出るほど欲しいと感じてしまっていた。イラが出された質問には当然のように頭からその答えが浮かんできていた。 イラ「次は服装ですね〜 」 玲は鏡に映る自分の姿を見る。かつての玲はそれなりにファッションにも気を使っており、昨日までは冬用のコーデを体にまとい防寒対策もバッチリだった。しかし、今の彼女にはブラやコートなどはなく、黒いショーツの代わりに真っ白なブリーフパンツ、それと季節外れの半袖半ズボン、あとは真っ白な下着だけだ。肌の露出も多く膝まで露出している。 イラ「ついでに、「貧乏」というオプションもやっていきましょうね。」 玲「や、やめっ…」 そんな彼女に間髪を入れないように、イラはまたしても玲を変えてゆく。玲が言い終わる前に彼女の服装にまた変化が訪れる。着たばかりの新品の服装はだんだんたるんでゆき、次第にヨレヨレになってほつれが目立ってくる。特にドラゴンがプリントされてあるシャツは色あせてゆき、何十回もヘビロテしているように見える。パンツもゴムが緩んでしまい、少しずれるとパンツがずり落ちてくるようになる。パンツの色もペニスの先からの液体により黄色く染まってしまっている。 玲は再び鏡を見ると、先程よりも全体的に薄汚く見えてしまう。足元を見るといつの間にか踵を踏み潰した、男児用のマジックテープ式のシューズを履いていた。膝がヒリヒリと痛むのを感じると、右の膝小僧に大きなかさぶたができている。足だけでなく手の方にも沢山のかさぶたができていた。それらはまともに治療がされていない状態のようで、絆創膏すら貼られていない。 玲「ううっ…」 身体も知識も精神も書き換えられてしまい、今の玲に『玲』としての尊厳を維持してできることはもはや泣くだけであった。実際幾度の屈辱や恥により彼女の精神は限界まで追い詰められ、彼女の泣き方は放心状態でただ涙を流すような感じに近かった。 パチン しかしイラはそんな玲でさえも絶望へと陥れる。イラの指がなると同時に玲は居ても立っても居られない切なさを感じ、それが自分の生えたてのペニスからのものだと気づく。そして股間の間を見ると、ズボンからも限界まで盛り上がっていた。そう、イラは『レオ』の性欲を目覚めさせたのだ。 イラ「レオ君知ってる? 男の子っていうものは「性欲」というものがあって、それは自分のちんちんが大きくするの。」 玲「ま…まさか…」 イラ「そう、レオ君は今「勃起」しているの♪」 玲「やっ… ヤダ…」 慌てて玲は自分の股間を押さえるが、それを阻止するかのようにイラはまた指を鳴らすと玲が着ていた服が全て消え去ってしまう。玲は素っ裸の状態でイラの前でいることになってしまった。 玲は掌の中から自分のペニスを見ると、それは小さいながらも精一杯勃起していた。数分前までは何も思わなかったが、目の前に立っているイラは露出の多い格好をしており、ついついイラの胸や尻の方を見てしまう。必死に自分のペニスを抑えようとするが効果はない。むしろ自分の頭の中を駆け巡る妄想を加速するだけだった。 イラはおもむろに玲のところへ近づくと、自分の左手を玲のペニスを掴み上下に扱く。イラの大きい掌では玲の小さいペニスはすっぽり被さる。玲は突然の出来事に動揺するが、玲のペニスは正直だった。 イラ「レオ君、自分が手コキされる気持ちはどう?」 玲「やだっ…♡ や…めてぇ…」 今まで経験したことがない強烈な快感に玲は悶ていた。自分のペニスが上下に扱かれるだけでこんな快感を味わうのか。1秒1秒自分が男の子へと堕ちるのを感じながら玲はそんな事を考える。玲はイラになされるままにされ、次第にだんだん何かがこみ上げる感覚がする。それが限界に達した時、 イラ「えい♡」 玲「ああっ むりっ オレのちんこでイク♡♡♡」 玲、いやレオのペニスからは白濁液が勢いよく飛び出してゆく。レオは人生初の射精、つまり精通を経験したのだ。レオの性経験が乏しい童貞ペニスは莫大な快感を感じ、それは『玲』の脳を理性ごとどんどん溶かしていった。 そしてレオは今まで経験したことがないはずの記憶が、どんどん思い出されてゆくのを感じる。自分の名前が「中山獅王」だというもの、学校でミカちゃんという子に恋していること、昨日ドッジボールで膝小僧をすりむいたことなど、それらは先程変えられたばかりの身体の記憶だった。 イラ「すっかり男の子になっちゃったね♪」 イラ「胸もないしちんちんもある、九九も怪しい、漢字も出来ない、漫画雑誌が大好き、あと私の手コキでイッちゃう、もうレオ君は立派な男の子だよ♡」 レオ「ちがっ… オレはレ… じゃなくて… えっと、れいだし! 大学生で… あれ? オレ小学生じゃなかったっけ??」 イラ「混乱しているレオ君のために、一つ面白いことを教えてあげる。」


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